神次次元ゲイム ネプテューヌ Re:birth3 “鋼を纏いし者”   作:黒金の孤狼

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恭介「また投稿遅れたな」

黒「いや…ネタが浮かばなくてねι」

恭介「ほぅ…別の小説は書いたのにか?」

黒「ほら…まぁ息抜きだよ息抜き、メインはこっちだから……多分」

恭介「成敗!」

“ザクッ!”

黒「おふっ!?」

恭介「とまぁこんな阿呆な作者だが大目に見てやってくれ」

黒「では…本編をどうぞ…ごふっ」


7話 激闘、そして新たな決意

前回のあらすじ!

 

ミレイが敵に攫われた事を知った俺は指定された場所へ向かう。そこに待ち構えていたのは以前俺達を襲った襲撃者と最凶最悪の蒼き魔神-グランゾン-だった……

 

 

 

 

 

「……っ」

 

よりにもよってグランゾンかよ……くそっ、なんて無理ゲーだよ!だが…

 

「やるしかないっ!アーマーリンク!」

 

‘armor rink!'

 

覚悟を決め、腕輪に零式のカードを差込みアーマーを纏う

 

‘equip complete Grungust rei-siki!'

「行くぞ!」

 

「ほぉ…コイツの強さが分かっていて尚、向かってくるか…無謀だな」

 

「本音を言えば今すぐにでも逃げ出したいさ…だがそれはミレイを見捨てるのと同義、俺はそんな事絶対にしない!」

 

「そんなに死に急ぐか…ならば望み通りにしてやる!行け、グランゾン!」

 

‘…'

 

亜空間から大剣-グランワームソード-を取り出し、此方に斬り掛かって来る。それを回避し、斬艦刀をグランゾンへと叩き付ける。後方へ吹き飛ばす事は出来たがさほどダメージを受けた様子はみられなかった

 

「くっ…流石に固いな…だが負けられないっ!斬艦刀・疾風迅雷!!」

斬艦刀を構えブースターを吹かし突撃する。出し惜しみしてる余裕は無い!

グランゾンを刃が捉えた…かに思えたが、見えない障壁のようなものに阻まれ、それ以上に踏み込むことが出来ない

 

「…!歪曲フィールドか…!?」

 

くっ…忘れていた!グランゾンの防御機能“歪曲フィールド”の存在を…!。

 

「がはっ!!」

 

動揺した隙にグランワームソードを叩き付けられ、受け身を取る暇もなく吹き飛ばされる。同時に無数のワームホールが俺を取り囲むように出現した。

 

「しまっ…ぐぁぁぁぁっ!」

 

無数のビームが容赦なく襲い掛かる。風に弄ばれる木の葉の如く宙を舞い、地面に叩き付けられる「うぅ……」

 

「ふん、呆気ない…もう終わりか?」

 

「くっ…まだだ…!」

悲鳴を上げる体に鞭打って立ち上がり、斬艦刀の切っ先を向ける

「ふん、そのまま伏せっていれば楽に死ねたものを…」

「へ…生憎と俺はしぶとさだけが取り柄でね…」

本音を言うと立っているだけで精一杯…だが此処で立ち上がるのを止めたら、ミレイを救えない。必ず助けるって約束したから…だから!

「俺は絶対に…諦めない!」

そう宣言し敵へ向き直った時だった。腕輪が眩い光を放つ

 

“fulldrive morde activate!”

 

ディスプレイに文字が浮かび上がり、光が体を包み込みアーマーが修復していく

「何…!?」

「これは…一体。フルドライブ…モード…?」

 

(聞こえるか?キョウスケよ)

 

「…!?この声は神様?」

(お前の決意に腕輪が応え、新たな力が目覚めたようだ。そのフルドライブは一定時間、アーマーの力を最大限に引き出してくれる。そしてカードを差し替えずともアーマーを変える事が出来る。その力で立ち塞がる敵を打ち破れ!)

 

「あぁ…有り難く使わせて貰うぜ、神様!」

 

「く…今更何をしようと無駄だ!やってしまえ、グランゾン!」

 

“…!”

 

命令に呼応し、両腕を上げ頭上にブラックホールを作り出す。グランゾンの最強武装、ブラックホールクラスター。あんなの喰らったらひとたまりもないな…ならば「撃たれる前にケリを付ける!斬艦刀…大・車・りぃぃん!!」

グランゾン目掛け斬艦刀をブーメランのように飛ばし、ブースターを吹かし接近する。一瞬、歪曲フィールドに斬艦刀が阻まれるが突き破りグランゾンに命中、衝撃に耐えられずバランスを崩す。

「トドメだ!アーマーチェンジ!」

 

“armor change!alteisen riese!”

 

「行くぞ!リボルビングバンカー!!」

 

アルトアイゼンリーゼに変わり、鉄の杭がグランゾンを貫き炸薬が爆発し杭を撃ち出す。一発ごとに装甲に大きな亀裂が走り、機体が爆散する

 

“full drive mode cancellation”

 

同時にフルドライブモードの制限時間を迎え、効果が消えアーマーが解除される

「さぁ、観念しろ!ミレイは何処にいる!」

「あの小娘か?さっきから此処に居たぞ?」

「…ふざけるな!」

 

「ふざけてなどいないさ…あれを見ろ」

 

そう言いグランゾンの残骸を指差す。残骸に目をやると信じられないものが目に飛び込んできた

 

「なっ…嘘…だろっ…!?」

 

コクピット部に当たる部分に無数のコードが取り付けられたミレイがそこに居た。残骸へと向かいコードを引きちぎりミレイを抱き上げる

 

「ミレイ!おい、しっかりしろ!」

 

「う…あ…キョウ…スケ…?」

 

必死に呼び掛けると呻き声を上げ目を覚ますも、かなり衰弱していた

「なんとか無事みたいだな…。ミレイに何をした!」

 

「そいつは力を欲しがっていた。だから与えてやっただけさ…まぁ、代わりに生体ユニットとして利用させて貰ったがな。やはり生身の人間の生命力は素晴らしい。AI以上の出力が出た…良いデータを取らせて貰ったよ」

「この外道が…!」

 

「は…褒め言葉として受け取るよ。ついでだ…貴様も利用させて貰う!」

 

そう叫び、新たなユニットを呼び出す。漆黒の忍者のような機体が大量に現れた。量産型ジンライか…くっ…面倒な

 

「捕らえろ!ただし殺すなよ」

 

“…”

 

命令すると同時に量産型ジンライが迫ってくる。

「ち…捕まってたまるか!」

 

懐からグレネードを取り出し、量産型ジンライへ投げつける。

 

「ミレイ、しっかり掴まってろよ!」

 

爆風で怯んだ隙にミレイを抱き上げ全速力で駆け出す。無理に戦う必要は無い、ミレイを助けるのが先決だ

 

「キョウ…スケ…ごめんね…」

 

「気にすんなよ、仲間を助けるのは当たり前だろ」

 

「違うの…そうじゃない」

「…ミレイ?」

 

「私ね…貴方に嫉妬してた…どんな強敵にも立ち向かう貴方の力に…」

 

「何言ってんだ、俺は強くなんか…」

 

「そんな事ない。貴方は十分過ぎる程強い…私なんかよりずっと……」

…その事で悩んでたのか…くそ、もっと早く気付いていれば…

 

「それにね…さっきの蒼い機体に乗せられてた時、少し意識が有ったの…キョウスケより強い力を手にしたって優越感を感じてた…バカだよね、敵に言いように乗せられて挙げ句の果てに利用されてただけなのに」

 

俯いてそのまま黙り込む。はぁ…全く

 

「人間、誰だって間違いはある…甘い誘惑に負けちまう時もある…でもそういう所全部ひっくるめて受け止める…それが仲間ってもんじゃないか?」

 

俯いたミレイの頭を優しく撫でながら問う。

 

「私を…仲間って…呼んでくれるの?」

 

「当たり前だろ、そうじゃなきゃ助けになんて…ぐぁっ!?」

突然、背中に衝撃が走り、その場に倒れ込む。立ち上がろうとするが身体の自由が効かず這いつくばったまま動く事が出来ない

 

「く…何だ…急に…っ」

 

「スタンショック…まさか人間にまで効くとはな」

 

「くそ……ミレイ、お前だけでも…逃げろ…っ」

「いやよ!そんなの…出来ない…!あんたを置いてなんて行けるわけ無いじゃない!」

 

腰に差していたシシオウブレードを抜き放ち、俺を庇うようにミレイが立ち塞がる

 

「ふ…そんなボロボロで無力な貴様に何が出来る…」

 

「…確かに私は弱い…いつもキョウスケの足を引っ張ってばっかり…今だってそう…だけどっ!」

一旦、言葉を切りブレードを構え相手を睨み付ける。その瞳にはいつもの強い信念が宿っていた

 

「誰かを…大切な仲間を守る力くらい…有るはずよ!」

 

「ふ…ルウィーには随分と死にたがりが多いようだな……良いだろう、望み通り死ぬが良い!やれ、ジンライ!」

 

“…!”

 

命令に反応、高速で接近し斬り掛かる。ギリギリで回避するが後ろに迫っていたもう一体がミレイを地面に叩き付ける

 

 

「あぐっ…!?」

 

「ミレイ…!!」

 

助けに入ろうと体に力を込めるが、動く気配はない。くそ…このままじゃ!

 

「ふん、終わりか?呆気ない…自分の無力さを呪いながら死ね!」

叫びと同時に量産型ジンライが握っていた短刀がミレイ目掛け、振り下ろされた

 

「止めろぉぉ!!」

 

獣のような声を上げ、俺は叫ぶ。だが無情にも凶刃は止まらず、ミレイの体を貫く…筈だった。だがギリギリの所で刃は止まっていた…否、止められていたと言うのが正しかった。どこからか飛んできた大斧が量産型ジンライを真っ二つに切り裂いていたからだ

 

「なっ…!?」

 

「またテメーか…二度も私の妹と従者に手を出して無事で済むと思うなよ…!」

 

声のする方を向くとそこには瞳に怒りを宿し、女神化したブランがいた

 

「ブラン…姉…」

 

「ミレイ、無事だったか。怪我は無いか?」

 

「うん…平気」

 

「キョウスケ、お前は?」

 

「あぁ…何とかな。漸く動けるようになったし…」

 

スタンショックの効果が漸く解け、立ち上がる事が出来た

 

「ち…女神か。だが幾ら女神とてこの大軍相手ではどうにも出来ぬだろ?」

 

「はっ!舐めんじゃねーよ、そんな雑魚いくら集まろうが纏めてスクラップにしてやるぜ!」

 

「ち…生意気な。やれ!」

 

号令と同時に量産型ジンライの軍団は手裏剣を一斉にブラン目掛け投げつけ、急接近する

 

「ちっ…ゲフェーアリヒシュテルン!」

魔力弾を作り打ち出し相殺、次々と襲い来る量産型ジンライを一撃で確実に粉砕していく。

 

「すげぇ…圧倒的だな…っと、こっちにもおいでなすったか…アーマーリンク!」

 

“equip complete Gespenst Mk-Ⅱ type-G!”

 

量産型ジンライが迫ってくるのを確認し、アーマーを装着する

 

「ミレイ、俺がアイツ等を引き付けるからその間に安全な場所に…」

 

「…私も戦うわ。また足を引っ張っちゃうかもしれない…だけど守られてばかりはもう嫌、私だって…貴方を守りたい」

 

静かに…だが強い意志の籠もった声で言い、ブレードを構える

「ふぅ…分かった。一緒に戦おう…」

 

「ありがと…キョウスケ」

 

「ただし…必ずみんなで帰るぞ」

 

「うん…!」

 

「よし…じゃあ行くぞ!」

 

「えぇ…!」

 

お互い臨戦態勢に入り、量産型ジンライを迎え撃つ

 

「はぁ…っ!」

 

量産型ジンライの刃をかわし、メインカメラに拳を叩き付ける。視界を奪われ動揺している隙を突いてミレイがブレードで真っ二つに切り裂き爆散する。しかしまぁ…シシオウブレードも相変わらずチート武器だよなι

 

「さてと…沢山居るけど…まだいけるな?ミレイ」

「当然、私を誰だと思ってるの?」

そう言い、俺に笑みを向ける。

 

「上等、じゃあ行くぜ!」

 

「えぇ!!」

 

頷き合い、量産型ジンライの群へ突撃する

 

「プラズマバックラー、セット!食らえ!メガブラスターキャノォォン!!」

 

地面を思い切り叩き付け、動きの止まった量産型ジンライに向けてをぶつける。奔流に飲み込まれた機体が次々と爆散していくが、撃ち漏らした数体が短刀を構え迫り来る

 

「させないっ!裂空斬っ!!」

 

ミレイが量産型ジンライと俺の間に割り込み、無数の鎌鼬を繰り出す。撃ち漏らしたジンライ達を捉え真っ二つに切り裂いた

 

「ふぅ…」

「やるな、ミレイ。すげーじゃん」

 

「ありがと…///」

 

「そっちも終わったみたいね」

 

女神化を解いたブランが近付いてきて俺達に声を掛ける。大した怪我もなく無事なようだ……後ろのジンライ‘だった'残骸の山は気にしない方が良いのだろう、きっとι

 

「あぁ、そっちも無事みたいだね…そういえばアイツは?」

 

襲撃者の姿が無い事に気付き、聞いてみるとブランの表情が曇る

 

「ごめんなさい、また逃げられたわ…」

 

「そっか…まぁみんな無事だし良しとしようか…」

 

「…それもそうね。ミレイ」

 

ブランに声を掛けられ、ミレイがビクリと体を震わせる

 

 

「ご、ごめんなさ「無事で良かった…怪我はない?」え…うん」

 

「そう…怖かったでしょ?ごめんね、すぐに助けられなくて」

 

そう言ってミレイを優しく抱き締める。怒られるとでも思っていたのだろうか。ブランの一言に涙腺が決壊し腕の中で泣きじゃくる。そんなミレイを穏やかな表情でブランは見つめていた

 

「やっぱり姉妹って良いな…」

 

そんな2人の様子を見て俺は呟くのだった

 

 

 

 

ルウィー・教会

 

 

「キョウスケさん、ミレイ様!良かった、無事だったんですね!」

 

教会に帰るなり、いの一番にフィナンシェさんが駆け付ける。俺達が無事なのを確認すると安堵の表情を浮かべて出迎えてくれた

 

「必ず連れて帰ってくるって言ったしね…フィナンシェさん、ミレイがかなり消耗してるから部屋まで連れて行ってあげてくれないかな」

 

「はい、畏まりました」

俺が抱えていたミレイを連れて奥へと消えていった

 

「キョウスケ、ミレイを助けてくれてありがとう」

 

「気にしないでくれ、仲間を助けるのは当然だからな。じゃあ俺も疲れたし休むよ」

「えぇ…お疲れ様、ゆっくり休んで頂戴」

 

ブランの言葉に片手を挙げ応じて、部屋へと歩き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…今回は結構ヤバかったな」

 

部屋に戻った俺は呟く。まさかグランゾンが出て来るとはな…シャドーミラーとかゲストとかルイーナの強力な機体とかも出るのだろうか…

カードケースを開き手に入れたカードを見つめる。量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改、グルンガスト零式、アルトアイゼンリーゼ。どれも強力な機体ではあるが…

 

「戦力的にはキツいなぁ……」

 

やはり少々不安になってしまう。どうにかして戦力を増強したい所だが…

“お前が手に入れたそのカード。ゲイムギョウ界の各地に有るから…探してみると良い”

 

ふと、この世界に来て直ぐに神様が言っていた言葉が頭をよぎった。この世界のいたる場所か……よし

 

「探そう、みんなを守れる力を」

 

 

そう固く決意し、俺は眠りについた……

 

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