NO Side
「ここが雄英か………」
日本が誇るヒーローアカデミア、ここに、普通科として入学する幻夢、誇れないが、それでも校門前に立っていた。
「あ、君も合格できたんだ!」
「あ、君は怒られてた人」
「あはは…何組?」
「C組普通科、」
「え?」
「普通科、」
「普通科?」
「そう、普通科」
緑谷出久はは固まって幻夢が言った普通科という言葉を反芻している。それもそのはず、なにせ、入試の時にフォローしてくれた人が、普通科で腕を破壊して気絶した自分がヒーロー科に入れたのだから、
「え?じゃあ、」
「ヒーローに離れなね、今のところは、」
「そっか……」
ハイライトが消え、残念そうに語る幻夢に出久も沈む。
「まぁ、ヒーロー科への編入も出来るみたいだから、その時はよろしくな」
「うん!」
分かれてそれぞれの教室に向かう2人、さて、本来ならば、ヒーロー科へ入れたならば、入学式は相澤消太という人間によって消えるのだが、普通科に入ればそんな事はなく、普通に入学式を受けられる、まぁ、その前にクラス内での顔合わせがあるのだが。
普通科の空気は地獄だった。普通科単願の生徒など基本的には存在しない。なぜなら、ここにいる人間はヒーロー科と普通科の併願をして、ヒーロー科に落ちた人間が大半だからである。
「あ〜やっぱり空気が終わってるわね!」
教室に入ってきたのは、テンションが高い女性ヒーロー、ミッドナイトである。
「……」
「青春の始まりをそんな沈んなテンションで行わない!入学式よ!」
ミッドナイトの一言で、入学式へ向かう生徒たち、だが、1-Aはもちろん、1-Bも入学式には参加していなかった。
「え〜ヒーロー科に受かった子供を持つ保護者の方へ、現在教師の独断により入学式を受けられません」
校長のひと言に、ヒーロー科が受かった生徒の保護者は唖然とした。
普通科の生徒達は、入学式に出られるだけマシなのか?と少し気分が晴れた。高校生としての最初の晴れ舞台に立てたのである。
教室に戻ってくると、幻夢の前席の心操人使が話しかけてくる。
「なぁ、アンタどんな理由で落ちたんだ?」
「運がなかったから落ちた」
「俺もだ、個性がロボットに聞かなくて」
「いいじゃねぇか、生身の人間だったら希望がある個性で、俺の場合、生身の人間でも意味のない能力なんだぞ……」
「どんな個性なんだ?」
「幻想郷、総数137種類の能力が五分事にランダムで使える個性、」
「はぁ?!」
心操の叫び声は、教室中に響いた。
「どうかしたのか?」
集まってくる普通科の生徒に、同じ説明をするとまた、驚く声が響く。
「ちなみに今は?」
「千里先まで見通す程度の能力、つまりめっちゃ目が良くなる」
「俺は、洗脳なんだか……とんでもないな」
「まぁ、うん、」
「どんな能力があるんだ?」
その一言で、クラスの興味も幻夢の能力の内容に集まる。
「えっと、一応ノートにまとめてあるんだけど、こんな感じだね」
「主に空を飛ぶ程度の能力」
「魔法を使う程度の能力」
「闇を操る程度の能力」
「霧を泳ぐ程度の能力」
「冷気を操る程度の能力」
「気を使う程度の能力」
「目的の本を瞬時に見つける程度の能力」
「火水木金土日月を操る程度の能力」
「時を操る程度の能力」
「運命を操る程度の能力」
「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」
「寒気を操る程度の能力」
「主に妖術を扱う程度の能力」
「人形を操る程度の能力」
「春が来たことを伝える程度の能力」
「手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力」
「鬱の音を演奏する程度の能力」
「躁の音を演奏する程度の能力」
「幻想の音を演奏する程度の能力」
「剣術を扱う程度の能力」
「死霊を操る程度の能力」
「主に式神を使う程度の能力」
「境界を操る程度の能力」
「密と疎を操る程度の能力」
「蟲を操る程度の能力」
「歌で人を狂わす程度の能力」
「歴史を喰う程度の能力」
「人間を幸運にする程度の能力」
「狂気を操る程度の能力」
「あらゆる薬を作る程度の能力」
「永遠と須臾(しゅゆ)を操る程度の能力」
「老いる事も死ぬ事も無い程度の能力」
「風を操る程度の能力」
「毒を操る程度の能力」
「花を操る程度の能力」
「距離を操る程度の能力」
「白黒はっきりつける程度の能力」
「紅葉を司る程度の能力」
「豊穣を司る程度の能力」
「厄をため込む程度の能力」
「水を操る程度の能力」
「千里先まで見通す程度の能力」
「奇跡を起こす程度の能力」
「乾(けん)を創造する程度の能力」
「坤(こん)を創造する程度の能力」
「空気を読む程度の能力」
「大地を操る程度の能力」
「鬼火を落とす程度の能力」
「病気(主に感染症)を操る程度の能力」
「嫉妬心を操る程度の能力」
「怪力乱神を持つ程度の能力」
「心を読む程度の能力」
「死体を持ち去る程度の能力」
「核融合を操る程度の能力」
「無意識を操る程度の能力」
「探し物を探し当てる程度の能力」
「人間を驚かす程度の能力」
「入道を使う程度の能力」
「形や大きさを自在に変える事が出来る程度の能力」
「水難事故を引き起こす程度の能力」
「財宝が集まる程度の能力」
「魔法を使う程度の能力」(主に身体操作)
「正体を判らなくする程度の能力」
「念写をする程度の能力」
「音を反射させる程度の能力」
「何でも喰う程度の能力」
「壁をすり抜けられる程度の能力」
「雷を起こす程度の能力」
「風水を操る程度の能力」
「十人の話を同時に聞く事が出来る程度の能力」
「化けさせる程度の能力」
「感情を操る程度の能力」
「水中だと力が増す程度の能力」
「頭を飛ばせる程度の能力」
「満月の夜に狼に変身する程度の能力」
「自ら音を発して演奏できる程度の能力」
「自ら音を発して演奏できる程度の能力」
「何でもひっくり返す程度の能力」
「打ち出の小槌を扱う程度の能力」
「何でもリズムに乗らせる程度の能力」
「超能力を操る程度の能力」
「異次元から弾丸を飛ばす程度の能力」
「団子を食べる程に強くなる程度の能力」
「夢を喰い、夢を創る程度の能力」
「口に出すと事態を逆転させる程度の能力」
「人を狂わす程度の能力」
「純化する程度の能力」
「三つの身体を持つ程度の能力」
「財産を消費させる程度の能力」
「自分も含めて不運にする程度の能力」
「鱗粉をまき散らす程度の能力」
「聖域を作る程度の能力」
「神仏を見つけ出す程度の能力」
「魔法を使う程度の能力」(生命操作)
「後ろで踊る事で生命力を引き出す程度の能力」
「後ろで踊る事で精神力を引き出す程度の能力」
「あらゆるものの背中に扉を作る程度の能力」
「上手に石を積む程度の能力」
「身近な物の重さを変える程度の能力」
「喉の病気を癒す程度の能力」
「逆らう気力を失わせる程度の能力」
「忠誠心がそのまま強さになる程度の能力」
「偶像を作り出す程度の能力」
「比類無き脚力を持つ程度の能力」
「何でも吸収する程度の能力」
「お金かお客を招き入れる程度の能力」
「森の気を操る程度の能力」
「煙草の煙で精神を操作する程度の能力」
「勾玉を作る程度の能力」
「魂の弱い所に入り込む程度の能力」
「星空を操る程度の能力」
「所有権を失わせる程度の能力」
「龍を食べる程度の能力」
「野生の猿を操る程度の能力」
「罠を操る程度の能力」
「血と火を操る程度の能力」
「絶対に逃さない程度の能力」
「虚無を操る程度の能力」
「聖域を壊す程度の能力」
「山河の気を操る程度の能力」
「道を通さない程度の能力」
「蛇に食べさせて生まれ変わらせる程度の能力」
「変化を辞めさせる程度の能力」
「蜃気楼を見せる程度の能力」
「道具の名前と用途が判る程度の能力」
「一度見た物を忘れない程度の能力」
「如何なる文字でも理解できる程度の能力」
「光を屈折させる程度の能力」
「周囲の音を消す程度の能力」
「動くものの気配を探る程度の能力」
「海と山を繋ぐ程度の能力」
「神霊の依代となる程度の能力」
「動物を導く程度の能力」
「酔った者の記憶を操る程度の能力」
「境界を見る程度の能力」
「星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今居る場所が分かる程度の能力」
「こんな感じ」
「いや、多いわ!」
「なんで落ちたんだよ」
全員のツッコミと心操の疑問、
「えっとな、試験中に引いたのが、境界を見る程度の能力。団子を食べるほど強くなる程度の能力。星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今居る場所が分かる程度の能力。道具の名前と用途が分かる程度の能力。春が来たことを伝える程度の能力。目的の本を瞬時に見つける程度の能力なんだよね。ロボットに勝てなかった」
「なんか、ゴメン、」
ロボットと相性が悪かったのもそうだが、勝てる可能性があった上で落ちた幻夢への同情はすさまじかった。
「あ、そうだ、目的の能力が出る確率低いけど、ギャンブルでもする?題して、どんな能力が当たるでしょう。1%未満だけどね」
「流石にやらない」
「あ、そう?ならいいや、はぁ…」
ヒーローとして、あまりいいスタートを切れなかった普通科だった。