鬱百合アニメの推しキャラ皆に幸せになってほしいTS転生百合厨魔法少女   作:丹羽にわか

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これは予約投稿です
昨日も投稿してるのでよろしく茄子



第7話 第二一支部の魔法少女たち(後編)

 

 

 

 時は少し遡り、訓練中。

 

 

「一歩! 一歩! 一歩! 一歩! 諦めない! 挫けない! だって! 未来(あす)をキミと——」

 

 

 リリカの歌唱によって感情が増幅され、魔力はより強くなる。

 

 負響は使わせない。

 この訓練は、あくまで魔法少女として覚醒した者に魔力そのものの扱いを学ばせる場であって、暴霊の殺し方を教えるのは少女たちが戦う事を自ら選んだ場合だけ。

 

 リリカはまだ、魔法少女リリカルリリィではないから。

 

 ——はぁぁ……リリカの生歌をこんな間近で聴けるなんて、素敵だぁ。前は暴霊との戦闘時だったから落ち着いて聴いてられなかったし声の向きだって違かった。今は正真正銘、私だけに向けてリリカは歌っている。

 ファン冥利に尽きる。だが百合スキーとしてはカナデ先輩の役割を奪った今の状況含めてギルティだ。後で支部に帰ったらこないだのも含めて精算しないと。

 

 

「マ、マキナさん! 本当にいいんですか!?」

「いいよ。来て」

 

 

 リリカからは高まった正の魔力、正響(アコード)が桃色の燐光となって溢れている。ふつくしぃ……。

 っと、見惚れたままではいられない。こちらも魔法を発動する。

 

 私の両手指に嵌っている指輪型レゾナンスギアを起点に生成された大量の魔力糸が前方に展開された。この時点でのリリカは魔力の瞬間出力こそ高いが収束が甘かった筈。同じ流量でもバケツひっくり返すのと高圧洗浄機くらい違う。散らして反らして防ぐのにはこれで十分だろう。

 原作のカナデさんは障壁で見事に防ぎきって凛とした姿を見せ、視聴者に(うわこの美人強い)と印象づけてから、魔力とかについての訓練という名の視聴者向け説明回をしていた。

 

 まあそんな彼女が精神摩耗でほぼ廃人になったんだけども。あの時代の変身バトルヒロイン作品って何かおかしいよ。

 

 

「——いきます! リリカル! シャイン! ブラスタァァァァァァッ!!」

 

 

 覚悟を決めキリっとした顔つきになったリリカのマイク型レゾナンスギアから放たれる極太の桃色ビーム。

 

 

 ——あ待ってこれ威力ヤバ。

 

 

 刹那、記憶から引っ張り出すのはある一幕。

 

 ユキナの腕の中で息を引き取ったヒナ。泣きじゃくるリリカ達。それでも泣けなかったカナデ。振り始める雨。瓦礫の下から覗く手。足元に広がってくる血溜まり。

 

 腹の底から燃え上がるような怒りが湧いてくる。

 

 ああでも、魔力の奔流の向こうで凛々しい表情で歯を食いしばるリリカはやっぱり可愛いくて、かっこいい。そして、原作でこの子達や、私の両親をあんな目に遭わせた暴霊どもはやっぱり許せない。絶対に。

 

 負響は十分な量が私の糸に乗った。

 

 第一層が魔力砲を分割する。

 第二層がそれを更に散らす。

 第三層で魔力を打ち消す。

 

 

 ――ふぅ。どうにか凌いだ。いやあ、やっぱりカナデは凄いな。原作での話だけど、これを平然と防ぐとか。

 

 

「ぶ、無事ですよねっ? よ、よかったぁ」

 

 

 おお……こんなほぼ初対面の他人を心配してくれるリリカはなんて良い子なんだろう。でも、ごめんね。魔力制御ドヘタな貴女には原作カナデ式スパルタトレーニングでいくから。

 

 さて、と。

 

 

「もう一回。次は、ホースの先を絞るイメージで」

「えぇっ!?」

「構えて」

「は、はいぃぃぃっ!!」

 

 

 ——それから、魔力砲を色々なイメージで撃たせたり、魔力球を生成させて移動や拡縮、サイズの維持などなど、内容を変えながらたくさん魔力を使わせた。

 

 

「も、もうムリぃ〜」

 

 

 まあ、覚醒したてならそりゃへとへとになるよね。でも、これもすべてはリリミオの為……ひいてはリリカ達魔法少女達の幸せの為だから。

 

 

 

 

 そして、現在。

 

 

「ごちそうさま。私、帰る、ね」

 

 

 飲み終わった紙コップはゴミ箱に捨てて変身を解除する。

 んじゃ私、ギャラ(諸手当)貰って帰るから。支部に戻ってシミュレーターで積もりに積もったペナルティの清算しないと。

 

 

「もう帰っちゃうんですか?」

 

 

 リリカが訊ねてくる。次の訓練予定は来週だ。それまでは魔力制御用のデバイスを持ち歩く事になっているはず。まあ、それも数日後には暴霊が現れて彼女が魔法少女になることを決心するから無駄になるんだけども。

 

 

「ん。仕事、終わったから」

 

 

 ここからは美少女達が百合百合する時間だ。サイレンスマキナ(静かな舞台装置)はクールに去るぜ。

 

 

「私達、このあとお昼食べに行くんですけど」

 

 

 知ってる。近所のファミレスだよね。アニメでも薄い本でも出てきたとこ。あの有名チェーン店のパロディの。

 ハッ!? 原作だとリリミオはまだ関係がギクシャクしてたからミオは不参加だったけど、今の状況だと隣り合って座るリリミオが見れる可能性が!?

 

 いや、ダメだ。これ以上罪を重ねてはいけない。

 私は謙虚な百合の騎士。びーくーる。

 

 

「そう、なんだ。いい、ね。楽しんできて」

 

 

 もし良かったら皆での集合写真とか頂けないでしょうか。店内の監視カメラ映像でもいいです。

 

 

「その……マキナさんは?」

「……私? 支部に戻る、かな。予定があるから」

 

 

 そう言うと、リリカ達は何やらアイコンタクトと身振り手振りと口をパクパクさせて何か意思疎通している。可愛いかよ。脳内メモリに保存しないと。

 

 

「じゃ、じゃあ、その予定までどれくらい時間ありますか?」

 

 

 えっ、えー……シミュレーターが使えるのは通常17時までだけど、人に見せるものじゃないし職員の少ない深夜かなあ。

 どう返答したものかも考えていると、リリカがさらに言葉を続ける。

 

 

「ご飯食べる時間もありませんか?」

「それくらいは、ある、けど」

 

 

 適当に牛丼屋でも寄ってこうかなって。つゆだく大盛り紅ショウガたっぷりでさ。

 

 

「じゃあ、行きましょう!」

 

 

 ——わっつ?????

 

 

「ねーねーマキちゃんさんは何が好き?」

 

 

 リリミオと百合かな。って違う!

 

 

「え、えっと……」

「図々しいとは思いますが、ご一緒していただけると嬉しいです。ね、カナデ先輩」

「ひゅっ、はははひ! もちろん!」

 

 

 ほんとお? 目がすごい動いてるし汗がすごいし。

 

 

「サイレンスマキナ。無理に、とは言わないわ。でも私たちは、貴女を知りたいの」

 

 

 いや、そんな私なんて。

 

 

「マキナさん!」

 

 

 …………。

 

 ペナルティ、追加かな。

 

 

 

 

 

 ――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

【リリマジRe:Chord】メインストーリーについて語るスレ【Part34】

 

 

81:名無しの魔法使い

シュールな笑いとそこそこの不穏さを同時にぶち込んでくる事に定評がある運営

《4人用テーブルを1人で使い唐揚げ弁当を食べるナギサのスチル》

 

82:名無しの魔法使い

アラフォー独身女さんが大盛りの唐揚げ弁当を1人で食べるのってなんかこう手遅れ感が……

 

83:名無しの魔法使い

独身だって決まったわけじゃないから!

 

84:名無しの魔法使い

大盛り唐揚げ弁当を朝っぱらから1人で食べてるアラフォー女は独身に決まってんだろ(偏見)

 

85:名無しの魔法使い

>>81 部屋に物が無さすぎるし、一人暮らしなのに部屋や家具がどれもファミリー向けなのが、ね

 

86:名無しの魔法使い

休暇の度に律儀に帰ってきてるらしいのもお、おぅ……ってなる

 

87:名無しの魔法使い

リリカ達に襲いかかる筈だった鬱フラグを一身に背負わされそうなソシャゲオリキャラ

 

88:名無しの魔法使い

ナギサのこと人柱っていうのやめーや

 

89:名無しの魔法使い

>>88 だってキャラの固有スキルが味方へのダメージの身代わりと反射だし

 

90:名無しの魔法使い

リリカの訓練の教官役、原作のカナデから変わってるけど描写見たら納得したよね

 

91:名無しの魔法使い

あの距離でリリカがナギサの負響を感じ取れて無いとか魔力制御が上手すぎる。まあ20年も最前線で魔法少女やってればそうなるわ

 

92:名無しの魔法使い

魔法少女とは……?

 

93:名無しの魔法使い

魔法少女は職業名だから(ミオ談)

 

94:名無しの魔法使い

>>91 ミオが言及してたけど、魔法少女との訓練で負響使えてるのおかしくない?

 

95:名無しの魔法使い

>>94 使えるのもそうだし、リリカのゲロビを打ち消せる出力出せてるのもおかしいし、その後が平然としてるのもおかしい

 

96:名無しの魔法使い

そもそも歌ってないのがおかしい定期

 

97:名無しの魔法使い

歌×魔法のバトルヒロインがコンセプトの作品で歌わない魔法少女を出してくるソシャゲ

 

98:名無しの魔法使い

オリキャラだからって盛り過ぎ

 

99:名無しの魔法使い

歌わずに負響使うってのは原作でも例があるんだ

ヒナ死亡直後に、ブチギレリリカが歌無しのビームで暴霊消し飛ばしてるし

 

100:名無しの魔法使い

感情の正負と大小で魔力の質と出力が決まって、歌は感情を増幅するものだから、感情がクソデカなら魔力も高まるんだ

 

101:名無しの魔法使い

>>99 >>100 つまりナギサは毎度毎度マイナスのクソデカ感情で魔法使ってるの? やばいじゃん

 

102:名無しの魔法使い

だからミオやカナデが引いてた

 

103:名無しの魔法使い

サイレンスマキナSUGEEEじゃなくて、「何なのこの人……」って感じ

 

104:名無しの魔法使い

お前を殺す

 

105:名無しの魔法使い

>>104 デデン!が抜けてる−334点

 

106:名無しの魔法使い

なんでや(ry

 

107:名無しの魔法使い

憧れて尊敬してた相手が得体のしれないナニカだった

 

108:名無しの魔法使い

>>107 流石にそこまでじゃないやろ。その後

「私は彼女の事を何も知らないのね」って言ってたし、食事会にだって誘ってるし

 

109:名無しの魔法使い

まあふわふわした憧憬から、はじめて等身大の人間として見始めた感じ?

 

110:名無しの魔法使い

ひとり夢見心地な厄介ファン(仮定)がいるのですが

 

111:名無しの魔法使い

原作随一の不憫系幸薄お姉さんが面白枠になっちゃった……

 

112:名無しの魔法使い

立ち絵の表情差分がアニメと違いすぎて笑う

 

113:名無しの魔法使い

カナデ推しとしては彼女が幸せそうで何より

 

114:名無しの魔法使い

ミオとリリカの仲がアニメより良好なのにも関わってるぽいけど流石にやりすぎ

 

115:名無しの魔法使い

それは、まあ……

 

116:名無しの魔法使い

原作そのままだと作品として広がらないし新キャラや衣装替え出しにくいから、原作と違う展開になった理由付けの為の舞台装置的なキャラなんだろうなナギサって

 

117:名無しの魔法使い

その結果が確実に重い過去持ちのアラフォー魔法少女か……

 

118:名無しの魔法使い

原作抜きにしても、主人公を食いかねない属性過多なキャラではあるからまあどこかで退場しそうよね

 

119:名無しの魔法使い

>>118 ナギサ推しワイ、恐怖に震える

 

120:名無しの魔法使い

>>119 まあ覚悟はしておけとしか

 

121:名無しの魔法使い

「私がいなくても、自分でできるように、ね」

 

122:名無しの魔法使い

>>121 ああああああ

 

123:名無しの魔法使い

やめろ

 

124:名無しの魔法使い

一級フラグ建築士

 

125:名無しの魔法使い

死亡フラグじゃないですかやだー

 

126:名無しの魔法使い

飯誘われた時の反応的に、意図的に既存の人間関係に入ろうとしてない感じはある

 

127:名無しの魔法使い

>>126 いや、10歳以上年下の女子グループの集まりにいきなり入るのは躊躇するだろ

 

128:名無しの魔法使い

悲しき陰キャぼっちの思考

 

129:名無しの魔法使い

ぼぼぼぼっちじゃねえし!

 

130:名無しの魔法使い

コミュ障って感じは無いんだよな。職員とあったかいもの飲みながら談笑してたし

 

131:名無しの魔法使い

同僚と仕事の話はできるけどプライベートだとろくに会話できないしする相手もいない俺らみたいだね

 

132:名無しの魔法使い

はうっ

 

133:名無しの魔法使い

なんで全方向刺した?

 

134:名無しの魔法使い

まあ普通に考えると、年下だしそこに入るのもな……って遠慮したのが王道。運営というかライターが原作と変わらない点からのメタ読みすると、過去に何かあった系だろうなあ

 

135:名無しの魔法使い

トリニティの連中が気にかけてるっぽい理由もそこら辺かなぁ

 

136:名無しの魔法使い

過去編イベント来るやろなあ

 

137:名無しの魔法使い

……キャラの掘り下げや日常回の後って鬱展開来るんだよね

 

138:名無しの魔法使い

やめてください

 

139:名無しの魔法使い

ナギサが百合厨だから百合の間に挟まろうとしない可能性だってあるだろ!

 

140:名無しの魔法使い

草

 

141:名無しの魔法使い

百合に挟まれるナギサ……アリだな

 

142:名無しの魔法使い

こういうミステリアスなキャラはネコだってハッキリ分かんだね

 

143:名無しの魔法使い

リリミオとかまさにそうだもんね

 

144:名無しの魔法使い

リリナギか……

 

145:名無しの魔法使い

>>144 許さん

 

146:名無しの魔法使い

リリミオ過激派おって草

 

147:名無しの魔法使い

百合はいくらあってもいい。もっと増えろ

 




明日も朝8時03分に予約投稿です。
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一応カクヨムで先行投稿してます。垢持ってる人はそっちも応援宜しくです。
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