黄昏の錬金術師   作:nonota

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04 路地裏のバフォメットと地底湖のニーズヘッグ

 

 

 

どこかで篝火を見つけないとなぁ……と考えつつ、鐘の塔に登り、鐘の真下に設置されたレバーに手をかけてからふと気づく。布の切れっぱしを耳に突っ込み、せめてもの耳栓にしてからレバーを引いた。

クソでっかい鐘の音が響く。こんな簡易的な耳栓じゃ、何の役にも立たず、思わず耳を塞いで悶え、這々の体で、鐘のもとから離れる。感覚が鈍くなった亡者の身体でこれだったら、人間の身体で聞いていたら、一発で死んでたかもしれない……

ガンガン痛む頭を抑えながら下に下りると、変な男が立っていた。

 

「●×△■■」

 

「待て、今耳がキンキンして何も聞こえねぇんだ」

 

「★★▲」

 

しばし経って、音がちゃんと聞こえるようになってきたことろで改めて男の方を見やる。

 

「もう、大丈夫だ」

 

「そうか、では、改めて……やぁ、初めまして。私はカリムのオズワルド、教戒師さ。我らの仲間だろう? 歓迎するよ。免罪の懺悔かな? それとも告罪?

……すべからく、罪は私の領分だよ」

 

なんのこっちゃと思ったら、御札のお守りだのの販売らしい。

 

「あ、ウチは間に合ってますんで」

 

「まぁまぁ、そう言わずに」

 

「本当に大丈夫なんで」

 

「いやいや」

 

「……」

 

「……」

 

「…これください」

 

根負けして、やっすい石を購入。

 

「また、何時でもおいでなさい。人に罪はつきものですからね……ウフフフフフフフっ」

 

まずはてめぇが押し売りって積みを懺悔しろ。と思いつつも、口に出すと、また絡まれそうなので、さっさと退散する。

途中、屋根にガーゴイルAの使っていたハルバードが突き刺さっているのを発見し、現在使用中の剣に錬金術で組み込んでみた。

うん、切れ味と扱いやすさが増した気がする。

 

 

 

 

 

しばらく進んでようやく篝火を発見し、一休み、ついでに肉体を人に戻す。スチームライナーもサスケマルも元に戻ったようだ。

そこから、さらに進むと、市街地に出たと思ったら、ゾンビ犬が襲い掛かってきた。強化した剣のおかげでゾンビ犬がバターのように簡単に斬り裂ける。っていうか、突っ込んで来るところに剣を突き出すだけで勝手にスライスされる。

かつては人々が息かっていたであろう街を慎重に進んでいると、一つの扉の向こうから声が聞こえた。

 

「誰か! ここから出してくれ! 頼む助けてくれ! 鍵を開けてくれ!

……クソ、ようやくまともな足音が聞こえたと思ったのに……なんだってこんなことに……」

 

助けを求められ、こちらの返答する間もなく、絶望された。なんだ、この一人芝居野郎は? っていうか、囚われている男率多すぎない過去の世界……美人で助けた俺にムフフな事させてくれるようなお姉ちゃんはいないのか?

まぁ、助けるんだけどな。錬金術で扉を開くと、そこは倉庫で、男といくつもの樽や木箱で動きを抑え込まれている亡者がいた。

 

「おおっ、あの扉を開けてくれたのか! ありがとう、助かったよ! 閉じ込められて、同行者は亡者になるしで、困っていたんだ。

私はヴィンハイムのグリックス。学院の魔術師だ。君には感謝するよ。どうやらこれで、旅を続けることが出来そうだ。礼になるかはわからないが、その亡者のモノは全て君に進呈しよう」

 

言いたいことだけ言い、グリックスは、さっさと出ていってしまった。

とりあえず、亡者を倒して装備を確認。うん、そこまで欲しい物はないなぁ……

今度会うことがあったら、ぶん殴ってやる。

倉庫を出ると、松明を持った亡者集団に遭遇。松明を振り回してくる先頭の亡者を蹴り飛ばすと、後に続いていた亡者を巻き込み、ドミノ倒しで転倒。しかも、先頭の亡者の持っていた松明が後ろの亡者に引火、引火した亡者の持っていた松明が、更に後ろの亡者に引火。戦闘の亡者以外が全て焼死したので、先頭の奴だけ、とどめを刺す。

何だったんだろうと思いつつ、角から先を覗くとこれまた松亡者の集団、一体の足に向けてナイフを投げる。ナイフが刺さった亡者が体勢を崩し、周囲の亡者たちに松明の火が引火……何このピタゴラスイッチ。

市街地を進むと、家の扉を蹴り破って登場する亡者複数。お前ら本当は思考失ってないだろ。と思いつつ、撃破。途中から念のため、錬金術で扉が開かないようにしておくと、中から、扉を蹴り破ろうとして開かず、何度も激突する音を繰り返す扉が複数。ドンドンバンバンうるせぇ。

やかましくなった市街地を抜けると、なんか、澱んだ気配というか、なんか形容しがたい嫌な気配を感じた。

脇道もあることだし、ちょっとここは、後回しにしよう。そう考えて、しばし歩くと下水道に差し掛かり、声をかけられて振り返ると、鉄格子の向こうに亡者がいた。

 

「ああ、あんた、まともな人かい? だったら、あたしからモノを買っておくれよ。あんたのソウルが欲しいんだよ」

 

殺して奪うのではなく、等価交換でほしい物を得ようとするその考え方……押し売りしてくる奴もいたけど、この世界の未だ正気な人間ってかぁなぁり、倫理観とか道徳心とかしっかりしている。なんで、こんな絶法的世界観の中で、こんなにまともな思考できる奴らが多いんだろう? いや、ヤバい思考のやつらから亡者に落ちているだけかもしれない。

投げナイフの数が減ってきていたので、購入させていただく。

 

「こいつには毒が塗ってあるから、扱いには気を付けるんだよ」

 

笑い方は悪役そのものなのに、優しいですね。

また来る機会があれば、寄らせてもらおう。下水道の先には、鉄格子の扉があり、あっさりと開けられた。

 

「……スチームライナー、なんか嫌な感じがする。復活したばかりで悪いけど、準備しててくれ」

 

『スチーム…』

 

来た道を引き返し、嫌な感じのした門の前まで来て、スチームライナーに声をかけて、門をくぐった。

直後、ゾンビ犬2匹とヤギ頭の怪物、便宜上、バフォメットとでも呼ぼうが、襲いかかってきた。

ゾンビ犬に剣を突き立ててから、横に飛び、バフォメットの持つ二振りの大剣を回避する。

 

「変身!」

 

― DREAD 零式 ―

 

俺は、仮面ライダードレッド零式に変身してバフォメットに挑む。地味に鬱陶しいもう一匹のゾンビ犬を蹴り砕き、振り回される大剣を避ける。壁を蹴ってバフォメットの背後を取るも、体勢を無視して強引に振るわれる大剣が、俺の攻撃を阻む。

大振りな攻撃をしてくるが、何気に、バフォメットの方もそれなりの機動力があり、回避するだけなら問題ないが、反撃しづらい。

 

『サスケマル…』

 

高く跳んで壁を掴み、どうやって攻略するか、考えていると、サスケマルが声をかけてきた。使えってことらしい。

 

「わかった!」

 

壁を掴む手を離し、ヴェヴェルセッターにレプリサスケマルケミーカードを読み込ませる(スラッシュする)。

 

― SASUKEMARU ―

 

レプリスチームライナーを差し込んだ場所の隣、コンススティラーにレプリサスケマルを挿入する。

 

― DRAIN ―

 

巨大手裏剣、ブラッディSMが生成される。降下する俺を待ち構えるバフォメットの大剣にブラッディSMを、叩きつける。俺の反撃は予想外だったのか、隙ができたバフォメットにブラッディSMを振るう。踏み込みが足らず、バフォメットの胸に傷を作るも、深刻なダメージには至らず。

バフォメットは、怒り狂ったように大剣を振り回すのを、ブラッディSMで受け止め、受け流していく。

 

『サスケマル…』

 

「え? そんな使い方出来るのか?」

 

サスケマルの声を聴き、十字の手裏剣を二つに分ける。二本の双刃刀となったブラッティSMでバフォメットの攻撃を捌き、鍔迫り合いに持ち込んで、そこから絡め取るように、ブラッディSMを動かし、バフォメットの手から大剣を1本奪った。

吹っ飛んだ剣は、壁に突き刺さった。がら空きになったバフォメットの体にブラッディSMを振り下ろす。今度は踏み込みは十分だったが、バフォメットがよろけて下がり、先に着けた傷に追加して十字傷にしただけだった。

急にバフォメットの気配が変わった。さっきまでは、一方的に暴力を振るうだけのバーサーカーだったのに、まるで戦士のような空気を発し、1本だけ残った剣を正眼に構えた。

一瞬の間の後、強靭な踏み込みから振り下ろされる大剣を受ける。

 

「ぐうぅっ!」

 

さっきま受けていた斬撃の威力よりも遥かに強い。

思わず片膝を付きそうになるも、耐える。

遠い昔、多分前世のアニメか漫画かで言っていた気がする。

「剣ってのは片手で振るより、両手で振った方が強い」と。

こんな形で体感するとは思わなかったな。

バフォメットが、ゆっくりと剣を上に振りかぶる。今度は上段の構えだ。この一撃で決めるという強い意志を感じさせた。

俺もネクベトヴォーグを閉開する。

 

― BLOODY REIGN ―

 

双刃刀の刃にエネルギーがチャージされる。

バフォメットと向き合い、お互いにジリジリと間合いを詰めていく。

もうとっくにバフォメットの間合いの中で、俺の間合いでもある。相手の呼吸を探り合う。

ひりついた感覚の中で楽しい、そんな感情が芽生えていた。

ヤバいな……脳内麻薬が出まくってハイになってる。

たぶん、ドレッドの仮面がなかったら、俺は笑ってる顔がバフォメットに見られていた。そして、バフォメットの方も、多分、笑ってる。

何かの合図があったわけでもなく、ほぼ同時に振り下ろされる大剣と左手に持つブラッディSMが激突し、バフォメットの大剣が砕けた。右手に持つブラッディSMが、無防備な胴を両断した。

斬られたバフォメットは、どこかそれを受け入れているようですらあった。

 

「いい戦いだった」

 

自然と口からは、そんな言葉が出た。

バフォメットは何も言うことなく、消えて行った。

変身を解除し、スチームライナーとサスケマルがドライバーから飛び出してくる。

 

「……まだ、篝火探さないとな」

 

『スチーム…』

 

『サスケマル…』

 

バフォメットの壁に刺さった大剣は、盾の修繕に使わせてもらった。

 

 

 

 

 

篝火探しつつ進むと、下層っぽい所に出た。

盲者やゾンビ犬を倒していると、劣化版バフォメットみたいな盲者に遭遇したが、変身しなきゃなんて全く思わないほど、めちゃくちゃ雑魚かった。

 

「おい…おい、あんた、こっちだ、こっちだよ」

 

樽に囲まれた男がいた。ハンマーでも渡してあげればよいのだろうか?

 

「助けてくれよ、頼む…」

 

何かいて樽を壊せないとか、なのかと思い、慎重に樽を壊して男を助けたが、何もなかった。

 

「あ、ありがとよ…おかげであいつらに食われずにすんだ」

 

どうやら、樽に詰められていたらしい。

 

「死ねずに料理されるなんて、考えるだけでぞっとすらあ。ほんとに、ありがとよ」

 

そういえば、劣化版バフォメット、肉の解体とかしてそうな格好してたな。

 

「俺は大沼のラレンティウス、この借りはきっと返すぜ」

 

「ああ、早めにな、時間が経ちすぎると、利子が増えるぞ」

 

「お、おう」

 

戸惑いがちに頷いたラレンティウスと別れ、進むと、天井に何か蠢いているものがいた。スライムっぽいからスライムでいいか、う〜ん、下を通ったら降ってきて窒息させられるのか、溶かされるのか…とりあえず、錬金術発動! さっき襲ってきた盲者の持ってた松明を飛ばす。引火、焼死。

頭上にも注意しつつ、先へと進んでいると、ついに篝火を発見した。

早速、火にあたり、肉体を人間に戻し、休む。

一休みを終えて、さらに下へ。

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

なんか、バカでかいネズミと壁越しに目が合い、暫しのにらめっこ。ガサリと音が聞こえた為、目を逸らした俺の負けな訳が無い。音が悪いんだ。

出てくるネズミを倒していると、なんか、ネズミを従えているっぽいのがいたが、毒の投げナイフで一撃だった。

それからもネズミ対峙をしながら進むと、ついに、巨大ネズミと対面、問答無用で飛びかかってきたので、錬金術で壁と着地地点を剣山に錬成、巨大ネズミは自分から剣山に飛び込み、息絶えた。

更に進むと座り込んでいる鎧の男がいた。

 

「やぁ、はじめまして、私はゼナのドーナル。なんというか商い者さ」

 

「こんなところでまで商売するなんて、商売魂逞しすぎるだろ」

 

「お褒めに預かり、光栄だね」

 

「いや、褒めてない」

 

「私は珍品奇品を取引するよ。そういうのが好きなんだ」

 

とりあえず、品物を見せてもらったけど、普通だった。

 

「普通だな」

 

「まぁ、珍品奇品は、私がコレクションする為だからね。売り物は普通さ」

 

会話して何も買わないのは、角が立つので、適当に購入してオサラバすることにした。

なんか目がデカくてキモい生物が飛びかかってきたので、剣を突き出してズブリ。

なんか、腹の浮袋みたいなのが膨れたかも思うと、害のありそうな煙を出してきたので、錬金術で換気。

とりあえず、バジリスクと呼ぼう。

広いところにいるやつを狭い通路に呼び込んで圧殺、毒の投げナイフを刺して動けなくする。浮袋を膨らませたら、口を塞いで発射の妨害。

途中、戦士の格好をした石像を見かけた。

もしかして、バジリスクの煙を吸ったら、石化するのだろうか?

より一層気をつけなければ…

そして、俺は、下層も下層、最下層に降りてきた。

嫌な予感ビンビンで、ドレッドドライバー装着済みだ。

地底湖みたいな場所に出たと思ったら、遠目にワニか蛇の頭が見えた。と思ったら、そこは鼻先だったようでグロテスクなボディが姿を現した。胸が縦に裂けたような顎となっており、そこから肋骨の如き無数の牙が生えていた。背中にはコウモリのような二対の翼があり、その巨体に対して細い脚が六本。

俺を視認したらしく咆哮を上げて突っ込んできた。

ヴェヴェルセッターにレプリスチームライナーケミーカードを読み込ませる(スラッシュする)。

 

― STEAMLINER ―

 

『スチーム…』

 

おどろおどろしい待機音が鳴り始める。

レプリスチームライナーをドライバーに差し込むと、待機音が変わる。両手を胸の前でパンっと音を立てて合わせ、手を前に突き出しながら両方の親指と人差し指で三角形を作り、力ある言葉を口にした。

 

「変身!」

 

ネクベトヴォーグを掴んで開く。

 

― DREAD 零式 ―

 

ドライバーから身体から黒い霧に包まれたレプリスチームライナーと焔が顕現し、レプリスチームライナーが俺の周りを走り回った後、焔が俺の身体を包み同時に黒い霧を纏った骨が全身に巻き付く。

体を作り替えられるような痛みと高揚感に包まれて俺は、仮面ライダードレッド零式へと変身した。

ヘルカイトを上回る巨体でもって突撃してくるドラゴン……便宜上、ニーズヘッグとでも呼ぶか…を、横に転がって躱し、右の前足に拳を叩き込んだ。

とんでもなく硬いものを殴った感触というか、痛みが走る。

 

「硬っ!?」

 

思わず声を上げた俺を、ニーズヘッグは変な方向に曲がった右腕で薙ぎ払った。

 

「ぐぅっ!?」

 

床を転がり、受け身を取って起き上がり、ニーズヘッグを見据えようとしたが、姿はなく、途端に悪寒が走り、その場から走って離れた。直後、ニーズヘッグの巨体が、先ほどまで俺がいた場所に降ってきた。

轟音を響かせ、水しぶきが舞う。

 

「あっぶねぇ…」

 

落下時、俺から目を切ったらしいニーズヘッグが、俺を探すように首を左右に回す。その視線を掻い潜って足元へと走り、右後ろ足を助走をつけた蹴りでへし折る。

ニーズヘッグが、悲鳴のような咆哮を上げる。口がでかいだけあってその咆哮はクソデカくてうるさかった。耳をふさいで耐える俺に伸し掛かるように大口を開けて迫ってきた。

迫る肋骨のような牙に向かって跳びついた。

 

「支点、力点、作用点っ!」

 

牙の先を掴み、根元に足をかけ、思い切り力をかけた。

バキッという音と共に牙がへし折れた。

倒れたニーズヘッグの背に登り、抱えた牙を突き刺した。

硬い皮膚も鋭い牙は深く突き刺さった。

のたうつニーズヘッグの背から飛び退くと、ニーズヘッグは再び飛び、俺に向かってボディプレスを放ってきた。当然躱したが、倒れたままのニーズヘッグから、なんかドロドロした液体が流れ出てきた。

 

「どう考えても、触ったらだめなやつだろ!」

 

石柱の上に飛び乗るも、ドロドロ液が石柱に触れると、石柱が溶け出した。まさかの溶解液……いや、胃液か?

 

「ようは、ゲロかよ!?」

 

あまりの汚さに、ドン引きだよ。溶けていく石柱からニーズヘッグの背に飛び移り、思い切り右中足に踵落としを叩き込んで潰してやった。

これで右側の足全滅だ。更に体を起こして俺を振り落とそうとするニーズヘッグの背を駆け上がり、突き刺さったままの牙を引き抜いて翼に突き刺して切り裂いた。

俺を潰そうと、転がりだしたニーズヘッグから慌てて飛び降りて、ネクベトヴォーグに手を掛けて閉める。

ニーズヘッグが、体を起こして巨大な口を開いた。

 

「そんなに俺が食いたいのか? いいぜ、食われてやるよ」

 

ネクベトヴォーグを開いた。

 

― DREAD BREAKING ―

 

右足に破壊のエネルギーが集まっていく。

ゆっくりと右足を半円を描いて後ろに下げ、跳んだ。

右足を前に突き出し、ニーズヘッグの口に向かって突っ込み、ぶち抜いて着地する。

 

「どうだ? 美味かったか?」

 

背後で、ニーズヘッグが倒れた音と、爆発音が響いた。

敵がこれ以上いないことを確認し、変身を解除した。

色褪せたスチームライナーがドライバーから飛び出し、俺も盲者の体になっていた。

 

「この体の消耗、何とかしたいな……」

 

『スチーム…』

 

そういえば、ニーズヘッグの尻尾、切り落としたなぁ…

でも、ヘルカイトならともかく、ニーズヘッグの尻尾は食いたいとは思えないなぁ……

そんな事考えながら、尻尾のある方を見たら、ドデカイ斧があった。

 

「……」

 

しばし思考し、錬金術でもう少し取り回しのいいサイズにして、サブウェポンとして腰に下げることにした。

 

 

 

 




ブラッディSM
巨大な十字手裏剣。双刃刀に分けることができる。
外見イメージ…ビターガヴブレイドを繋いだ双刃刀を、二つくっ付けた十字手裏剣。
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