ありふれた世界を踏み均す覇竜   作:とっとこDIO

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零の内容が自分的に好きなタイプだから本編よりも面白い気がする


覇鎌「狂信者ってこんな感じなんだ……こわぁ…」

白光騎士団が出動した事を知った覇鎌達は全速力でメイル達の元へと向かっていた

 

【[速くしろ!間に合わなくなっても知らんぞ!!]】

「うおぉぉ!!急げ!」

「ん?皆んな!船が見えた!押されてる!」

【[よぉし!それならメイルの元へ行ったれ!ミレディ!]】

「わかった!」

 

白光騎士団に押されたらいた戦場へ四人が降り立った

 

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時は少し遡り

船の上にて、白光騎士団の幹部連中に次々と船員が倒されて行き、メイルの回復魔法も追いつかなくなって来ていた。

その際、団長のラウスと言う男が"降伏すれば強力な神代魔法の使い手のとして口添えをしてやらう"と交渉を持ちかける。だが、降伏した場合助かるのはメイルのみであり、勿論メイルは断った。だが、追い討ちを掛けるように逃がそうとした非戦闘員の人達が捕まった事を突き付けられる

 

"衝魂"

「っ!」

「まだ戦う事を諦めぬか…ならば仕方ない」

 

そう言うと子供を引っ張って来てメイルの目の前で剣で刺した。メイルは残り少ない魔力を使って敵を魔法で撃ち抜き子供の傷を癒す。

だが、生まれた隙をつかれてモロに攻撃を受けてしまう

 

「もう抵抗する力は残ってはいないだろう」

「……」

「世界の為、貴様ら異端の死を晒す。神の威光の糧になる事を光栄に思い逝くといい」

「……いつの日か…貴方達は目撃する。人の本当の輝きを!貴方達にはきっと耐え難いでしょうね」

「…………くっ!それでも!教会は!神は!絶対である!!」

「そんな訳あるか!!」

「!なにっ!?」

 

絶望したその瞬間、頭上からミレディがやって来てラウスを船内に叩き落とした。

誘いを断ったのに助けに来てくれたミレディにメイルは言葉が詰まる。そんなメイルを

 

ギュ……

「!ミレディ…?」

「良かった…間に合った…」

 

メイルを抱きしめたミレディは泣いていた。自分よりも小さいその背中には自分と同じ苦しみを背負っていた。互いに無事を確かめ合っていると教会の飛空挺で爆発した。

 

「ナーちゃんとオーくん、アカム君だね…おーい!ナーちゃん!ゲートを!」

「!わかった!任せろ!」

 

船の真上に生み出したゲートにミレディの重力魔法でどんどん放り込んでいく。だが、それを阻止しようと白光騎士団の数名が飛び出す。

 

「逃すな!なっ!」

【[ん〜?これが教会最強の部隊か?何だ大した事は無さそうだな]】

「貴さ【[はいはい。今は急いでんだ。俺も戦うからね]】ごぁ!」

 

魔法を使わずして蹴りだけで眼鏡をかけた幹部の一人を戦闘不能にした覇鎌を見てラウスは警戒を最大まで引き上げる。

 

「オスカー君とナイズ君も死んじゃダメよ!回復次第戻るから……それとありがとうアカムさん」

 

シュン!

 

【[行ったか……]】

「神代魔法の使い手が更に三人、そして神代魔法を使う者以上の力を秘めた存在だと?貴様ら一体何者だ?」

「私達は……黒き神の使徒だ!!」

【[……ん?]】

「黒き神だと……邪神を信仰するとは!異端者には罰を!」

 

ヒュン

 

騎士団の真ん中にナイズが転移で移動する。そして、怒りに満ちた表情で魔法を繰り出す。転移による切断で騎士の者達をバラバラにしていく

 

「アカム様が邪神だと…お前らの偽神と一緒にするな!!!」

「ぎゃぁ!」

「がぁ!」

【[えぇ……狂信者(ナイズ)こわぁ……]】

「貴様!」"聖獣の牙"

「……面白い魔法だな…こうか?」

【グォォォォォ!!!】バチバチバチ!!

【[ラギアクルスの頭部を呼び出したのか?おいおい、一ヶ月の間で随分腕を上げたな!]】

 

転移でラギアクルスの頭部を一瞬だけ呼び寄せて騎士団の幹部を瞬殺するナイズ。幹部の仇を取ろうとした者達も空間ごと一太刀で沈める

 

「臆するな!我々がこやつを【[おいおい!子供を守らない保護者がいるかよ。俺が居るのを忘れてないか?]】コッ…」

「アライム師団長!!」

【[お前もだ]】

 

ナイズを狙った者の背後に周り、その首を絞め落とした。そしてその隣にいた弓矢を持つ団員の胴体を蹴る。派手にすっ飛んで海に落ちた

 

【[ん?ミレディの方が何やら騒がしいな]】

「いーや!もうハゲてるね!前の方がかなり来てるね!あれれ!もしかして気にしてた??ごめんなさい!ミレディちゃん正直な美少女でごめんなさい!!でも大丈夫だよ!五十過ぎたら普通そうなるから!!!」

【[うあぁぁぁ……あかんやろ…それはマジであかん]】

「私はまだ………三十二歳だ!!!」

 

ミレディのライン越えの発言に青筋を浮かべるラウス。覇鎌は敵でありながら同情した。因みに覇鎌の父親もハゲていたので将来自分もなるんじゃと本気で心配していた。

ただ、髪とは無関係の存在になった事で考えなくなったのだが

 

そして戦いはこちら側が優勢のまま、敵軍の大将 ラウス・バーン団長をミレディが魔法で吹き飛ばした。

ラウスの元へ駆け寄る団員達。直ぐに起き上がったラウスのミレディを見る目は先程とは変わっていた

 

【[あやつ…何か抱えているな…ん?]】

 

ボコボコボコボコ……

 

海から迫り上がってくる。あの時の化け物

 

【[悪食!……あ?おい!帰るのか?]】

「……貴様は…?」

【[俺は……アカムトルム。シュレイド王国の神だ]】

「!!……そうか…貴様らにも曲げられないモノがあるのだな…」

【[一緒にすんな!俺は!国(家族)の為に自分が動いてるだけだ。守りたい物の為なら使命なんて振り切っちまえ]】

「………総員、撤退!」

 

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犠牲になった者は少なくは無かった。弔いを終えたと同時にミレディとメイルから集まるように声がかかる。話の内容はメイルには異父姉妹がいる事、その妹は固有魔法を持っていて教会に知られれば間違いなく狙われる事。そしてメイルがアンディカを欲しがる理由を

 

「だから、解放者には入れない。私は私達の為に教会と手を組む道を選ぶ」

「わかったよ……メル姉……」

 

 

翌日

 

朝を迎えた一行

覇鎌は国の事を心配しながら一人で朝日を眺めるミレディへ視線を向けた。するとコーヒー持ってオスカーが隣にやって来る。

会話の内容はメイルがこれから教会の一員となり、将来戦うかも知らないと言う事

そんなミレディ達の元にメイルが戻って来た。だが、様子が変である

 

「知られていた…ディーネの事を…」

「「!!」」

【[なに?!]】

「ディーネが教会に連れて行かれる……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから時間をおき、何とか落ち着きを取り戻したメイル。

何処からディーネの事が漏れたのか分からない一同。だが、覇鎌には一つ心当たりがあった。

 

【[その内部の連中が別の誰かにすり替わっていたらどうだ?]】

「え?そんな事出来る奴居るの?」

【[…実は俺の国に元エヒトの使徒…アインスがいるのだが…アインスの魔法の中に魅了魔法があってな。魅了した相手を思いのままに操れると言う魔法なんだ]】

「じ、じゃあ…」

【[使徒が動いたとなるとエヒトが直接噛んでるかもしれない。奴の目的はわからないが……わざわざディーネ一人の為に動くとは考え辛い……だから、考えられるのはこのアンディカを海に沈めるようとしてるとか…かも]】

 

覇鎌の予想

突拍子の無い事だが、この中では一番エヒトの事を知ってる故の発言だ。直接対峙した事は無いが間違いなく互いに警戒対象になっている。だがら、誰もこの予想を否定する事ができなかった

そして覇鎌は付け足す

 

【[エヒトの使徒は…お前らが束になっても勝てるか怪しい存在だ…]】

「え?」

 

誰の声だったかは分からないが聞いていた全員が耳を疑った。自分達は教会最強の白光騎士団を撃退した。それもオスカー達は団長以外を圧倒していたとも言って良い。それでも敵わない存在

 

【[だから、使徒が現れたら俺が相手をする。何体出て来るか分からないからな…]】

「え…?嘘…何体も居るの?」

【[アインスは自分は量産された内の一人だと言っていた。あれだけの力を持つ者を何体も生み出せるのは脅威だ…だから、次の戦場では俺も対抗策を用意しよう]】

「え!?アカム君これからどうするの?」

【[俺は一度国に戻る。安心しろ案外直ぐに戻って来れる…じゃあ、善は急げって事で行って来る!]】

 

覇鎌はミレディ達の静止を聞かずに飛んで行ってしまった。だが、覇鎌が戻って来ると言ったのだ信じるしか無い。

そしてミレディ達はディーネ奪還作戦について話し合う事になる

 

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覇鎌が国に戻って来たのは船島を出てからおよそ、30分後であった

 

「お帰りなさいませ、アカム様…言われた通りの代物は揃ってあります」

【[ご苦労アインス]】

 

出迎えてくれたアインスを労う。アインスの背後には国に戻る途中で言っておいた代物が陳列していた。その数はおよそ十六"機"一度に動かせる今の上限だ

 

【[俺が国を見られない間はヘスティア共々良くやってくれた。アンディカの問題解決の為にまた、国を後に回す。その間は頼んだぞ]】

「はっ!ではまた会いましょう。アカム様」

【[ではな]】

 

再び覇鎌は飛び出した。後ろに十六機の代物を連れて

 

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アンディカではディーネ奪還作戦が開始されていた。そしてディーネの行方を追っていたメイルとナイズの目の前にラウスが立ち塞がる。

まだ、交渉内容を履行する気があるのかを問うラウスにメイルはハッキリと「無い」と断言した。

エヒトの教会の教えを絶対と解くラウスとの戦闘の火蓋が切られると同時にミレディが背後に現れて不意打ちをかます

 

「その言葉!大っ嫌いなんだよね!」

ブワッ!

「えっ!?…これは…」

「成程な。実態ではなかったか」

 

実態がいない事にキレ散らかすミレディはハゲなど散々罵倒する。だが、ラウスはそんな事に少しも気に留めず地上へと向かって行ってしまった。

後を追うミレディ達。ナイズは自分はまだ大丈夫か心配になり、髪に触れた




今作ではまだミレディ達は使徒と戦闘してないので、使徒の存在も実力も知りません(ナイズは少し知ってる)。
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