今日、雨降ってたから傘さして歩いて帰ってたらね、初心者マークつけた車に水掛けられて、全身びしょびしょになった…………マジざけんな!減速するどころか加速してきてたし!(俺の体感的に)
【ギッエェェェェェェ!!!】
都市に住む全ての人達に聞こえるほど大きな咆哮。
咆哮の主はモノブロス、一角の竜
都市のハンターはクエストで出ており、居ない。
防衛の術は、ハンターではない警備兵くらいだ
「都市に近づけさせるな!ハンターが戻って来るまで、我々が応戦する。我々の故郷を!守るべき家族の為に!全力を尽くせ!」
「「「おおおお!!!」」」
警備兵は各々の武器を取り出す。片手剣に双剣、槍に弓、ハンマーを持って迎え撃つ。
【ギッエェェェェェェ!!!】
------------------------
決死の衝突の末、モノブロスは
【ギッエェェェェェェ!!!】
無傷に近い状態で健在、火山にも届く程の咆哮を響かせた
開幕、モノブロスの突進により部隊が乱され、それからは一方的に蹂躙された。数名が何とか攻撃を加えるが、硬い甲殻に弾かれまともなダメージにならなかった
絶体絶命、都市はこのままモノブロスによって蹂躙されるのみだと誰もが考えた
「おやめ下さい!貴方が行かれても!」
「離しなさい!今戦えるのは私だけ!」
勇敢な者が一人、この都市の管理し、原型となった最初の村の村長が、自ら一対一で戦う事を決めた。
「いくら村"最強"のハンターといえど、引退した身。行くのは自殺行動です!」
必死に止めるのは村長の娘、その目には涙が溜まっている
「………すまぬ」
「まっ……て……う…ううぅ…」
制止の言葉を振り切り村長は自身が過去使っていた手に馴染む武器を持ち、飛び出した
【グォォォ……】
モノブロスは街中に侵入し、建物を幾つも壊し食料を求めて漁っていた。そこへ一人分の足音
【フン!……】
鼻息一つ吐いて、ギョロリと目を敵へと向ける。現れたのは先程蹂躙した人間よりも小さく、痩せた老体。相手にならない……とは思わなかった。こいつは先程の人間どもよりも強力だ!
【ギッエェェェェェェ!!!!】
「………ふぅー…お前はここで俺が討伐する」
お互い血が騒ぎ己の武器を前に構えて、止まる。
【…】
「…」
グッ……ダッ!
「ハア!!」
モノブロスが地面を蹴って動いた。村長へ一直線、村長は突進の進路上からのズレるように大きく回避して、自身の武器"片手剣"でカウンターの三連撃を繰り出し、モノブロスの左脚を斬る
村長の武器は今でも大変貴重である"ドラグライト'を使用しており、モノブロスの硬い甲殻を切れたのだ。
【グォォン!】
「ハラハラじゃな…一撃でも貰ったらこっちの命はお釈迦…対して脚を切った程度では全く動きが衰える様子は無しか…」
生物としての圧倒的な戦闘力差に頭を抱えたくなるがモノブロスは時間をくれない
【ブワァ!】
背後に立つ村長を叩き潰そうと尻尾を叩き付ける。バックステップで一撃目を避けた後に二撃目をスレスレで避けて地面を叩くのと同時に回転斬りで刃を入れる。すれ違い様ではなく、しっかりと攻撃を読んでのカウンターであったその攻撃で尻尾が宙を舞う。
【グォォン……グォォォォォ!っ!ギッエェェェェェェ!!!!】
尻尾を切られた事により、モノブロスが怒る。体中の血流が速くなり、顔に付いているトサカに赤い紋様が浮かび上がる。モノブロスの怒り状態は威嚇の為の変化だけでなく、血流の流れが速くなりそれに伴い運動の速度も上昇するのだ
岩盤を破り地中に潜るモノブロス。村長は奇襲対策の為に、ある程度形を保っている建物の上に飛び移る。
地面が揺れてからモノブロスが真下から飛び出してくる
【グウォォォ!!】
「くっ!バケモノが…」
直撃を免れるが、建物ごと持ち上げるパワーに打ち上げられ、地面に転がる。砂煙に包まれたモノブロスはこちらを見失っている。この隙にポーチから回復薬を取り出して蓋を開く。
【ッ!……!】
「(気付かれた!)」
蓋を開けた際の回復薬の匂いを嗅いだ事でこちらの方向がバレてしまった。急いで流し込み、その場から離れる。モノブロスは先程までいた場所を突っ切っていく、そして運良く建物に角が刺さり、抜けなくなっている。
「今だ!」
この好機をモノにするために接近し、最初に攻撃した脚を重点的に狙う。
ブシャァ!
【グウォ…グウォォォ…】
脚に深刻なダメージを受け、膝を着く。角を抜こうと踏ん張る。が、角は抜け無い、……ならとモノブロスは抜く為に体を引っ張るのではなく、体を前に預けるように倒した。
ガラガラガラ……
「頭いいなお前…」
【グウォ…ギッエェェェェェェ!!】
建物が崩れてモノブロスが拘束なら解き放たれる。
今の両者共に、限界であった。
村長は大して怪我がある訳では無いがその体力は限界に近かった。
対してモノブロスも体力はあるが身体中傷だらけもはや、ご自慢の突進攻撃は出来ない
「はぁ…はぁ…やっぱ歳は取りたくは無いな…なあ、お前もそう思うだろ?」
【グルルル…】
村長の問い掛けに唸りで返すモノブロス
この個体は高齢の個体。今回、ここまでやって来たのは歳をとった事で群れから離れ、気がたっているからだ。
「さあ!最後だ!行くぞ!!」
【グウォォォ!!!】
今出せる最高速度で走り距離を詰める両者
長いリーチによる先制攻撃を仕掛けるモノブロス、角を地面に付け地面ごと村長を砕き上げる。
重い脚に力を入れてなんとか回避する村長。背後のモノブロスへ体の向きを変えながら斬る
「ぬぅ…浅い」
首にあたった刃は肉を絶てず、甲殻の表面に傷を作るだけで止まる。モノブロスは方向を変えもう一度角での攻撃を仕掛ける。
「…(ここ!)フンっ!」
ボキっ!
【グォォォ……】
完璧なタイミングで盾による。カウンターを決めモノブロスの角をへし折った。だが、衝撃で盾が遠くにぶっ飛んで行ってしまった。
ハンターズギルドの規定により、利き手に盾を持つ事を義務付けており村長の盾は右手にあった。その盾が弾き飛んだ事により姿勢が僅かに上にズレた。その隙を狙ってモノブロスの尻尾のスイングが村長を狙う。
「!!しまっt!」
モノブロスの尻尾が直撃する。身体がゴムボールのように跳ねながら飛んでいく、そして建物にぶつかる。
パリン!
自身のポーチから聞こえたガラスが割れたような音
「はぁ、はぁ、マジかよ回復薬が…全て割れやがった。(マズイ、もう、脚が動かない。回復する術もない。奴も満身創痍だが、完璧に動かない俺と比べれば奴の方がよっぽど優勢)もう、奴の攻撃にカウンターするしかねぇ!」
【ギェエェェェ!!】
モノブロスは此方へ向かってくる。斬られた脚のせいで何度も転びながら、距離が縮まる
速度はないがその巨大が近づいてくる事は言葉では言い表せない恐怖がある。だが、それでも
「っ!うおぉぉぉぉぉ!!!」
【グォォォォォォォォ!!!】
ズバッ!
ドスッ!
「はぁ………」
【…………】
-------------------------
「モンスターの暴れる音が止まった?」
「砂漠に戻ったのか?」
ギルドに集まっていた人々から安堵に近い疑問の言葉が漏れる。やがてギルドスタッフが外の様子を見て来るといいギルドを出る。
「父さん…迎えに行かないと!」
「ちょっと!ここに待ってなさい!待ちなさい!」
村長の娘もじっとしてられずギルドを出る。母親の静止の声があったが止まらない。
「はぁ!はぁ!父さん……!あったからギルドの人の声!父さん!!」
ギルドスタッフが集まって会話している声が聞こえた。その声の場所に父親が居ると信じて走る。瓦礫の山を越えた
「父さっ…ん?え?」
目に飛び込んで来たのは眉間に片手剣が深々と刺さり生き絶えたモノブロスとモノブロスの角によって右腕を切断された父親がいた。いや、切断と言う程鋭利ではない、角に貫かれた右腕がモノブロスが倒れた衝撃で千切れたのだそのせいで肩から激しい出血をしている。ギルドスタッフの人達が必死に布を傷口に当て、抑えている。それに他の人は指示を出したいる。
「速く!回復薬グレートを!!ここまでの重症では回復薬だけでは塞がらない!」
「村長の回復薬が全て割れてたから応急処置も出来なかったんだ!…」
うそ…うそ!うそ!嘘!うそ…でしょ?
「お父さん!!」
「!!君!来ちゃだめだ!まだ完全に安全を確保出来てないから!」
「やだ!父さん!父さん…父さん!!」
「……………。」
「だめ!喋ったダメです!じっとして!」
父さんが何かを伝えようとする。出血を抑えようとしていたギルドスタッフの人が苦しそうな顔で私を手招きする。
父さんの側まで寄った。父さんはゆっくりと枯れた声で話す
「私はもう……限界…み…たい…だ」
「ダメだよ!諦めちゃ!助かるから!」
「ぃ…や…むり…だ。私…は、これま…での、ハンター…生活…で、ここまで………の……重症では…助からない所を…沢山……み…てきた。だから、最後に…はぁ…はぁ…」
「お父さん!」
「君と…あの彼…との、こん…や…くを、認めるよ。…幸せに…なってくれ」
「うんうん。なるから…だから…」
「最後に……孫を………この…手で…抱き…上げたかった…………………………」
「うっ…ゔぅ…」
-------------------------
都市の代表が亡くなり、それからは忙しい日々が過ぎ、あっという間に時間が過ぎた。
モノブロス襲撃から二日経っている。
村長の葬儀は多くの人が参列した。私とヘスティアも勿論居る。
モノブロスと戦った老人は私がここがまだ村であった時に回復薬グレートの効果を身を持って示してくれた青年であった。
「そんな!まさか…先生が…」
依頼で居なかったハンターの多くは村長の弟子で一からハンターの事を教わった者も少なくはない。
この世界はモンスターが現れる前から人とって過酷だ。そこに新たにモンスターまで現れるようになった。犠牲者は出るであろう、ハンターと言う職業を生業としているのであれば尚更。だから、進まなくてはならない、文化を、技術を磨かなくてはいけない。
この災害はこの世の多くの者の耳に入る。モンスターの脅威から身を守る為、多くの場所ハンターズギルドが取り入れたれた。
災害を退けた英雄は死してかはもその偉業が語り継がれる事になる。
世界にハンターと言う職業を広めた
英雄《アダム・グリューエン》
ゲームプレイ中に回復薬を使うタイミングで何故かモンスターが此方に攻撃してくる現象を理由を考えて書いてみました。他にも攻撃を受けた事でポーチの回復薬が砕けてしまうなどの描写も入れてみました。
今回主人公達が遅かったのは正直な所、この描写を書きたいが為のご都合主義だが、ありふれの世界にモンハンの要素を完全に取り込む為にモノブロスとハンターが一対一で戦うのはやめられなかった