ゆっくりウェポンディーラーズ   作:[検閲済み]

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AR-23 リベレイター

連邦軍(SEAF)標準のアサルトライフルで、威力、連射速度、重量のバランスがよく、小型の標的に対する精度の高い武器。

・プライマリ
・アサルトライフル
・軽装甲貫通


第1回 P-AR リベレイター

 

「ダダダダダ!はーはっは!民主主義の力を思い知ったか!」

 

「魔理沙、何してるの?」

 

「見ての通りヘルダイバーごっこだぜ!」

 

「その歳で?」

 

「別にいいじゃんか!やっとこいつが手に入ったんだよ!」

 

「愛国セットじゃない、なんでそんなもの持ってるのよ」

 

「前から申し込んでたスーパーショップでの優先購入権がやっと当たったんだぜ!」

 

「それ確か子供向けのハリボテでしょ?そんなに人気なの?」

 

「おう!見てくれよこのデザイン、本物そっくりだろ?それに限定デザインのヘルメットもついて500SCだったぜ!」

 

(SC:スーパークレジットの事、国家認証済みの特殊決済資産。

一般的に使われている通貨"クレジット"から両替可能)

 

「高っ!まぁ確かに見てくれはリベレイターそっくりだけど…」

 

「りべれいたー?」

 

「それの名前よ、もっともアンタのは見た目だけだけど」

 

「そういやこいつって宣伝動画でよく見るけど、実際どんな銃なんだ?」

 

「え、何?知らないで買ったの?」

 

「あぁ、我らがヘルダイバーが持ってるのはよく見るけど、詳しいことは知らないんだよなぁ」

 

「…じゃあ少し解説しましょうか」

 

「お、いいねぇ」

 

「それじゃあ今回は、SEAFの標準制式アサルトライフル"AR-23 リベレイター"について解説していくわ」

 

(SEAF:Super Earth Armed Forces、連邦軍またはスーパーアース軍の略称)

 

「よろしく頼むぜ!そもそもアサルトライフルってのはどういう銃なんだ?」

 

「そうね…すごく簡単に言うと"汎用性を重視した歩兵用小銃"ね」

 

「えらくざっくりだな」

 

「もう少し詳しく言えば"中間弾薬を使用、個人携行が可能、セミオートとフルオートなどの連射機能を備えた軍用小銃"ってとこかしら?

 

もっと詳しく説明できるけど…長くなるわよ?」

 

「…いや、そいつはまた今度でいいや、でも中間弾って何だ?あんまり聞き慣れないけどよ」

 

「ライフル弾と拳銃弾の中間…ちなみにこの子は歩兵用としても扱いやすい5.5×50mm弾を使用するわ」

 

「ほーん、しかしなんと言うか…見た目は普通だな」

 

「見た目で侮っちゃダメよ?なんたってこれはSEAFの"標準制式"アサルトライフルなんだから」

 

「はー、標準装備だからよく見るのか、もっとこう…なんか派手な武器とかじゃ無いんだな」

 

「むしろ最初に支給されるからこそ、これでいいのよ」

 

「そんなに重要な銃なのか?」

 

「リベレイターは、新人が訓練課程を修了した時点で支給される銃なの」

 

「なるほど、って事は入隊したなら誰でも一度は使うわけか」

 

「そういうこと、いわば"はじめてのアサルトライフル"ね」

 

「でもよ、標準装備って聞くと、なんだか性能が低そうに聞こえるんだよな」

 

「それはちょっと違うわ」

 

「ん?性能が高いって事か?」

 

「そういうわけじゃ無いんだけど…リベレイターはね、特定の能力に特化した銃ではないの」

 

「じゃあ、何が得意なんだ?」

 

「近距離から中距離まで、幅広い状況に対応できること」

 

「ふーん?つまり距離的には割と万能って事か」

 

「万とは言えないけど…そうね、火力と連射性能、装弾数に取り回し。

 

そのあたりのバランスが取られていて連邦軍で最も使われていると言っても過言ではないわ」

 

「つまり何か一つが飛び抜けているわけじゃないって事か?」

 

「ええ、これを持っていれば大抵の場面で困らない…と言いたいけれど」

 

「けれど?」

 

「あくまで歩兵用のアサルトライフルって事ね」

 

「対応できない場面もあるって事か」

 

「えぇ、軽い装甲なら抜けるしマガジンの装弾数も45発と一般的なアサルトライフルより多めだから継戦能力…連続した戦闘にもある程度問題ないわ」

 

「成程、敵がぞろぞろ出てきても安心ってことか」

 

「もちろん撃ち続ければ弾はなくなるけどね」

 

「それはそうだな」

 

「汎用的なアサルトライフルと同じくフルオート、3点バースト、セミオートの切り替え式よ」

 

「まぁ状況によっての使い分けは必要だな」

 

「近距離ならフルオートで素早く弾を送り込めるし、少し距離が離れればバーストやセミオートで撃つこともできる」

 

「ならこれ一丁でだいたい何でも出来るって事か。

ならわざわざ別の銃に持ち替えなくてもいいんじゃないか?」

 

「まぁ…流石にそこまで万能ではないわ」

 

「あれ?」

 

「リベレイターが対応できるのは、あくまで歩兵用アサルトライフルとしての範囲よ」

 

「じゃあ、出来ないことってのは?」

 

「リベレイターは軽い装甲くらいなら貫通できるんだけど…」

 

「あぁ、装甲が厚い奴には効かないって事か?」

 

「そうね、その場合は弱点を狙うか別の武器を使うか…それこそ携行用としてはグレネードやセカンダリもあるでしょう?」

 

「なるほど、リベレイターだけで全部倒そうとするんじゃなくて、他の装備と役割分担するわけか」

 

「それが基本ね、その為に戦略支援として武器を送ってもらうわけだし」

 

「しかし、こうして聞いてると本当に普通のアサルトライフルだな」

 

「ええ、まぁ変わったところと言えばブルパップタイプな事くらいかしら」

 

「ブルパップ?何だそりゃ」

 

「そのレプリカを見なさい、マガジンの位置の事よ」

 

「…あー、言われてみればマガジンってグリップより前に来るもんだよな?何でこんな変な配置してんだ?」

 

「それがブルパップタイプの特徴よ、⬛︎⬛︎⬛︎の銃でも結構採用されている方式よ?」

 

「ん?なんで普通のじゃダメなんだ?」

 

「別にダメって事はないけど…最大の利点は弾倉と機関部をグリップより後ろに配置する事で全長を短くできる事ね」

 

「ふーん…扱いやすいって事か?」

 

「平たく言えばそうね、機関部や弾倉が後ろに来てる事で重心が後方にあるのもそれに拍車をかけているわね」

 

「ほー、いやでもコンパクトって事は銃身が短いって事だろ?バレルは長けりゃ長いほどいいって誰か言ってたぞ!」

 

「確かにその通りね、バレルの長さは弾速や射程に直結するわ。

 

ところがどっこい、ブルパップタイプは乱暴に言うと銃身の真下にトリガーがついてるようなもん…全長を抑えながらも、長いバレルが確保できるのよ」

 

「つまり見てくれはコンパクトだが、中身はしっかり確保できてるわけだ…ブルパップってすごいな!!伊達に制式銃に採用されてる方式じゃねえんだな!」

 

「えぇ、長い銃身による射撃性能を確保しつつ短い全長による扱いやすさを持ち、コンパクトながらも一般的なアサルトライフルと同じ水準で射撃が可能…まさにSEAF制式に相応しい仕組みね!」

 

「決して伊達や酔狂でSEAFで制式採用されて方式じゃないんだな」

 

「そうね、軍隊で使われる銃にとって重要なのは、高性能な事でも万能的な事でもない。

 

普通の兵士が扱って、普通に相手を対応できる、普通に扱い易い、そんな銃なのよ」

 

「ずいぶん『普通』を強調するな」

 

「でも、それこそが制式小銃の役割でしょう?」

 

「んー、そんなもんか」

 

「じゃあ、リベレイターを一言で表すなら?」

 

「特別強くはない。でも特別弱くもない」

 

「それ、褒めてるのか?」

 

「もちろん褒めてるわよ」

 

「まあ、どんな状況でも持っていけるっていうのは強みだな」

 

「そういうこと、そして兵士にとっては、最初に手にする銃…そう考えると、重要な銃だと思わない?」

 

「AR-23 リベレイター…なるほどな"解放者"か、洒落た名前してんじゃねぇか」

 

「派手さはないけれど、SEAFを支える標準制式アサルトライフル、まさに"標準装備の中の標準装備"って感じね」

 

「成程、色々教えてくれてありがとな!こいつの事がよーくわかった気がするぜ!」

 

「まぁ色々バリエーションもあるし、そっちの説明もしたいとこだけど時間がないから今回の紹介はここまで」

 

「なぁなぁ!なら今度その他のやつも説明してくれよ!次は何を教えてくれるんだ!?」

 

「そうね…それは次回のお楽しみって事にしておくわ」

 

「おい、そこは教えてくれよ!」

 

「それでは…」

 

「次回の動画も自由と民主主義のために」

 

「「ゆっくりしていってね!」」

 






本番組はスーパーアース情報省・軍事教育局の監修を受けています。(訳:作者は銃知識もエイムもガバガバだからチャッピーに聞いたよ!)

本番組に登場する兵器は、すべて自由と民主主義のために使用されます。(訳:次回更新は未定だよ!気が向いたら続き書くよ!)

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