幻想高校の日々   作:ゆう12906

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弾幕ごっこ大会~クラス対抗編~
第五十一話 テストも終わり


「う……おお…」

 

「や、やった……」

 

 それぞれ手に握りしめている紙を見て、チルノとお空が目を輝かせている。

 

 その紙の右上には、赤字で43と41と書かれている。その下に、「ギリギリだぞ!」という慧音先生の角ばったコメントがあった。

 

「やったねチルノちゃん!」

 

「なんだかんだ頑張ってたからね、あんたが報われてたと思うとホッとするよ~」

 

 それぞれの肩に大妖精とお燐が手を置き、祝福する。

 

 三学期の期末テスト、バレンタインデーに気を取られて、勉強が手につかなかった生徒が大半だった。

 

 そんな中で特に点数の悪かったチルノとお空は再テストを受ける羽目になった。

 

 大妖精やお燐、その他多くのクラスメイトが一つとなり、テストという強大な敵に立ち向かう。その姿はさながら月世界との対決を彷彿とさせた。

 

 最終手段で高校生教師、朝霧優斗のもとでほぼ徹夜で知識をたたきこみ、ようやく点数の呪縛から逃れることができたのだ。

 

「うう……ありがとう大ちゃん!」

 

 感極まったチルノが、たまらず大妖精の胸元に飛び込んだ。

 

 突然の行動に少し口を開けた大妖精だったが、こういう時も反応の仕方も慣れているようだ。何も言わずに、右腕をチルノの後ろに回し左手を頭に置いて優しくなでた。

 

 その行動を見て、心底うらやましそうにしているお空にお燐が気付いた。

 

「おや、これは同じことすればいいのかい?」

 

「それでお空も満足するんじゃないかな」

 

「それじゃ、……よしよし、よくがんばったね」

 

 若干棒読みだったが、お燐も同じようにお空の頭に手を置いて静かに撫でる。

 

「ふへへ……♪」

 

 ご満悦だったらしく、ただただ気持ちよさそうな声を上げている。

 

 あまりこういうことに慣れていないのだろうか。あまりに有頂天になっていて、よだれがたらたら垂れている。

 

「あ~もう!」

 

 見かねてお燐がポケットから取り出したハンカチで口をごしごし拭いておく。今度はかなり強い力を込めていたので、お空の口のあたりが赤くなった。

 

「ほら、しゃんとしなさい! もう時間だよ!」

 

「あっれ、もうこんな時間か……」

 

 お空が目をこすりながら時計を見ると、すでにHRの時間になっていた。慌てて背筋を伸ばしたのと同時に、慧音が中に入ってきた。

 

「みんなおはよう~。――どうしたお空、眠そうだな。ああ、そういえばやっとテストが終わったんだったな」

 

「そうなんですよ~。そもそも歴史の問題があんなに難しいなんて……」

 

「あれを難しいというか……」

 

 軽くため息をついた慧音は、視線をお空から学級全体に戻し、もう一度しゃべり始めた。

 

「さて、みんなもわかってると思うが今度、弾幕ごっこ大会があるな。今からそのチーム分けをするぞ」

 

 毎年学期末に行われる弾幕ごっこ大会。テストも終わり、生徒たちのテンションもあっていて、最高に盛り上がりそうだ。

 

「おい、今回もペア戦なのか?」

 

 質問した魔理沙に、慧音はうなずく。

 

「ああ、また2対2で戦ってもらう。ただ……」

 

「なんだ?」

 

「魔理沙、お前は霊夢と組むな」

 




第五十一話でした。お空の口調がいまだによくわかってないです。

大変お待たせいたしました……いろいろ忙しかったのです……(虚ろな目)

三回目の弾幕ごっこ大会なので、アクションマシマシな方向で頑張ります! 久しぶり過ぎて書き方忘れたけど!

では!  



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