海を失った世界に、暁は来る   作:ぶるぶるメタボ

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第三十一章 浮上

夜。

 

海軍基地。

 

その近く。

 

海岸。

 

小さな。

 

焚き火。

 

ぱち。

 

ぱち。

 

乾いた音。

 

火の粉。

 

夜空へ。

 

舞う。

 

その周り。

 

四人。

 

天龍。

 

龍田。

 

長門。

 

翔鶴。

 

訓練。

 

終わったばかり。

 

全員。

 

疲れていた。

 

「……で?」

 

天龍。

 

焚き火。

 

棒で。

 

つつく。

 

「今日の」

 

「評価は?」

 

長門。

 

腕。

 

組む。

 

「聞きたいか?」

 

「聞かなきゃ」

 

「やってられねぇだろ」

 

龍田。

 

隣。

 

「天龍ちゃん」

 

「さっきから」

 

「ずっと文句ばっかりねぇ」

 

「お前は」

 

「余裕ありすぎなんだよ!」

 

翔鶴。

 

小さく。

 

笑う。

 

長門。

 

少し。

 

考える。

 

「まず」

 

「天龍」

 

「おう」

 

「最初より」

 

「周囲を」

 

「見られるようになった」

 

天龍。

 

少し。

 

目。

 

見開く。

 

「……褒めてんのか?」

 

「褒めている」

 

「ほう」

 

天龍。

 

少し。

 

胸。

 

張る。

 

長門。

 

続ける。

 

「敵一体を」

 

「追いすぎなくなった」

 

「龍田の位置も」

 

「意識している」

 

「砲撃後の」

 

「姿勢も」

 

「かなり良くなった」

 

天龍。

 

にや。

 

「やっぱ俺」

 

「才能あるんじゃ――」

 

「ただし」

 

天龍。

 

止まる。

 

長門。

 

「熱くなると」

 

「正面から行く癖は」

 

「まだ直っていない」

 

天龍。

 

「最後」

 

「余計だろ!」

 

長門。

 

「事実だ」

 

龍田。

 

くすくす。

 

「天龍ちゃんらしいわねぇ」

 

「お前」

 

「笑ってるけど」

 

「次」

 

「お前だぞ」

 

龍田。

 

「はぁい」

 

長門。

 

龍田を見る。

 

「龍田は」

 

「状況判断が早い」

 

「敵に」

 

「攻撃させて」

 

「隙を作るのも」

 

「上手い」

 

龍田。

 

「まあ」

 

「嬉しい」

 

「ただ」

 

長門。

 

「自分が」

 

「避けられると」

 

「思いすぎる」

 

龍田。

 

笑顔。

 

少し。

 

止まる。

 

「危険域へ」

 

「入りすぎだ」

 

「一度の」

 

「判断ミスで」

 

「死ぬぞ」

 

龍田。

 

しばらく。

 

黙る。

 

そして。

 

「……気をつけます」

 

珍しく。

 

素直。

 

翔鶴。

 

二人を見る。

 

「でも」

 

「連携は」

 

「かなり良くなっていますよ」

 

天龍。

 

「ほんとか?」

 

「ええ」

 

翔鶴。

 

「互いが」

 

「見えない位置にいても」

 

「次に」

 

「どう動くか」

 

「かなり」

 

「予測できています」

 

龍田。

 

天龍を見る。

 

天龍も。

 

龍田を見る。

 

何故か。

 

それが。

 

普通。

 

そんな気が。

 

している。

 

「昔から」

 

「そうだったのかもな」

 

天龍。

 

小さく。

 

龍田。

 

「そうねぇ」

 

「覚えてないけど」

 

二人。

 

少し。

 

笑う。

 

長門。

 

その様子。

 

見る。

 

何も。

 

言わない。

 

しばらく。

 

焚き火。

 

音だけ。

 

龍田。

 

ふと。

 

長門を見る。

 

「ところで」

 

「長門さん」

 

「何だ?」

 

「あなた」

 

「元は軍人さんだったんじゃない?」

 

空気。

 

少し。

 

止まる。

 

天龍。

 

長門を見る。

 

「お」

 

「俺も」

 

「ちょっと思ってた」

 

長門。

 

「何故だ」

 

龍田。

 

指。

 

一本。

 

立てる。

 

「訓練の付け方」

 

二本。

 

「指示の出し方」

 

三本。

 

「戦場での」

 

「状況判断」

 

笑顔。

 

「どう考えても」

 

「普通じゃないですよぉ?」

 

長門。

 

焚き火を見る。

 

「さてな」

 

天龍。

 

「はぐらかした!」

 

翔鶴。

 

少し。

 

首を傾げる。

 

「私は」

 

「違うと思いますよ」

 

天龍。

 

「翔鶴は?」

 

「軍人だった感覚は」

 

「ありません」

 

翔鶴。

 

自分の。

 

手。

 

見る。

 

「弓を」

 

「どうして」

 

「扱えるのかも」

 

「艦載機を」

 

「どうやって」

 

「飛ばしているのかも」

 

「分からない」

 

少し。

 

不思議そうに。

 

「でも」

 

「できるんです」

 

天龍。

 

「俺たちも」

 

「似たようなもんだな」

 

龍田。

 

「そうねぇ」

 

また。

 

沈黙。

 

焚き火。

 

ぱち。

 

ぱち。

 

四人とも。

 

思っていた。

 

暁。

 

響。

 

雷。

 

電。

 

今。

 

どこにいる。

 

無事か。

 

泣いていないか。

 

怖がっていないか。

 

天龍。

 

拳。

 

握る。

 

長門。

 

口を。

 

開く。

 

「そういえば」

 

天龍。

 

「ん?」

 

「四人が」

 

「連れ去られる前」

 

「あの人型個体は」

 

「妙な言葉を」

 

「いくつも」

 

「口にしていたな」

 

龍田。

 

「ええ」

 

翔鶴。

 

「提督」

 

「でしたね」

 

長門。

 

頷く。

 

「他にも」

 

「鎮守府」

 

「建造」

 

「大型建造」

 

「近代化改修」

 

「ドロップ艦」

 

「デイリークエスト」

 

「期間限定海域」

 

「羅針盤」

 

「ケッコンカッコカリ」

 

そして。

 

「艦娘」

 

「艦これ」

 

「艦隊これくしょん」

 

天龍。

 

顔。

 

しかめる。

 

「改めて聞くと」

 

「意味不明だな」

 

龍田。

 

「暗号かしら?」

 

翔鶴。

 

「でも」

 

「いくつかは」

 

「普通の言葉ですよね」

 

長門。

 

「ああ」

 

焚き火。

 

見ながら。

 

「提督」

 

「海軍における」

 

「高位の指揮官」

 

天龍。

 

「うん」

 

長門。

 

「鎮守府」

 

「艦隊や」

 

「海軍施設を」

 

「統括する」

 

「拠点」

 

龍田。

 

目。

 

細める。

 

長門。

 

続ける。

 

「建造」

 

「艦艇を」

 

「造ること」

 

「大型建造」

 

「言葉通りなら」

 

「大型艦の建造」

 

「近代化改修」

 

「既存艦を」

 

「改装して」

 

「性能を」

 

「現代化すること」

 

天龍。

 

長門を見る。

 

「……やっぱ」

 

「アンタ」

 

「元軍人だろ」

 

長門。

 

無視。

 

「問題は」

 

「残りだ」

 

天龍。

 

「露骨に」

 

「無視したな」

 

長門。

 

思案。

 

「艦娘」

 

翔鶴。

 

「おそらく」

 

「私たちのこと」

 

龍田。

 

「でしょうねぇ」

 

長門。

 

「あの女は」

 

「我々を」

 

「そう呼んだ」

 

天龍。

 

「艦」

 

「娘」

 

「まあ」

 

「見た目通りっちゃ」

 

「見た目通りか」

 

長門。

 

視線。

 

焚き火。

 

「そして」

 

「艦隊これくしょん」

 

「これが」

 

「分からない」

 

龍田。

 

「これくしょん」

 

「収集」

 

翔鶴。

 

「集める」

 

長門。

 

頷く。

 

「艦隊」

 

「これくしょん」

 

一度。

 

言葉。

 

分ける。

 

「艦隊を」

 

「集める?」

 

天龍。

 

「艦隊なんて」

 

「集めるもんだろ」

 

長門。

 

「いや」

 

「待て」

 

顔。

 

上がる。

 

「艦隊を」

 

「集めるのではない」

 

「艦娘を」

 

「集める?」

 

三人。

 

長門を見る。

 

長門。

 

頭の中。

 

単語。

 

並べる。

 

提督。

 

鎮守府。

 

艦娘。

 

建造。

 

大型建造。

 

ドロップ艦。

 

近代化改修。

 

深海棲艦。

 

戦闘。

 

そして。

 

艦隊。

 

Collection。

 

「……まさか」

 

小さく。

 

天龍。

 

「何だよ」

 

龍田。

 

「何か」

 

「分かったんです?」

 

翔鶴。

 

長門を見る。

 

長門。

 

少し。

 

迷う。

 

そして。

 

「例えば」

 

「だ」

 

「提督という」

 

「人間が」

 

「鎮守府にいる」

 

「そこで」

 

「艦娘を」

 

「集める」

 

「建造」

 

「あるいは」

 

「ドロップ」

 

「そういう手段で」

 

「仲間を増やす」

 

天龍。

 

「……うん」

 

「その艦娘たちを」

 

「編成して」

 

「艦隊を作る」

 

「そして」

 

「深海棲艦と」

 

「戦わせる」

 

龍田。

 

表情。

 

変わる。

 

翔鶴も。

 

真剣。

 

長門。

 

最後。

 

「それを」

 

「一つの」

 

「遊びとして」

 

「成立させる」

 

一拍。

 

「つまり」

 

「艦隊これくしょんとは」

 

「提督が」

 

「鎮守府で」

 

「艦娘を集め」

 

「深海棲艦と戦う」

 

「ゲーム」

 

「……なのではないか」

 

沈黙。

 

海。

 

波。

 

焚き火。

 

ぱち。

 

天龍。

 

「…………」

 

長門。

 

自分で。

 

言った後。

 

顔。

 

しかめる。

 

「いや」

 

「まさかな」

 

天龍。

 

「だよな」

 

即答。

 

「五年間」

 

「世界中が」

 

「こんな目に遭って」

 

「全部ゲームですって?」

 

鼻。

 

鳴らす。

 

「馬鹿馬鹿しい」

 

長門。

 

「ああ」

 

「私も」

 

「そう思う」

 

「だが」

 

龍田。

 

声。

 

低い。

 

「私は」

 

「もしかしたら」

 

「合ってるかもって」

 

天龍。

 

振り返る。

 

「は?」

 

翔鶴。

 

静かに。

 

「私もです」

 

天龍。

 

「翔鶴まで!?」

 

龍田。

 

焚き火。

 

見る。

 

「あの人」

 

「私たちを」

 

「初めて見たのに」

 

「艦娘って」

 

「呼びましたよねぇ」

 

天龍。

 

止まる。

 

「それに」

 

龍田。

 

「私たちの」

 

「戦い方を見て」

 

「本当に戦艦から」

 

「生まれた艦娘なのかって」

 

「言った」

 

長門。

 

目。

 

細める。

 

「確かに」

 

翔鶴。

 

自分の弓。

 

見る。

 

「私も」

 

「ずっと」

 

「不思議でした」

 

「どうして」

 

「翔鶴という」

 

「名前を」

 

「自分で知っているのか」

 

「どうして」

 

「この弓を」

 

「使えるのか」

 

「どうして」

 

「航空機を」

 

「飛ばせるのか」

 

「もし」

 

一度。

 

言葉。

 

止める。

 

「私たちに」

 

「元になる」

 

「何かが」

 

「最初から」

 

「存在していたとしたら」

 

長門。

 

無言。

 

天龍。

 

何か。

 

言おうとする。

 

「それは――」

 

その瞬間。

 

ぐら。

 

地面。

 

揺れる。

 

「……ん?」

 

天龍。

 

立ち上がる。

 

ぐら。

 

ぐら。

 

焚き火。

 

炎。

 

揺れる。

 

翔鶴。

 

姿勢。

 

低く。

 

龍田。

 

辺り。

 

見る。

 

「地震?」

 

長門。

 

「いや」

 

揺れ。

 

止まらない。

 

ぐぐぐぐぐぐ……。

 

低い。

 

地鳴り。

 

海の底。

 

何か。

 

動いているような。

 

「長ぇな」

 

天龍。

 

「普通の地震じゃ」

 

「ねぇだろ」

 

長門。

 

顔。

 

険しい。

 

「ああ」

 

「何か」

 

「おかしい」

 

翔鶴。

 

その時。

 

海。

 

見る。

 

「……待ってください」

 

三人。

 

翔鶴。

 

見る。

 

「どうした?」

 

翔鶴。

 

指。

 

遥か。

 

沖。

 

「海面が」

 

全員。

 

見る。

 

夜。

 

暗い。

 

海。

 

だが。

 

月明かり。

 

その下。

 

泡。

 

ぼこ。

 

ぼこぼこ。

 

一ヶ所。

 

ではない。

 

広い。

 

範囲。

 

海面。

 

泡立つ。

 

「何だ……?」

 

天龍。

 

艤装。

 

瞬時。

 

展開。

 

龍田。

 

同じ。

 

長門。

 

主砲。

 

向ける。

 

翔鶴。

 

弓。

 

構える。

 

そして。

 

海面。

 

盛り上がる。

 

「来るぞ」

 

長門。

 

全員。

 

身構える。

 

だが。

 

出てきたもの。

 

深海棲艦。

 

ではない。

 

轟――。

 

海。

 

割れる。

 

巨大な。

 

黒い。

 

影。

 

最初。

 

屋根。

 

「……は?」

 

天龍。

 

次。

 

塔。

 

壁。

 

窓。

 

建物。

 

「建物……?」

 

龍田。

 

目。

 

見開く。

 

さらに。

 

さらに。

 

海から。

 

浮かぶ。

 

巨大な。

 

施設。

 

正門。

 

庁舎。

 

通路。

 

砲台。

 

工廠。

 

軍港。

 

まるで。

 

海の底。

 

そのものが。

 

一つの。

 

基地を。

 

押し上げている。

 

そんな。

 

光景。

 

天龍。

 

口。

 

開いたまま。

 

「何だ」

 

「あれ……」

 

翔鶴。

 

言葉。

 

ない。

 

長門。

 

じっと。

 

見る。

 

建物。

 

配置。

 

形状。

 

入口。

 

指揮施設。

 

そして。

 

先ほど。

 

自分たちが。

 

話していた。

 

単語。

 

「……まさか」

 

龍田。

 

「長門さん?」

 

長門。

 

海から。

 

浮上してくる。

 

巨大建造物。

 

目。

 

離さない。

 

「いや」

 

「そんな」

 

「はずは……」

 

天龍。

 

「何だよ」

 

「分かるのか?」

 

長門。

 

一歩。

 

海へ。

 

近づく。

 

そして。

 

呟く。

 

「……あれは」

 

一拍。

 

「鎮守府」

 

天龍。

 

「……は?」

 

その頃。

 

海の底。

 

いや。

 

既に。

 

海面へ。

 

向かっている。

 

深海鎮守府。

 

提督室。

 

暁。

 

響。

 

雷。

 

電。

 

四人。

 

眠っていた。

 

話し疲れて。

 

泣き疲れて。

 

ソファ。

 

寄り添い。

 

眠っていた。

 

誰も。

 

座らなかった。

 

提督席。

 

その前。

 

古い。

 

端末。

 

静か。

 

だった。

 

だが。

 

突然。

 

ピッ。

 

一つ。

 

光。

 

《認証対象確認》

 

機械音。

 

戦艦棲姫。

 

顔。

 

上げる。

 

「……何?」

 

周囲。

 

人型深海棲艦。

 

一斉。

 

端末。

 

見る。

 

《初期艦存在確認》

 

戦艦棲姫。

 

表情。

 

固まる。

 

《個体数――四》

 

「……四?」

 

《規定値不一致》

 

《再認証》

 

暁。

 

寝返り。

 

手。

 

机。

 

触れる。

 

響。

 

その手。

 

重なる。

 

雷。

 

眠ったまま。

 

指先。

 

端末。

 

触れる。

 

電。

 

最後。

 

その上へ。

 

手。

 

置く。

 

四人。

 

無意識。

 

ピ――――。

 

《四個体同時認証》

 

《初期艦権限統合》

 

《提督権限再構成》

 

戦艦棲姫。

 

「……待て」

 

《認証》

 

「待て!」

 

《承認》

 

部屋。

 

光。

 

走る。

 

床。

 

壁。

 

天井。

 

鎮守府。

 

全体。

 

低い。

 

振動。

 

「おい!」

 

戦艦棲姫。

 

端末へ。

 

手。

 

伸ばす。

 

遅い。

 

《提督権限》

 

一拍。

 

《認証完了》

 

戦艦棲姫。

 

動かない。

 

周囲。

 

誰も。

 

声。

 

出ない。

 

《鎮守府》

 

《休眠状態解除》

 

《全機能起動》

 

轟――。

 

深海鎮守府。

 

海底。

 

離れる。

 

《浮上開始》

 

暁。

 

目。

 

覚ます。

 

「……んぅ?」

 

響。

 

雷。

 

電。

 

次々。

 

目。

 

開く。

 

「何……?」

 

雷。

 

「揺れてる?」

 

戦艦棲姫。

 

四人。

 

見る。

 

そして。

 

端末。

 

表示。

 

見る。

 

もう一度。

 

四人。

 

見る。

 

「…………」

 

暁。

 

眠そう。

 

「お姉さん?」

 

戦艦棲姫。

 

返事。

 

できない。

 

画面。

 

そこ。

 

たった。

 

一つ。

 

表示。

 

《提督》

 

その下。

 

四つの。

 

認証反応。

 

戦艦棲姫の。

 

顔。

 

青ざめる。

 

五年間。

 

待った。

 

提督。

 

来なかった。

 

いない。

 

そう。

 

思った。

 

だが。

 

いた。

 

いや。

 

生まれた。

 

今。

 

しかも。

 

四人。

 

艦娘。

 

幼い。

 

子供たち。

 

戦艦棲姫。

 

口。

 

開く。

 

「……うそだろ」

 

深海鎮守府。

 

海面。

 

突き破る。

 

夜。

 

巨大な。

 

水柱。

 

人類側。

 

天龍。

 

龍田。

 

長門。

 

翔鶴。

 

四人。

 

その光景。

 

見上げる。

 

月明かり。

 

照らす。

 

巨大な。

 

鎮守府。

 

そして。

 

その内部。

 

誰も。

 

まだ。

 

知らなかった。

 

ゲームを。

 

終わらせるために。

 

深海棲艦が。

 

五年間。

 

待ち続けた。

 

最後の条件。

 

提督。

 

その座へ。

 

暁。

 

響。

 

雷。

 

電。

 

四人。

 

同時に。

 

選ばれてしまったことを。

 

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