どこからどこまでもくすんだイエローの
終わりなき孤独に踊る
ここでは何もかもが満たされて
無邪気に狭い浴槽に浸かっている
↓本家↓聴いて(by 初音ミク)
https://www.youtube.com/watch?v=js711BTpRQk&pp=0gcJCTIMAYcqIYzv
music0.Re : Found Footage
見覚えのある黄色い部屋。
最初、ここにはミクもいた。
でも、もうミクはここにはいない。
そして、”もう二度と、ここにミクは来ない”。
私が、そうするから。
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さて、そうやって言ってみたはいいものの。
このまま停電中に浴槽に沈んでもプールにまた行くだけ……
今まで通ってきた空間はこのセカイから出るための帰り道。
私がこれから通るべきなのは、”このセカイの根源に行くための道”。
なので停電がさっきからたまに起きているが、何もせずに思考を回す。
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ふと、目の前の壁の一部に若干透けて見えるような場所があることに気が付いた。
触ってみると、布っぽい感触で、普通に凹んだ。
捲ってみた。
中には、1台のビデオカメラがあった。
持ち上げてみると、どうやら絶賛録画中のようだ。
ただ、録画停止してファイルを見ると、明らかにここではない景色が映った録画ファイルがあった。
それを再生してみる。
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[記録中......識別、2024/05/15]
[以下、音声言語解析結果]
[景色:
浴槽のある黄色い空間が一瞬表示され、消える]
愛されたいと願っていた
見たくないものばかり見方を覚えた
伝えたいことは一つもなかった
然れども鮮やかに奇を衒う世界は
[景色:
①…灰色の道を映した映像、ある程度の速度で景色が過ぎ去る
②…草の生い茂る景色を映した映像、後方には湖や森が見え、
生い茂る草の途中に枯れ木が生えている
③ブルースクリーン、特筆するべき情報はなし]
もう見えない心象
言えない真相
消えない創造
知らないで
[景色:
①林の中を歩いている、少し速い
②林の中を駆けている、速い、日が暮れ始めている
③灰色の道が映されている、速い速度で駆けている模様
④道路の上を走っている、焦りの感情を検出
⑤スノーノイズ]
盲目的想像からすべてがすべてと乖離して
至らない壁裏掻き消す
鳴りやまないビージーエム
壊れ揺らぐ夢模様の次元
[景色:
①定点で固定されたカメラが、黄色い部屋ではしゃぐ少女の行動を映している
②スノーノイズ]
どこからどこまでもくすんだイエローの
終わりなき孤独に踊る
ここでは何もかもが満たされて
無邪気に狭い浴槽に浸かっている
[景色:
①先ほどとほぼ変わらず、画面が拡大されていく
②少女が消える
③スノーノイズ]
すべて知っていたあの頃を
大人になるまでは見えた煌めく情景を
[景色:
①正面から黄色い部屋を映している、明かりが点いていない
②スノーノイズ]
痛ましく期待ばかりの美学が
誰もがこれだと語る
無自覚ばかりがと妬む程に
無意味になるような
ここが夢でないならば
[景色:
①天井角から部屋と少女を斜め上から映している、少女は座っている
②スノーノイズ]
愛せるほど何もないんだと
要らない心象
嫌いになれないままいたいんだ思うまま
言わない真相
書いた音楽はノイズみたいに
枉げて
[景色:
①視点は変わらず、モノクロになっている
②モザイク]
取り違えたように雑音に堕ちてゆく
[景色:
①視点は周囲を見渡している、最後には部屋を真正面から映す
②スノーノイズ]
盲目的想像からすべてがすべてと乖離して
至らない壁裏掻き消す
冷めやらない404
壊れ揺らぐ夢模様の事実
[景色:
①黄色い部屋を後方下に視点を映していき、最後は浴槽にズームインしていく
②スノーノイズ
③明かりの消えた部屋の浴槽に少女が立っている
④少女が点滅し、最後に消失
⑤モザイク]
どこからどこまでもくすんだイエローの
終わりなき孤独に踊る
ここでは何者かもわからないまま
無邪気に狭い浴槽に浸かっている
[景色:
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
①モノイエローのバックヤードを駆けている]
②停電
㉙バスタブが見える
㉚スノーノイズ
㉛暗い黄色の部屋を斜め下から映している
㉜スノーノイズ
㉝バスタブに向かって歩く、ブレが酷い
㉞ブルースクリーン]
[映像記録終了、 ps.angel debugger]
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「……何だったんだろ…」
映像を見終わって、最初に出た感情は困惑だった。
かなり謎な映像だったし、何より、最後の”エンジェル デバッガー”って……?
そうして私は顔を上げた。
真っ暗なPCの画面に自分の顔が反射している。
私はここで、自分が椅子に座っていること、
そして、暗いオフィスの中にいる事に気が付いた。
盲目的想像からすべてがすべてと乖離して至らない壁裏掻き消す鳴りやまないビージーエム