10話
ミヤ「よって私たちは、これを迎え討ちます。」
一同「!?!?」
=無理もない反応だった。いくら命と隣り合わせの闘いをしてきたDWE職員でも、さすがに隕石を受け止め、破壊する想像などできない。
ミヤ「衝突まで1時間しかないわ。被害の規模はここから、オデュネ、ビオスの砂漠全域までと予想される。ここで食い止めるしかないの。私が対処する。みんなは私を支えて欲しい。」
セイヤ「何言ってんだよ。ぶっ壊せばいいんだろ?俺もやる。」
マナト「そうだよミヤさん。カッコつけるのは君の仕事じゃない。」
サラ「これ、私もやる流れじゃん、、」
ミヤ「みんな、、、助かるわ。」
アヤネ(私はまた役に立てない、、それに今回のことだって、私の不幸が関係してるかも知れない。)
=アヤネはこの一年半で少しくたびれてしまった鉄のぬいぐるみを胸に当てた。
アヤネ「セイヤくん。絶対生きててね。」
セイヤ「死ぬと思ってんのかよ笑」
アヤネ「ううん。全く笑」
ミヤ「何イチャついてるのよ、アヤネ。あなたにも仕事があるわよ。」
アヤネ「なんですか?」
ミヤ「地下の掘削装置を、他の隊員と共に感情エネルギー生防護シールドで守って欲しいの。」
アヤネ「っ、わかりました。命に変えてでも。」
マナト「あぁ、もうそこまできたか。」
=頭上にはすでに、非常に大きな隕石のトロフィが、迫っていた。
隕石のトロフィ「……….」
ゴゴゴゴゴゴ
ミヤ「♫♩♬〜〜〜♪〜」
セイヤ「歌ってる場合じゃねぇだろ、ミヤ!」
ミヤ「♪〜」
ミヤ「わかったわ。」
セイヤ「??何が。」
ミヤ「こいつの対応する感情は、諦め、諦念よ。」
一同「!?まだあんなに離れてるぞ!?なんで言い切れるんだよ。」
ミヤ「私はあらゆる旋律、つまりオーラや流れで相手の性質を見抜けるの。」
セイヤ「っ!すげぇっ!」
ミヤ「♬〜」
サラ「??」
マナト「なんだか、いい気分だ。」
セイヤ「すごく、、力が出る感じがするぞ。」
ミヤ「私の歌は、みんなのリズムを整えて、連携をしやすくしたり、威力をあげたりできるの。」
セイヤ「最強のサポートってことだな。」
マナト「セイヤ。その表現僕は大好きだぞ。」
サラ「とってもいい気分!」
隕石のトロフィ「………..」
ミヤ「♩〜」
セイヤ「まずは動きを止めねぇと!俺の氷の力で止めてやるぜ!」
ゴオオオオオオオオ!!
=特に効果は見られない。
隕石のトロフィ「………..」
セイヤ「効かねぇよ!」
サラ「冷ましても意味ないよ、、セイヤ!」」
セイヤ「クソッ、、そういうことかよ!」
マナト「俺の炎は、相性が悪そうだな。」
サラ「私の植物で受け止めてみる!」
セイヤ「頼んだ。俺はその植物を凍らせて固めてやる!」
サラ&セイヤ「止まれぇええええええ!」
隕石のトロフィ「………」
ドシーーンッ!バキバキバキ、バリンッッ!
=止まるどころか、突き破ってきてしまった。
サラ「止まらないよっ!!」
セイヤ「植物ごと貫通するなんて!!」
ミヤ「♬〜」
セイヤ「クソッここで止めねえと本部が潰れちまう、、!」
マナト「セイヤ!俺の炎とお前の風で、こいつを押し返そう!」
セイヤ「おう!あわせるぞ!!!」
ビュオオオオオオオオ
マナト「まかせろ!」
ブァアアアアアッ
マナト「、、できた!」
サラ「す、すごい!」
マナト&セイヤ「押し返せーーーーっ!!」
隕石のトロフィ「………」
=特に効果は見られず、トロフィが本部に直撃した。
マナト&セイヤ「なんで効かねえんだよ!!」
ミヤ「まずい。」
ズガガガガガガガガ
一同「うわあっ!!」
ミヤ「本部に、、めり込んでいくわ。」
セイヤ「アヤネーーーーーッッ!!!!」
=地下が露出し、トロフィがシールドに衝突!そのまま破壊しようとする。
アヤネ「くっ、このままじゃ持たない!」
ヒゲゾウ「頑張るんじゃ!」
他の隊員たち「なんとしてでも!!」
サラ「抗っている限り、、諦めに共感できないってこと、、、?そんなの、どうしようも、、」
ミヤ「仕方がないわ。奥の手よ。」
セイヤ「奥の手?」
ミヤ「ヒゲゾウ!ビームの発射口をひっくり返して!トロフィに向けて発射しなさい!」
ヒゲゾウ「じゃが、!エネルギーが!ぐぅ、背に腹はかえられん。みんな退避しろ!!」
=突き上げられたビームが、トロフィをかなりの上空へと打ち上げた。しかしまた落ちてくるのは時間の問題だった。
ミヤ「私がやるわ。」
セイヤ「でもどう共感するんだよ。」
ミヤ「6年前ここにはじめてのトロフィが現れた時の絶望感、諦めの感情を理解したのは私。これは、私にしか倒せないの。」
マナト「動きが鈍い今しか倒すチャンスはないぞ!ミヤさん!」
ミヤ「はああああっ!」
隕石のトロフィ「……..!?」
セイヤ「すげぇ、相手のリズムを崩すこともできんだな!?」
マナト「でもみるからに消耗してるみたいだ。」
ミヤ「せいっっ!!!」
=ミヤの手から投げられた武器がトロフィに突き刺さった。
バシッッ
=トロフィは空中で縮小し、スピードを上げて落ちてきた。
ヒュヒュル、、ドスン。
=そのままトロフィはヒゲゾウを取り込むと、燃え尽きて消えていった。
ヒゲゾウ「えぇ、ワシ!?」
=ヒゲゾウの背中には、岩の紋章が刻まれていた。エネルギーのなくなった地下室だけの本部に、全員が集まっていた。残り一つ。ただしエネルギーは集め直し、、、