9話
ミヤ「そう、それは驚きだわ。私、紋章は一人に一つだと思っていたもの。なら、あと必要な紋章は二つね。セイヤくん。帰ってきたらお話ししましょう。それと三人ともお疲れ様。ゆっくり羽を伸ばしてちょうだい。」
=翌日から、本格的にアネモスの復旧作業が始まった。
アネモスの子供たち「お姉ちゃんたち!パンディノスから来たの!?そのバイク、カッコいい!」
アヤネ「えっと、これはね、、、」
セイヤ「あぁ。俺のバイクだ。かっこいいか?そうだろそうだろ!お前らも大人になって、パンディノスに行くんだな!」
アヤネ「こいつ、、、」
=いつも通りのセイヤの様子に呆れるアヤネ。
セイヤ「なぁアヤネ。アネモスの復旧手伝いながら、観光しねえか?」
アヤネ「えっ?あ、そ、そうだったね!」
アネモスの子供たち「ならまずは真ん中の展望台に行くといいよ!一番おっきな風車があって、ちょうど壊れてるみたいだし。」
アヤネ「そうなんだ!ありがと〜。」
=アヤネは子供たちの頭を撫でた。
サラ(なんかいい雰囲気かも、邪魔しないようにしなきゃ。)「私、ここの子達と遊んできていいかな、?」
アヤネ「私たちしばらく見て回るから、全然大丈夫だよ!」(セイヤと二人きり!?)
セイヤ「おん、遊んできなよ。夜には戻るから。」
サラ「はーい!」
=サラは現地の子供達とキャイキャイ遊んでいた。二人は言われた通り、丘の上まで登った。そこには、ボロボロの風車があった。
セイヤ「ふぅ、っぱこのバイク最高だな。ってボロボロじゃねえか。」
アヤネ「ね。これどう直すんだろ、。」
アネモスの大工「なんだお前たち、助っ人に来てくれたのか?みた限り、パンディノスから来たみたいだが。」
セイヤ「おう。一緒に直してやるぜ!」
=大工に従って修理をした。小回りのきくアヤネが枠を張り、セイヤは柱を立てた。そしてとうとう風車は再び回転を始めた。
風車「ギギギギ、ガタン。ギギギギ、ガタン。」
セイヤ「おお!直ったぜ!でっけえなあ!」
アヤネ「そうだね。」
セイヤ「アヤネ、ありがとうな笑」
アヤネ「え?あ、うんっ!こちらこそだよ!」
大工(なんかいい雰囲気。)
=丘から見渡すと一面風車ののどかな街が広がっていた。二人は顔を見合わせて笑った。
セイヤ「なぁ!次はあっち行こうぜ!」
アヤネ「ちょっと待ってよ!ふふ。」
=夜になり、三人は集合。
サラ「じゃあ今日は、ここの宿に泊まろうね。みんな、おやすみ、、」バタン。
=セイヤも割り当てられた自室に入り、眠ろうとした時。
コンコン。ガチャ。
アヤネ「まだ、起きてる?」
セイヤ「ん?あぁアヤネか。なんだ?」
アヤネ「ちょっとお話ししたいなーって。」
セイヤ「めんどいなぁ、ねるわ。」
アヤネ「私ね、セイヤとアネモスにこれて、よかった。それだけ☆」
セイヤ「それだけ。あっそ。おやすみ。」
アヤネ「うん!おやすみ〜。」バタン。
セイヤ(なんだか寝れねぇ、なんだこれきもちわりぃな、)
=翌日、宿で朝食を食べ終わり、今度は三人で町の復興をを手伝った。想像以上に早く終わり、復興作業は4日で終了した。
サラ「もう働きたくないよ、、、。」
アヤネ「サラちゃんたくさん頑張ってたもんね。」
サラ「わかってくれるのはアヤネちゃんだけだよ〜!セイヤくんのばか。」
セイヤ「ばっ、ばかじゃねぇよ!」
アヤネ「クスクス。」
セイヤ「あー!てめぇ笑ったな!」
=三人がバイクに乗り、パンディノスへ帰る途中。
セイヤ「ん?おぉ!」
=セイヤの風の紋章が光り、なんと追い風を作っていた。
アヤネ「そんなこともできるの!?速ーい!」
サラ「今度こそ落ちちゃうーー、、、。」
=本部に着くと、マナトとヒゲゾウが待っていた。
マナト「いやー悪いね、ちょうどオデュネに帰省しててさ、行けなかったよ。それより、セイヤ。二個目の紋章なんてすごいじゃないか!それと三人とも。討伐お疲れ様。」
ヒゲゾウ「また欲しいものがあったら作ってやるわい。マナトの奢りでな!」
マナト「ちょっ、じいさん。もうやめてくれーー、、、」
=その日、一同は会し、みんなで笑い合った。それからというもの、大型のトロフィは現れず、シデーロスに出たような小型のトロフィを倒す日々が続いた。気がつけば翌年の12/8。アネモスの台風から、約1年と3ヶ月ほど経過していた。
セイヤ「アネモスに行ったのもあんな前か、もうあんなでっけえトロフィは出てこないかも知れねぇぜ笑」
アヤネ「ふふ。そうかもね。ずっとこんなに幸せでいられたらなぁ。」
マナト「たっ、大変だ!隕石が、隕石が落ちてくるぞ!しかも場所はここの真上だ。」
セイヤ「なんだと!?今すぐ逃げるぞ!」
アヤネ「う、うん!」
ミヤ「みんな待ちなさい。」
マナト「なんでだよミヤさん。逃げないと—」
ミヤ「私たちはセラスで異常現象がトロフィのものか判断する装置を作っていたわ。それがついに昨日完成したのだけれど、それの鑑定の結果、今回の隕石は、トロフィによるものよ。」
セイヤ「なんだって!?」
マナト「でも逃げないとみんなぺちゃんこに!」
ミヤ「規模が大きすぎて今から逃げてももう間に合わない。よって私たちは、これを迎え討ちます。」
一同「!?!?」