異世界帰りのTS美少女勇者、人気ダンジョン配信者に成り上がりながら、「性転換の薬」を追い求める 作:冰藍雷夏
「舞香ちゃん……だめぇ……俺は今、手錠掛けられてて身動き取れないのぉ」
「そんな嘘駄目だよ、お兄。私がお兄の体を傷つけるわけないんだから、すぐに取れるでしょう?」
「つっ!……離れて、やぁ」
「お兄―――可愛い」
興奮しながら着けている下着を脱いでいく舞香。生まれたての姿になって俺へと近付き、再び抱きついてきた。
義妹の可愛い顔が近い。もう少し近ければキスする近さだった。いや、さっきディープキスまでされたけど。
「んぅ……!」
お互いの綺麗なおっぱいの先端が当たる。
それに反応する俺。
頭では分かっている。
密着しきっている舞香の裸体を引き剥がして拘束し、お仕置きすればいいことを。
舞香ちゃんならそれすら喜び、四つん場いになって舌を出しながら「お兄、お仕置きして♡」とか平気で言いそうではある。
だが、できない。
それをやれば可愛い義妹に暴力を振るったことと同義だ。
俺は暗黒義妹舞香ちゃんを
どれだけ義妹が変態で欲望に忠実だろうと、家族に手出しはできないんだ。
「……お兄しゅき。お兄の心も体もしゅき。大しゅき」
「……舞香ちゃん。あん!」
両目が変なハートみたいになってるのか?
どうやら変態が究極進化するとそんな現象に陥るらしい。
――――どうして俺は策略家から凌辱される
側へとコンバートしてるんだろう。
最初は俺が優勢だったんだ。
ちゃんと舞香の新しい弱みも握っている。
なのに俺は舞香の変態欲望力に負けてしまったんだ。
舞香は俺にとっての最大の敵になり得て、最愛の義妹。
真っ正面切って戦うのなら、もっと準備をしっかりしとけば良かった。
今度戦う場合は、媚薬でも用意しとこうかな。
「ニヒッ! やっとおとなしくなったね、お兄。さぁ、後は私のここにお兄のお兄を――――」
舞香が俺へと跨がり、ツルツルな鼠径部をイヤらしい手つきで触り始めた。何してんだ?
「ん? あ、れ? 無い? お兄にあるはずの、お兄が……ない、なったぁん?」
「舞香…ちゃん?」
俺の股間部で何を一生懸命探してんだ?
「お、お兄……つかぬことをお伺いするけど、お兄のチンポどこ?」
……何言ってんだこいつ?
「は?」
「いやいや、は? じゃないよ! お兄のチンポだよ。私のこれから行う生殖能力必須ポイント。無いんだけど…何で?」
「は?」
舞香は時々お馬鹿になる。
いや、常に思考回路はピンク一色なんだが。
「だから、は? じゃないの。お兄のチンポどこよ? 私の初エッチ貫通に使うあれは? どこ?」
「あん! や、止めろ! 俺の股座探るな。無い物は無い、諦めろ! つっ!! 指止め……そこは! だめぇ!」
「どこ? どこ? お兄のチンポどこ?」
「あん! あ、
一生懸命言ってやった。
あれ? 今、俺……私って言ったのか?
「……無いなった」
「は?」
「お兄のお兄が……お兄のチンポ、無いなった~! あああああああああああああああああああ!!!」
大泣きし始める変態義妹。
あー、あー、もうメチャクチャだよ。
せっかくの雰囲気が台無しじゃねえか。
(もう終わりですかね?)
(いや、まだ待とう。ご主人様が挿入されるまで待ってピンチになってから部屋に飛び込んだ方が得よ。それに禁断義姉妹エッチなんてずっと眺めていたいの)
(それは……そうですけど。ユウ様はワタシのユウ様なので助けに行きます。なので手伝って下さい。さもなくばお尻のこれ抜き取りますよ)
(……わ、分かった。分かりましたから抜かないで下さい)
そして開いた扉の前では愛花ちゃんとサラがお互いにお尻を触り合っている。
見てたんなら助けろよ。
全裸で大ピンチなんだぞ、俺。
「抜きましょう、い、いえ、行きましょう……な、何をやってるんですか! 舞香お嬢様!」
「お、んぉ♡ ご、ご主人様を離して下さい。舞香しゃまぁ、んぉ」
ゴトッ! ドゴッ!
愛花ちゃんとサラが俺の部屋へと突入してきた。良かったこれで助かる。
……そして興奮した芋虫みたいにキモい動きでウネウネ動く機械が2つ? 何だあれ、床に落ちる時すごい重低音がしたぞ。
「サ、サラお姉さまと獅子舞さん? どうしてこんな所に? ……? その落としたの何ですの?」
有栖川は興味津々にうごめく何かに近付き……持ち上げた。
「……なんか酸っぱい匂いですわ。何なんですのこれ?」
「「か、返して下さい!」返してアリス~!」
俺も分からん。
分からんが……俺がこんなことになっている長い間、2人だけで何かこそこそやっていたのは確実だった。
「お兄のチンポ無いなった~! え~ん!」
俺のチンポ喪失で泣きわめく義妹。
「何なんですの? きちゃないので捨てますの」
「あ、捨てないで下さい~! 証拠になっちゃいます!」
「か、返しなさい! アリス~! お姉ちゃん命令よ!」
俺の部屋は混沌と化している。
「そんなに俺のチンポを取り戻したいなら手伝ってくれよ」
「へ? ディルド私が付けるの? 私が疑似雄になればいいの? お兄、そうすればお兄の初貫通だもんね。わかった少し待っててね。お兄の部屋には常時用意周到で隠してあるからすぐ私が付けるよ」
「違うわボケ! なんておそろしい発想してんだ舞香お嬢様よう。「性転換の薬」を一緒に探そうって言おうとしたんだよ。誰がディルド付けろって言ったよ」
駄目だこの義妹、早くなんとかしないとそのうちやらかす(俺に)。
「……あ、なるほど。そうすればお兄と爛れたエッチしまくれる。そういうことだよね? お兄、流石じゃん」
「……ちげえよ。アホ……俺を男に戻すのを手伝ってくれって言いたいんだよ。アホ~」
俺の周り変な女の子しかいないんだが、前途多難過ぎないだろうか?
「ん~! とりあえず、女の子同士でできることはしようよお兄……ん」
「するか! つうかいい加減に……んむぁ!」
この後、舞香ちゃんにほんの少しだけ好き放題やられて俺は難を逃れるのだった。