転生者たちは今日も新エリー都を駆け回る   作:『 』を応援するテト

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久しぶりに小説を書きます。最近のAIはすごいですねさらさら文章書いてくれる…
もっとゼンゼロの小説が増えてほしくて自家発電しましたが続くかはわかりません。
ありきたりな設定ですしAI作成で文章がおかしい部分もありますのでそこを承知でお読み下さい。


プロローグ

いよいよビデオ屋オープン

 

【転生者掲示板】

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

重大発表があります

 

**シーホースCEO**

 

なに?

 

**ちびリス博士**

 

どしたのー?

 

**機械執事**

 

なになに?

 

**半々医者**

 

また面倒事か。

 

**おっとり師範**

 

あら、どうしました~?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

先生だけ俺が問題起こした前提なの何なの?

 

**半々医者**

 

掲示板での日頃の行い。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

解せぬ

 

**シーホースCEO**

 

いいからはよ

 

こっちは仕事中なのよ

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

CEOが仕事中に掲示板見んな

 

**シーホースCEO**

 

CEOだから掲示板見ながらでも仕事できるの

 

**機械執事**

 

それ威張ることか?

 

**シーホースCEO**

 

できる女なので

 

**ちびリス博士**

 

できる女だ!

 

**半々医者**

 

12歳に持ち上げてもらって満足か。

 

**シーホースCEO**

 

先生今日辛辣じゃない!?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

はいはい

 

じゃ、発表します

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

本日

 

ビデオ屋Random Play

 

無事オープンしました

 

**ちびリス博士**

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

**おっとり師範**

 

まあ~!

 

おめでとうございます~。

 

**機械執事**

 

おお、ついにか!

 

おめでとう。

 

**半々医者**

 

そうか。

 

良かったじゃないか。

 

**シーホースCEO**

 

よっしゃああああああああ!!

 

**半々医者**

 

うるさい。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

なんで店の住人より喜んでんだよ

 

**シーホースCEO**

 

うるさいわね!

 

こっちはずっと待ってたの!

 

**ちびリス博士**

 

社長めっちゃ楽しみにしてたもんね!

 

**シーホースCEO**

 

そりゃそうでしょうが!

 

ついにあの二人がビデオ屋開いたんだぞ!

 

テンション上がるに決まってんでしょうが!

 

**半々医者**

 

俺には知り合いの兄妹が店を開いたという話にしか聞こえんが。

 

**シーホースCEO**

 

先生はそれでいい

 

**半々医者**

 

また俺だけ知らん話か。

 

**機械執事**

 

まあ原作絡みだからな。

 

必要になったら説明するよ。

 

**半々医者**

 

……もう慣れた。

 

---

 

**おっとり師範**

 

それで、お二人の様子はどうです~?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

朝から元気元気

 

昨日の夜まで最終確認してたくせに

 

今朝また最初から店内チェックしてた

 

**ちびリス博士**

 

かわいい

 

**シーホースCEO**

 

見たい

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

来んなよ

 

**シーホースCEO**

 

まだ行くなんて言ってないでしょうが!!

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

その「見たい」は行く気満々のやつだろ

 

**シーホースCEO**

 

普通に映画借りて開店祝い渡して帰るだけだから!

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

普段からテレビやら何やらに顔出してる大企業の社長が?

 

開店初日の?

 

小さい個人経営のビデオ屋に?

 

**シーホースCEO**

 

………………

 

**機械執事**

 

いや、それは普通に目立つだろ。

 

**半々医者**

 

目立つな。

 

**ちびリス博士**

 

絶対写真撮られる!

 

**おっとり師範**

 

翌日のニュースに出てしまうかもしれませんね~。

 

**シーホースCEO**

 

ぐぬぬぬぬ……

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

諦めろ有名人

 

**シーホースCEO**

 

くっそおおおお!!

 

なんで会社デカくしただけでビデオ屋にも自由に行けなくなるのよ!!

 

**機械執事**

 

「だけ」の規模じゃないだろ。

 

**半々医者**

 

自業自得では?

 

**シーホースCEO**

 

お前ら今日容赦ないな!?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

正論パンチが飛び交っております

 

**シーホースCEO**

 

うるさい!

 

誰のおかげで今まで安定して仕事もらえてたと思ってんの!?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

大変お世話になっております社長様

 

**シーホースCEO**

 

よろしい

 

**機械執事**

 

掌返すの早すぎて草。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

長年の大口依頼人ですから

 

**シーホースCEO**

 

だったら今後も働け

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

それはそれ

 

これはこれ

 

**シーホースCEO**

 

おい

 

---

 

**シーホースCEO**

 

……しゃーない

 

信用できる部下に行かせるわ

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

それなら歓迎

 

普通のお客さんとして一本でも借りてってくれ

 

**シーホースCEO**

 

開店祝いも持たせる

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

常識的な範囲でお願いします

 

**シーホースCEO**

 

何よ常識的な範囲って

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

お前んとこの最新映像設備一式とか送ってくんなよ?

 

**シーホースCEO**

 

………………

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

おい

 

**ちびリス博士**

 

考えてた?

 

**シーホースCEO**

 

考えてない

 

**機械執事**

 

絶対考えてたろ。

 

**シーホースCEO**

 

考えてない!!

 

**半々医者**

 

分かりやすい奴だな。

 

---

 

**ちびリス博士**

 

じゃあボクは行っていい?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

昨日「今日には完成させる」って言ってたやつは?

 

**ちびリス博士**

 

………………

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

ん?

 

**ちびリス博士**

 

完成させてから行きます……

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

よろしい

 

**ちびリス博士**

 

むぅー!

 

今日中に終わらせるもん!

 

終わったら絶対行くからね!

 

**機械執事**

 

工房からならそこまで遠くないし、終わってからでいいだろ。

 

**ちびリス博士**

 

うん!

 

ボンプたちも連れてく!

 

**半々医者**

 

何体だ。

 

**ちびリス博士**

 

みんな!

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

却下

 

**ちびリス博士**

 

なんで!?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

開店初日に護衛ボンプの一団引き連れた十二歳が来たら店よりそっちが目立つわ

 

1体にしなさい

 

**ちびリス博士**

 

2体!

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

1体

 

**ちびリス博士**

 

2体!

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

1体

 

**ちびリス博士**

 

1体半!

 

**半々医者**

 

切るな。

 

**機械執事**

 

博士なら本当にやりそうで怖い。

 

**ちびリス博士**

 

やらないよ!?

 

**シーホースCEO**

 

 

---

 

**おっとり師範**

 

私も一度伺いたいのですけど~。

 

さすがに気軽には行けませんねぇ。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

そっちは師範代だもんな

 

**おっとり師範**

 

ええ~。

 

門弟たちの修行も見なければなりませんし、私だけふらっと雲嶽山を離れるわけにもいきませんから。

 

**機械執事**

 

役職持ちは大変だな。

 

**おっとり師範**

 

あら、あなたも人のことを言えないでしょう~?

 

**機械執事**

 

それはそう。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

 

**シーホースCEO**

 

待って

 

それ私にも刺さってる

 

**半々医者**

 

勝手に刺さってろ。

 

**シーホースCEO**

 

先生今日ほんと辛辣ね!?

 

**おっとり師範**

 

ふふっ。

 

時間が取れた時に、ゆっくり伺いますね~。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

おう

 

二人にも言っとく

 

**機械執事**

 

俺も今日は仕事。

 

まあ距離的には問題ないし、そのうち行くよ。

 

**半々医者**

 

俺は患者がいる。

 

郊外から開店初日に駆けつけるほどの理由もない。

 

**シーホースCEO**

 

待って

 

**シーホースCEO**

 

今日本人が行ける奴ほぼいないじゃん!!

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

お前の部下が行くだろ

 

**シーホースCEO**

 

私が行きたいの!!

 

**半々医者**

 

諦めろ有名人。

 

**機械執事**

 

諦めろ有名人。

 

**ちびリス博士**

 

諦めろ有名人!

 

**シーホースCEO**

 

お前らそれ気に入っただろ!?

 

---

 

掲示板で好き勝手に騒ぎながらも、彼の手は止まっていなかった。

 

洗濯物を抱えて階段を下りる。

 

その先にあるのは、Random Playの本来の構造には存在しない地下室。

 

そこが彼「ユウト」の私室だった。

 

ベッドと机、棚などの生活用品。

 

頑丈ロッカーが多数あり中には装備があり

 

その辺りはきっちり分けて収納してある。

 

 

ユウトは洗濯物を畳むと、自分の物を棚へ。

 

続いてアキラとリンの分をそれぞれ分けておく。

 

朝食は食べさせた。

 

開店前の掃除も三人で済ませた。

 

足りなかった消耗品は買ってきた。

 

冷蔵庫の中身も確認済み。

 

夕食の材料もある。

 

一通り終わったところで、ユウトはようやくベッドへ腰掛けた。

 

そして。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

もう働きたくない

 

**機械執事**

 

唐突だな。

 

**半々医者**

 

さっきから何してた。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

朝飯作って

 

開店準備手伝って

 

買い出しして

 

洗濯して

 

今やっと部屋戻った

 

**シーホースCEO**

 

めっちゃ働いてるじゃん

 

**ちびリス博士**

 

働いてる!

 

**おっとり師範**

 

お疲れ様です~。

 

**半々医者**

 

お前の「働きたくない」は何なんだ。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

愚痴だよ!!

 

お前らくらいには言わせろ!!

 

**機械執事**

 

なるほど。

 

ここが愚痴吐き場か。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

そういうこと

 

やることやった後くらいダラけさせろ

 

**シーホースCEO**

 

じゃあ午後から仕事お願い

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

嫌です

 

**シーホースCEO**

 

ほら!!

 

**機械執事**

 

この流れ好き。

 

**半々医者**

 

仕事と家事は別腹らしい。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

家事はやらんと生活回らんだろ

 

あの二人だけに任せてみろ

 

仕事の為の調べ事とかに夢中になった瞬間どっか抜けるぞ

 

**半々医者**

 

だからお前がやるのか。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

まあな

 

**ちびリス博士**

 

えらい!

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

もっと褒めていいぞ

 

**シーホースCEO**

 

調子乗んな

 

---

 

**半々医者**

 

しかし最近は、前によりも仕事をかなり受けているだろう。

 

明らかに多い。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

それは貯金のためだからな……仕方ないんだよ。

 

**半々医者**

 

貯金?

 

**シーホースCEO**

 

あー……

 

**ちびリス博士**

 

あっ

 

**機械執事**

 

あー、なるほど。

 

**おっとり師範**

 

あら~。

 

**半々医者**

 

……また俺だけ分からんやつか?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

先生

 

知らない方が幸せなこともあるんですよ

 

**半々医者**

 

医者に向かってそれを言うな。

 

**シーホースCEO**

 

まあ知ってりゃ貯めるわ

 

**機械執事**

 

俺でも貯める。

 

**ちびリス博士**

 

ボクも!

 

**半々医者**

 

だから何がある。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

まあ色々あって家計が酷い目に遭う

 

以上

 

**半々医者**

 

雑だな。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

詳しく説明すると長いんだよ

 

とにかく今のうちに金はあるだけ貯めときたい

 

**シーホースCEO**

 

だから最近こっちの依頼にも食いつきいいのね

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

俺の金は俺の金だけどさ

 

一緒に住んでる二人が困ってんのに

 

俺だけ横で金持っててもしょうがないだろ

 

**半々医者**

 

……まあ、それはそうだな。

 

**機械執事**

 

納得。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

未来の俺が安心してダラけるためにも今は貯める

 

**半々医者**

 

結局そこに戻るのか。

 

**シーホースCEO**

 

よし

 

じゃあ仕事増やしたげる♡

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

待て

 

**シーホースCEO**

 

貯金したいんでしょ?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

したい

 

**シーホースCEO**

 

お金欲しいんでしょ?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

欲しい

 

**シーホースCEO**

 

なら働け

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

仕事は面倒

 

**シーホースCEO**

 

面倒でも働くんでしょうが!

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

……はい

 

**機械執事**

 

負けてて草。

 

**ちびリス博士**

 

がんばれー!

 

**おっとり師範**

 

頑張ってくださいね~。

 

---

 

ひとしきり笑われた後。

 

ユウトはベッドへ身体を預けた。

 

少し休憩。

 

地下なので一階の喧騒は遠い。

 

それでも、時折アキラとリンの声が聞こえてくる。

 

開店初日なのだから、当然忙しい。

 

もう少ししたら上へ戻るか。

 

そう考えたところで、一つ思い出す。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

そういや

 

店も開いたし

 

そろそろ羊飼いがいつ来るか気にしとかんとな

 

**シーホースCEO**

 

やっぱそこよね

 

**ちびリス博士**

 

いつ来るんだろ?

 

**機械執事**

 

そこまで細かい時期って覚えてる?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

分からん

 

ゲームで開店から何日後とか表示されてたわけじゃないし

 

明日かもしれんし

 

一週間後かもしれんし

 

もっと先かもしれん

 

**シーホースCEO**

 

そこまでは覚えてないわよねぇ

 

**ちびリス博士**

 

ボクも無理!

 

**半々医者**

 

その羊飼いというのは何者だ?

 

**機械執事**

 

情報屋。

 

あの兄妹に仕事を回す奴だな。

 

**半々医者**

 

敵ではない?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

そこは大丈夫

 

問題は羊飼いが来た後

 

**半々医者**

 

何かあるのか。

 

少しだけ、掲示板への書き込みが止まった。

 

ユウトは地下室の天井を見上げる。

 

アキラとリン。

 

二人が何を求めているのか。

 

それは、一緒に暮らしてきたユウトがよく知っている。

 

ヘーリオス研究所。

 

零号ホロウ。

 

二人は、自分たちの過去へ繋がるものを追っている。

 

そのための手段としてプロキシを選んだ。

 

羊飼いが現れれば、二人はパエトーンとして本格的に仕事を始める。

 

ホロウへ向かう回数も増える。

 

様々な人間と関わるようになる。

 

そして――裕翔もまた、二人の専属エージェントとして必ず同行する。

 

原作を知っているからといって、すべてがその通りになる保証などない。

 

既に六人はこの世界で長い時間を生き、行動している。

 

変わったものだってあるだろう。

 

だから未来の記憶に任せて動くつもりはない。

 

目の前で何が起きているのかを見て。

 

その時、その時で判断する。

 

ただ一つ。

 

アキラとリンが危険な場所へ向かうのなら、自分も一緒に行く。

 

そこだけは、最初から決まっていた。

 

ユウトは再び掲示板へ書き込んだ。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

まあ本格的に仕事始まるってこと

 

二人が依頼受けたら俺もエージェントとして同行

 

そっからは現場見ながら対応するしかないな

 

**半々医者**

 

なるほど。

 

**機械執事**

 

まあ、それが一番だろ。

 

俺たちが覚えてる通りになるとは限らないし。

 

**シーホースCEO**

 

そこ大事よね

 

**おっとり師範**

 

ええ。

 

実際に起きていることを見て判断するのが一番です~。

 

**ちびリス博士**

 

何かあったらボクたちも手伝うよ!

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

頼りにしてますよっと

 

**半々医者**

 

お前は同行しないという選択肢はないのか?

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

ない

 

**半々医者**

 

即答か。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

あいつらだけホロウに送り出して

 

俺だけ家でゴロゴロしてられるほど図太くねえよ

 

**機械執事**

 

じゃあ働くしかないな。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

それとこれとは話が

 

**シーホースCEO**

 

同じです

 

**半々医者**

 

同じだ。

 

**ちびリス博士**

 

同じー!

 

**おっとり師範**

 

同じですね~。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

味方がいねえ!!

 

---

 

ユウトは端末を置いた。

 

「さて……」

 

休憩終了。

 

地下室から一階へ上がる。

 

店内ではリンが棚の前で何かを確認し、その少し離れた場所ではアキラが端末を操作している。

 

「ユウト兄、ちょうどよかった!」

 

階段から出てきた裕翔を見つけたリンが振り返った。

 

「ん?」

 

「ここの並べ方、ちょっと見てほしいんだけど」

 

「はいはい」

 

返事をしながら、裕翔はそちらへ歩いていく。

 

途中でアキラにも声を掛けた。

 

「夕飯、いつもくらいでいい?」

 

「ああ。頼むよ、ユウト」

 

「了解」

 

何ということもない会話。

 

何ということもない一日。

 

新しく開いた店で、三人がそれぞれ自分のやることをしている。

 

それだけだった。

 

――数時間後。

 

**シーホースCEO**

 

副店長

 

今なら明日の仕事あるよ♡

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

嫌です

 

**シーホースCEO**

 

報酬三倍

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

詳細を聞こう

 

**機械執事**

 

はや。

 

**ちびリス博士**

 

はやーい!

 

**半々医者**

 

お前、本当に金には弱いな。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

生活がかかってんだよ!!

 

**シーホースCEO**

 

じゃ、よろしく♡

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

2人の明日用の朝食作ってからな

 

**機械執事**

 

そこは絶対やるんだな。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

当たり前だろ

 

**半々医者**

 

なら最初から働きたくないなどと言うな。

 

**ビデオ屋副店長(仮)**

 

だから愚痴だっつってんだろ!!

 

---

 

その日。

 

新エリー都の一角に、一軒のビデオ屋が開店した。

 

**Random Play。**

 

店主はアキラとリン。

 

そして、その二人と生活を共にする副店長の男が一人。

 

開店初日の店内では兄妹が忙しく動き回り。

 

地下の一室では、転生者仲間へ愚痴をこぼし。

 

夕方になれば、いつものように三人分の食事が用意される。

 

特別な事件など、何も起こらなかった。

 

ただ、新しい店が開いただけ。

 

それでも三人にとっては、大切な一日だった。

 

「じゃ、行ってくるわ」

 

夕食を済ませた裕翔が、仕事用の上着を羽織る。

 

「いってらっしゃい、ユウト兄!」

 

「気をつけて、ユウト」

 

「へーい。二人とも店閉めたらちゃんと休めよー」

 

片手を振って、裕翔はRandom Playを出ていった。

 

その背後では、新しい看板の明かりが夜の街を照らしている。

 

ビデオ屋Random Play。

 

開店初日。

 

こうして3人の新しい日常は、静かに始まった。

 




いかがでしたか?
転生者たちの簡単な紹介

本作に登場する転生者は全部で六人。
それぞれ異なる立場で新エリー都に根を張りながら、転生者だけが利用できる掲示板を通じて交流している。

・半々医者

六人の中で一番最初に転生した人物であり、現在はどこの組織にも所属せずフリーで活動している凄腕の医者。

前世でも医者だったため外科技術に優れ、現在はエーテル浸食に関する治療も行っている。対人関係はあまり得意ではなく少々ぶっきらぼうだが、信頼した相手とは普通に接する六人の最年長。

なお、転生者の中で唯一『ゼンレスゾーンゼロ』の原作知識を持っていない。そのため掲示板では、他の五人だけが分かっている話題に一人取り残されることもしばしば。

・シーホースCEO

TOPS財政ユニオンに所属する大企業の女社長。

市民の生活に根差した企業経営を掲げ、様々な分野へ事業を展開した結果、新エリー都ではテレビにも出演するほどの有名人となっている。

表向きは堂々とした敏腕CEOだが、転生者掲示板ではかなりノリがよく、普段の姿からは想像できないほど好き勝手に騒いでいる。

『ゼンレスゾーンゼロ』についてはかなりやり込んでいたようで、その知識を活かして昔から色々と動いているようだが……?

・ビデオ屋副店長(仮)

アキラとリンが営むビデオ屋で副店長を務め、二人と共に暮らしている男性。

普段は二人の生活を支える気のいい兄貴分。かなりの面倒くさがりで、働かなくても生活できるなら喜んでダラけていたいタイプなのだが、何故か現在は積極的に仕事を受けて貯金に励んでいる。

一見するとただのビデオ屋副店長だが、実はエージェントとしての実力はかなり高い。これまでは主にシーホースCEOから仕事を受けており、ビデオ屋の開店を境にパエトーンの仕事にも深く関わっていくことになる。

・おっとり師範

雲嶽山で他の門弟たちの修行を見ている師範代。

女性と見間違えられるほど整った中性的な容姿をしており、一人称も「私」。普段の話し方も非常に女性的だが、れっきとした男性である。

名前の通り穏やかでおっとりした人物だが、その戦闘能力は転生者たちの中でもトップクラス。普段とのギャップも大きく、真面目な話をする際にはおっとりとした口調も消える。

・機械執事

ヴィクトリア家政に所属している知能機械人。

情報の整理や精査、スケジュール管理などを得意としており、転生者たちの中では情報管理や仲間の補佐を担当することが多い。

普段は理知的で落ち着いた人物だが、転生者掲示板では他の面々の悪ノリに付き合ったり、自分からさらっと乗っかったりすることも。

戦闘ではアークライト社製の遠隔操作型ビットを使用し、仲間を支援する。

・ちびリス博士

六人の中で最後に転生した、12歳のリスのシリオン。

前世では著名な科学者だったらしく、幼いながら技術系全般を専門とする天才エンジニア。現在は自分の工房を構え、様々な発明品や転生者たちが使用する装備品などを製作している。

明るく好奇心旺盛で、実年齢に引っ張られて性格もかなり子供っぽい。

戦闘能力そのものは六人の中で最も低く、基本的に戦闘には参加しない。その代わり、自ら製作した護衛兼お世話用のボンプたちが常に数体そばにいる。
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