前世の私が両面宿儺と仲良く古書に載ってた件   作:テン吉

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3話

 

 

 1ヶ月経つと、原作を知っている私はコツを掴みやすかったのかオーラをほんのちょっとだけ操れるようになってきた。

 

 2ヶ月経つと、人里まで3時間で行けるようになった。

 

 3ヶ月経つと、一時間以内で行けるようになった。

 

 6ヶ月後、全てのトレーニングメニューを1時間でこなせるようになった。

 

 そして1年経つと、オーラを、いや念を自在に操れるようになった。

 

 

 正直、気味が悪いほどに成長速度が速かったとも言える。

 

 ハンターハンターの主人公は約4ヶ月で習得したがあれは例外とする。

 

 

 とにかく、2年もかかる子供や、人生の終盤になって扱えるようになった人とか、そういう遅い人も居る。

 

 

 私は呪力無しだった。

 

 たまたま近くの通りかかった呪術師に恐る恐る聞いてみたら、私が知っていることに驚きながらも教えてくれたのだ。

 

 んで、成長速度が速いってことで、もしかしたらそういう天与呪縛なのかも~と。期待してたのでちょっと泣いた。

 

 

 ちなみに呪霊は祓えました。

 

 どうやらオーラを消した素手では、呪力を一切扱えないのもあって呪霊に触れられないものの、逆にオーラを使えばいけるっぽい。

 

 試しに体力が付いた頃に弱そうな呪霊を狙ってみたら案外いけたのだ。

 

 

 

 呪力無しに呪霊を倒す私の噂はあっという間に呪術師の間に広まった。呪力を使った痕跡を残穢(ざんえ)って言うんだけど、呪力を使ってないことはそこで知られた。

 

 

 呪力扱えないんだから当たり前じゃんと思うだろうが、呪力無しの術師は呪具を使うため、結局は呪力を使っている。

 

 なので残穢が残るのである。

 

 

 そして何よりみんな私の顔を、容貌を_____正体を知らない。

 

 

 つまり人間と思われてさえ居ない。

 

 一部は思ってる人も居るっぽいが、やはり呪力無し呪具無しってのが信じられないらしい。妖怪。幽霊。人々は好きなように解釈をしていた。

 

 

 

 なぜ認知できないのか。念の中には四体行と呼ばれる基本的な4つの技術がある。

 

 簡易的に説明すると、1つは纏(てん)と言って体を頑丈にしたり若さを保ったりする。2つ目は練(れん)と言って、まぁサイヤ人みたいに攻防をぐぐんと上げる。

 

 

 3つ目は絶(ぜつ)と言って、これが私の正体が誰にも確認出来ない理由。毛穴を塞いで......、つまり生命エネルギーを出さないから認知出来ない存在になる。

 

 

 呪力がゼロの人も同じことが出来るが、認知されない対象が呪術師相手だけだったりする。

 

 

 私は両方なので範囲がダブってるってこと。

 

 だけど相手の方が上手だとか、集中力が途切れると認知されちゃうけど、いやぁ隠れることに関しては最強だね! 

 はっはっは!!

 

 そして4つ目、発(はつ)。いわゆる必殺技のことだ。

 

 

 これは本当に個人差が現れるもので、そもそも自分の好きなように必殺技を作れちゃったりする。

 

 

 が、私はまだ作ってはいない。

 

 余談だが風呂に行った際行った水見式では私は強化系だった。

 んんん単純バカって言われるぅ!!

 

 

 

 まだ、両面宿儺の脅威に安心できる日はない。

 

 

 

 

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