心臓は、まだ夢を見ている   作:ディーバイエム

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[第十七章]走らせない日

美幸トレーナーとの時間は、タガノデュードにとって不思議なものだった。

 

古吉トレーナーといる時、デュードは余計な荷物を一つずつ下ろしていく。

宮田先生といる時、デュードは自分の図面を見直す。

 

けれど美幸トレーナーといる時は、少し違った。

 

お菓子が出る。

お茶が出る。

作戦会議なのに、最初に聞かれるのは「最近どう?」だった。

 

デュードは最初、それに戸惑った。

 

現場なら、まず確認だ。

足場、資材、人員、天候、危険箇所。

走るなら、位置取り、相手、距離、馬場、過去の失敗。

 

それなのに、美幸トレーナーは急がなかった。

 

「全部組んでから走ろうとすると、走る前に疲れるやろ」

 

そう言った。

 

デュードは、その言葉を何度も考えた。

 

自分は、足場を組みすぎているのかもしれない。

高く、固く、安全に。

でも、あまりに立派な足場を組みすぎると、今度は走る場所が狭くなる。

 

シェイクユアハートにも、そう言われた。

 

「足場が立派すぎると、走るところが狭くなりませんかぁ?」

 

ほわっとした声なのに、胸に残る言葉だった。

 

夏の中京。

 

デュードの次走は、三歳以上一勝クラスに決まった。

 

中京、芝2200。

美幸トレーナーとの一戦。

 

朝日杯五着から始まった春は、こぶし賞四着、フローラルウォーク賞三着、アーリントンカップ十着、京都新聞杯十四番人気七着と、思ったより長く、思ったより高かった。

 

勝っていない。

 

でも、何もしていないわけではない。

 

デュードはそう自分に言い聞かせていた。

 

その日の朝、少しだけ違和感があった。

 

大きな痛みではない。

走れないほどではない。

ただ、歩き出した時、右脚の接地がほんの少し浅い気がした。

 

デュードは足元を見た。

 

気のせいかもしれない。

 

冬場の現場なら、凍結箇所を見つけた時点で報告する。

資材のずれを見つけたら、作業前に直す。

危険箇所を知っていて黙るのは、いちばん悪い。

 

分かっている。

 

分かっているのに、デュードは一瞬だけ黙りそうになった。

 

ここで止まったら。

また足場を組み直しだ。

 

美幸トレーナーとの一戦。

別の足場を試すための一日。

柔らかいまま走る練習。

 

ここで取り消したら、それが全部なくなる気がした。

 

「デュード?」

 

美幸トレーナーが声をかけた。

 

デュードは顔を上げた。

 

「どうしたん?」

 

「……右脚の接地が、少し浅いです」

 

口に出した瞬間、胸の奥が冷えた。

 

美幸トレーナーの表情が変わった。

にこにこした柔らかさはそのままだが、目だけがすっと真剣になる。

 

「いつから?」

 

「朝、歩き出した時です」

 

「痛い?」

 

「痛いというほどではないです」

 

「違和感?」

 

「はい」

 

「走れる?」

 

デュードは答えかけた。

 

走れます。

 

そう言おうとした。

 

けれど、その言葉の前に、美幸トレーナーが静かに言った。

 

「走れるかやなくて、走らせてええかやね」

 

デュードは黙った。

 

それは、古吉トレーナーが言いそうな言葉にも似ていた。

でも、美幸トレーナーの声はもっと柔らかかった。

 

柔らかいのに、逃げられない。

 

宮田先生と担当医が呼ばれた。

 

歩かされる。

軽く動かされる。

止まる。

また歩く。

 

大きな異常ではない。

明らかな故障でもない。

 

けれど、いつものデュードとは違った。

 

宮田先生は、腕を組んでしばらく見ていた。

美幸トレーナーは何も言わず、デュードの足元を見ていた。

 

デュードは、耐えきれずに言った。

 

「走れます」

 

その声は、自分でも少し硬いと思った。

 

「危険箇所は分かっています。避けて走れば――」

 

「危険箇所が分かっとるなら、今日は入場禁止や」

 

宮田先生が言った。

 

デュードの言葉が止まる。

 

「……わたし自身が、現場ですか」

 

「せや」

 

宮田先生の声は厳しかった。

 

「お前が一番分かっとるはずや。危ない現場に、作業員を入れるな」

 

デュードは唇を結んだ。

 

反論できなかった。

 

自分が現場なら。

自分の脚が足場なら。

自分の身体が資材なら。

 

危ないと分かっている場所に、走れと言えるか。

 

言えない。

 

でも。

 

「ここで取り消したら、また……」

 

「また、何や」

 

「また、組み直しです」

 

デュードの声は小さかった。

 

「美幸トレーナーとも、まだちゃんと走れてません。古吉さん以外の足場を見ろって言われて、やっと少し分かりかけて……」

 

美幸トレーナーが、そっと口を開いた。

 

「走らん日も、足場やで」

 

デュードは顔を上げた。

 

「走らないのに?」

 

「うん」

 

美幸トレーナーは頷いた。

 

「今日は走らせない。そう決めることも、次のための足場や」

 

「でも、今日のレースは戻ってきません」

 

「戻ってこないね」

 

「今日しかないです」

 

「うん。今日しかない」

 

美幸トレーナーは、そこで少しだけ笑った。

 

「でも、デュードも今日だけの子やないやろ」

 

デュードは何も言えなかった。

 

出走取消が決まった。

 

名前が消える。

 

レースには、出ない。

 

それは、思っていたより静かな出来事だった。

 

大きな音はしない。

誰かが泣き叫ぶわけでもない。

ただ、予定表の上に線が引かれるように、今日のレースから自分の名前が消える。

 

控室で、デュードは椅子に座っていた。

 

美幸トレーナーがお茶を置く。

 

「おかし、食べる?」

 

いつもの言葉だった。

 

けれど、今日は少しだけ違って聞こえた。

 

デュードは、しばらく菓子皿を見ていた。

 

「食べます」

 

小さく答えた。

 

「甘い方で」

 

「うん」

 

美幸トレーナーは何も言わず、甘い焼き菓子を一つ皿に取った。

 

レースは、自分抜きで始まった。

 

遠くから歓声が聞こえる。

自分が立つはずだったゲート。

自分が踏むはずだった芝。

自分が確認するはずだった足元。

 

すべてが、自分抜きで進んでいく。

 

デュードは焼き菓子をひと口食べた。

 

味は分かった。

でも、少し遠かった。

 

「美幸さん」

 

「うん?」

 

「走りたかったです」

 

「うん」

 

「でも、止めてくれてよかったとも思います」

 

「うん」

 

「それが、すごく嫌です」

 

美幸トレーナーは、静かに頷いた。

 

「嫌でええよ」

 

「ええんですか」

 

「走りたかったんやから」

 

デュードは湯呑みを握った。

 

自分で違和感を申告した。

宮田先生に止められた。

美幸トレーナーも止めた。

その判断は、きっと正しい。

 

正しいのに、悔しい。

 

それが、いちばん扱いづらかった。

 

夜、寮に戻ると、シェイクが部屋で待っていた。

 

「デュードさん……」

 

「取り消しました」

 

「はいぃ……」

 

「走りませんでした」

 

「はいぃ」

 

「走らせない日でした」

 

シェイクは、ゆっくり頷いた。

 

デュードは机に座り、メモを書いた。

 

三歳以上一勝クラス出走取消。

右脚の接地が浅かった。

走れるかではなく、走らせていいか。

自分自身が現場。

走らない日も、足場。

 

ペンが止まる。

 

「書きにくいですね」

 

「取消のメモですかぁ?」

 

「はい」

 

「でも、書けてますぅ」

 

「書かないと、なかったことにしそうなので」

 

シェイクは湯呑みを持って、デュードの向かいに座った。

 

「なかったことには、しない方がいいですぅ」

 

「はい」

 

「でも、全部を意味にしなくてもいいですぅ」

 

デュードは少し驚いた。

 

「古吉さんみたいなこと言いますね」

 

「古吉さんに言われましたぁ」

 

「でしょうね」

 

少しだけ、二人は笑った。

 

次の一戦は、揖斐川特別だった。

 

同じ中京。

芝2200。

一勝クラス。

 

取り消した日から、あまり間は空いていない。

 

デュードは、以前より慎重に準備した。

歩く。

止まる。

また歩く。

足元を見る。

 

少し神経質になっている自覚はあった。

 

美幸トレーナーは、それを急かさなかった。

 

「確認はしてええよ」

 

「しすぎですか」

 

「しすぎたら言う」

 

「今は?」

 

「今は、必要」

 

デュードは頷いた。

 

「走るの、怖いです」

 

「うん」

 

「また違和感が出たらと思うと」

 

「うん」

 

「でも、走りたいです」

 

「うん」

 

「今日は、走らせてもいいですか」

 

美幸トレーナーは、デュードの足元を見て、それから顔を上げた。

 

「今日は、走ろう」

 

その言葉に、デュードは小さく息を吐いた。

 

「はい」

 

揖斐川特別。

 

ゲートに入る時、デュードの心臓はいつもより静かに鳴っていた。

 

怖さはある。

取消の記憶もある。

走らない日も足場だと分かっていても、次に走る日はやはり怖い。

 

けれど、今日は走る日だ。

 

ゲートが開いた。

 

デュードは出た。

 

中京芝2200。

足元を確認する。

大丈夫。

リズムを作る。

大丈夫。

 

美幸トレーナーの声が届く。

 

「急がんでええよ」

 

古吉トレーナーとは違う声。

柔らかい。

だが、ぼんやりしているわけではない。

 

「足元あるよ」

 

その言葉で、デュードは少しだけ息が入った。

 

足元はある。

 

取り消した日、消えたと思った足場は、まだ完全には消えていなかった。

 

三コーナー。

四コーナー。

 

前は見える。

届くかどうかは分からない。

でも、走れている。

 

直線。

 

デュードは脚を使った。

 

前を追う。

外から来る子がいる。

内で粘る子がいる。

 

一番前には届かない。

 

それでも、最後まで踏んだ。

 

ゴール。

 

三着。

 

デュードは息を整えながら、しばらく足元を見た。

 

走れた。

 

勝ってはいない。

でも、走れた。

 

美幸トレーナーが来る。

 

「三着やね」

 

「はい」

 

「走れたね」

 

「はい」

 

「悔しい?」

 

「悔しいです」

 

「よかった」

 

デュードは目を丸くした。

 

「よかったんですか」

 

「うん。ちゃんと走ったから悔しいんやろ」

 

その言葉に、デュードは少しだけ笑った。

 

「はい」

 

「勝ってないけど、今日は持って帰れるね」

 

「持って帰ります」

 

その夜、デュードはメモを書いた。

 

揖斐川特別三着。

美幸トレーナー。

取り消しのあと、走れた。

勝っていない。

でも、走れたから悔しい。

足元はあった。

 

シェイクはそのメモを見て、ほわりと笑った。

 

「足元、ありましたぁ」

 

「ありました」

 

「よかったですぅ」

 

「はい」

 

「美幸トレーナー、どうですかぁ?」

 

デュードは少し考えた。

 

「柔らかいです」

 

「はいぃ」

 

「でも、ただ柔らかいだけじゃなかったです」

 

「お菓子だけじゃないですかぁ?」

 

「お菓子だけじゃなかったです」

 

デュードはペンを置いた。

 

「走らせない日も、走る日も、ちゃんと見てくれました」

 

「いいですねぇ」

 

「はい。いい人です」

 

「古吉さんとは違いますかぁ?」

 

「違います」

 

「どっちがいいですかぁ?」

 

デュードはすぐには答えなかった。

 

古吉トレーナーは、余計な荷物を下ろしてくれる。

美幸トレーナーは、散らかったままの自分を少し柔らかくしてくれる。

 

どちらも悪くない。

どちらも必要だった。

 

けれど、同じではない。

 

「まだ、分かりません」

 

デュードは正直に答えた。

 

「でも、美幸さんで走れてよかったです」

 

シェイクは頷いた。

 

「それでいいと思いますぅ」

 

夏が終わり、秋が近づいた。

 

次にデュードの予定表へ書き込まれたのは、朝日セントライト記念だった。

 

中山、芝2200。

GⅡ。

 

そしてそこには、エコロヴァルツの名前があった。

 

朝日杯で出会った子。

勝者のジャンタルマンタルよりも、なぜか長い付き合いになりそうだと思った子。

エコロジーとロマンチックを合わせた、不思議な名前の子。

 

次に会う時は、もう少し上で。

 

そうメモに書いた子。

 

その子と、秋に再び走る。

 

今度のデュードの隣に立つのは、丹頂トレーナーだった。

 

丹頂トレーナーは、ローカル開催に強い人だった。

北海道、小倉、福島。

派手な大舞台の匂いよりも、その場の馬場、風、滞在、流れを読むのがうまい。

 

中央の王道路線をまっすぐ行くというより、今いる場所でどう走るかを知っている。

 

宮田先生は言った。

 

「今回は丹頂トレーナーで行く」

 

「古吉さんでも、美幸さんでもないんですね」

 

「せや」

 

「どうしてですか」

 

「今のお前には、別の場所の読み方もいる」

 

「別の場所」

 

「丹頂さんは、ローカルがうまい。中山はローカルではないが、流れを読む感覚は持っとる」

 

デュードは資料を見た。

 

セントライト記念。

エコロヴァルツ。

秋の大きな足場。

 

「分かりました」

 

デュードは頷いた。

 

「試します」

 

セントライト記念の日、中山の空は曇っていた。

 

パドックの空気は、朝日杯ともアーリントンカップとも違う。

秋の重賞。

クラシックの最後の大きな道へ続くかもしれない場所。

 

デュードは、そこにエコロヴァルツの姿を見つけた。

 

変わっていないようで、変わっていた。

 

朝日杯の時より、少しだけ輪郭がはっきりしている。

夢みたいな名前なのに、足元をきちんと踏んでいる感じは変わらない。

だが、その足場は、前より高く見えた。

 

エコロヴァルツもこちらに気づいた。

 

「デュードさん」

 

「エコロヴァルツさん」

 

「また会いましたね」

 

「はい」

 

「もう少し上で、でしたっけ」

 

デュードは少しだけ笑った。

 

「覚えてたんですか」

 

「覚えてます」

 

エコロヴァルツは静かに言った。

 

「今日は、もっと上へ行きたいですね」

 

「はい」

 

デュードは頷いた。

 

もっと上へ。

 

朝日杯の時は、横にいる子だと思った。

同じ高さの足場を、別の組み方で上がっている子。

 

けれど、今日のエコロヴァルツは少し前に見えた。

 

レースが始まった。

 

セントライト記念の流れは、重かった。

 

速いだけではない。

簡単に脚を使わせてくれない。

距離も、相手も、空気も、春の失敗や夏の取り消しを持ったデュードには少し深かった。

 

丹頂トレーナーの声が届く。

 

「急がなくていい。今いる場所で脚を残して」

 

ローカルを知る人の声だった。

場所を見る。

流れを見る。

今の自分で走れる形を探す。

 

デュードはそれに応えようとした。

 

だが、前には強い子たちがいた。

 

エコロヴァルツが見える。

 

ちゃんと前にいる。

レースの形の中で、崩れず、踏んでいる。

 

三コーナー。

四コーナー。

 

デュードも動く。

けれど、届かない。

 

直線。

 

前は遠い。

 

エコロヴァルツは、その前の争いに残っている。

デュードはそこへ入れない。

 

脚を使っている。

走っている。

でも、横に並べない。

 

ゴール。

 

エコロヴァルツ、三着。

 

デュード、九着。

 

数字は、はっきり分かれた。

 

戻ってきたデュードは、しばらく何も言えなかった。

 

丹頂トレーナーが隣に来る。

 

「九着だったね」

 

「はい」

 

「悪いところだけじゃない。でも、前とは差があった」

 

「はい」

 

「エコロヴァルツ、三着だった」

 

「見えてました」

 

デュードは、前を見たまま言った。

 

「横にいる子だと思ってたんです」

 

丹頂トレーナーは黙って聞いていた。

 

「でも、前にいました。ちゃんと、前に」

 

「追いかけたい?」

 

デュードは少しだけ息を吸った。

 

「追いかけたいです」

 

声が震えた。

 

「たぶん、悔しいので」

 

その夜、寮の部屋で、シェイクはデュードの話を聞いた。

 

シェイク自身も三勝クラスで足踏みを続けている。

近いのに勝てない場所。

見えているのに届かない場所。

 

だから、デュードの言葉は少し分かった。

 

「横にいる子だと思ってたんです」

 

デュードは、机の上で手を組んだ。

 

「でも、前にいました」

 

「はいぃ」

 

「ちゃんと、前に」

 

「追いかけたいですかぁ?」

 

「追いかけたいです」

 

デュードは顔を上げた。

 

「見えない方が楽ですね」

 

シェイクは静かに頷いた。

 

「見えちゃいましたねぇ」

 

「見えちゃいました」

 

デュードはメモを書いた。

 

朝日セントライト記念九着。

丹頂トレーナー。

エコロヴァルツ三着。

横にいると思っていた子が、前にいた。

見えない方が楽。

でも、見えた。

追いかけたい。

 

シェイクはその文字を見て、湯呑みを置いた。

 

「デュードさん」

 

「はい」

 

「追いかけたいって、いいですねぇ」

 

「苦しいです」

 

「苦しいけど、いいですぅ」

 

「そうですか」

 

「はいぃ。心臓が、ちゃんとそっち向いてますぅ」

 

デュードは、胸に手を当てた。

 

心臓は、痛いくらい鳴っていた。

 

取り消した夏。

美幸トレーナーとの三着。

丹頂トレーナーとの九着。

そして、前にいたエコロヴァルツ。

 

走らせない日も、足場。

走って届かなかった日も、足場。

横だと思った子が前にいた日も、きっと足場。

 

デュードはペンを取り、最後に一行書き足した。

 

次は、もう一度、横へ。

 

シェイクはそれを見て、ほわりと笑った。

 

「いいですぅ」

 

「いいですか」

 

「はいぃ。デュードさんの足場、また少し組めましたぁ」

 

「まだ低いです」

 

「でも、低すぎません」

 

デュードは少しだけ笑った。

 

「同室補正ですか?」

 

「同室補正ですぅ」

 

秋の夜が、窓の外で深くなっていく。

 

走らせない日があった。

走って三着の日があった。

別のトレーナーと、九着の日があった。

 

そして、前にいるエコロヴァルツを見た日があった。

 

デュードの足場は、まだ完成していない。

それでも、どこへ組みたいのかは、少しずつ見えてきていた。

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