展開が早いですが、これも作者の力不足ですので暖かい目で見てください
時間が経つのは早いものだ
気が付けば、いつの間にか一週間が経った
俺の身体は通常のラギアクルスより一回り小さい大きさになった
後に気付いたが、竜というのは成長が早い
幼体が一週間に成体になるのはそう珍しくないらしい
そう教えてくれたのは…
ペッコ『ラギアくん。魚持ってきたよ♪』
ラギア『おぅ、毎日すまないな…』
一週間の間、友達のクルペッコの【ペッコ】がそう教えてくれたのだ
本来、ペッコ含むクルペッコは孤島のエリア12に現れないはずだが、俺が住処を教え、毎日のように餌の魚(主にマグロ)を持ってくるのだ
それに大量に
あと、ペッコは口調からして気付いてる人もいるだろうが女性であり、また【ラギア】というのは俺の名前
よくよく考えたら名前すらない(というよりも失った)のでストレートに【ラギア】と名乗るようになった
ペッコ『いやいや、命の恩人だからこれぐらいやって当たり前だよ』
ラギア『だけど、お前は女の子だろ。無理はするな』
ペッコ『ふふっ♪ラギアくんって優しいんだね』
ペッコが言う命の恩人というのは俺の事
…命の恩人…じゃないな、人じゃないし…
単純に言えば、ある日ペッコがエリア5にてハンター四人(しかもG級装備)がリンチしているところ、俺がご自慢の電気ブレスを発射
結果的に雷が地面に着弾し、雷が地を這いずり、ハンター四人はそれに巻き込まれ、四人とも乙
それによって契約金を切らせて、強制的にリタイアさせた
あと、雷の威力とか調節出来るようになった
今回はハンターを一撃で倒せる威力にし、死には至らせないようにした
その代わり、ギルドに報告されたら色々厄介なので目覚めたら記憶がぶっ飛んでるようにした
それからペッコは俺の事を【命の恩人】と称され、しばらくの間は面倒を見るようだ
…まぁ、一ヶ月か二ヶ月辺りに別の場所へ行くけど
…うん、マグロ美味い
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さて、いつまでもここ(エリア12)にいるわけでもないし、そろそろ運動へと行こうじゃないか
ラギア『…行くか』
ペッコ『行くって…どこへ?』
ラギア『いや、ただの散歩だ』
ペッコ『なら、私も行ってもいい?』
まぁ、それは別に迷惑でもないからいいか
ラギア『いいよ。ついて来るなりなんなりと…』
ペッコ『ありがと♪』
ペッコは機嫌のいい返事をする
…竜じゃなくて人間の女の子だったら可愛いんだろうな…
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さて、久々にエリア5に来たが…
ジャギィA『やいやいやい!!こっからエリア6へ行きたきゃ俺達を倒してからにしな!!ドスの旦那は只今食事中だからなぁ!!』
ジャギィB『そーだそーだ』
ジャギィC『腹減った…』
ジャギィD『眠たい…』
ジャギィE『もっと出番増やせ』
なにやらジャギィ達が飛び出してきた
張り切ってるのはAのジャギィだけ
Bはやる気がなく、Cは腹を空かせ、Dは夜更かししたのか目の下に隈が出来、Eは何故かメタ発言をしている
ってか通る気ないし…
ペッコ『な、なによ貴方達!?ラギアくんはエリア6なんて通らないわよ!!』
そしてペッコは胸を膨らませて威嚇している
もうカオスである
あと、モンスター同士では普通に会話してるけど、ハンターから見ると【グルル…】か【ガルル…】としか聞こえないんだろう
ジャギィA『んだと!?女だからといって容赦しねぇぞ!!』
ジャギィB『そーだそーだ』
ジャギィC『動けない…』
ジャギィD『zzz…』
ジャギィE『出番寄越せ』
それぞれがそれぞれ言う
ってか、Eのジャギィ
そんなに出番欲しいなら作者に言え
…でも、このまま放っておいても追いかけて来るんだろうな…
なら…
ラギア『…ペッコ。離れてろ』
ペッコ『え?ラギアくん?』
俺は前に出て大きく口を開く
口の周りからバチバチと雷が弾く
ペッコが『まさかっ!?』みたいな顔でこちらを見てるがスルー
《ドシュッ!!》
そしてジャギィ軍団目掛けて電撃ブレスを発射
電撃ブレスは大きく軸を描いてジャギィに当たらず、地に着弾する
その影響により、ジャギィを囲むように電気が地面を這いずる
ジャギィABCD『『『『アババババババッ!!?』』』』
ジャギィE『気持ちいぃいいぃ!!』
電気はジャギィを襲う
くらってしまったジャギィは一溜まりもなく、痺れてしまい、その場に倒れてしまう
…一匹、変態がいるがスルー
ペッコ『ちょっ!?ラギアくん!?』
流石に突然の行動にペッコは驚いてるだろう
俺に問い詰めてくる
ラギア『大丈夫だ。面倒だから少し気絶させてもらった。死んではない』
ペッコ『いや、そういう問題じゃ…。でも、自業自得だよね…多分?』
何故疑問系だ?
そりゃそうだろう
何せ、通る気もない道なのに喧嘩売ってきたのあっちの方だし…
ラギア『…取り敢えず、エリア2へ行くか』
ペッコ『う、うん』
そして俺らはエリア2に続く道へと歩みを進めた
後に、あの気絶してた五匹のジャギィはそもそも見張りの役割をしていたが、後に来たジャギノスに寝てサボってるのと勘違いし、お得意のタックルでぶっ飛ばしたのは別の話…
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エリア2にて…
アプトノス『うわっ!?ク、クルペッコ!?それに…ラギアクルス!!?に、逃げろおぉぉおぉ!!』
ラギア•ペッコ『『………』』
エリア2に来た瞬間、アプトノス達にそんな事を言われ、一目散に逃げられてしまった
…失礼な、さっきマグロ食って来たから腹減ってないっての…
…ペッコも俺と同じ考えをしているのであろう
ってか、ペッコ含むクルペッコってアプトノス食べるのか?
???『お、今回は誰もいないな』
そんなこと考えているうちにエリア3から誰か来た
誰もいないって…俺らいるんですけど…
エリア3から来たのは【ルドロス】のメス【ロアルドロス】が姿を現した
そこでロアルドロスはエリア3にある滝壺に寝っ転がる形で座り込んだ
どうやら水浴びのようだな
確か、首回りにあるスポンジで水分を取り、陸上の活動力を高めてるんだったな…
海竜…というよりも【水獣】と言ったところだな
ロアルドロス『ん?そこに誰かいると思えば…クルッペじゃないか』
ペッコ『やめて下さいよ。その呼び方』
ロアルドロスは俺達を見ると、ペッコを見て声を上げる
そしてペッコは苦笑いしながら答える
…俺は無視かよ
ロアルドロス『ん?誰だい?そのいい男は?』
いや待て
やめろよ、その言い方
ペッコ『えぇ。この方はラギアくんです。私の命の恩人です』
ラギア『初めまして。宜しく』
ペッコは俺を紹介してくれたお陰で何とか話に入り込むことが出来た
ナイスだ、ペッコ
ロアルドロス『そうかそうか。クルッペの命の恩人か。私からも礼を言わせてくれ』
といってロアルドロスは俺に向かって頭を下げてきた…っておい
ラギア『いや、なんかG級装備のハンター達がクルペッコを殺しにかかってたから、イラっとしたから助けただけだ』
ロアルドロス『た、単純だな。お前…』
ペッコ『それでもラギアくんは私の命の恩人です♪』
俺が答えるとロアルドロスが苦笑いし、ペッコは笑って見せる
単純?
よく言われる
ロアルドロス『自己紹介が遅れたな。私はロアルドロス。【ルドロス海賊団】の団長。気軽に【ロア】と読んでくれ』
ラギア『【ルドロス海賊団】?』
いや、大体想像は出来るが、海賊団組んでたのかよ…
ロア『なんだ?知らないのか?良ければ入るか?』
ラギア『いや、いい。今度砂原とか行ってみるから』
ペッコ『え…ここを離れるの?』
なんか誘われたけど、こっちにはやることがあるから断った
その瞬間、ペッコがめちゃくちゃ哀愁漂う表情に変わった
誘いたいところだが、ここは心を鬼にして…
ラギア『ペッコ。俺が行くのは砂原だけでなく、凍土や火山、またはお前の知らないところまで行く。お前が付いてきても何の得もないし、なにしろ環境が合わなくなり死に至る』
ペッコ『で、でも…嫌だよ。ラギアくんがいなくなるなんて…』
ペッコは少し涙目になりながら言う
…これが竜のナミダって奴か…
けど、ここで甘えたらダメだ
ラギア『でもじゃない。俺はもっと学ばなければならないことがある。そのため、嫌でもここへ出る。大丈夫だ。別に死別する訳ではない』
ペッコ『ラギアくん…うん。そうだよね』
なんとかペッコを説得出来たようだ
よかったよかった…
ラギア『出発まで時間あるし、たまにここに戻って来るよ。生まれ故郷だし』
ペッコ『うん!!その時は歓迎するね♪』
ロア『お、おい…盛り上がってるところだが、お前、本当に行く気なのか?』
ペッコは笑顔でそういい、ロアは焦った表情を見せる
ラギア『なんだ?ダメなのか?』
ロア『ダメもなにも、お前もその環境に馴染むことが出来るのか?運が悪けりゃ命だって落とすんだよ?』
なんだ、そのことが
そのことなら答えは決まってる
ラギア『そこはなんとかするさ。努力で』
ロア『………』
ペッコ『………』
空気が死んだ…
え?なんか変なこと言ったか?
ロア•ペッコ『『…プッ、アッハッハッハッ!!』』
ラギア『え!?』
な、なに!?
突然笑い出したよ!?
ペッコ『い、いやぁ、なんかそれこそラギアくんっぽいなぁって』
ロア『面白い奴だ!!私はそういう奴は好きだぞ!!ますます海賊団に入れたいぐらいだ!!』
ラギア『なんだよそれ…』
まぁ、相手が機嫌いいなら別にいいけど…
ロア『うむ。団員に入れないのは残念だが、また会ったら私の部下でも紹介しよう』
ペッコ『ロアさん。この後仕事ですか?』
ロア『あぁ。最近、うちの馬鹿部下共の食料が底を尽きそうなんでね。今日はあいつらの漁の指揮をしなくてはならないんでね』
…なんか海賊っていうより、漁師っていうイメージがあったんだが…
ロア『私はこれで失礼するよ。ラギア。また会おうか』
ラギア『おう。じゃあな』
ロアはそれを言い残し、エリア5へ向かっていった
…ところで
ラギア『そういや、ペッコとロアの関係って?』
ペッコ『あ、うん。単なる友達だよ』
…めちゃ単純な関係だな…
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エリア3にて…
今度は誰かいるのか、気配を感じる
恐る恐る近付いて確認
そこには、あいつがいた…
ラギア『プーさん!!?』
???『ぬおぁっ!?』
ペッコ『………』
俺がそう叫ぶとその影は抱えていた蜂の巣を転がす
蜂の巣はコロコロと崖の方へ転がって行く
因みにペッコは( ゚д゚)という表情を保ったままだ
その影の正体、それはハンターの間では【ハニーハンター】と呼ばれている牙獣種【アオアシラ】である
アオアシラ『うおぉぉ!!俺の蜂蜜!!』
蜂の巣はコロコロと移動し、やがて崖に落下………の寸前で止まる
それをアオアシラはナルガクルガに負けないぐらいの速さで腕を伸ばし、自分の方へ引き戻した
この間、約1.2秒
ラギア•ペッコ『『((((;゚Д゚)))))))』』
アオアシラ『いやぁ、危ない危ない。おいおいおめぇ。俺様の大事な食料を消すんじゃねぇぞ?…っておめぇら、どんな顔してるんだ?』
いや、そりゃ驚くだろ…
ラギア『い、いや、なんでお前がそんなに腕の動きが異常に早いんだよ?』
アオアシラ『そりゃおめぇ…俺様だから?』
ラギア『答えになってない』
アオアシラ『(´・Д・)』
いや、そんな顔されても…
ってかモンスターがそんな顔すんな
…あ、俺もモンスターか(笑)
アオアシラ『ところでおめぇ、ラギアクルスか?おめぇがこんなところ来るなんて珍しいな』
ラギア『そうだ。ラギアとでも呼んでくれ』
アオアシラ『そうかい。なら俺様は【アシラ】とでも呼んでくれや』
成る程…
アシラの性格は【豪快俺様系おやじ】か…
アシラ『ところで、そこのお嬢ちゃんは?』
ラギア『あぁ。こいつはクルペッコのペッコ。俺の友達だ』
といって未だに((((;゚Д゚)))))))の表情のまま固まってるペッコを尾で優しくはたく
《ベチンッ》
ペッコ『はっ!?私は…?というよりも、おじさん誰ですか?』
アシラ『ガッハッハ!!嬢ちゃん、俺様はこう見えてまだ若いぞ』
ペッコは目を覚ましてアシラに向かっておっさん呼ばわり
かえってアシラは大笑いする
…若いっつってもお前絶対に40歳ぐらいだろ
アシラ『まぁいい。そんで?この俺様になんか用か?』
ラギア『いや、ただ単に話をかけただけだ』
アシラ『なんだそりゃ?』
そういわれてもそれだけなんですけどね…
アシラ『まぁいいや。それより、蜂蜜食うか?美味いぞ』
ペッコ『いや、私とラギアくんは魚しか食べないから…』
ラギア『…一応、エピオスも食べるんだが…』
まぁ肉食だし…
アシラ『ほうほう、そうか。魚も食べるぞ。蜂蜜と魚は結構合うんだぜ?』
ペッコ『そうなの!?今度やってみよう』
ラギア『やめておけ。多分合わない』
何せ、アシラは舌音痴のイメージあるし…
ラギア『じゃあ、そろそろ戻るか』
ペッコ『え?もう戻るの?』
ラギア『あぁ。さっきから眠い』
これは本音
多分、通常より陸上の活動を多く消費してしまった影響だろう
まだ修行が足りないな
アシラ『お?眠いのか。何なら俺の巣に来るか?』
ラギア『いや、遠慮する。エリア12じゃないと落ち着かない』
ペッコ『そうだよね。何せエリア12はラギアくんのテリトリーだし』
ペッコよ
テリトリーではなく、あえて縄張りと呼んでくれ
テリトリーだと犬みたいで嫌だ
ラギア『取り敢えず、戻って寝る。ペッコも帰り道には気を付けるんだぞ』
ペッコ『うん。ラギアくんも気をつけてね』
アシラ『俺様の心配は?』
ラギア•ペッコ『『ない』』
アシラ『( ゚д゚)』
アシラはその言葉を聞いて固まってしまった
俺はそれを無視しつつ、エリア12へ向かって、眠りついた
…しかし、この時はまだ予想してなかった
明日からは【奴】が現れることを…
〜続く〜
閲覧ありがとうございましたw
コメントなど頂ければ幸いです
さて、ラギアが言う【奴】とは?
それは次回のお楽しみに