邪神たちが異世界から来るそうですよ?   作:一反目連

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遅れました?多分遅れました。第十五話です。
誤字脱字指摘感想評価、また、『ぼくのかんがえたさいきょうのうちゅうCQC』、その他諸々待っています。


第十五話

あらすじ

 

ルイオス「ニャル子!ニャル子!ニャル子!ニャル子ぉぉおおおわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ニャル子ニャル子ニャル子ぉおおぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん。んはぁっ!八坂ニャルラトホテプたんの銀髪ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!小説12巻のニャル子たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!アニメ2期放送されて良かったねニャル子たん!あぁあああああ!かわいい!ニャル子たん!かわいい!あっああぁああ!OVAも発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!ぐあああああああああああ!!!OVAなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…ニ ャ ル 子 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ドリームランドぉああああ!!この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のニャル子ちゃんが僕を見てる?表紙絵のニャル子ちゃんが僕を見てるぞ!ニャル子ちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のニャル子ちゃんが僕を見てるぞ!!アニメのニャル子ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはニャル子ちゃんがいる!!やったよクー子!!ひとりでできるもん!!!あ、コミックのニャル子ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあアト子様ぁあ!!ハ、ハス太ー!!珠緒ぉおおああああ!!!シャンタッ君ァぁあああ!!ううっうぅうう!!俺の想いよニャル子へ届け!!ニャルラトホテプ星のニャル子へ届け! 」

 

―――という悪夢を見ました」←ニャル子

 

真尋「流石に同情する」

 

   *   *   *   *   *

 

ニャル子達が尋問を行っている間に、真尋達は飛鳥達を呼ぶ事にした。そして、白夜叉に事情を聞くために"サウザンドアイズ"二一〇五三八〇外門支店へ向かう事にした。しかし、あまり大勢で行くのもどうなんだと真尋が言ったので、行く人数を絞る事にし、ジャンケンを行なった。その結果、ジンと耀、クー子とハス太は残り、十六夜と黒ウサギ、真尋とニャル子、そして飛鳥で行く事になった。

 

夜も更けて、空は星が輝く星月夜となっていた。爛々と輝く満月が箱庭を照らしている。

街灯ランプは仄(ほの)かな輝きで道を照らしているが、周囲から人(ひと)気(け)らしいモノは一切感じられない。道中、十六夜は足早なまま空を見上げて呟く。

 

「こんなにいい星空なのに、出歩いてる奴はほとんどいないな。俺の地元なら金とれるぜ」

「そうだな。僕の所でも十分商売として成り立たせる事が可能だと思うよ」

 

十六夜の言葉に真尋も同意する。真尋だって現代人であるため、このような満天の空は二人にとって新鮮に感じられるのである。対照的に、戦後間もない時代から来た久遠飛鳥にとって、この夜空を不思議に思ったらしく、疑問を口に出す。

 

「これだけハッキリ満月が出ているのに、星の光が霞(かす)まないなんておかしくないかしら?」

「箱庭の天幕は星の光を目視しやすいように作られてますから」

「そうなの?だけどそれ、何か利点があるのかしら?」

 

飛鳥にとって、太陽の光から吸(きゅう)血(けつ)鬼(き)などの種を守るというのは理解できるが、星の光を際立たせたところで意味があるとは思えれなかったのだろう。その疑問に黒ウサギは焦(あせ)るような小走りだった歩調を緩(ゆる)め、答えようとする。

 

「ああ、それはですね」

「おいおいお嬢様。その質問は無(ぶ)粋(すい)だぜ。"夜に綺(き)麗(れい)な星が見れますように"っていう職人の心意気が分からねえのか?」

「あら、それは素(す)敵(てき)な心(こころ)遣(づか)いね。とてもロマンがあるわ」

「………。そ、そうですね」

「いや、違うんなら違うって言っても良かったんだからな?黒ウサギ」

 

黒ウサギはあえて否定しなかったのを見て真尋は一応ツッコんでおく。そして"サウザンドアイズ"の門前に着いた五人を迎(むか)えたのは例の無(ぶ)愛(あい)想(そう)な女性店員だった。

 

「お待ちしておりました。中でオーナーとルイオス様がお待ちです」

「黒ウサギ達が来る事を承知の上、ということですか?あれだけの無礼を働いておきながらよくも『お待ちしておりました』なんて言えたものデス」

「………事の詳(しょう)細(さい)は聞き及(およ)んでおりません。中でルイオス様からお聞きください」

 

定例文にも似た言葉に黒ウサギは憤慨しそうになるが、店員の彼女に文句を言っても仕方がない。店内に入り、中庭を抜(ぬ)けて離(はな)れの家屋に黒ウサギ達は向かう。中で迎えたルイオスと思(おぼ)しき青年は黒ウサギを見て盛大に歓声を上げた。

 

「うわお、ウサギじゃん!うわー実物初めて見た!噂には聞いていたけど、本当に東側にウサギがいるなんて思わなかった!つーかミニスカにガーターソックスって随(ずい)分(ぶん)エロいな!ねー君、うちのコミュニティに来いよ。三食首輪付きで毎晩可愛(かわい)がるぜ?」

 

ルイオスは地の性格を隠(かく)す素(そ)振(ぶ)りも無く、黒ウサギの全身を舐(な)め回すように視姦してはしゃぐ。黒ウサギは嫌(けん)悪(お)感(かん)でさっと脚(あし)を両手で隠すと、飛鳥も壁(かべ)になるよう前に出た。

 

「これはまた………分かりやすい外(げ)道(どう)ね。先に断っておくけど、この美(び)脚(きゃく)は私達のものよ」

「そうですそうです!黒ウサギの脚は、って違(ちが)いますよ飛鳥さん!!」

 

突然の所有宣言に慌(あわ)ててツッコミを入れる黒ウサギ。そんな二人を見ながら、十六夜は呆(あき)れながらもため息をつく。

 

「そうだぜお嬢様。この美脚は既(すで)に俺のものだ」

「そうですそうですこの脚はもう黙らっしゃいッ!!!」

「よかろう、ならば黒ウサギの脚を言い値で」

「売・り・ま・せ・ん!」

「黒ウサギさんは売り物じゃありませんよ!抽(ちゅう)選(せん)の商品なんですから!」

「そうですそう、って違います!あーもう、真(ま)面(じ)目(め)なお話をしに来たのですからいい加減にして下さい!黒ウサギも本気で怒(おこ)りますよ!!」

「馬(ば)鹿(か)だな。怒らせてんだよ」

 

スパァーン!とハリセン一(いっ)閃(せん)。今日の黒ウサギは短気だった。肝(かん)心(じん)のルイオスは完全に置いてけぼりを食(く)らっている。五人のやり取りが終わるまで唖(あ)然(ぜん)と見つめ、唐(とう)突(とつ)に笑いだした。

 

「あっはははははははは!え、何?"ノーネーム"っていう芸人コミュニティなの君ら。もしそうならまとめて"ペルセウス"に来いってマジで。道楽には好きなだけ金をかけるのが性分だからね。そこの頭痛そうに抱えてる君も何か芸とかできるの?」

 

ルイオスの唐突な振りに真尋は驚きつつも少し考え、ニャル子達の方を向く。

 

「動くなよー」

「「「「「えっ?ど―――」」」」」

 

どういう事?―――と聞く前に真尋はフォークを射出する。バラバラに射出されたフォークは見事五人を縫い付けるようにして壁に刺さった。

 

「っと、こんな感じだな。お前ら頭冷えたか?」

「「「「ハイ………」」」」

「というか真尋さん、私だけ頭に一本刺さってるんですが………」

 

ニャル子の言う通り、ニャル子のみ頭部に一本、フォークが刺さっていた。その言葉に真尋は笑顔で答える。

 

「馬鹿だな、刺してんだよ」

「当ててんのよ、みたいに言われても全く嬉しくない、何これ不思議です………」

 

ニャル子は滝のような涙をルー、と流す。それを見てルイオスはまた笑い出す。

 

「あはは!すごいな!君、絶対大道芸人としてもやっていけるよ!何だったら君ら全員僕のコミュニティが生(しょう)涯(がい)面(めん)倒(どう)見るよ?勿論、ウサギの美脚は僕のベッドで毎夜毎晩好きなだけ開かせてもらくけど」

「お断りでございます。黒ウサギは礼節も知らぬ殿(との)方(がた)に肌(はだ)を見せるつもりはありません」

 

嫌悪感を吐(は)き捨てるように言うと、隣(となり)で十六夜がからかう。

 

「へえ?俺はてっきり見せる為(ため)に着てるのかと思ったが?」

「ち、違いますよ!これは白夜叉様が開催するゲームの審判をさせてもらう時、この格好を常備すれば賃金を三割増しにすると言われて嫌(いや)々(いや)………」

「ふぅん?嫌々そんな服を着せられてたのかよ。………おい白夜叉」

「なんだ小(こ)僧(ぞう)」

「私も一言だけ………」

 

キッと白夜叉を睨(にら)む十六夜と、顔を険(けわ)しくしたニャル子。三人は凄(すご)んで睨みあうと、同時に右手を掲(かか)げ、

 

「超(ちょう)グッジョブ」

「超(ちょー)イイです最高(さいこー)です!」

「うむ」

 

ビシッ!と親指を立てて意(い)思(し)疎(そ)通(つう)する三人。一向に話が進まず、ガクリと項(うな)垂(だ)れてしまった黒ウサギと、胃痛と頭痛に苦しむ真尋の元に、家屋の外から店員の助(たす)け舟(ぶね)が出される。

 

「あの………御(ご)来客の方も増えましたので、よろしければ店内の客間に移りましょうか?みれば割れた食器の破(は)片(へん)も散らかっていますし」

「そ、そうですね」

 

一度仕切り直す事になった一同は、"サウザンドアイズ"の客室に向かうのだった。

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