2000文字位なので本当に短いです。
それでも宜しければどうぞ。
【side.???】
「―――」
―――声が、聞こえた。
「―――と―、―――と――の――」
―――誰かの、声が。
「――は―が――――――」
―――酷く、
「―――つ――――を」
―――何かに、
「――――は――、―――り――」
―――助けを、
「――に―る―――は――――」
―――希望を、求める様な。
「―――。―じ―。―――。閉――。――よ」
―――涙声の様な。
「―――す――に――」
―――怒鳴り声の様な。
「――、―――れ――を―――る」
―――叫び声の様な。
「――――」
―――笑い声の様な。
「―――。―――は―――に」
―――
「――――は―――に」
―――高音の様な。
「――の―――に――、―――」
―――中音の様な。
「―――に――――ば―――」
―――低音の様な。
「――を―――」
―――女声の様な。
「―は――――の―――る―」
―――男声の様な。
「―は――――の―――る―」
―――ああ、やっとわかった。
「―――の――を――――」
―――私という存在が。そして、
「――――よ―――れ」
―――彼こそが、私の
「―――天秤の守り手よ!」
―――今、私が行きますよ!
【side.三人称】
そこは、地獄だった。
―――否、地獄の様だ、の方が正しいだろう。
燃える家々、焼ける道路、崩れ落ちた屋敷。
骸骨の怪物、人影の怪物。
どれも、人の潜在的な恐怖心を刺激する。
そして、その怪物共は、輪になって立っている。
―――三人の、人を囲む様にして。
「何で……こんな目に……!」
「先輩、指示を!」
「―――ッ!」
一人は白髪の女性、一人は背の丈はある大盾を持つ少女、一人は黒髪の少年。
「此処で、召喚をする」
「なっ―――無茶よ!」
「しかし、戦力が絶対的に足りない!運が良ければこの状況を―――そして、この先の事を、どうにかできるかもしれないんだ!」
「―――」
白髪の女性―――オルガマリーは、悩む。
確かに黒髪の少年の言う通り、このまま戦闘を行っても圧倒的戦力差で間違いなく負ける。
しかし、召喚をしたとしても助かるとは限らない。
悩みに悩んだオルガマリーは、言葉を発す。
「―――なさい」
「……何ですか?」
「必ず、この状況を打破出来るサーヴァントを召喚しなさい!」
「―――わかりました」
大盾を持つ少女―――マシュ・キリエライトが盾を置くと、視界は蒼い、電脳的な世界へ飛ばされる。
そこで黒髪の少年は、言葉を紡ぐ。
【side.黒髪の少年】
「素に銀と鉄、礎に石と契約の大公」
―――ただ祈った。
「祖には我が大師■■■■」
―――生きていたい。
「降り立つ風には壁を」
―――笑っていたい。
「四方の門は閉じ、王冠より出で」
―――この最低最悪の、
「王国に至る三叉路は循環せよ」
―――クソったれな世界を、
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ」
―――破壊し尽くす様な、
「繰り返すつどに五度」
―――そんな、サーヴァントを。
「ただ、満たされる刻を破却する」
―――絶対に負けない、
「―――告げる」
―――最強無敵な、
「―――告げる。汝の身は我が下に」
―――そんな、サーヴァントを。
「我が命運は汝の剣に」
―――お願いだから、
「聖杯の寄るべに従い、この意」
―――来てくれ、来て下さい。
「この理に従うならば応えよ」
―――生き残ってしまった、
「誓いを此処に」
―――凡人な、一般人な、
「我は常世総ての善と成る者」
―――普通に生きる筈だった、
「我は常世総ての悪を敷く者」
―――最悪の不運を持ってしまった、
「汝三大の言霊を纏う七天」
―――この自分を、
「抑止の輪より来たれ」
―――弱い魔術師である自分を、
「天秤の守り手よ!」
―――助けてくれる奴を!
【side.三人称】
―――眩い光に包まれる。
全てを塗り潰す様な、光が。
しかし、何故―――
―――視界が、真っ黒なのか。
まるで、光その物が、黒いような―――
光が収まると、視界は元に戻った。
―――再び、地獄の様な、燃える街へと。
そして、傍らにはたった一人の、
鎧を身に付けている訳でもない、
武器を持っている訳でもない、
見麗しいだけの、少女が増えていた。
その少女は周囲を見渡すと少年に向き直る。
そして、こう告げたのだ。
「いつもニコニコマスターの隣に這いよる混沌、
サーヴァントキャスターです☆」
―――先程までの、
続かない。
サーヴァントキャスター……一体何ラトホテプなんだ……(棒)