あらすじ
ニャル子「白雪の霊圧が、消えた……!?」
クー子「白雪…
ハス太「―――舞え、袖白雪…だね!」
真尋「どんどん遠くなっていくな」
* * * * *
「何時の日か、コミュニティの名と旗印を取り戻して掲げたいのです。そのためには十六夜さん達のような強大な力を持つプレイヤーに頼るほかありません!どうかその強大な力、我々のコミュニティに貸していただけないでしょうか………!?」
「………ふぅん。魔王から誇りと仲間をねえ」
話をし終えて深く頭を下げ懇願する黒ウサギ。しかし十六夜は気の無い声で返す。そしてたっぷり三分間黙り込んだ後、
「いいな、それ」
「―――――………は?」
「HA?じゃねえよ。協力するって言ったんだ。もっと喜べ黒ウサギ」
「え………あ、あれれ?今の流れってそんな流れでございました?」
「そんな流れだったぜ。それとも俺がいらねえのか?失礼なこと言うと本気で
「だ、駄目です駄目です、絶対に駄目です!十六夜さんは私達に必要です!」
「素直でよろしい。ほれ、あのヘビ起こしてさっさとギフト貰ってこい。その後は川の終端にある滝と"世界の果て"を見に行くぞ」
「は、は「あ、その必要は無いから」い……?」
黒ウサギが蛇神のところへ行こうとすると蛇神のいた方から真尋が大きな樹の苗を持ってやってくる。
「十六夜が三分間も黙っている間に僕が蛇神を起こして貰ってきたから。水樹ってやつの苗木らしいぞ」
そう言うと真尋は黒ウサギに水樹の苗を投げ渡し、黒ウサギはそれをキャッチする。
「ホントですか!?きゃーきゃーきゃー♪こんな大きな水樹の苗を貰えるなんて!コレがあればもう
「よかったな黒ウサギ」
* * * * *
日の暮れた頃に噴水広場で十六夜たちと飛鳥たちは合流をして、飛鳥たちの話を聞いた黒ウサギは案の定ウサ耳を逆立てて怒っていた。
「な、なんであの短時間に"フォレス・ガロ"のリーダーと接触してしかも喧嘩を売る状況になったのですか!?」「しかもゲームの日取りは明日!?」「それも敵のテリトリー内で戦うなんて!」「準備をしている時間もお金もありません!」「一体どういう
「「「ムシャクシャしてやった。今は反省しています」」」
「黙らっしゃい!!!」
口裏を合わせたかのように息ピッタリな三人の言葉に激怒する黒ウサギ。それを笑って見ていた十六夜が止めに入る。
「別にいいじゃねえか。見境なくえらんで喧嘩売ったわけじゃないんだから許してやれよ」
「い、十六夜さんは面白ければいいと思っているかもしれませんけど、このゲームで得られるものは自己満足だけなんですよ?この"
「"
ちなみに飛鳥たちのチップは"罪を黙認する"というものらしい。
「でも時間さえかければ、彼らの罪は必ず暴かれます。だって肝心の子供達は………その、」
「そう。人質は既にこの世にいないわ。その点を責め立てれば必ず証拠は出るでしょう。だけどそれには少々時間がかかるのも事実。あの外道を裁くのにそんな時間をかけたくないの」
「それにね、黒ウサギ。私は道徳
「ま、まあ………逃がせば厄介かもしれませんけれど」
「僕もガルドを逃がしたくないと思っている。彼のような悪人は野放しにしちゃいけない」
飛鳥の言葉にジンも同調する姿勢を見せ、黒ウサギは諦めたように頷いた。
「はぁ〜……。仕方がない人達です。まあいいデス。腹立たしいのは黒ウサギも同じですし。"フォレス・ガロ"程度なら十六夜さんが一人いれば楽勝でしょう」
黒ウサギのその言葉に十六夜と飛鳥は
「何言ってんだよ。俺は参加しねえよ?」
「当たり前よ。
フン、と鼻を鳴らす二人。黒ウサギは慌てて二人に食ってかかる。
「だ、駄目ですよ、御二人はコミュニティの仲間なんですからちゃんと協力しないと」
「そういうことじゃねえよ黒ウサギ」
十六夜が真剣な顔で黒ウサギを右手で制する。
「いいか?この喧嘩は、コイツらが
「あら、分かっているじゃない」
「………。ああもう、好きにしてください」