邪神たちが異世界から来るそうですよ?   作:一反目連

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すいません、大遅刻しました。
この小説の存在を半分くらい頭から抜かしてました。

………ごめんなさい、見栄はりました。4/5くらいです。

それは兎も角更新です。

誤字脱字指摘感想評価、また、『ぼくのかんがえたさいきょうのうちゅうCQC』、その他諸々待っています。


第八話

前回のあらすじ

 

ニャル子「ドーモ、ミナ=サン。ニャルコです」

 

十六夜「アイエエエ!?」

耀「ナンデ!ニンジャナンデ!?」

白夜叉「ゴボボ-!」

 

真尋「おいこら、(ニンジャ)(リアリティ)(ショック)起こしてんじゃねえよ」

 

   *   *   *   *   *

 

「―――はっ!ニャル子にフォークを刺してから四ヶ月くらい時間が経った気がする!」

 

「何言ってんだ真尋?まだ30分くらいしか経ってねぇぞ?」

 

疑問符を頭に浮かべている十六夜。確かにニャル子がぶっ倒れて突然のことに機能停止した黒ウサギが復帰するまでに30分ほどしか経っていない。

 

「ああ、それはですね真尋さん。天国製症候群と言いまして、紅王症候群の先の恋愛列車症候群のさらに先にある病気なんですよ」

 

「あ、そうだ。黒ウサギ、もう大丈夫か?」

 

「真っ向からスルーですか、そうですか………」

 

アホ毛をへにゃらせ、目から滝のように涙を流すニャル子。だがニャル子の涙は落ちている小石よりも価値がないため頑固無視。

 

「えーと、この方がニャルラトホテプのニャル子さんナノデスカ?」

 

「合ってるぞ。おまえら、自己紹介しろ」

 

「はい………えーこほん、私はニャルラトホテプ星人のニャル子と言います。好きなものは真尋さん、趣味は真尋さんの妻、特技は真尋さんの恋人です!」

 

「私はクトゥグア星人のクー子、好きな人はニャル子と少年、職業はニャル子の妻兼少年の愛人」

 

「ぼくはハスター星人のハス太だよ!将来の夢は、その……真尋くんと合体することです!」

 

「こいつらはよく寝てもないのに寝言をほざくから気をつけろよな」

 

頭のおかしいことを言い出したので釘を刺しておく。

 

「真尋……三股は流石にどうかと思うぞ……」

 

「私達も毒牙にかけるつもりなのかしら………」

 

「………きゃーけだものよー(棒)」

 

「おいこら」

 

十六夜達、おまえらもか。

 

「まったく、ホントに困ったものですね〜真尋さん。私と真尋さんは既にお義母(かあ)様公認の仲だというのに、何処にクー子なハス太君が入り込める隙間があると思ってるんでしょうね」

 

「お前も原因だろうが誰が誰の義理だ僕とお前はそんな仲じゃないィ!」

 

頭と胃が痛い、この邪神(もんだいじ)どもが………ッ!

 

「………なんと言いますか、苦労しているんデスネ真尋さんも……」

 

「そうだな………」

 

黒ウサギと一緒に溜め息を漏らす。

 

   *   *   *   *   *

 

「そういえば白夜叉様、このニャル子さん達にもギフトカードを渡すことはできますでしょうか?」

 

「流石にわしもギフトカードをそう易々とあげることはできんからの」

 

「デスヨネー」

 

がっくし、とダメ元で聞いていたとはいえ黒ウサギは即戦力になり得る三人にギフトカードを渡せれないのが残念らしい。

 

「おいニャル子」

 

「なんです真尋さん?」

 

「お前の意味不明動機不明正体不明の奇天烈(きてれつ)極まりない宇宙CQCや宇宙製道具(謎アイテム)でどうにかできないのか?」

 

fmfm(ふむふむ)、わかりました。ニャル子にお任せください!」

 

そういうとニャル子はiaia(いあいあ)Phone(フォン)を取り出し、ポチポチと弄り始める。

 

「―――ん?携帯の電波は届いてないと思ったんだが」

 

「アレはニャル子達宇宙人が使う携帯だから世界の壁くらい超えれる電波使ってんだろ」

 

「いや、その理屈はおかしい」

 

ニャル子はしばらく弄り終えるとアホ毛を揺らしながらクー子とハス太に話しかけた。

 

「クー子、ハス太、どうやら色を選べるそうですよ」

 

「……じゃあ、私はニャル子とお揃いのがいい」

 

「あんたがよくても私がやですよ!それにお揃いの色は無理らしいですしね!ザマァwww」

 

「う〜んと、僕は黄色系統の色がいいかな?」

 

……ああ、なるほど。(ヤマンソ).com(ドットコム)か。

 

「にしても宇宙人(笑)(おまえら)のことだからてっきり『売り切れてました〜!』とかいうオチだと思ったんだがな」

 

宇宙人(わたしたち)の発音に悪意を感じたんですが……まあそれは()(かく)ですね、クー子の自宅警備時代の知り合いに『宇宙からの色を持つ交渉人』とやらがいるらしいので協力してもらいました。交渉人、英語で言うとネスゴシター!」

 

「それを言うならNegotiator(ネゴシエーター)だ。寝過ごしてどうする」

 

   *   *   *   *   *

 

"サウザンドアイズ"二一〇五三八〇外門支店を離れ、"ノーネーム"を目指して歩く。

 

「なんといいますか釈然としない感じデスが、まあイイでしょう」

 

「黒ウサギがおかしい訳じゃないから安心してくれ。(主に頭が)おかしいのはニャル子達だからな」

 

「真尋さんが冷たいです……、真尋さんのdr(デレ)期はいつ来るのでしょうか…」

 

「お前らの存在が消滅したら来るぞ」

 

僕のお前らに対する対応は正当なものだと思う、少なくとも僕にとっては。

 

「アハハ……と、見えてきましたね」

 

黒ウサギの言葉に注意を向けると、目の前に"ノーネーム"の居住区画の門らしきものが見える。

 

「この中が我々のコミュニティでございます。しかし本拠の(やかた)は入口から更に歩かねばならないので()(よう)(しゃ)下さい。この近辺はまだ戦いの名残がありますので………」

 

「戦いの名残?(うわさ)の魔王って素敵ネーミングな奴との戦いか?」

 

「素敵ネーミングって……」

 

「は、はい」

 

「ちょうどいいわ。箱庭最悪の天災が残した傷跡、見せてもらおうかしら」

 

黒ウサギが躊躇(ためら)いつつ門を開ける。

そして、真尋達の視界には一面の廃墟が広がっていた。

 

「っ、これは………!?」

 

十六夜が木造の廃墟に歩み寄り、囲いの残骸を握る。

見た限り抵抗も無く、簡単に木材は崩れていった。

 

「………おい、黒ウサギ。魔王のギフトゲームがあったのは―――今から()()()()()()()?」

 

(わず)か三年前でございます」

 

「ハッ、そりゃ面白いな。いやマジで面白いぞ。この()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

黒ウサギ達"ノーネーム"のコミュニティは―――まるで何百年という時間経過で滅んだように崩れ去っていた。

 

そしてそれを見たクー子が一言呟く。

 

「……この光景を見て、〈理解〉してしまった貴方は1D20/1D100のSANチェック」

 

「おいこら、お前らが言ったら洒落にならないからヤメロ」

 

結局最後まで締まらないのであった。

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