劇場版仮面ライダーインフィニットディケイド ホロライブ 目覚める神狼 作:極王ゴット
裏で動く影 三人称
ゴット達が起こした絆の奇跡、その戦いを見ているもの達がいた。
ゴット達は戦いの疲れが出たのかぐっすり眠っている夜中、その夜空に佇む黒きライダーがいた。
黒きライダー「神狼……あの力は……知らない」
黒きライダーはゴットが見せた神狼の力についてを一切知らずに少しの困惑を見せている。そんな時、黒きライダーの後ろの空間が歪んだと思うと黒きライダーの後ろに人影が現れた。その姿は人目で少女であるとわかりその頭に獣人の耳がついていることから獣人とわかるが髪色や顔、目の色などは夜の暗さに隠れて見えない。そんな少女がどこか楽しそうに黒きライダーに話しかける。
獣人の少女「やっほー!久しぶりだね、そんでなんか戸惑ってる感じだけどどうしたの?」
気さくに話しかけてくる獣人の少女に対して黒きライダーはため息をつくと静かに獣人の少女を睨んで聞く。
黒きライダー「あんた暇なの?わざわざこんなところに来て私を煽りにでも来た?」
獣人の少女「ひっどーい!せっかく君が戸惑ってて懐かしい力を感じたからこっちに来てあげたのに!」
黒きライダー「はぁ……ん?懐かしい力って何よ?」
獣人の少女「え?気になる!?気になっちゃう!?どーしよーかなー……うん!教えてあげる!」
黒きライダーの質問に少し考えてから答えようとする獣人の少女に面倒臭そうな視線を向ける中、少女は言う。
獣人の少女「【お父さん】の力を感じたんだー!」
黒きライダー「お父さんの力?」
獣人の少女「うん……そう言えばさ、そろそろ動くの?」
黒きライダー「話の土台をずらすな……はぁ、もちろん、まだまだ殺す対象はたくさんいるんだから……」
獣人の少女「ふーん、まぁいいや、お互いのやることに口は出さない、それが私たちのルールだからね」
黒きライダー「……そうね、だからあなたのやることに文句は言わないけど……あんたのやろうとしていることはぶっちゃけ私よりかなり狂ってるわよ」
獣人の少女「あはは……それを君が言うんだ……そもそも私たちが協力してる組織からおかしいってのにさ」
黒きライダー「それに関してはあなたも向こうも私と変わらないでしょ、どんなにおかしくても関係ない、私たちはそれぞれ自分の目的のために利用しあってる関係なんだからね」
黒きライダーの言葉を聞いて獣人の少女は近くのビルに足をぶらつかせながら座ると少し考えてから納得したような声を出す。
獣人の少女「確かにね〜、まぁ、結局のところ自分勝手の人たちで構成されてるんでしょ」
黒きライダー「そうね……それで私はずっとあなたの感じた懐かしい力……おそらく神狼とか言う力があなたのお父さんの力というのが気になってるんだけど?」
獣人の少女「あーあ、その事?まぁ、お父さんが体に宿していたフェンリルさんの力を使った時の波動に似てたんだよね〜、だからさ……ちょっと見に来ただけだったけど……あっ、そう言えばお父さん、お兄ちゃんにフェンリル、受け継がせてたね」
黒きライダー「なるほど……それが長き時を渡って極王ゴットに受け継がれたと……」
獣人の少女「極王ゴット……ふふっ♪、楽しみだね、あなたが行動を開始した時、私も会えるかな?」
黒きライダー「知らないわ、私はただ……あいつを殺すために動くだけ」
黒きライダーはそれだけ言うと姿を消す。その様子を見ていた獣人の少女の顔は少しだけ月明かりに照らされて顔が見えるとそこには優しく笑っているようであるが雰囲気は明らかに激昂しているであろう笑顔が現れてその顔は……【極王ゴット】に酷似していた。
獣人の少女「あはは……殺す……かぁ、出来るかな……諦めただけの存在がさ」
そう言う獣人の少女の目の奥には底知れないほどの闇が宿っていた。
最強の王 三人称
神々しく輝く五つの玉座が円状に並んでいる場所は少し殺伐とした空気が流れていた。
明らかに怒っているような雰囲気で闇を見る光【正王】、正王からの光をものともせず平然としている全てを飲み込みそうな闇【厄王】、場に合わずのほほんとした雰囲気を醸し出している歪んだ可能性を具現化したようなもの【新王】そして殺伐とした空間で静かにどこか残念そうにしている絶対的な黄金【絶王】、人としての姿は認識できず概念としてだけ存在でいる4人の存在がいた。
誰も喋らない空間で正王は厄王を睨んだまま口を開き厄王を問い詰める。
正王「厄王……貴様、ゴット・ロードに【グリーザ】の力を与えるとは……なんのつもりだ…!」
正王がそう問い詰めると厄王はよくわからないと言うように言う。
厄王「あっ?ゴット・ロード?【誰だ】そいつ?」
厄王がそう言うと正王の雰囲気は明らかに怒ったような雰囲気へと変わり絶王はどこか呆れた雰囲気を醸し出すと新王は思い出したように厄王に向かって言う。
新王「あれじゃない!厄王が最後の王の候補として選んでたやつ!」
新王がそう言うと厄王は少し考えた後に思い出したように言う。
厄王「ああ!あいつか!……あれだろ?絆っていうもんに振り回されてた哀れなやつだろ?」
厄王がおもしろおかしそうにそう言うと正王はそんなことはどうでもいいと言って厄王を再び問い詰める。
正王「なぜあいつにグリーザの力を与えた?あの力は場合によっては我々でさえ手を焼く力だぞ」
新王「確かにね、あれってまさに動く厄災、やり方はあるけど俺たちでも少し相手をするのは面倒なやつ、なんでそいつの力を与えたわけ?」
厄王「あ?……なんでだろうな?まぁ、あいつの面倒なのは【力】じゃなくてあいつの存在そのものが【無】だからだろ?なら関係ねぇだろ……てかあれを倒した奴がいるのか?」
新王「確かに……またウルトラマンエックスってやつかゼットってやつ?」
新王がそう聞くと正王は玉座の集まる中央に映像を出してそれを三人の王に見せる。
神狼・英傑『でも……だからこそ、仲間のありがたさがよくわかる……そして!さらに強い絆を繋げられる!そうやって……俺も!水月も!紅蓮も!正義も!アクルも!レジェンドの皆さんも!その瞬間瞬間を必死に生きてる!間違うのなんて……ぶつかり合うの当たり前だ!勝手に諦めてたくせにお前の勝手な考えで俺たちを救うとか言うな!』
《英!雄!狼!撃!》
ディクテイターAO『ぐううううううううううううううううう!』
神狼・英傑『はああああああああああああああああああああああ…!』
神狼・英傑『はああああああ!』
英!
雄!
狼!
撃!
ディクテイターAO『うわああああああああああああああああああああああああ!』
正王「彼が倒したそうです」
厄王「へぇ〜、弱ぇ奴らがいくら集まっても無意味だとは思ってたが……ん?どうした?絶王」
厄王は映像を見て不敵に笑っていると隣の絶王が厄王達でさえあまり見ない少し驚いたような顔をしていた。
絶王「ふっふっふっ……哀れなものだな、ゴット・ロード……そしてよくやったぞ……見つけた」
突然様子の変わった絶王にそのほかの三人の王は少し圧倒されていると正王が絶王に聞く。
正王「絶王、ゴット・ロードが哀れなものとは?それとなにを見つけたのですか?」
絶王「ん?ああ、お前達は気づいてなかったか……」
絶王はそう言うと少し不敵な笑みを浮かべて三人の王へと言う。
絶王「いいだろう、教えてやる。まず、ゴット・ロードはこちら側へと至る可能性があった」
絶王がそう言うと三人の王は少し驚いた後正王は少し納得の表情を浮かべる。
絶王「正王は理解したようだな、だが、厄王と新王は理解してないようだから教えてやる。まずゴット・ロードはグリーザの力を扱えていた。それが答えだ」
絶王がそう言うと厄王と新王は驚いたような顔をして絶王の言っていた言葉の意味を理解した。
厄王「確かに……あれは本来【無】そのものだもんな……その力を使うと言うとは無に還ると言うこと……今までバカな奴が何人か使おうとしてたが全て無へと還った。でもゴット・ロードはそうならなかったってことだろ?」
絶王「ああ、あいつは全てを失い、絆を否定するという道を選んだことで【無】の頂点に立つことができたはずだった……だがあいつは可能性と言うものを信じようとしたことで力を扱い切ることができなくなり死んだ……全く【無王】となる器があったと言うのに諦めるなど……哀れなものだ」
絶王がどこか呆れたような失望したような顔でそう言うと正王はもう一つのことについて聞く。
正王「それで、絶王、貴様が見つけたと言っていたのはなんだ?」
絶王「……王の器だ」
三王「「「!?」」」
正王の質問に対して王の器を見つけたと答えた絶王に一同が驚愕すると絶王は浮かび上がっている映像から視線を外して立ち上がり玉座の後ろへと歩いていきながら言う。
絶王「まさかあの【神獣王】を宿しているとは……まだ使いこなせていないが……貴様の才覚が目覚めた時……我らと同じ領域に至るか……楽しみだな」
絶王はそう言うと姿を消す。
その姿を見ていた三人の王は予想外そうな顔し新王が言葉を発する。
新王「まさか、絶王があんなこと言うなんてね……にしても、なんか不愉快そうだったね?」
厄王「さぁな?あいつの考えてることなんて誰にもわかんねぇだろよ、1番の古株なんだからよ」
正王「そうですね、絶王の考えなど、誰にも理解できませんよ」
五つの玉座が佇む空間から帰ってきた絶王は絶対の黄金に囲まれた世界へと戻ってきていた。絶王が世界を歩いている中、絶王の前に金色のワームホール【ナラク】が開いてそこから黄金の戦士【アブソリュートタルタロス】が現れた。
タルタロス「戻ってきたか、絶王」
絶王「タルタロス……何の用だ?」
タルタロス「來るべき戦いに備えての準備の報告だ。まぁ、今の戦力で負けることがあったら驚きだがな……」
絶王「関係ない、絶対の勝利、それを確実に得られる戦力を得るまで一切の油断をするな」
タルタロス「……了解した」
タルタロスはそう言うとナラクを開いてどこかの時空へと飛んでいった。
絶王「……負けるわけにはいかん……あの日常を……取り戻すためにな……」
絶王はそう言いながら黄金を凄まじく放つ玉座へと向かって歩いていって絶王が歩いて行く方には黄金の光を背にしている数人の人影があった。
似たようなものをあと一つとスペシャル編的なものを三つこれから投稿します。