灰の方、狭間放浪記 作:きむちちちちちち
拙い所まみれだけど良かったら読んでってな
「……これが始まりの火…ってやつか」
俺は今、多分火継ぎをやろうとしてるんだろう
正直もっとでかいもんかと…
今までの篝火とそんな変わらないな、これじゃ
ただまぁこれを継げば俺の旅もやっと終わる
「苦しい時もあったが…なんやかんやでいい旅だったな」
いろんな人と出会った
いろんな敵にあった
いろんな武器を見つけて使ってみた
いろんな魔術や奇跡…呪術があったな
道具やアイテムもたくさん見つけた
道中葛藤も多かったが、ここまで我を押し通せた俺を褒めたい
まぁ、そろそろ継がないとな
…とは言ってもどう継ぐのだろうか
「こう…なんかいつもの感じでいいのだろうか…」
とりあえずいつも篝火に触れる感覚で触ってみた
何か起きてくれればいいのだが
「…っと、おお、熱っ…くない?」*1
不思議な感覚だった、熱いと言うより…
暑い?感じがする、温かいでもいいかも
…じゃなくてだな、これでやっと旅も終わるんだ
少しくらい、休んでも咎められないだろう
篝火の側に座り込み、いつもの様に目を閉じた
火を継いだら俺ってどうなるんだろうか
まぁ、多分どうにかなるだろ
…あー、なんだか眠くなってきたな、寝ちまおうか…
「…ーい…あん………起…ろ…」
………あれ、おかしいな、人の声が聞こえる
かぼたんに火を継いだ後のこと聞いておけばよかったかな
…流石にかぼたんも知らないか
「おーい、…んた、…きろ、…ぬぞこん…所で寝てたら」
「……はぁ…仕方…いな…」
「起きろ!!!!!」
「どわっ!?…なんだよ、人が気持ちよく寝てたのに…」
耳元で何かを叫ばれたらしい、頭が痛くなった
だいたい何なんだそんな非常識野郎は…
「大体あんた誰…で…」
流石に顔を上げた、かなりのお節介さんがいるから
上げてみたのだが……
「……明るいな」
眩しいくらいには明るかった
緑が生い茂り、少し向こうには木が立ち並び森を作っている
そして何より…奥に見えるクソでかい木
なんだあれ?デカいにもほどがあるし
おまけに光ってる、金色にな
「明るい?…あー、まぁそうかもな」
そう言っている奴も人の様だ
変なバケモンじゃなくて安心したぜ
まぁ普通の鎧を着ている…騎士だろうか
鎧で顔は見えないが…
殺す気ならもう刺されてるだろうし、味方と見ていいだろう
知らない鎧だな、ロスリックの外から来たのか?
……ていうか、ここはロスリックなのか?
「…なぁあんた、大丈夫か?なんか大分ぽかんとしているが」
「あ…あぁ、ちょっと予想外の事が起きた。…いや今起きてる」
「予想外の事?」
そうだぞ俺、まず俺は火継ぎをしたんだぞ?
その先に何があるかは知らなかったが…
少なくともこれはなんか違う気がする、何となくだけど
「…えー…とりあえず…少しいいか、あんたここがどこか知ってたりするか?俺は何も知らないんだが」
「ここか?…まぁ若干だが…」
……どうやらここは狭間の地と言うらしい
祝福がうんたらで褪せ人がどうたら……
…やっぱロスリックちゃうやんけ!!
まぁ現状を嘆いても仕方がない、とりあえず今は受け入れよう
「…なるほどな、一通りは理解したぞ、助かった」
「どうも。…所で、あんたは何者なんだ?あんたも褪せ人?」
「あぁいや俺は違う、多分。俺は…」
…なんだろう、色々呼ばれてたが名という名がないな
なんかこう…しっくりくる様な呼び名は…
「…あ、そうだ。灰って呼んどいてくれ」
その男は少しきょとんとした後、ふっと笑い頷いた
「灰ね、変な名前だ。…褪せ人も大概か」
「あんたはなんて呼べばいい?褪せ人でいいか?」
「あぁ、まぁ好きに呼んでくれ」
そうして出会って間もないが
お互いに利があるとして協力する事にした
協力が必要な時は互いに召喚に応じる事になった
急展開すぎるだろ()
…まぁ、そうして目の前の騎兵から隠れつつ
その後ろの協会に入っていった
ヴァレー「誰か忘れてません?」