七武装輪転の転生者は平穏に暮らしたい   作:ポーンδ

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教師会議

第33話 『教師会議』

 

期末試験。

 

◇◇◇

 

実技試験。

 

◇◇◇

 

その裏。

 

◇◇◇

 

雄英教師達は会議を行っていた。

 

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職員会議室

 

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モニターには生徒達のデータが映る。

 

◇◇◇

 

成績。

 

◇◇◇

 

戦闘記録。

 

◇◇◇

 

体育祭。

 

◇◇◇

 

職場体験報告。

 

◇◇◇

 

全てだ。

 

◇◇◇

 

「さて」

 

プレゼント・マイクが笑う。

 

◇◇◇

 

「今年も問題児が多いな!」

 

◇◇◇

 

「笑い事じゃない」

 

相澤が即答した。

 

◇◇◇

 

誰も否定しなかった。

 

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実技試験

 

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緑谷。

 

◇◇◇

 

爆豪。

 

◇◇◇

 

轟。

 

◇◇◇

 

八百万。

 

◇◇◇

 

順番に審査が進む。

 

◇◇◇

 

弱点。

 

◇◇◇

 

課題。

 

◇◇◇

 

改善点。

 

◇◇◇

 

教師達は議論する。

 

◇◇◇

 

そして。

 

◇◇◇

 

モニターが切り替わった。

 

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七瀬刃人

 

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会議室が静かになる。

 

◇◇◇

 

数秒。

 

◇◇◇

 

沈黙。

 

◇◇◇

 

「問題児だな」

 

ミッドナイト。

 

◇◇◇

 

「否定できない」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

即答だった。

 

◇◇◇

 

オールマイトが資料を見る。

 

◇◇◇

 

体育祭優勝。

 

◇◇◇

 

職場体験。

 

◇◇◇

 

保須市。

 

◇◇◇

 

どれを見ても異常だった。

 

◇◇◇

 

「個性の確認から始めよう」

 

オールマイト。

 

◇◇◇

 

相澤が頷く。

 

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七武装輪転

 

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モニターへ一覧が映された。

 

◇◇◇

 

第一武装。

 

◇◇◇

 

戒律の鎖。

 

◇◇◇

 

「拘束能力特化」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

「捕まれば終わりだ」

 

◇◇◇

 

ミッドナイトが頷く。

 

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第二武装

 

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モニター表示。

 

◇◇◇

 

◇◇◇

 

沈黙。

 

◇◇◇

 

プレゼント・マイクが吹き出した。

 

◇◇◇

 

「絶対嘘だろ!」

 

◇◇◇

 

「嘘とは断定しない」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

「だが」

 

◇◇◇

 

「何かを隠している可能性は高い」

 

◇◇◇

 

オールマイトも頷く。

 

◇◇◇

 

他の武装との整合性が取れない。

 

◇◇◇

 

そう考えるのが普通だった。

 

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第三武装

 

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深海の釣竿。

 

◇◇◇

 

「捕縛能力」

 

◇◇◇

 

「遠距離拘束向き」

 

◇◇◇

 

教師達が資料を見る。

 

◇◇◇

 

十分危険だった。

 

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第四武装

 

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◇◇◇

 

相澤が説明する。

 

◇◇◇

 

「高機動型だ」

 

◇◇◇

 

「接近」

 

◇◇◇

 

「離脱」

 

◇◇◇

 

「追跡」

 

◇◇◇

 

全て優秀」

 

◇◇◇

 

プレゼント・マイクが苦笑した。

 

◇◇◇

 

「拘束できて」

 

◇◇◇

 

「捕縛できて」

 

◇◇◇

 

「速いのか?」

 

◇◇◇

 

「その通りだ」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

「追いかけたくない相手だな」

 

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第五武装

 

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◇◇◇

 

オールマイトが腕を組む。

 

◇◇◇

 

「強力だな」

 

◇◇◇

 

「強力で済まない」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

「武器の種類」

 

◇◇◇

 

「同時展開数」

 

◇◇◇

 

「射程」

 

◇◇◇

 

「上限」

 

◇◇◇

 

「全部不明だ」

 

◇◇◇

 

ミッドナイトがため息を吐く。

 

◇◇◇

 

「説明された方が怖いタイプね」

 

◇◇◇

 

誰も否定しなかった。

 

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第七武装

 

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仮面舞踏会。

 

◇◇◇

 

保須市の報告書が映る。

 

◇◇◇

 

白い仮面。

 

◇◇◇

 

翼。

 

◇◇◇

 

光の刃。

 

◇◇◇

 

そして。

 

◇◇◇

 

能力変化。

 

◇◇◇

 

「保須市で新形態を確認」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

「詳細は不明」

 

◇◇◇

 

「効果も不明」

 

◇◇◇

 

「限界も不明」

 

◇◇◇

 

プレゼント・マイクが笑う。

 

◇◇◇

 

「結局分かってねぇじゃねぇか」

 

◇◇◇

 

「分からん」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

即答だった。

 

◇◇◇

 

「だから厄介なんだ」

 

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総評

 

━━━━━━━━━━━━

 

相澤が資料を閉じる。

 

◇◇◇

 

「拘束」

 

◇◇◇

 

「捕縛」

 

◇◇◇

 

「高機動」

 

◇◇◇

 

「武器生成」

 

◇◇◇

 

「能力変化」

 

◇◇◇

 

「そして未確認の第二武装」

 

◇◇◇

 

沈黙。

 

◇◇◇

 

「正直」

 

◇◇◇

 

「戦力評価が出来ない」

 

相澤が言う。

 

◇◇◇

 

教師達も同意した。

 

◇◇◇

 

七瀬刃人。

 

◇◇◇

 

測定不能。

 

◇◇◇

 

それが現状だった。

 

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アルトリア

 

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次の資料が表示される。

 

◇◇◇

 

アルトリア・ペンドラゴン。

 

◇◇◇

 

二年ヒーロー科。

 

◇◇◇

 

「こちらも問題がある」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

「全部背負うタイプだ」

 

◇◇◇

 

「仲間を守る」

 

◇◇◇

 

「後輩を守る」

 

◇◇◇

 

「自分を後回しにする」

 

◇◇◇

 

ミッドナイトが頷いた。

 

◇◇◇

 

「自己犠牲型ね」

 

◇◇◇

 

「非常にヒーローらしい」

 

◇◇◇

 

「そして危険だ」

 

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共通点

 

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相澤が二人の資料を並べる。

 

◇◇◇

 

七瀬刃人。

 

◇◇◇

 

アルトリア・ペンドラゴン。

 

◇◇◇

 

「この二人を組ませる」

 

◇◇◇

 

会議室が静かになる。

 

◇◇◇

 

「理由は?」

 

オールマイト。

 

◇◇◇

 

相澤は答えた。

 

◇◇◇

 

「同じ施設出身だからだ」

 

◇◇◇

 

沈黙。

 

◇◇◇

 

教師達の視線が集まる。

 

◇◇◇

 

「保護施設時代からの知り合いか」

 

◇◇◇

 

「そうだ」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

「長い付き合いになる」

 

◇◇◇

 

ミッドナイトが資料を見る。

 

◇◇◇

 

「信頼はしているわね」

 

◇◇◇

 

「だが頼らない」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

「七瀬は他人を頼らない」

 

◇◇◇

 

「アルトリアは自分で抱え込む」

 

◇◇◇

 

「守ろうとする」

 

◇◇◇

 

「頼ろうとはしない」

 

◇◇◇

 

プレゼント・マイクが笑う。

 

◇◇◇

 

「面倒な奴らだな!」

 

◇◇◇

 

「非常にな」

 

相澤。

 

◇◇◇

 

「だから協力させる」

 

◇◇◇

 

「本当の意味でな」

 

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担当教師

 

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「で」

 

プレゼント・マイク。

 

◇◇◇

 

「誰が行く?」

 

◇◇◇

 

相澤が手を挙げた。

 

◇◇◇

 

「あいつの個性なら俺だ」

 

◇◇◇

 

誰も反対しない。

 

◇◇◇

 

第二武装。

 

◇◇◇

 

第五武装。

 

◇◇◇

 

第七武装。

 

◇◇◇

 

個性抹消が必要だった。

 

◇◇◇

 

すると。

 

◇◇◇

 

ミッドナイトも手を挙げた。

 

◇◇◇

 

「私も行くわ」

 

◇◇◇

 

「アルトリアちゃん対策なら適任でしょ?」

 

◇◇◇

 

異論はなかった。

 

◇◇◇

 

むしろ。

 

◇◇◇

 

相澤が珍しく真面目な顔をした。

 

◇◇◇

 

「正直」

 

◇◇◇

 

「二人で足りるか分からん」

 

◇◇◇

 

沈黙。

 

◇◇◇

 

教師達が固まる。

 

◇◇◇

 

「そこまでか?」

 

オールマイト。

 

◇◇◇

 

「七瀬の手札が読めない」

 

◇◇◇

 

「アルトリアの実力も高い」

 

◇◇◇

 

「油断すると負ける」

 

◇◇◇

 

その言葉に。

 

◇◇◇

 

誰も笑わなかった。

 

━━━━━━━━━━━━

 

決定

 

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モニターへ表示される。

 

◇◇◇

 

七瀬刃人

 

◇◇◇

 

アルトリア・ペンドラゴン

 

◇◇◇

 

VS

 

◇◇◇

 

相澤消太

 

◇◇◇

 

ミッドナイト

 

◇◇◇

 

決定。

 

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会議終了後

 

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教師達が席を立つ。

 

◇◇◇

 

相澤だけがモニターを見ていた。

 

◇◇◇

 

第二武装。

 

◇◇◇

 

第五武装。

 

◇◇◇

 

保須市で見せた新形態。

 

◇◇◇

 

まだ分からないことばかりだ。

 

◇◇◇

 

相澤は小さく呟く。

 

◇◇◇

 

「どこまで隠している」

 

◇◇◇

 

隣で。

 

◇◇◇

 

ミッドナイトが笑う。

 

◇◇◇

 

「楽しみね」

 

◇◇◇

 

「七瀬くん」

 

◇◇◇

 

「アルトリアちゃん」

 

◇◇◇

 

教師達は知らない。

 

◇◇◇

 

その頃。

 

◇◇◇

 

当の本人達も。

 

◇◇◇

 

同じことを考えていたことを。

 

◇◇◇

 

――帰りたい。

 

第33話 完

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