第39話 『家族』
放課後。
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帰る時間だった。
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素晴らしい。
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非常に。
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今日は特に何もなかった。
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平和。
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最高だった。
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だから帰る。
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早く。
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非常に。
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二年教室
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七瀬は廊下を歩く。
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目的地は決まっていた。
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二年ヒーロー科。
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アルトリア回収。
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理由は簡単だった。
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帰り道が同じだから。
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それだけだ。
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多分。
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違和感
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教室の前まで来る。
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そして気付く。
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騒がしい。
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妙に。
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今までならあり得なかった。
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アルトリアの教室は基本静かだ。
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少なくとも。
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アルトリア本人が原因で騒ぐことはない。
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珍しい。
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教室内
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七瀬は扉から中を覗く。
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知らない顔がいた。
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一人。
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二人。
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三人。
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結構いる。
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教室の中心。
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アルトリアがいた。
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周囲には同期達。
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復学組だった。
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不和真綿
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「アルトリアちゃん」
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ふわりとした声。
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女子生徒だった。
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不和真綿。
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アルトリアの同期。
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復学組の一人。
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「久しぶりだねぇ」
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アルトリアが頷く。
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「ああ」
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「久しぶりだ」
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柔らかな会話だった。
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珍しく。
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発見
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その時。
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不和が扉の方を見る。
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そして。
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「あれぇ?」
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教室の全員が振り返った。
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視線。
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集中。
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七瀬。
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帰りたくなった。
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非常に。
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初対面
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「その子が七瀬くん?」
不和。
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アルトリアが頷く。
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「ああ」
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「そうだ」
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復学組の視線が集まる。
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七瀬は面倒そうな顔をした。
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いつも通りだった。
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非常に。
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「聞いてるよぉ」
不和。
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「体育祭優勝したんだって?」
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「そうか」
七瀬。
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「いや本人でしょう?」
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不和が笑う。
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話題
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「教師二人相手に勝ったらしいな」
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同期の一人が言う。
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アルトリアが訂正した。
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「二人だ」
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「私もいた」
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「そっちじゃない」
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即座に返された。
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アルトリアが少し首を傾げる。
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七瀬は帰りたかった。
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仲良し?
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不和が二人を見比べる。
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そして。
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「仲良いんだねぇ」
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沈黙。
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「違う」
七瀬。
◇◇◇
「違うな」
アルトリア。
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即答だった。
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完璧な同時。
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教室中が静かになる。
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数秒。
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不和が笑った。
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「息ぴったりだねぇ」
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沈黙
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七瀬が黙る。
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アルトリアも黙る。
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反論できなかった。
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事実だからである。
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非常に。
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施設
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「そういえば」
不和。
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「同じ施設なんだよねぇ?」
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アルトリアが頷く。
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「ああ」
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「ひなた園だ」
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教室が少し静かになる。
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知っている者もいる。
◇◇◇
知らない者もいる。
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だが。
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誰も茶化さなかった。
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家族
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不和が優しく聞く。
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「じゃあ」
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「家族みたいなもの?」
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アルトリアは少しも迷わない。
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「みたいなものではない」
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沈黙。
◇◇◇
そして。
◇◇◇
「家族だ」
◇◇◇
即答だった。
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七瀬
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家族。
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その言葉を聞く。
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頭に浮かぶ。
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ひなた。
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ナイチンゲール。
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アルトリア。
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園の皆。
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血は繋がっていない。
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だが。
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それ以外なら。
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確かに。
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家族だった。
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返答
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不和が笑う。
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「そうなんだぁ」
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「素敵だねぇ」
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七瀬は少し考える。
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そして。
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「まあ」
◇◇◇
「そうかもな」
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教室が静かになった。
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アルトリアがこちらを見る。
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少しだけ。
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嬉しそうだった。
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帰宅
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「帰るぞ」
七瀬。
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アルトリアが立ち上がる。
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「ああ」
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不和が手を振った。
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「またねぇ」
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「また会おう」
アルトリア。
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教室を出る。
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廊下を歩く。
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静かだった。
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帰り道
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しばらく無言。
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その後。
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アルトリアが言った。
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「どうだった」
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「何が」
七瀬。
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「復学組だ」
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少し考える。
◇◇◇
そして。
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「思ったより普通だった」
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本音だった。
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アルトリアが小さく笑う。
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「そうだろう」
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「多分な」
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七瀬はため息を吐いた。
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面倒だった。
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非常に。
◇◇◇
だが。
◇◇◇
悪くはなかった。
◇◇◇
多分。
第39話 完