ラストバレットのエヴォルブ戦は時系列的にもう終わっている設定です。
最近、マギジャミング波と言う悪魔の能力を持ったヒュージの出現が多くなってきていた。
これを重く見た政府は各ガーデンに対ヒュージの連携強化の旨を通達。
エレンスゲからはヘルヴォル、百合ヶ丘から一柳隊、神庭女子藝術高校からグラン・エプレの、かねてより親交のあった3レギオンが選ばれて再び集結することになった。
G.E.H.E.N.A.と癒着のあるエレンスゲは、反G.E.H.E.N.A.の百合ヶ丘とも連携する事を伝えられていい顔はしなかったが、政府は自分達のよりも上の権威ということになっているため了承するしかなかった。
そして、そのヘルヴォルとグラン・エプレの2レギオンは、百合ヶ丘での強化合宿を行うために百合ヶ丘にやって来た。
そして、ヘルヴォルはこの事が決まった瞬間―――心の中ではとても喜んでいた。
何故なら、
一葉(百合ヶ丘。私たちが光輝さんを逃がした学校。もしかしたら合法的に会えるかもしれません)
恋花(あれだけの強化パッケージ作っちゃっていろんなガーデンからマークされちゃってさ〜。ちょっと注意が足りないって文句言ってやろうかな)
藍「ちかる、嬉しそう」
千香瑠「え? そ、そうですか………?////」
瑤「よかったね。千香瑠」
ヘルヴォルの5人が電車を乗り継いで鎌倉府へと足を踏み入れる。百合ヶ丘最寄りの駅へと到着すると、守衛さんが敬礼し挨拶。
案内の元、百合ヶ丘へと向かった。
―――その道中、
叶星「一葉ちゃん! ヘルヴォルの皆さんも!」
灯莉「ひさしぶり〜」
一葉「ご無沙汰しております! 叶星様、灯莉さん。グラン・エプレの他の皆様も」
紅巴「今回はよろしくお願いします…」
瑤「うん。よろしく」
高嶺「ふふ。会えて嬉しいわ」
恋花「アタシたちもね。あ〜エレンスゲにいる時よりもこういう時間がマジで心休まるな〜……」
姫歌「そっちは色々大変そうだものね。あ、こんにちは、藍、千香瑠様」
千香瑠「姫歌ちゃん、こんにちは」
藍「ひめか〜」
挨拶を済ませるヘルヴォルとグラン・エプレ。
叶星「せっかくだし、一緒に行かない?」
一葉「良いですよ?」
そうして、一緒に歩きながら百合ヶ丘に向かうヘルヴォルとグラン・エプレ。
話題は自然とあのマギを使わない百合ヶ丘のリリィのバトルシステムと、噂の少年技術者の話だった。
紅巴「でも、噂の域をでないんですよね……。リリィの常識を考えると」
姫歌「ヒュージはリリィのCHARMとマギでしか倒せない……って言われてたからね」
高嶺「その事についても、百合ヶ丘の皆さんに聞いてみようと思っているのよ」
それを聞いた一葉たちは顔を見合わせる。
一葉「実は私たち、その噂の真相を知ってるんです……けど、」
叶星「え!?」
恋花「ここだけの話。同じガーデンの人にも他言無用で自分達の心の中に閉まっておくって約束できる?」
グラン・エプレの5人は顔を見合わせる。そして頷く。
叶星「ええ。約束するわ」
瑤「じゃあ教えるけど、その噂は事実だよ。百合ヶ丘には、マギに頼らないヒュージの殲滅技術を持った、少年技術者。この間の『死んだ』っていう各ガーデンへの報告があった、仮面ライダーの男の子がいる」
姫歌「え!?」
灯莉「ホントなんだ〜」
すると、一葉はシーッ!と指を立てると、声をひそめて言う。
一葉「実は、その仮面ライダー。…光輝さんを百合ヶ丘に逃がしたのは私たちヘルヴォルなんです。エレンスゲ上層部やG.E.H.E.N.A.に捕まったら何されるか分かりませんから。何より……」
恋花「その光輝ね? 千香瑠の小さい頃地元で一緒に遊んでいた、幼馴染なのよ」
叶星「千香瑠さんの幼馴染!?」
恋花「どうやってかは知らないけど、あんな妙な戦う力を得て帰ってきたわけよ。その件についても着いたら光輝に問いただすつもり。あの時は時間がなくて聞けなかったから……」
千香瑠「…………」
顔を見合わせるグラン・エプレ。
高嶺「そうなのね。ヘルヴォルの判断は正しかったと思うわ」
灯莉「千香瑠様の大切な人なんでしょ? あんな奴らに渡しちゃダメだよ!」
千香瑠「そうね。ありがとう、灯莉さん」
姫歌「姫歌も少し話してみたいわ。あんな強化パッケージ作れるくらいだもの。CHARMのチューニングとか相談乗ってくれるかもだし」
高嶺「それは是非とも私も相談に乗ってほしいわね」
紅巴(こ、この場に居ませんけど挟まってませんか〜!? と、土岐はどうしたら……)
慌てる紅巴。
藍「光輝、優しいよ〜」
瑤「そうだね。藍も命を助けられたしね」
灯莉「へ〜? 王子様みたい〜」
姫歌「まあ。会うのを楽しみにしましょう」
一葉「そうですね。あ、百合ヶ丘が見えてきましたよ!」
そして一行は百合ヶ丘の校門前へ。正面玄関から中へ入る。
すると、
梨璃「一葉さん! 叶星様! ご無沙汰しております!」
叶星「梨璃さん! ひさしぶり!」
一葉「お久しぶりです! 梨璃さん」
梨璃「はい!」
挨拶をするリリィたち。千香瑠はソワソワしている。それを見た夢結は、
夢結「? あ、千香瑠さん彼に会いたいのかしら?」
千香瑠「あ、夢結さん。それは…私だってリリィである前に女の子ですし……///」
頬を染めてモジモジする千香瑠。千香瑠のこんな姿、今まで誰も見たことがない。
夢結「……そうね。ごめんなさい千香瑠さん。少し意地悪だったわね」
千香瑠「いえ、こちらこそ。彼はこの合宿には直接的な関係はないのに……」
照れながら恥じらう千香瑠。すると、
二水「ふわああああっ!! 千香瑠様可愛すぎますーーー!!」
紅巴「分かりますよ二水さん! 顔を真っ赤にした恥じらい、鼻血がでそうですーー!」
大興奮の二人。
―――すると、
梅「心配は要らないゾ? どうせ今日この後は自由時間の予定なんダ。荷物を置いてきたら案内するゾ! あと、二人はあとでお話ナ?」
千香瑠「っ!!」
二水&紅巴「「ええええええええっ??!!!」」
目に見えて顔が明るくなる千香瑠。分かりやすさに叶星や高嶺もビックリしている。
二水と紅巴らガクブルしている。
恋花「じゃあ梨璃ちゃん、部屋に案内お願いね〜」
梨璃「はい!」
そして各自部屋に荷物を置いたヘルヴォルとグラン・エプレ。
そして、ミリアムと神琳、雨嘉の案内で光輝の研究室に向かった。
そして、一つの扉の前で止まる。
ミリアム「ここじゃな。光輝〜、いるかの?」コンコン
光輝「ミリアムさんか〜? 入って良いぞ〜?」
ミリアム「失礼するのじゃ」
部屋に入るミリアム。光輝はみんなを背にパソコンで何か打ち込んでいた。
千香瑠「っ!!」
分かれてからずっと頭にあった彼。その彼が目の前にいる。
光輝「で、どうした? ミリアムさ……千香瑠?」
千香瑠「光輝くん……っ!!」
千香瑠は軽く走って光輝にしがみつくと笑顔を向けた。
二人の再開は、案外早かった。
― つづく ―
イチャイチャにしてしまっただろうか……。
けど、会いたかった人との再会だしこんなもんだろ。