ヘリオスフィアに愛の方程式を   作:松兄

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 いよいよクエレブレとバシャンドレが百合ヶ丘へ。

 この辺りから訓練室によるリリィ強化やヒュージ戦で他の百合ヶ丘リリィの出番も出したいですし、御台場やルドビコ辺りも出したい所。


第四章 《百合ヶ丘》レギオン集結
クエレブレとバシャンドレ 百合ヶ丘へ……


 

 

 光輝の仕掛けた罠により、G.E.H.E.N.A.と癒着のある企業のビルやガーデン、政治家の家が、世界中のG.E.H.E.N.A.の研究施設や研究資料とともに燃えてしまい、世界は大混乱に陥っていた。

 

 ただ、混乱してばかりもいられない。大人たちは取り敢えず「学校」というガーデンの持つ体裁を保つため、立ち直るまでの間、他の学校に生徒を送ることを考えなければならなかった。

 

 親G.E.H.E.N.A.のガーデンとして有名なエレンスゲやシエルリントなどは、数名の小規模に生徒を分けてそれぞれ他のガーデンへと生徒を振り分けて行かせた。

 だが、ここで彼らには問題が一つあった。G.E.H.E.N.A.と何の関わりもない完全中立派か、反G.E.H.E.N.A.のガーデンしか、被害を免れていないのだ。

 

 彼らは苦渋の決断で、学校に所属するリリィたちを送り出したのだった。

 

 

 ―――そして、エレンスゲの八雲校長直轄の、ヘルヴォル、クエレブレ、そして協力者であるバシャンドレは、光輝のいる百合ヶ丘へと派遣される事になった。

 

 

 ― 百合ヶ丘女学院 ―

 

 一葉たちは合宿の最中に急な呼び出しで戻ったため、合宿に戻ってきた形。

 

 そこに、優珂たちクエレブレ、七保たちバシャンドレも合流した形だ。

 

一葉「戻りました。梨璃さん、皆さん」

 

梨璃「一葉さん、お帰りなさい!」

 

夢結「無事だったようで何よりよ」

 

恋花「学校燃えちゃったけどね〜」

 

鶴紗「光輝なら、いま理事長代行から説教されてるよ……」

 

瑤「うん。それはそう」

 

楓「まったく、ホント無茶する殿方ですこと…」

 

 呆れ顔のヘルヴォルと一柳隊の面々。

 

 ―――すると、

 

梨璃「あっ!」

 

 梨璃が、以前鶴紗の件でG.E.H.E.N.A.の研究施設に潜入した際、たまたまそのタイミングでその施設を破壊しに来ていた美岳と結爾。

 そして結爾は、梨璃と夢結、そして百合ヶ丘最強のフリーランスと呼ばれる2人の内の一人、早川弥宏との勘違いによる戦闘になってしまっていたのだ。

 

 だが、その件は3人のことを知っていた美岳の制止により誤解が解けていたのだが……

 

梨璃「あなた方、エレンスゲの方だったんですね」

 

美岳「ん、ああたしかきみはあの時の……そうか。あのときはソルギナックスーツを着ていたな」

 

結爾「なんですか……?」

 

 文句か? と、ピリピリした様子の結爾。―――だが、

 

梨璃「あのときは、あそこに鶴紗ちゃんは居ないって情報くれてありがとうございました!」ペコリ

 

 梨璃が頭を下げてお礼を言う。それに毒気を抜かれてしまう結爾。

 

結爾「……え?」

 

美岳「お礼を言われるようなことはしてないと思うが……」

 

夢結「いえ、あの時研究所いたヒュージをあなたたちが減らしてくれていたのでしょう? おかげで助かったのは事実よ。居ないことも分かって早くに帰る判断を下せたし」

 

美岳「…………」

 

 お人好しが過ぎる。クエレブレというレギオンメンバーの性格を考えれば、裏もなくここまで好意的に来られては逆に対応に困る。

 

 群れるつもりはないが、彼女たちとて人間。進んで嫌われたいわけではないのだ。

 

 すると、

 

鶴紗「あのアルトラ級ヒュージ、《ジャガーノート・グランデ》の時も助けてくれてありがとう。夢爾……って言ったっけ」

 

結爾「安藤鶴沙……いえ、礼には及びませんわ。けど、言っておきますが、藍は渡しませんからね!」

 

鶴紗「前も言ってたけど藍がどうしたんだ……」

 

藍「あ〜、鶴紗イジメてるの!?」

 

結爾「イジメてなんかいないわよ? ただ、負けたくないだけ」

 

藍「そっか。仲良くね」

 

結爾「はうっ!!」

 

 それを見て、察した鶴紗だった。

 

七保「ほら、クエレブレのみんなもお世話になるんだから挨拶しなくちゃね」

 

 ここで常識人の七保が会話を調節する。

 

優珂「……チッ、分かりましたよ。……よろしく」

 

蒔菜「しま〜す」

 

緋紅「よろしくな!」

 

美岳「よろしく……」

 

結爾「………」ペコ

 

 5人それぞれ、また違った挨拶。梨璃は、

 

梨璃「はい。お願いします! では、皆さんを部屋に案内させていただきますね!」

 

 そして、梨璃たちはクエレブレとバシャンドレの面々を、それぞれに割り当てられる部屋へと連れて行った。

 

 そしてそれぞれ部屋に荷物を置き、時間も今日はエレンスゲ組は夜通し戦って疲れてるだろと言う事になり、今日の合宿メニューは「エレンスゲ組と仲良くなろう!」に変えられたという。

 

 当然優珂たちは「そんな必要ない」と、部屋に戻ろうとしたのだが、クエレブレの中でも見た目に反して意外とフレンドリーな緋紅は乗り気。

 

 グラン・エプレや、一柳隊、ヘルヴォルにバシャンドレとの交流会に行ってしまい、隊長の優珂が「緋紅様が何か余計なこと言わないか」などと心配するようについてきた。

 それを見てクエレブレの他のメンバーも、「優珂が行くなら」と、ついてきたという。

 

 

 そして、クエレブレのみんなが他のガーデンのリリィたちに質問攻めにされて、ヒュージと戦うのとは別のベクトルのプレッシャーにゲッソリし始めると、そこで説教から解放された光輝が合流した。

 

― つづく ―




取り敢えず第1弾として、早川弥宏の名前を出させて頂きました。
今回、ゲヘナの炎上によって世界中のG.E.H.E.N.A.派ガーデンのリリィたちが他のガーデンにシャッフルされている状態なので、今後は訓練室での模擬戦も含めて、百合ヶ丘のリリィ(弥宏や真など)だけでなく、御台場、ルドビコ女学院のメンバーもどんどん本編に絡めていきたいと思っています!お楽しみに!
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