ヘリオスフィアに愛の方程式を   作:松兄

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新たなレギオン アイアンサイド

 

 

 仲良くなろう会を開き、リリィたちが寝静まり、翌日早朝。

 

 百合ヶ丘の古い訓練室では………、

 

梅&千香瑠「「…………」」

 

《オーバーフロー! ハザードフィニッシュ! ヤベーイ!!》

 

 ハザードトリガーを使い、自身のハザードレベルを上げる訓練をしていた光輝。

 以前の説教から学び、二人監督をつけた上で行なっていた。

 

ビルド「…………っ!」

 

 やはり暴走するビルド。だが、訓練室の制御装置が発動。レーザーを撃ち込まれて変身が解ける。

 

梅「ハハハ、毎度見ても心臓に悪い変身解除だナ。まぁ、今回はちゃんと梅たちをストッパーに呼んだだけ、少しは成長したかナ?」

 

光輝「ふぅ、やっぱキツイか……。そりゃそうだよな。じいちゃんでも、フルフルラビットタンクが無いと無理だったんだから……」

 

 コンパネを弄って訓練を終了する光輝。千香瑠が飲み物とタオルを渡してくれた。

 

光輝「サンキュ、千香瑠」

 

千香瑠「うん………」

 

 あの光景は何度見ても慣れない千香瑠。その内光輝が光輝じゃなくなるのではないかと不安なようだ。

 

光輝「心配してくれてありがとな。千香瑠……」

 

千香瑠「当たり前ですよ。あなたまで失ったら、私には、もう……」

 

 千香瑠を抱きしめて落ち着かせる光輝。千香瑠はそっと光輝を抱き返し、離したくないと言う意思を伝えるかのようだった。

 

梅「お熱いナ〜」ニヤニヤ

 

光輝&千香瑠「「はっっ!」」////

 

 顔が真っ赤になる2人。パッと離れる。

 

梅「ハハハ。よし、朝ごはん行くカ?」

 

光輝「はい」

 

千香瑠「うん」

 

 そして、朝ごはんを食べに向かった光輝。リリィたちは起きており、食堂で朝食を食べていた。

 

天葉「光輝、おはよ〜」

 

光輝「ソラちゃん、おはよう」

 

依奈「おはようございます」

 

光輝「おはよう」

 

 アールヴヘイムの隊長と副隊長の2人と朝の挨拶を交わす光輝。

 カウンターで朝食を受け取り、適当な席に着いて食べ始める。

 

千香瑠「光輝くん、お醤油いります?」

 

光輝「ありがと」

 

 2人仲良く朝食を食べていると、優珂たちが話しかけてきた。

 

優珂「アンタの作った新型の訓練室の話聞いたんだけど……あの話本当なの?」

 

光輝「どんな話?」

 

美岳「武器の破損や命の危険を全く心配する必要なく、デスマッチの極限の訓練ができるという……」

 

蒔菜「オマケにポイントの奪い合いっていうゲーム要素あるんでしょ? マジやってみたいんだけど!!」

 

 ん〜、まあ、クエレブレとバシャンドレには使えるようにするつもりだったしな。

 

光輝「了解。食べるまで待っててくれ。そしたらみんなにも対応するように設定いじるから。生徒手帳だけ持って来ててくれる?」

 

蒔菜「分かった!」

 

 そして食事後、千香瑠は一柳隊、グラン・エプレ、ヘルヴォルの合同合宿の方に行ってしまい、光輝はクエレブレとバシャンドレを連れて訓練室へ。

 

 エレンスゲとは違う部屋の装いに、みんな驚いていた。

 

優珂「何これ……?」

 

美岳「ウチとは随分違うな」

 

光輝「ちょっとみんなの生徒手帳貸して?」

 

 光輝はコンパネにパソコンを接続し、設定を弄り始める。そして貸してもらった各自の生徒手帳のデータをシステムのメモリ内に追加登録し、作業は20分ほどで終わった。

 

光輝「ほい、終わりと。じゃあ、ルール説明するな。みんなの手帳には、それぞれ個人(ソロ)ポイントが4000入ってる。各自好きな部屋に入ってパネルを見れば、誰かが入ってる部屋と、その部屋にいる人の現在のポイントが分かって、対戦する人を選べる。ポイントが高い相手に勝つといっぱい奪えて、逆に低い相手だとあんまり貰えない。それでシーズンごとにランクの上位者には特典がある。って感じ。分かった?」

 

蒔菜「お〜! 面白そ〜!!」

 

美岳「なるほど……因みに今の最高点は誰なんだ?」

 

光輝「今の総合1位はソラちゃんだね。ポイントは13276ポイント」

 

緋紅「一万超え………」

 

光輝「因みに8000超えるとマスタークラスって言って熟練者って扱いになる」

 

七保「なるほど。だいたい分かったわ」

 

 そして、それぞれ訓練室に入って行き、百合ヶ丘のリリィたちと戦闘を繰り広げ始めた。

 さすがにエレンスゲ2位と3位のレギオン。なかなかに強く、1日で7000ポイント台までは到達しそうな勢いだった。

 

 ―――すると、

 

弥宙「あ、光輝様!」

 

 アールヴヘイムの1年生で工廠科の生徒、金箱弥宙ちゃんが声をかけてきた。

 

光輝「ん、どうした?」

 

弥宙「あの、噂を聞きつけたのか、ルドビコ女学院レギオン、アイアンサイドのメンバーが訪ねてきてます」

 

光輝「ルドビコ? アイアンサイド?」

 

壱「知らないんですか?」

 

 すると、いっちゃん(最近呼び始めた)が、補足説明してくれる。

 

壱「ルドビコは、G.E.H.E.N.A.思想の強い、親G.E.H.E.N.A.のガーデンなんですけど、所属するリリィはG.E.H.E.N.A.に反感を持ってるリリィがほとんどなんです。エレンスゲの一葉さんや優珂さんみたいに、ガーデンとリリィの思想が真逆のパターンですね」

 

光輝「そう言われるとわかりやすいな」

 

壱「アイアンサイドも例に漏れず、G.E.H.E.N.A.につよい反感を持っています」

 

光輝「補足ありがとうね。そうか、でも、なんでまた?」

 

弥宙「なんでも、G.E.H.E.N.A.が燃えた原因を知ってるようでして……もしかしたら夢結様が教えたのかもしれません。向こうのリーダーである幸恵様と夢結様は、夢結様が師匠の師弟関係と言っていい間柄ですから」

 

光輝「なるほどね。了解。そういうことなら大丈夫かな。行ってくるよ」

 

弥宙&壱「「お気をつけて〜」」

 

 そして、ルドビコのリリィたちの待つ、校門前に向かった。

 

― つづく ―




いよいよルドビコが出てきます!
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