ソラちゃんから呼ばれ、ルド女のみんなはまだしばらく試し撃ちしたいというので光輝だけ仮想空間から出てきた。
そして、エレンスゲのリリィが待つ応接室へと向かう。
光輝「失礼します……」
光輝が中にはいると、中には白い髪を肩まで伸ばし、黒いカチューシャのようなものをつけた、赤と青のオッドアイの少女がいた。
?「あなたが桐生さんですか?」
光輝「はい。桐生光輝です」
?「申し遅れました。エレンスゲ女学園1年、鳥居美歩です」
光輝「鳥居さんね……」
すると、鳥居さんは俺に深々と頭を下げてきた。
美歩「ありがとうございました!」
光輝「え、いや………」
戸惑う俺。なんか最近多いな。
美歩「あなたがG.E.H.E.N.A.を燃やしてくれたおかげで、もう私のような被害者は、出たとしても当分の間は出ないと思います。あなたがG.E.H.E.N.A.の研究を燃やしてくれたことは、実験体にされていた人たちにとっては希望だったんです」
光輝「…………」
美歩「私は、マギの伝導率が高い特殊な血液の体質らしくて、ひどい実験を何度も何度も、繰り返しながら身体をいじられ続けて、もう、世の中のすべてを憎悪するまで精神が崩壊してたんです。まあ、前に親友の優珂たちクエレブレや、一葉さんたちが助けてくれたんですけど……」
光輝「そっか。まあ、G.E.H.E.N.A.が燃えたのはアイツらが欲を出した結果だ。俺自身は何もしてないよ」
美歩「…………」
光輝「まあ、因果応報。自業自得を受けたって事で」
美歩「はい……」
すると、
優珂「美歩!」
優珂が入ってきた。
美歩「あ、優珂」
優珂「なによ、来るなら言いなさいよ!」
美歩「昨日の夜に急に決まったのよ。連絡が間に合わなかったのはごめん」
優珂「まあ、いいわよ」
その後に続いて
一葉「美歩さんも来たんですね!」
藍「みほ〜」
美岳「美歩も来たのか」
蒔菜「よっす〜」
美歩「あ、みんな!」
合流するエレンスゲ組。そこに、一柳隊とグラン・エプレもやって来た。
叶星「また仲間が増えたわね」
高嶺「そうね」
梨璃「美歩さん、それでは宿泊するお部屋にご案内しますね」
美歩「うん。お願いします」
そして、鳥居さんは梨璃ちゃんたちに連れられて部屋へ。
だが―――、
光輝「………あの子の目」
優珂「気づいたのね。あの子の片目、義眼なのよ。G.E.H.E.N.A.の実験の影響でね」
光輝「ッッ!!」
怒がこみ上げる。まだ10代の未来のある女の子たちに、そんな非道な真似が何故できるのか。
理解に苦しむし、したいとも思わない。
光輝「あとでさ、強化リリィにされたみんなの身体、少し検査させてもらってもいい? 絶対に変なことはしないし、もしも身体に負担がかかる改造なら、どうにかしたい。けど、それにはどういう感じのものなのかを知る必要がある」
緋紅「アンタ、そこまで………」
鶴紗「分かりました。私は、光輝様なら信じられます。G.E.H.E.N.A.の奴らとは違うって」
千香瑠「私もよ」
2人がノータイムで即答。すると、気になったのか、
瑤「服を脱がされたりする?」
瑤の質問。女の子としては真剣な問題だな。
光輝「それはしない。血液検査とか、マギを写すレントゲンを撮らせてもらえれば」
光輝は大事な問題として決して笑わず、誠実に答える。
瑤「それなら」
恋花「光輝〜、私たちのこと好きすぎない〜?」ニヤニヤ
光輝「仲間が苦しんでるんだ、当然だろ!」
恋花「お、おう……///」
光輝に真顔でカッコいい事を言われ、ドキッとする恋花。
すると、鳥居さんと梨璃ちゃんたちが戻ってきた。そして、一柳隊、ヘルヴォル、グラン・エプレ、クエレブレのみんなと共に仮想訓練室へと戻り、そこでちょうど出てきたアイアンサイドと対面。
そこへ訓練にやって来たバシャンドレも鉢合わせ、鳥居さん含めて、百合ヶ丘の他のリリィ達も含めて、『仮想訓練を使った勝ち残りのトーナメント戦をやろう!』というイベントが開始された。
みんなの実力は知っていたものの、鳥居さんもかなり強く、上の方まで勝ち上がっていたが、決勝はなんと一葉ちゃんvsソラちゃんという異色の対戦になった。
だが、一葉ちゃんは一歩及ばず、優勝はソラちゃん。
その日の夜、リリィのみんなは女子会をしていたらしいのだが、翌日に梨璃ちゃんがクエレブレの蒔菜ちゃんとゲームの話で盛り上がったと、嬉しそうに話してくれた。
― つづく ―
そろそろ戦闘入れたいかな〜。