ヘリオスフィアに愛の方程式を   作:松兄

36 / 36
黒き百合(リリィ)の強襲

 

 

 G.E.H.E.N.A.に拉致され、ハザードコントローラーを無理やり取り付けられてしまった千香瑠たち。

 

 目から光と感情を失い、ただ命令のままに光輝にCHARMを向ける。

 

光輝「やるしか無いか……」

 

 光輝はラビットタンクスパークリングをベルトにセットする。

 

研究員「? なんだアレは……」

 

【ラビットタンクスパークリング!】

 

 そして光輝はボルテックレバーを回す。スナップライドビルダーが展開され、トランジェルソリッドとベストマッチリキッドが流れる。

 

【Are You Ready?】

 

光輝「変身ッ!!」

 

【シュワッと弾ける! ラビットタンクスパークリング! イェイ!イェーイッ!!】

 

 光輝は、仮面ライダービルド《ラビットタンクスパークリング》に変身を完了する。

 

研究員「ッッ!? アイツ!!」

 

研究員「ヤツが仮面ライダーだったのか!?」

 

千香瑠「……………」ダッ!

 

 自我を失い、殺す気で光輝に向かってくる千香瑠たち。CHARMの一撃を光輝は躱しながら、まずは相手の情報を集める。

 

光輝(早い……!! これが5人か……)

 

優珂「…………」ダッ!!

 

 千香瑠のゲイボルグでの牙突を避けた隙を狙い、優珂がブレードモードで切りかかってくる。

 

ビルド「っ、スマン!!」ドカッ!

 

 優珂の腹を蹴り飛ばして吹っ飛ばす光輝。一度距離を取る。

 

蒔菜「…………!」

 

 ドン ドン ドンっ!!

 

ビルド(っ!)

 

ビルド「ぐっ!」 

 

 しかし、いつの間にかよい位置に移動していた蒔菜。優珂が蹴られた瞬間を狙い、角度をつけて射撃で光輝を狙う。

 

 何発か被弾した。

 

ビルド(リリィのCHARMは、自在に遠距離と近距離を使い分けられる。今射撃を使ってるからって、一瞬の隙を突いて距離を詰めたところで、すぐに近接モードに切り替えられてカウンターを喰らうだけだ……。並の戦術じゃあ、この連撃は止められない!)

 

ビルド「なら!!」

 

 光輝はボルテックレバーを回し、ホークガトリンガーを生成。

 

 遠距離攻撃を使うリリィの足元に射撃を放ち、傷つけぬように牽制する。

 

蒔菜「……………」

 

 ――だが、光輝の計算を上回る『死角』が存在した。足元の牽制に意識が向いたその瞬間、完全に気配を消した瑤が背後に肉薄する

 

ギャリィイイインッ!!

 

 光輝の背後に忍び寄っていた瑤。CHARMを下から振り上げ、光輝の背中を襲う。

 

ビルド「ぐっ!」

 

 ドカッ!

 

瑤「…………」タンッ

 

 

 光輝がとっさに後ろ蹴り。瑤はCHARMを盾にして防いだが、勢いに押されてタタラを踏み、距離が離れる。

 

七保「…………」

 

 すると、跳躍して上からCHARMを振り下ろして斬りかかる七保。

 回避行動を取ろうとすると、次の瞬間に他の千香瑠、瑤、優珂、蒔菜が一斉に射撃モードで回避先を狙う構えを取る。

 

ビルド「ッッ!!」

 

 光輝は回避すると、地面を転がって銃弾の雨を躱す。そして手首のバネでハンドスプリングの要領で起き上がり、 全員をホークガトリンガーの射程に捕らえる。

 

ビルド「っ!」

 

ダダダダダッ!!

 

 足元に射撃し、接近を阻む光輝。だが、リリィたちを傷つけまいとするその意図は、すぐそこで見ているG.E.H.E.N.A.の研究員にも筒抜けだった。

 

研究員「なんだアイツ。結局攻撃できないんじゃないか。コケ威しだ! 行け!」

 

ビルド「まあ、そうだよな!」

 

 5人のCHARMの連携しての斬撃を躱して捌き、ヤバいのは心のなかで謝りながらCHARMやリリィの体を蹴っ飛ばして無理やり距離をとる。

 

 ―――あと少しで、解析が終わる!!

 

研究員「ちっ、しぶといな……そろそろ終わりにしようか。やれ!」

 

 他の研究員がハザードコントローラーのボタンを押す。

 

 すると、千香瑠たちに取り付けられたコントローラーから黒い稲妻が走り、黒い蒸気を放つ。

 

 

千香瑠&瑤&優珂&蒔菜&七保「「「「「っ!あああああっ!!!」」」」」

 

 苦痛に顔を歪め、絶叫を上げる5人。人間をただの使い捨て兵器として扱い、限界を超えた出力を強制的に叩き込んでいるのだ。

 

ビルド「あの野郎共……! 千香瑠たちを、アイツらの身体をなんだと思っていやがる!!」

 

 明らかに苦しんでいる事が分かる。光輝は血が滲むような強さで拳を握る。

 

ビルド「絶対に助けてやるからな!!」

 

 そして、稲妻と蒸気が収まると、

 

優珂「…………」

 

 ――次の瞬間、顔を上げた千香瑠や優珂たちの瞳には、先ほど以上のどす黒い光が宿っていた。

 

千香瑠「………」ドギュンッ!!

 

 恐ろしい早さで動いた千香瑠。あんな早さで動いたら、身体には相当な負担がかかってるはずだ。

 

ビルド「はっ!」バッ!

 

 風切り音すら置き去りにする恐ろしい速度で、ゲイボルグを構えて肉薄した千香瑠。

 筋肉や関節が悲鳴を上げているはずの異常な機動。瞳から光を失ったまま、壊れた人形のように襲い掛かってくる幼馴染の姿に、ビルドの拳が硬く握りしめられる。

 

光輝「待ってろ……今、その悪趣味な呪縛を解いてやるっ!」

 

 光輝は間一髪横にズレて回避した瞬間、カウンターで千香瑠の足を払う。

 

千香瑠「っ」バッ!!

 

 しかし、千香瑠には避けられる。

 

 すると、ビルドのマスク裏の画面に、《COMPLETE!!》の文字が流れた。

 

ビルド「ったく、遅えよっ!」

 

 光輝が突然叫んだ事に不審に思ったG.E.H.E.N.A.。千香瑠たちの動きを止める。

 

研究員「? 何が遅いというのだ? 何か企んでいるのか?」

 

ビルド「別に? ただ……人をモノみたいに操るお前らの悪趣味な科学が、その程度のレベルで助かったって意味だよ」

 

研究員「なに?」 

 

 そして、光輝は、ハザードトリガーとフルフルラビットタンクボトルを取り出した。

 

ー 続く ー




いよいよ反撃開始ですね
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

BanG Dream!×仮面ライダー詰め合わせ(になる予定)(作者:湯豆腐に季節のエクレアを添えて~)(原作:BanG Dream!)

久しぶりにバンドリへの熱が再燃したため、書き始めました。▼一つの編ごとの話数は、10話~15話ぐらいになれたらいいなぁと思いますが、話によっては長くなったり、短くなったりしてしまうと思います。▼小説投稿は初めてですが、バンドリと仮面ライダーが好きなので、始めました。▼完全に趣味と妄想の産物であり、瞬瞬必生で書いているので、生温かい目で見守っていただけると幸い…


総合評価:13/評価:-.--/連載:18話/更新日時:2026年10月13日(火) 00:36 小説情報

星殺しの英雄 リメイクver(作者:Castella)(原作:アサルトリリィ)

ちょっと試しにリメイクしてみます、あまり満足のいく構成じゃなかったので。


総合評価:84/評価:-.--/連載:1話/更新日時:2026年07月14日(火) 19:58 小説情報

ゼンレスゾーンゼロ 〜夜明けの虚狩り〜(作者:アキ1113)(原作:ゼンレスゾーンゼロ)

 今から約100年前、7人の人物が初代虚狩りの称号を得た……が、それとは別に歴史には記されていない1人の番外の虚狩りが存在した。▼ 一方で現代――――プロキシのパエトーンとして、様々な出来事に巻き込まれていたアキラとリンの2人は、ある時『ジーク』という青年に出会うことになる……。▼ どうも、作者のアキ1113です。この小説ではゼンゼロと仮面ライダーゼッツのク…


総合評価:241/評価:7.67/連載:6話/更新日時:2026年08月22日(土) 22:00 小説情報

仮面ライダージョーカー&名探偵プリキュア!(作者:究極の闇に焼かれた男)(原作:プリキュア)

〜あらすじ〜▼これは失踪した幼馴染を探す探偵にして仮面ライダーでもある少年──【鳴瀬翔太郎】と、時空を超えて出会った2人のプリキュアが紡ぐ物語。▼以下、入り切らなかったタグ一覧▼・オリジナル回あり▼・オリキャラ多数登場▼・オリジナル展開あり▼・オリジナルドーパント登場予定▼・原作一部改変


総合評価:381/評価:8.9/連載:21話/更新日時:2026年10月13日(火) 11:46 小説情報

ダンジョンにドミナントがいるのは間違っているだろうか(作者:巡理愛)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

ダンまち世界にファイナルファンタジー16の本編終了後のクライヴをぶち込んで見ましたというお話です。▼基本的は原作沿いで進みますが、ダンメモ要素やダンクロ要素も混ぜ混ぜ。次いでにオリオンの矢と静穏の夢要素も混ぜ混ぜできたらと思ってます。▼全員ではないですが、他のドミナントも出てきます。▼結末はほとんど決まっているので、長くなるかと思いますが、頑張って書けたらと…


総合評価:658/評価:8.22/連載:35話/更新日時:2026年10月24日(土) 00:19 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>