烈禍襲来:青き物語に刻まれる銀色   作:ほろ酔い羊

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凄い評価を貰って驚いている作者です。

13話目投稿します。
感想欄にいい所、悪い所、後普通に感想を書いていただけると幸いです。


返事がない ただの生きた死体のようだ

ここはどこだ…

私は先程から来た覚えのない場所を歩いている。

 

周りには崩れた石造りの建物、空は赤みがかって薄暗く雨がしとしとと降っていた。

この場所に来たことは無いがここを知っている気がする。

既視感の正体について考えていると、

 

「だめじゃない、こんな所でウロウロしていたら。」

 

後ろから声を掛けられた。

誰かと思い振り返ろうとしたが、体が石のように固まってしまい動くことが出来なかった。

 

「それに角を折られた程度で我を忘れて暴れるなんてね。」

「その力を持って1年も経ってないとはいえ、しっかりと制御してもらいたいものね。」

 

声の主はそう言いながら近づいてきた。

この声は、どこかで…

 

「ほら、あなたの場所に帰りなさい。」

 

私は背中から押され、意識 が…

 

「そして貴方達の物語で、私を楽しませてね。」

 

 

 

 

 

 

「  …ん、 ここは。」

私は目が覚めると、腕に点滴を付けられて白いベッドに寝かされていた。

私が意識を失う前は雷帝派の奴らに角を折られてたのでこんな場所で寝ていたはずないのだが…

そんなことを考えていると、

 

「あら、起きたのですね。」

 

そんな声が聞こえた。

声の方に向くと救急医学部の制服を着た人が立っていた。

この人は確か名前は…

 

「部長、死体が起きました。」

 

死体ッ!

えっ、私ってそんな重症だったのか?

まあ奴らにされた事を考えるとそんな状態になってもおかしくないと思うのだが。

そう私が混乱していると、

 

「教えてくれてありがとね、セナちゃん。」

「ただ、患者さんを死体呼ばわりはよくないかな〜」

 

そう言いながらセナさんと同じ制服を着た人が出てきた。

先程の話的にこの人が部長なのだろう。

 

「はい、私に続けて言ってみて。」

「患者さんが起きましたよ〜」

 

「はい、死体が起きましたよ〜」

 

「う〜ん 私達が卒業するまでにこの癖を直せるかな〜」

 

「あの、ここはどこなのでしょうか。」

 

「あ! ごめんなさいね。」

「ここはゲヘナ学園の保健室です。」

「あなた雷帝派の研究所から運ばれて来たのだけれどどこまで覚えてる?」

 

「すみません。角を折られた所までしか…」

 

「そっか。じゃあ私が知ってる範囲で教えるね。」

 

それから部長さんに私の意識が無いあいだに起こったことを教えてもらった。

私が暴れていたこと、血を吐いて倒れたこと、その後の治療と私の体質なのか高い治癒力のおかげで後遺症はほぼ無いこと、そこから1週間程眠っていたこと、色々聞いた。

 そうか…

 意識の無かった私はそんなことをしていたのか…

……

 

 

 

 

その日の夜、ベッドの上で窓から見える月を見ながら考え事をしていた。

部長さんに私が暴れていた時に翼の皮膜が紫色に変わってたと聞いて恐らく原初メルゼナの“血氣裂昂状態”になっていたと思った。

皮膜部分が紫色になる時点でなれるんじゃないかと思っていたがやっぱりなることが出来たようだ。恐らくその先までなれるだろう。

今回はそこまでなる前に私が気絶してならなかったが、もしもなっていたらどうなっていたか分からない。

 

……私はここを離れて遠くの方に行ったほうがいいのではなかろうか。

 

そんなことを考えていると、

 

ガラガラガラ

 

「本当に目が覚めてたのね、よかったわ。」

 

「…空崎さん 」

 

扉を開けて空崎ヒナさんが入って来た。

 

「1週間程眠ってたから心配してたけど、その様子だと大丈夫そうね。」

 

「…その節はお世話になりました。」

「この様な夜更けにどういったご用件でしょうか。」

 

「こんな時間で申し訳ないのだけれど、あなたに話がしたいって言う人を連れてきたの。」

 

入ってきて

 

そう言われ入ってきたのは、

 

「この様な時間にすまないな。」

「私は反雷帝派のトップであり、未来のゲヘナ学園の議長」

「羽沼マコト様だ。」




頑張って書いたけど変な話になってないだろうか
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