【ガチ恋プリンセス】これがVtuberのおしごと~後輩はガチで陰キャでコミュ障。。。『ましのん』コンビでトップVtuberを目指します!   作:夕姫777

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63. 『闇のトーク劇場!わらしべ逆凸開幕!』配信③

63. 『闇のトーク劇場!わらしべ逆凸開幕!』配信③

 

 

 

 配信はノープランの割には順調だった。コメントも面白いものばかりだし、何よりポアロさんと一緒なのは安心する。配信慣れしてるのもあるだろうな。

 

「じゃあ次は誰にしようかな。トークデッキは曲とライバルだっけ?」

 

「そうだね。ちなみにポアロ探偵のライバルは誰?」

 

「そんなのさくらに決まってるじゃん。あいつエセ警部だし、昔から探偵と警察は仲が悪いんだから!」

 

「それ設定の話でしょ?困るなぁ1期生の先輩がビジネス持ちだすのは?」

 

「ついに黒姫の圧がポアロにも来たんだけど……」

 

 コメント

『草』

『設定w』

『やめたげて』

 

「じゃあポアロ探偵。トークデッキをちょうだい。とびきりラインギリギリのやつ」

 

「え?あー。今答えたからか。えっとね、『Fmすたーらいぶで付き合うなら誰?(性別そのまま)』てぇてぇ路線!しかもガチのやつ!」

 

「ちなみにポアロ探偵は……」

 

「いやその手には乗らないから黒姫さん!早く誰かに繋がないと!」

 

 コメント

『てぇてぇ路線歓喜!』

『黒姫の本性出てるな』

『みんな冷や汗かいてる』

 

「おっ!まさかの英雄が来たぞ!」

 

「え?誰?ふふ。来ちゃったか……」

 

「早速繋ごう!もしもし?ポアロ探偵です。自己紹介お願いします」

 

 《こら!あなたたち!配信観てたけど好き勝手やりすぎじゃないの?後輩をビビらせて1期生として恥ずかしいんだけど?》

 

「ほらママ!自己紹介!」

 

 《待たせたわね眷属たち。Fmすたーらいぶ1期生、魔界の時期女王こと魔月リリィよ。》

 

 コメント

『救世主リリィママ』

『やっぱり来てくれたか!』

『どっちも聞け』

 

 《ちょっと待ちなさい。なんで私だけ、どっちもなのよ》

 

「リリィさん本人と歌いたいオリジナル曲あるの?」

 

 《え?あるけど……》

 

「もしかしてポアロの『Complex』?」

 

「ましろの『ホワイトプリンセス』?」

 

 《……『マジカル×マジカル』だけど……ココアの……》

 

「「可愛いwww」」

 

 コメント

『あー。』

『ママ可愛い』

 朽木ココアch:『え~っ!ママ先輩一緒に歌おう!』

『あのダンスやるのか?』

『意外に乙女』

『ポンココいるw』

 

「コメント欄にココアいるじゃん!良かったねココア!リリィママが歌いたいって!それにしても可愛いなリリィママは」

 

 《いいじゃない別に!文句あるの!?》

 

「ないけど、ましリリィはなかったんだね……残念だよ」

 

 《なんで私が振られてるみたいになってるのよ。これ?》

 

「ということは……?リリィママ。ほらほら。もうひとつのトークデッキ!忘れてない?」

 

 《……Fmすたーらいぶで付き合うなら誰?だっけ?私は言わないわよ。オリジナル曲答えたじゃない》

 

 コメント

『逃げるなママ』

『それが聞きたいんだ!』

『頼む』

 

「コメント欄が荒れるぞリリィママ?」

 

「仕方ないから誰か呼び出すしかないんじゃないかなポアロ探偵?」

 

「そうだね。あーリリィママが答えてくれれば犠牲者が現れなくて済んだのにね?ひどい先輩だよ本当に」

 

 《誰が誰に言ってるのかしら?それにあなたたち犠牲者って言ってるんだけど?……分かったわよ答えるわよ……ちょっと待って……えっと……うん。ひなたかしら》

 

 コメント

『ひなちゃん!』

『ひなリリィ来たぁ!』

『ひなちゃんなら安心』

『ひなちゃんは強い』

 神川ひなたch:『あらぁ(^^)v』

 

 《違うからね?同期だし、付き合い長いしあくまで付き合いやすいって話だからね?》

 

「それならポアロも同期なんだけど!?ひどすぎ!」

 

「もうリリィさんの連絡は無視します。Fmすたーらいぶさん、ましポアはリリィさんと共演NGです」

 

 コメント

『草』

『草』

『草』

 

 こうして、ほぼノープランのオフコラボはまたまた大盛況で幕を閉じた。配信が終わって、日咲さんと共にSNSのチェックなどをする。

 

「いやぁ楽しかったね。リリィママもきちんとオチをつけてくれたし!あと黒姫最高だったよ颯太?」

 

「あれ無茶振りすぎだぞ?」

 

「でも良かったじゃん。あのキャラは使えるでしょ?これから配信やりやすくなったんじゃない?」

 

「まぁ確かにな」

 

 あの咄嗟に出たキャラは『姫宮ましろ』のお清楚キャラとは違う裏の顔みたいな感じを出せるしな。良かったと言えば良かったか。

 

「さて……もう寝ようかな」

 

「ああ。お疲れ様日咲さん」

 

 日咲さんはそのまま部屋を出ようとするが、立ち止まり振り返りながらオレに言う。

 

「……あー……一緒に寝る?」

 

「えっ!?」

 

「冗談だよ。オフコラボだから期待した?」

 

「期待してないから。からかうなよ」

 

「あはは。そっか、じゃあおやすみ」

 

「ああ。おやすみ」

 

 ドアを開けて出て行った。からかわれたか……。ふと気づくと部屋に日咲さんの甘い女の子の匂いが残っている。それが少しドキッとした。

 

 オレはベッドに倒れ込み天井を見つめる。なんだかんだで楽しいオフコラボになった。色々あったけど、こんなに騒いだのはいつぶりだろう。明日はどんな1日にしようか。

 

 やっぱり……『姫宮ましろ』を……Vtuberをやってて良かった。そんなことを考えているうちに眠りについてしまった。

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