千年前の天与呪縛 現代で生存フラグ建築士となる 作:サイセンサイ
「なんで皆 手ぶらなのーー!!?」
階段を上がっていたらあの時の一年生の声が響いてきた。どうやらいろいろ勘違いして理不尽に切れ散らかしているらしい。真依くんは隣で嘲笑ってる
うん、改めて聞いてみるとこの声、、、
「あらお出迎え?気色悪い」
「ていっ」《ガツンッ!》
「痛っ!?今本気で拳骨したでしょ!!?」
「乙骨いねぇじゃん」
そしてここに東京校と京都校の生徒が交流会のために揃った。 そして私は野薔薇くんの声の既視感を確認するために耳に意識を集中させる
「うるせぇ早く菓子折り出せコラ 八ツ橋くずきりそばぼうろ」
「シャケ」
「腹減ってんのか?」
やっぱりだ!あの人の声に似てる!野薔薇くん歌とか歌えるかな!?一緒にカラオケ行きたい!
釘崎の態度に京都校が恐れたり甘く見たりする仲で彼女は一番マイペースだった
そして釘崎が蜘蛛寺水子をその目に捕らえた時思い出したように自分の頬をなぞる
「もしくはそこの先輩ただで寄越せやコラ」
「「「「断わる」」」」
暴君な釘崎の要求に皆が一斉に拒否を示す。なんだかんだ彼女は仲間たちから愛されているのだ
ちょっとピリリとした空気が流れたのだが、彼女のマイペースな振る舞いがその場に炸裂する。蜘蛛寺は釘崎の方にトコトコと歩いていく、蜘蛛寺の行動に皆が『え』『ちょっ』という顔をするが彼女はそれを認知しながらも無視して彼女の前に立つと
あの時と同じように彼女の頬触れて正のエネルギーを流し込んみ術を発動させた
「錦上添花融通無碍」
「「「「おい!!?」」」」
「よしっ!!!!」
一瞬にして釘崎のお肌をスベスベにして彼女は大歓喜、京都校は『なんでだよ』『余計欲しがるでしょうが』という顔をして蜘蛛寺を睨みつけた
「この術のお詫びと入ってはなんですが、交流会が終わったら一緒にカラオケに行きませんか?」
「いくらでも付き合いますよ!なんならパシリとして伏黒も同行しますよ!」
「おい!」
「野薔薇くんにはこの『叭喇撃突ケ響』という歌を歌ってもらいたくて♪」
「? 何の曲?」
「ある意味貴方に近いキャラのソングです♪」
「はーい 内輪で喧嘩しない、、ってどういう状況」
「たまに出る蜘蛛寺の奇行です」
歌姫がその場に現れて一息ついたその時だった
「おまたー!!」
その場になぞの荷物を運んできた五条悟が現れた。歌姫が舌打ちをして三輪がテンションを上げて肝心の五条は自分語りを始めた後に謎のお土産を京都校の生徒達に配った
そして
五条悟の持ってきた荷物の蓋が内側から押し開けられた
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「故人の虎杖悠仁くんでぇーっす」
「はい!!おっぱっぴー!!」
五条先生の考えたサプライズは大成功!
だけど、、、、全っ然!!嬉しそうじゃない!!
京都の人らは、、、お土産に夢中ーー!!
五条のせいで最悪に滑ったことを自覚した虎杖悠仁はポーズをとったまま固まり
釘崎に睨まれてちょっと泣かれた キツかった
なんか後ろで五条先生がおじいさんとバチバチやってるけどどうしようか
そんなことを考えていた時だった
「ん?」
妙に強い視線を感じて首を向ければそこには京都校で黒髪ロングの女子生徒が自分を見ていて、それにずいぶんびっくりしているような顔をしてた
ちょっとだけ報われた気分になった
そして今度はその女子生徒がこっちに近づいてきた
同じ女子生徒が止めようとしてるけどなんのそので俺に近づいてきてそれで、、、
「こんにちは、、、虎杖悠仁くんでしたっけ?」
「は、はい」
「私は京都校三年の蜘蛛寺水子と申します」
「あ、どうも蜘蛛寺先輩」
「bleachの推しキャラはディア・ハリベル様です」
「え?」
「NARUTOの推しキャラは綱手姫です!」
「えっと」
「幽遊白書の推しキャラは幻海師範です!!」
「あのその!」
「私は戦う女性に憧れを抱きやすい性質を持っています!!貴方の好きな推し、、、好きなキャラはなんですか!?」
蜘蛛寺は偉くテンションが上がっており虎杖もタジタジの様子だった。他の生徒も教員もなんだなんだと蜘蛛寺がおかしいことに気づく、たまに奇行を起こす蜘蛛寺だが今回はそれとはどうも違うと彼女をよく知る者たちは気づいた
「あぁ!すいませんテンションが上がってしまって」
「あ、いえいえ、びっくりしてくれてちょっと報われました」
「ふふっそうですか」
彼女は一旦落ち着いたようで少し距離取り、謝罪の会釈をした。そして察までしていたにこやかな笑顔に戻って深くて大きな深呼吸をし始めた。ラジオ体操くらいの深呼吸でその場が静寂に包まれた後
その奇行はぶち込まれた
「今この場で『両面宿儺様』とお話することは可能ですか?」
「!?」
「「「「「「「!?」」」」」」」
「蜘蛛寺!!」
「水子!?」
「へぇ~」
呪いの王・両面宿儺との会話、突然のあり得ない願いに虎杖も生徒達も目が点になる。楽巌寺は身勝手な蜘蛛寺に怒りを織り交ぜて名前を呼び、歌姫は本当に意味が分からなそうに,そして止めるように彼女の名前を叫んだ。五条悟だけが、小さな笑みを浮かべていた
そして言葉の意味を理解した虎杖は戸惑いながらも真剣な顔となり蜘蛛寺に言った
「何が目的かは知んないけど止めといたほうがいいっす。こいつは会話できるようなヤツじゃない」
なんてことは無い、宿儺の内面を知る虎杖にとっては当然の答え
「、、、そうですか、すいません無理を言って」
蜘蛛寺は少し残念そうにしながらもダメで元々の提案だったのかすぐに虎杖に謝罪した
「貴様、何者だ?」
声が響いた
とても低い声
その発信元は虎杖悠仁の頬
「「「「「「「「「!」」」」」」」」」
その場の全員が察して警戒態勢をとった
虎杖悠仁の頬に浮き出た目と口
それが、それこそが、、、呪いの王・両面宿儺なのだと
そして
バッ!
「「え」」
「「「水子!!?」」」
「「「!?」」」
蜘蛛寺水子は虎杖悠仁に、正確には両面宿儺に対して両膝をついて頭を地面に下げて視線を地面に向けた。一瞬のことだった
彼女は逃げるよりも警戒するよりも先に頭を低くすることを選択したのだ
彼を直接知っているから
「私は蜘蛛寺水子」
そして
「貴方の生き方や強さに憧れを覚えた者の一人でございます」
宿儺の突然だった問に迅速に答えた
「こんにちは宿儺様」
それもあの呪いの王に向かって
「そして始めまして」
作り笑いではない本物の笑顔で
「お会い出来て光栄です♪」
「、、、、、、、、、、、、」
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「蜘蛛寺先輩って強い男が好みなんすかね?」
「小姓だった私も初めて知ったぞ、あいつが宿儺に憧れてるなんて」
「おかか」
「俺には人間の好みはわからないけどあいつがめちゃくちゃ悪趣味なことはわかった」
虎杖が見方によってはとてもハードないじめを受けている間に話題が蜘蛛寺の先ほどの行動に移った
「あの人はときどき五条先生みたいだが、軽率な行動をとる人じゃない、何か考えてるんだろうさ、その考えがわかったところで意味不明なものには違いないが」
「伏黒、あの人のこと知ってんの?」
「、、、ちょっとお世話になっててな、呪力の練り方を教わったりしてた。あの人普段は呪術師界隈の中でだいぶんまともな人間なんだよ」
「あの不敵な人が?」
「虎杖、宿儺利用して蜘蛛寺先輩こっちにスカウトしなさいよ」
((こっちにもっと不敵なのいた))
どこまでも唯我独尊な釘崎にため息をつきながら、交流会対策の話し合いに移った。
(そういや、、、宿儺が五条先生以外に話しかけるって珍しいな?)
あの女
どこか既視感がある?
どこで見た?
それにあの対応
俺という存在が現れた直後に頭を垂れた
飽きるほど何度も見た光景
千年前に見た光景だ
だとしたら
やつも『羂索』と契約して受肉した術師
可能性は高い
たが
妙な違和感は何だ?
例え呪いの深淵に位置する両面宿儺でも、前世の記憶を持って生まれた転生者という発想はなかった。そもそも宿儺は覚えている者と覚えていない無関心な物がはっきりしている。中途半端な既視感などそうそう感じたことなどなかった
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「私、今回の交流会辞退しますね」
「「「「はっ!?」」」」