海賊世界の3つの楽園   作:佐為苦露譜洲

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今日1日は学校無くて万歳。


第3話:斧大佐乱入

俺たちが少女について行ったところにあった店には、ワイングラスを持ったバカがいた。どうせ無茶振りでもしたんだろ。海兵全員分のメシをタダで食わせろとか何とか。

 

「あぁ、そうそう。ここんとこ退屈だから明日ゾロを処刑することにしたぞ。みんな楽しみに待ってろ」

 

それを聞いた瞬間、俺は駆け出した。そのまま勢いを殺さずにバカの顔面に拳を叩き込む。殺さないようにお情けで手加減してやるが、純粋に痛みを与える殴り方だからかなり痛いはずだ。

 

「な、なんだよお前は」

 

バカは壁まで吹き飛んだが鼻を押さえながらすぐに立ち上がった。

 

「ルフィさんやめてください‼︎」

 

「こいつクズだ‼︎」

 

コイツは最初からゾロを殺す気でいたんだろう。そんな奴は許せない。

コビーが後ろから羽交い締めにしてくる。

 

「な、殴りやがったな。俺はモーガン大佐の息子だぞ‼︎」

 

「知るかボケェ‼︎権力ばっか振りかざしているだけのゴミなんてなんかの役に立つのかよ、あぁん?それに地方海軍の大佐なんてザコじゃねぇのかよ‼︎」

 

「よ、よくも親父のことを侮辱したな!言いつけて死刑にしてやる‼︎」

 

「やれるもんならやって見やがれ‼︎」

 

「ルフィさん落ち着いて‼︎海軍を敵に回す気ですか‼︎」

 

「お前だって滅ぼしたいって言ってたじゃないか‼︎」

 

「幾ら何でも基地一つは無理ですって‼︎」

 

「なぁコビー、俺は決めたぞ。本気(マジ)でここの海軍を滅る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、ついでにゾロを仲間にするけどな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

磔になっているゾロの前まで来た。ゾロは意識が遠のいて何かを見ているようだった。

 

「よ」

 

「はっ」

 

「どうした、走馬灯でも見てたか?」

 

「へっ、そんなわけあるかよ」

 

ゾロは20日間にも及ぶ磔に死にかけているらしい。すごいな。俺だったらすぐに死ぬぞ、腹減って。

 

「んで、決心はついたか?俺の仲間になるってやつ。一緒に海賊やろうぜ」

 

「断る‼︎自分から悪党になり下がろうってのか?ご苦労なこって」

 

「海賊のどこがいけない?」

 

「海賊なんて外道だ。誰がなるか」

 

ムカッ、侮辱しやがって。タコるぞこの野郎。※タコる。タコ殴りにする、の意味。

 

「別によくね?お前って世間から悪い賞金稼ぎって言われてるし」

 

「世間がどう言おうと関係ねぇ。俺は後悔するようなことはやっちゃいねぇ。何が何でも生き延びて、俺は俺のやりたいことを成し遂げる!」

 

「ふーん、で?仲間になる決心はついた?」

 

「人の話を聞け‼︎」

 

「お前、刀使うんだってな」

 

「ああ、だがあのバカ息子が持ってっちまった」

 

「OK、俺が取り返してきてやる」

 

「何?」

 

「だからよ、刀返して欲しけりゃ俺の仲間になれ」

 

「タチ悪ぃぞテメェ‼︎」

 

ナイスツッコミありがとよ。にしてもゾロって結構怖いな。さっき笑ったときなんて悪魔に見えた。

 

「行ってきまーす」

 

俺は基地へと走り出す。

 

「アイツ、一人で基地に乗り込むつもりか?」

 

「道間違えたーーーー‼︎」

 

ヤベ、ミスった。基地と反対方向に向かってしまった。ゾロじゃあるまいし。なんでだ?

 

「『ゴムゴムのロケット』」

 

腕を伸ばして縮む力を利用して移動する。

 

「あ、アイツ一体何者なんだ?」

 

ゾロが驚いている。悪魔の実の能力者を見るのは初めてなんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っかしいな。誰もいねえじゃんか。バカを見つけてゾロの刀を取り戻さなきゃいけねぇのに」

 

その時、上の方から何か物音がしてきたのを俺は聞き逃さない。

 

「上、だよな。誰かいるかもしれねぇから行ってみるか」

 

ゴムゴムのロケットを使うまでもねぇ。壁ダッシュして屋上まで行く。そこにはバカと海兵と明らかに偉そうにしているやつがいた。そいつらは壁を走ってきた俺を見ると驚愕した。確かに下から飛んできたようにも見えるだろう。

 

「よ、お前がモーガンか?別に違ってもいいや」

 

屋上には巨大な像があり、海兵たちはそれを立ち上げるために作業をしているところだった。多分アレは島の人たちから巻き上げた金で作ったものだろう。権力の象徴にでもしたかったのだろう。アレぶっ壊しゃいいのかな?

 

「『ゴムゴムの(ピストル)』‼︎」

 

『あーーーーーーーーー‼︎』

 

像は頭の部分を木っ端微塵にしながらバランスを崩し、下へと落ちていった。

 

「フハハハハハ、ザマーミローwwww‼︎」

 

「あいつを捕まえろ‼︎俺が殺ーす‼︎」

 

モーガンは激怒して俺を捉えるように命令する。

 

『はっ‼︎』

 

意外と統制はとれている。まぁモーガンが力を振りかざして従えさせているだけだと思うがな。

 

「親父‼︎こいつだ俺を殴った奴‼︎」

 

バカは本当に俺のことを伝えたらしい。バカなやつ。俺にかなうわけがないだろ。

 

「よおバカ。ちょっとテメェに用があるんだ。返して欲しいものがある」

 

バカは俺に声をかけられると悲鳴をあげて逃げ出そうとするが許すわけないだろ。

 

そのまま拉致って階段へと駆け込む。

 

『ヘルメッポ様‼︎』

 

海兵たちが声を上げるが遅い。俺は声を聞き終わる前に階段を駆け下りていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゾロの刀はどこにある?吐け」

 

「言う‼︎言うから引きずるの止めてくれ〜」

 

俺はヘルメッポを引きずりながら走っていた。下はカーペットだから地味に痛いんじゃないか?

 

「で、どこ。言え」

 

「ぼ、僕ちんの部屋にありましゅ。さっき通り過ぎました」

 

そういうのはもっと先に言うべきだろ。この馬鹿野郎。

 

「動くな!ヘルメッポ様を、話せ‼︎」

 

銃を持った海兵が3人ほど来た。

 

「やだよ。撃てるもんなら撃ってみやがれ‼︎」

 

俺はバカを盾にする。バカは暴れ出したが離すわけないだろ。そのままバカを盾にして走り去る。フハハハハハ気分爽快だなこれ。

 

 

 

 

 

 

バカの部屋は簡単に見つかった。だって扉に『My room』って書いてあんだぜ。

 

内装は豪華で、バカには似合わない部屋だった。部屋の中に刀が3本、不自然に置いてある。ゾロは三刀流なので全部持って行くことにした。

 

ふと外を見るとコビーがゾロを解放しようとして見つかったのか、海軍に銃を突きつけられていた。あのままだと撃たれて死ぬな。コビーは役に立たないし、ゾロは動けないし。普通に降りたら間に合わないので飛び降りることにしよう。ヒャッハーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

 

 

 

 

そのまま飛んでいき、海軍の頭を越えてゾロの前に着地する。その瞬間、海兵の持っている銃が火を噴き、弾丸が飛んでくる。

 

ゾロと海軍の間に着地したはいい。絶妙な場所だ。だからっていきなり撃つのは酷いんじゃないか?俺は体をはってゾロとコビーに弾が当たらないようにする。

 

「お前‼︎」

 

「ルフィさん‼︎」

 

お、心配してくれるのか?でも大丈夫なんだぜなんたって俺はゴムなんだし。

 

「麦わら‼︎」

モーガンが何か言っている。俺ってもう麦わら呼ばわりなんだ。

弾丸が俺に突き刺さる。しかし、弾丸の勢いがそのままに俺の体が伸びるから側から見るとかなり不気味に違いない。

 

「なぁっ!」

 

海兵たちの動揺した声がする。それもそうだ。なにせ銃が効かないんだからな。

 

「効くかぁ‼︎」

 

そのまま弾丸を弾きかえす。弾の一つがモーガンの頬をかすめて飛んでいくのが確認できた。

 

「フハハハハハ‼︎俺は強いのだぁ‼︎」

 

「て、てめぇ、一体何者だ⁈」

 

「俺の名前はモンキー・D・ルフィ。海賊王になりたいだけの一海賊だぜ」

 




アニメの第2話が終わるところで切ったので3000文字に届かないくらい。
次回、モーガン大佐フルボッコ。

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