「おはよー」
そう言って今日も始まった高専生活。輪が高専に入学してから、1ヶ月がたった。基本的に普通の高専生なのだが、少しやんちゃをすることもあるが、先生からはまだマシな優等生と評価されていた。最近は夏油との近接訓練が日課になっていた。
「やっぱり、強いね。輪ちゃんは」
今日もボコボコにしてやられた夏油は顔の一部が腫れ上がっていた。
「いやいや、全然、強くないし、最近は、夏油が強くなっちゃって結構頑張らないと勝てないよ」
と自分の本当の実力を知らない輪はこれを本気で言っている。
だがこれがあることで、夏油の格闘術には原作より磨きがかかったものとなっていった。
「今から、2人に分かれて任務に行ってもらう」
先生が、午後の授業が始まる直前に言い出し、輪はついに初任務が来たー!っとやる気が湧いているようだ。
「五条と硝子は小学校で出た呪霊を、輪と夏油はある廃ビルで、出た呪霊を頼む」
「えー!せんせー俺、輪とがいいー!」
文句を言う五条をに対して先生は、
「お前ら2人は強いだろ、そして、五条、お前ならすぐに終わる任務なんだから早く行ってこい!!」
「へーい、わっかりましたー」
嫌味らしく言う五条を見つつ、輪と夏油は、そそくさと教室から出ていったのだった。
「夏油くん初めての任務がんばろーね!」
能天気に話しかけてくるりんに対して夏油は、
「ああ、一緒に頑張ろう。だが無茶はだめだよ」
優しく、注意していた。
「着いた!ここに呪霊がいるのか、早く倒して五条より早く戻っちゃお!」
「そのことなんだが、呪霊は、私が取り込みたいから、とどめは私に任せてくれないかい?」
「うん、わかった!」
元気よく答え、2人は廃ビルのなかに入っていった。
カツン カツン カツン カツン
廃ビルには2人の歩く音だけが響いている。
何も特になさそうだ。そう思ったとき、
バシュ
すごい速さで2人の間を通り抜けていった音がした。
「夏油くん!呪霊」
瞬く間もないほど早く2人は戦闘形態に入った。
「夏油くんどう?呪霊取り込めそう?」
「いや、ダメだ、速すぎる」
シュバ
呪霊はかなりの速度で移動しており、肉眼でギリギリ見えるぐらいだ。
「夏油くん私が捕まえるから、取り込んでくれる?」
その質問に対して夏油は、
「ああ、2秒あれば取り込める」
真剣な声色で答えた
(なら、回《かいじゅ》20%で動体視力と足の筋力に集中させて捕まえる!)
輪は任務までにあった期間で、回《かいじゅ》を進歩させた。これまでは全身にくまなく強化していたが場所を指定することで、より強い効果が得られるようになっていた。
バッ!!
驚くまもなく輪が呪霊を掴んでいた。
それに驚く夏油だったがそれよりも、身体が呪霊を回収していた。
「わー!ありがとう!ちゃんとやってくれて!」
「あ、ああ、それよりすごく速かったね、身体は何ともないのかい?」
いつもより速い速度で呪霊をつかんだ輪のことをとても心配しているように言った。
夏油はとりあえず、玉となった呪霊を飲み込もうとした。
「ねえ、それってどんな味がするの?」
ただ、気になって聞いたそのひと言がその場の空気を凍らせた。
「うーん、とてもまずいと言っておこうかな」
「それ、呪力の塊でしょ、私なら少しは味が良くなるようにできるし、大きさも変えられるよ?」
その言葉が夏油にとって救いとなった。
「お願いしてもいいかい?」
「もちろん!」
頼ってくれて嬉しいと思い、張り切って操作する輪は、今、していることがどんなに夏油にとって、ありがたいことか分かっていなかった。ただまずいのは嫌だと考え、軽く言っただけだったのだ。
夏油は心のなかで涙を流すほど、感謝していた。
そうして、任務でより仲良くなった輪と夏油は傷一つなく、帰路についた。
その頃五条は、「軽くやったつもりなんだけどなー」と病院の1室を壊したことについて怒られていた。
輪と硝子の休日のお出かけ!?諦めていた、遠距離技がついに進歩するのか!?
高専入学先はまだまだ続くぅ!
これからの数話は、日常回と修行回とし、そこで高専入学編を終わろうと思います。
そして新しい編に行こうと思います。
引き続き「術式が呪力を操るだけだったんだが!?をよろしくお願いします。
輪の紹介出してほしい?
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出してほしい
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それよりも本編を進めてほしい