「今日は硝子ちゃんとお出かけだー、うれしいな!」
ルンルン
楽しそうに待っている輪は今日、硝子とお出かけする約束をしていたのだ。
「やっほー、待った?」
待っていた輪に話しかけた硝子はシンプルな白いTシャツの上に、誰かからもらったのか少し年季が入ったデニムジャケット、下は、黒のシュッとしたパンツをはいていた。
「わー、硝子ちゃんむっちゃかっこいい!」
「輪ちゃんは可愛いねー」
黒のロングスカートに少し暗めの赤い五分袖の落ち着いた、色の服だった。
「いやー、初めて友達とお出かけとかするからたくさん調べたんだー!
くるくると、自分の服を見せびらかすようにまわった輪をみて硝子はふふっと笑った。
「それじゃあ早速行こうか!」
2人がまず最初に向かったのは、映画館だった。
「楽しみだねー【ドロボーズ】」
「そうだねー、ねえポップコーンとか味どうする?」
「あ、私ポップコーン食べたことなくて、硝子ちゃんが決めてよ」
輪は、高専に入学するまでまともに外出したのが、五条と出会ったときだけだった。そのため、今回お出かけのために調べなければ、まったく知らなかったのである。
「塩味でいいよね」
硝子がその話を聞き、少し気まずそうにも、聞いてきた。
「せっかく楽しいお出かけなんだから、こんな話をせずに楽しもうよ!」
「うん!」
返事をしたあと、ポップコーンに、ドリンクを買い、映画を見に行く2人だった。
ちなみに【ドロボーズ】という映画は、とある財宝を盗もうとする泥棒たちの足の引っ張り合いを面白く見る、映画である。
ちなみにこの映画を選んだのは、輪である。
「いやー面白かったね、特に財宝を手にしたけど、そこから奪い合っている間に警察が来て、捕まえられるところが私は好きだなー」
「私は最初に泥棒たちが出会って、出し抜こうとするところが好きかなー」
2人は片付けをしながら、感想を言い合っていた。
せっかくだしということで、グッズも買っていくことにした。
輪は泥棒たちが頬をつねりあっているミニキーホルダーを、硝子は、財宝が描いてある、ファイルを買っていった。
その後は、服屋に行って、「この服どう?」や、海を見に行ったり、ドロボーズの顔ハメパネルを見つけ、写真を撮ったりして楽しんだ。
「ねえ、最後に、マクドナルドってところ行ってみたいんだけど、そこで夜ご飯でもいいかな?」
「全然いいよー」
2人は歩いてマクドナルドに行っている間に、今日の感想を言い合っていた。
「すっごく今日は楽しかったなー。初めての友達と初めてのお出かけ、最高だったよ」
「私も、高専に入って女子は一人なのかなって思ったけど女子がいてくれて嬉しかったし、こんなに遊んだのは、初めてだったから嬉しかったよー」
そしてマクドナルドに着いた2人は、
「私は照り焼きハンバーガーのセットでポテトのМと、コーラで」
初めての外食、そして初めてのもんだった輪は、
「えっと、ハンバーガーのセットで、」
「飲み物はなにになさいますか?」
「えっと、えっと、」
テンパっている輪の代わりに硝子が、
「ポテトのМと、コーラで」
「照り焼きバーガーのセットで、ポテトМ、コーラ、ハンバーガーのセットでポテトМ、コーラ、以上でよろしいでしょうか」
「はい」
「ではしばらくお待ちください」
「あ、ありがとう、注文してくれて」
「いいよ、友達なんだから」
席に座って話しているとすぐに、ハンバーガーが運ばれてきた。
「いただきます」「いただきます」
初めて食べた輪は、
「何この味、初めて食べた!おいしいー!」
初めて食べる味にびっくりしながらも、「美味しい」「美味しい」と言いながら食べた。
帰り道、輪は、硝子に
「ねえ、硝子って呼んでもいい?」
「いいよ。じゃあ私は輪って呼ぶね」
2人の仲はさらに深まり、
「また行こうね」
と約束したのであった。
次は修行するのか、それとも寮に集まり、パーティするのか、連携技を生み出すのか?
輪の日常はまだまだ続くぅ!
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