はぁ…結局さあ、うちは事件は起こった。こうなるとさぁ、俺がいくら頑張ろうが原作で死ぬ人は助からないんじゃないかと…
シスイさんとイズミは逃がしたよ。死体も偽装した。バレてないと思う。でも不安は拭えない。俺は師匠の事は信用している。今の師匠は原作よりマイルドセブンだからな。(なんのこっちゃ)
アカデミーを卒業した。うちは事件で後味は悪いけど。イカンイカン、弱気になってる。イタチが守りたいものを、手を汚してまで守ったように、俺も頑張らないと、胸を張ってアイツの友だと言えなくなる。
下忍になったが担当上忍は固定ではなく、入れ替わり立ち替わり、変わった。俺の存在は厄介なようだ。出来損ないで分家だけど、一応日向だしな。もう関係ないんだけどね。(日向を名乗れないので)
オレはうちはサスケ。うちは一族の生き残りだ。うちは一族は
オレは必ず一族の仇をとる!そして、一族を復興させる。
ある日、一人の男が訪ねて来た。うちは一族を鏖にした男の、かつての友だった男だ。オレも何度か遊んだりした。
「サスケ。俺らと一緒に暮らさないか?…アイツを止められなかった奴が何を言うんだと思うかも知れないが。今のお前を一人にしておくのは違うと思う。ネジも賛成してくれている」
この人はどうして、今ほしい言葉をくれるんだろう。
「今のオレは復讐者だ。アンタ達の居場所にいて良い存在じゃない」
この人、ヒカゲさんは、オレの頭をコズいて、アホ!と、俺より弱い奴が何言ってるんだと。お前が何をしようとしているかは、想像がつく!だが、アイツは天才だ。うちは一族の誰よりも強い。少なくても俺にすら勝てない奴が、復讐者なんて言っても説得力は無いと。
「家に来れば、少なくとも一人で修行するよりも良いハズだ。ネジだって修行相手になってくれるぞ」
うっ、それは一理ある。実際にかつて兄だった奴とヒカゲさんが組み手をしているのを見たことがあるが、体術だけならこの人は強い。下忍の中では。
オレはこの人に甘えてしまって良いんだろうか、復讐を止めてしまわないだろうか、復讐なんて下らないと最後には言われるんじゃないか。
俺はサスケを黙って見る。結論は急がない。別に今日から一緒じゃなくても良い。断ってくれても良い。自分で選ぶんだサスケ。
まぁ、イタチの真実を知っている身としては複雑だけどな、サスケの復讐を手伝おうとしている訳だし。
サスケも既にアカデミー生。環境をこれ以上変えない方が良いのかもしれないけど。
「ヒカゲさん、アンタはその内、復讐何て下らないと言うじゃないか?今のオレは復讐しか考えられない」
「別に良いんじゃないか?うーん、これは俺個人の考え方だけどさ、復讐は良くないとか、死んだ人間はそんなこと望んでいないとか、良く言われるけど、糞食らえだよな。そりゃ、死んだ人が遺された人の幸せを願っていたり、復讐を望んでないかもしれない。……でもな、そんなの誰にも分からないんだ。死んでるんだから。何故第三者の関係ない奴らが死んだ人の気持ちが分かるのかな?そもそも、復讐ってのは死者の為にやるもんじゃなく、遺された人たちや自分の為にやるもんだと、俺は思うんだ、だから、やりたいならやれば良い。俺は復讐を否定しない」
覚悟はいるけどな。サスケは泣きながら、小さくオレの復讐を否定しないでくれて、ありがとう、と言った。
まぁ、俺はイタチもサスケも幸せになってほしいから、イタチは死なせないし、サスケも闇落ちさせない。
その為にも、もっと強くなって仲間も増やさないとな!一人には限界がある。イタチを助けようとしてる奴がイタチみたいに何でも一人でやろうとはしていては駄目だ。(この世界のイタチは人に頼ることを学んでいる。最低限)
「よ、よろしく、お、お願いします」
サスケが頭を下げた。俺は優しく頭を撫でた。そう言えば、俺はいつも撫でられる方だったな。なんて事が頭に浮かんでいた。
サスケ。イタチの代わりとは言わないけど、仲良くやっていこうな。