日向ヒカゲ忍法帖   作:鍋川太一

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日向家当主の娘 ヒナタの妹

 ある日の事だが、ヒナタがやってきた。小さい子と一緒に。この子はもしや。

 

「ヒカゲ兄さん。妹のハナビです」

 

 やっぱりね。妹が生まれた報告は聞いてはいたけど。俺がよろしくね。と言うと、ハナビはビクッとなってヒナタの後ろに隠れてしまった。

 

 あれ?ハナビって照れ屋だっけ?ヒナタじゃなくて?…これは照れじゃなくて、警戒かな?まぁ、勝手に日向の家から出てった奴だしな俺。日向の連中に何か言われてるのかな?

 

 そう言う事なら、姉が大好きでも良くついてきたな。まぁ、俺は気にしないけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシは日向ハナビ。今日姉様の案内である人の家にやって来た。日向を追放された人。姉様は違うとは言うけどワタシは信じていない。日向の人たちもそう言っている。父様は何も言わないけど。

 

 あの人に挨拶されたとき、ワタシの身体はビクッとなってしまった。理由は分からない。無意識な警戒が出たんだと思う。たぶん。

 

 ある日、あの人が一人で歩いているのを見つけた。ワタシは後をつけてみたくなった。

 

 あの人はどんどん街から離れていった。自宅からも離れている。気付かれた!とワタシは思った。でもワタシに気付く様子もなく、どんどん林の奥に入っていった。

 

 林の奥深く人目につかない場所。こんなところで、何をするきだろう?

 

「はぁ~、毎度毎度飽きないねえ。ほら出てきなよ」

 

 ワタシの事かと思って、ビックリしたが、程なくして数人の覆面姿の人たちがあの人を囲んだ。

 

「その覆面意味あるのかな?構えをいくら変えても、何気ない動きが日向流だよ」

 

 あの人は、日向の人たちに狙われている?まさか。

 

 覆面達が、一斉に襲いかかる。

 

「それは悪手でしょ。…八卦掌、回天・刃」

 

 覆面達が悲鳴を上げて倒れる。何?今のは切り裂く回天?あんな技は宗家にもない。

 

「いい加減諦めてよ。このままだと手加減出来なくなるんだけど。里内で争ってどうするの?長老は何考えているんだよ。俺にぶっ飛ばされたのがよほど悔しいの?せめて自分がこいよ」

 

 日向の長老に何かしたのは、ぼんやり聞いていたけど、ぶっ飛ばしたの?

 

「はぁ、日向がおかしいのか、木ノ葉がおかしいのか…ヒアシさんに隠れて良くやるよね。苦労してるんだろうな当主様は」

 

 あの人は覆面達をほっといて歩きだす。マズイこっちに来る。

 

「危ない冒険はホドホドにな」

 

 ワタシの耳元で声が聞こえた。あの人の姿はもう、どこにもなかった。

 

 あれが日向の人達が言う、出来損ないなの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はぁ、ハナビに見られたな。迂闊だった。周りに気をつけていたんだけどなあ。日向宗家の跡取り候補なだけあるな。

 

 もう、ハナビは家にこないかもな。

 

 俺は家を出てから間もなく、こう言う状態になってしまった。最初は一人二人だったのが、今では十人も俺の為に仕向けてくるんだ。日向って暇なの?それで、毎回返り討ちってバカなの?死ぬの?まぁ、ネジくんに行かないだけマシかな。(日向の奴らが弱いと言うよりも主人公のアホみたいな努力の賜物。日向の下っ端では話にならない)

 

 

 ハナビはそれから、一人でも家に来る様になった。えっ?お供の人とかは?ヒナタと一緒に来るならともかく。(ヒナタとハナビのお供はヒアシさんからヒカゲの家なら問題ないと言われてるため、途中までは一緒だが、ヒカゲの家には近寄らない)

 

 それでさ、ハナビさん君は何してるのかな?ヒカゲ観察日記でもつけてるのかって程後をついてくる。ネジくんは複雑そうだし、ヒナタはニコニコしてるし、今どういう状況なん?

 

 まぁ、日向に襲われているのは内緒にしてもらってるけど。俺の任務が無い日は毎回来てない?終いにゃ、ヒカゲ兄様とか呼ばれるし。(ネジはネジ兄様呼び)

 

 俺何かやっちゃいました?心当たりが無さすぎるんだけど?

 

「ヒカゲ兄様は、本当に白眼を使えないのですか?」

 

 おうっ、ぶっ込んできましたな。良いんだけどね。日向の人に言われると来るものはある。ハナビにそうだよ、今も開眼して無いんだと言うと、

 

「あんなに強いのに…」

 

 あー、強いと言われるのは嬉しいけど、俺より強い奴なんていっぱいいるし…(周りに天才とか秀才とかがいるので比較対象がおかしい。イタチとか大蛇丸とか)

 

 

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