俺はちょっと待っててねと、断ってから一本の棒を持ってくる。
「これをお勧めするよ。棒術ね」
俺の提案が意外だったのか、皆驚いていた。まぁ、言うてただの棒やからね。
「棒術ですか?出来ますけど、もっと威力のある武器が他にあるんじゃ…」
思惑通り!まぁ、そうだよね。でも、今からやる技をよく見ててね。俺は敷地内の、まあまあ太い木の前に棒を持って構える。
「捻糸棍!!」
とてつもない威力の突きが木を倒す。知る人ぞ知る技さ!今も珍味はやってるのかな?
「…凄い…ただの棒で…この威力」
「さすがヒカゲさんです。テンテン良かったですね!」
待て待て、勧めはするけど、体得出来るかは未知数なんだぞ。
ガイ先生は感動したぞと涙を流している。たぶん先生も出来るよ。アナタは努力でやり遂げる。
「さっき、テンテンが言ってた通りただの棒さ。それは相手も同じ。ただの棒で何が出来る、と思うハズさ。特に体術を軽視する奴らほどね」
テンテンは何度も倒れた木を確認していた。
「でも、棒なのに捻糸・棍なんですね?何か違いがあるのでしょうか?」
それはなリーよと、ガイ先生の解説が入る、助かります。
「棒と棍は本来別物なんだ。良い機会だ。詳しく説明しよう。棒状の武器を使うものには、ざっくり三種類ある。棍、棒、杖の三つだ」
さすがガイ先生だ詳しいな。
「言葉は分かりますが、違いがあるように思えないんですが?」
まあそうだろうな。明確にこう違うって事もないのでね。前の世界じゃ流派によってもちがうしな。
「簡単に言えば、杖は身長よりも、短いもので、棒は身長と同じかそれよりも長いものだ。棍はだいたい棒と一緒だが、しなりをより、持たせるために太さがきんいつではないんだ」
そうなんだよね。もっと詳しく言えば、棍は中央の持ち手が太いものが多い傾向。棒より長いのを棍と呼ぶ場合もある。まぁ、発祥の国が違うから、呼び方が違うだけな気もするけどね。かの国で棍が出来て、それが伝来して棒術になった方が正しい歴史なのかな?
まぁ、だからあの、漫画では棍だったけど棒でも出来る。この世界もわりと何でもありだしね。
俺は、丁寧にテンテンへ捻糸棍を教える。握力と手首の強化に、足腰の強さ、これを持って、強力な回転を棒(棍)に与えるのだ。
テンテンはこれからもチョクチョク習いに来ると、言って頑張っている。
「棒の長さとか、太さは、試行錯誤してね」
自分に合う道具を使わないとね。
彼女のイメージには何か棒術ってのがあっただけで、薦めた理由は特にないんだけどね。そう言えば、三代目も棒術?だっけ。…あれは猿だから、猿術?金剛如意だから、如意棒ではあるか。
まぁ、この技は強力だけど、当たらなければ、どうという事はない。訳でして、どんな技も当てなきゃ意味がないんだ。その事もしっかり伝えておく。
何か忍術至上主義みたいなのがあるけど、基本の体術がないと当てれないんだよね。
だいぶガイ班を強化してるけどさ、リーくんとテンテンが砂の姉弟に勝てるかは未知数だ。
あぁ、リーくんには、虎砲は教えてるよ!相性良いと思ってたし。
他作品の技の再現は良好なんだよね。気とかオーラとか、霊圧、霊気、闘気がNARUTOの世界ではチャクラな訳でして、そこまで違いがないように思う。
やろうと思えば亀亀波も撃てる。相性の良し悪しは、あると思います!
「まぁ、俺は体術を教えるだけで、忍術はからっきしだけどね。使えてもアカデミーレベルだし」
「ボクからしたら、それでも羨ましい話です」
あぁ、リーくんに悪いことを言ってしまった。お詫びにヒントを、
「…ごめんね、そういうつもりで言ったんじゃないんだ。それに、リーくんも忍術使えると思うよ」
えっ、とリーくんが目を見開く。俺はチャクラメスを、作って見せる。
「ほら、印も結んでないし火とかの属性もないけど、これは立派な忍術、医療忍術ね。リーくんは忍術と幻術が出来ないだけで、チャクラは練れるよね?なら体外にチャクラを放出することも出来るハズだよ。つまり形態変化系の印を必要としない忍術なら、使える可能性があるわけさ」
そうなんだ。八門を開いたリーくんやガイ先生はチャクラが体外に溢れてる。緑とか青とかのオーラみたいなのはチャクラじゃないみたいだけど、チャクラ自体も溢れてはいる。チャクラが練れないなら、木登りも水面歩行も出来ないからね。
まぁ、リーくんが形態変化系の忍術に手を出すかは分からないけどね。
色々説明しましたが、間違っているかも知れないので、この作品ではそうなんだ、くらいに考えて頂けるとありがたく思います