本戦当日。先生姿で試合を見守る。まだ作戦まで時間があるわ。焦らずに観戦していましょうか。
一回戦から楽しみね。ヒカゲの弟達だもの。
「ナルト。オレはお前やサスケとも全力で戦いたい」
上着を脱ぎだす二人。……何あれ流行ってるの?リーくんと同じ?……ああ、もう上忍クラスじゃないと見えないんじゃないかしら?…これはヒカゲを問いただした方が良さそうだわ。
ナルトくんがネジくんをとらえたかに見えたけど…
「八卦掌、回天!!」
ナルトくんが吹き飛ばされる。受け身をとり素早く立ち上がる。現状復帰が早いわね。アレが日向の絶対防御ね。…彼分家だったわよね?ヒカゲがそうなんだし弟も同じよね?…修得できるものなの?
「八卦六十四掌!」
ナルトくん滅多打ちじゃない。動きのキレがなくなっていくわ。これだから柔拳は厄介なのよ。
諦めないのねナルトくんは。火影になるか…
……アレは九尾のチャクラ?ワタシの封印は解印されてるようだけど、死の森ではあそこまでじゃなかったハズよね。…自分の意思で引き出せてる?
…くっ、なんて忍の耳に悪い攻撃かしら。これじゃいくら日向の絶対防御でも防げないわ。ネジくんがぐらつく。
空掌まで修得してるのね。やっぱり宗家とか分家とか関係ないわよね。ネジくんの勝ちだわ。
ヒカゲは二人の様子を見に行ったわ。次の試合は…サスケくんまだ来てないけど…カカシくんの悪い癖が移ったかしら?ふーん最後に回す…妥当よね。皆うちはの戦いが見たいんだもの。ワタシでもそうするわ。
砂の傀儡使いの彼は棄権ねえ。油女の子が不満そうだわ。作戦を優先したんでしょうけど。
うってかわって頭脳戦ね。さすが奈良家の子。砂の女の子も分析派ね。……今年は当たり年かしら?皆木ノ葉とか砂とか辞めて音の里に来てくれないかしら?歓迎するわよ。
……ギブアップしちゃったわね。ちょっと意欲に欠けるかしら?でも、よほど特殊な任務じゃないかぎり最低ツーマンセル以上だし、捕まえた時点であの子の勝ちね。試合には負けたけど勝負には勝ったと言ったところかしら。女の子とばかり試合してるわねえ。
ヒカゲとドスの試合。あらーナルトくんの戦法をドスがアレンジしてるわね。良い成長よ!ヒカゲが追い込まれてるわ!ってアナタもそのバカみたいな重りつけてるの?なんの流行りなの!会場も呆れているわ。
……あの重りはワタシには向かない修行ね。アレをやるくらいだったら身体改造するわよ。首伸ばしたりとか!ヒカゲ達に不評だからやらないけど。(出来ないとは言ってない)まあ、結果はヤラセでヒカゲの勝ちだけど、他里の忍に駆け寄るなんて迂闊だわ。アナタ優しすぎない?その癖自分は後回しなんでしょうね…(大正解)
今日のメインね。カッコいい登場ね。ワタシも興味あるわ。(どういうこと?)うちはの生き残りと、砂の人柱力。
サスケくんの華麗なる体術ね。砂の盾が防ぎきれてないわ。更にサスケくんのスピードが上がる。
我愛羅が砂の盾に籠ろうとしてるけど、間に合ってないわね。サスケくんの突きが決まる。構わず砂の中に籠る。
っむ、あんな無理に腕を引き抜いたら…ほら怪我してるじゃない。カカシくん何か教えてないの?
…それでもまた突っ込むのね。…あの突きは何?少し興味あるわね。でもカウンターを食らってるわ。写輪眼がなければ串刺しよ。
…………サスケくん……アナタも…それやってるの?今の木ノ葉の流行りなのね!重りは!きっとそうに違いないわ!誰が何と言おうとそうなの!そうだと言って!
なんだカカシくんちゃんと教えてるじゃない!確かに千鳥はサスケくんに最適ね!
さっきの腕の失敗からかすぐに引き抜いたわね。
さて名残惜しいけど、そろそろね。……始まったわね。
…猿飛先生ぇ。そんなアッサリ拐われて…腕が落ちすぎじゃない?……復帰なんてしないで引退すれば良かったでしょうに……でもそれだと根のトップがしゃしゃり出てくるからしょうがないか……
ワタシも行きますか。
試験会場の屋根の上。やりなさい!
「忍法・四紫炎陣!!」
結界が屋根を包む。あら暗部の一人が突っ込んで燃えたわね。迂闊だわ。まあ、何とか入り込めないか試したんでしょうけど。
「で、どうするのかしら?風影殿?」