猿飛先生を拐ってきた風影に聞く。
「フフフッ。そう先走るな。火影殿はワタシの手の中、いつでも始末出来る」
「音の上忍と風影殿…音と砂は手を組んでいたか…音の動きは怪しかったが、砂までとは…」
「火影ともあろう人が平和ボケしすぎじゃないかしら?まあ抵抗しても、この結界内じゃねえ。ああ、そうだわ。出てきて良いわよ」
ワタシの隣に二つの影。木ノ葉の額当てのままのカブトと火男面のヒカゲ(分身)
「師匠…あの人…本当に火影?…あっさり拐われた」
「本当だよ。ボクが保証するよ。近くで見てきたからね」
「先輩……真実は時に残酷…」
カブトが保証する。分かるわあ。その気持ち。ワタシも複雑よ。猿飛先生平和ボケしすぎじゃないかしら?
そんな事を話してい隙に、猿飛先生は
風影の拘束から抜け出す。腐っても火影だものね。少し安心。
「無駄なことを。ここで死ぬのだから、おとなしくしてれば良いものを」
風影の言葉を流し聞きしながらワタシは里の方を見る。ワタシの口寄せした蛇以外にも…蟻?数が多いと蟻ってキモいわね。しかもでかいし……まあ、あの子達ならうまくやるでしょう。(今回音は原作みたいに大勢い来てません。それを補う蟻でアリマス…)
猿飛先生が戦闘服になる。いつも火影服の下にきてるのかしら。
「その額当ては木ノ葉の…既に入り込んでおったか!」
猿飛先生の言葉を無視して四人衆に内側にも結果を張るよう合図をだしておく。巻き込まれてはいけないからね。
「それで、風影殿がやるのかしら?それともワタシ達?なんなら全員かしら?」
風影が巻物を取り出す。口寄せの巻物?
「これはワタシが近年開発した口寄せだ。チャクラさえ流せば口寄せされる血を媒介にしない口寄せさ!」
何その口寄せは。血が契約の証よね?チャクラが代わりになる?
「無限口寄せ!ハエ取り蜘蛛!」
おびただしい数の蜘蛛。…あの蟻も風影の術か…鬼童丸アナタ興味津々な顔しないの!全く。
しばらくは静観かしら?…猿飛先生が手裏剣を撃ってくる。ああ、手裏剣の影分身か…でもこうも蜘蛛の数が多いとあまり意味ないかしら?そもそも虫系の生き物って頭潰れても動くのが多いのよねえ。
手裏剣は牽制か…大技が来るわね。
炎の龍が迫る!蜘蛛が焼かれていく。そのままワタシ達の方へ…
「水遁・水陣壁」
ヒカゲの水遁が炎からワタシ達を守る。火男が水遁っておかしな話ね。
本体は性質変化を捨てたとか言ってるみたいだけど、分身までその必要はないものね。ちなみに性質は水と風だったわ。
猿飛先生の火遁がやむ。
「…っ!…さすが腐っても火影…水遁が熱湯になった……火傷した…」
カブトがヒカゲを癒す。ワタシ達には被害がないのだから大したものよ。ヒカゲはそのまま印を組む。
「水遁・水龍弾!」
水遁が先生を襲う!蜘蛛ごとね。さて先生は気づくかしら?土遁で防いでるけど。火影からしたら防ぐレベルの威力かしら?
「あまり蜘蛛を犠牲にするな」
うるさいわね。無限なんでしょう?なら良いじゃない。ワタシ達の目的は先生の抹殺じゃないんだから。
「無限違うの?」
ヒカゲのツッコミ良いわね。
「本当に無限じゃない。察せ!」
ヒカゲの嫌いな回答だわ。本人曰く、分からないから聞いているのに察せはカチンとくるらしい。
おかしい。あの水遁はワシに攻撃している蜘蛛まで巻き込んだ。あの音忍達はどうもワシの火影の命を狙ってるとは思えん。
しかし、この結界は音忍のもの……分からん。何故ワシを影ながら助けるような行動を……しかしふざけた面じゃ!火男で水遁など馬鹿にしておるのか?
口寄せじゃ!出でよ!猿猴王・猿魔 !!
「…どういう状況だ?これは?」
話とる暇はない!!金剛如意じゃ!
猿魔が変化する。いくぞ猿魔!
蜘蛛達を屠りながら相手に迫る!水遁に巻き込まれたとは言え数が多い。
風影がまた巻物を取り出す。いかんこのまま蜘蛛が増え続ければいつか押し負ける。なんとしても止めねば!もう、体力的にきつい年なんじゃ!
その時だった。風影の胸から刃が生える?なんじゃ?何が起こった?
師匠が隠し持っていた草薙の剣で風影を背後から刺す。口から出すのは、ちょっとなあとは思う。正確には腹の中の蛇からだけど。
「油断大敵よ!そんな追加は要らないの」
風影は驚いていたが微動だにせず…
「なんの真似だ?ここでの裏切りか?それは賢くない選択だ」
「最初から仲間になった覚えはないのよ!……この感触アナタ本当に風影かしら?と言うか人間?……違うわね。血も吐かないなんて…」
笑いだす風影…みたいな何か。
「フフフッ。それで、どうする?オレには効果がないぞ?」
「それは火影殿にまかせるわ」
師匠は背中に足をかけて剣を抜き、相手を前方に押し出す。…そこに三代目の如意棒!
風影もどきは砕かれた。が…
「今回は…失敗か…まあ良い…いずれ会おう」
砕かれた体が崩れながらの捨て台詞…コイツは何者なんだ?死んでないみたいな?分身か何かか?…蜘蛛が消えた。コイツが崩れたからかな?…蟻も消えた?
と、まだ三代目が残ってるな。
「お主らはいったい?」
「お年ですか?猿飛先生?」
師匠が顔を剥ぐ。あっデスマスクじゃないよ!特殊メイクが近いかな?
「お、大蛇丸!!」
性質変化を捨てると言ったな。アレは嘘だ!