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ネーミングセンスはありません
闇夜に俺の一撃。しかし、片腕を掠めたくらいで他の手足は無事、腐っても忍頭。アカデミー生に遅れはとらないか。片腕だけでも大金星だな。掠めたくらいとはいえ、しばらくは、まともに使えまい。
でも、ここからどうしよう…印は結びづらいだろうが絶対じゃない。ヒナタを抱えているから、今は両手は使えないだろうが。ヒアシさんたちが来るまで時間を稼ぐ。
俺、ここで死ぬかもな。所詮俺はアカデミー生だ。実力差は歴然。
「我流、虎爪拳!」
虎の一撃を模したチャクラメスの技で猛攻を仕掛ける後手にまわったら、終わりだ。攻撃こそ最大の防御!
相手は軽々俺の攻撃をかわす。かわす。当たらない。俺が相手の早さに追い付けていない。ヒナタを抱えてこれだ。歯がゆいが泣き言は後だ。騒ぎが大きくなればヒアシさんの到着が早くなる。今相手は俺に攻撃できない状態だ。この均衡が崩れたら、俺は終る。
どれくらいの時がたったのか分からない。俺の体力が先に突きる。足がもつれる。ここぞとばかりに、忍頭の蹴りが襲う。
「ぐっ…」
脇腹に蹴りが刺さる。身体の出来上がってない(幼い)俺は吹き飛ばされ、木に体を打ち付ける。…駄目だ意識が遠退いていく。
「ハッ、俺は、ウグッ」
気付いたときには、俺は布団の上だった。俺は助かったのか?身体が悲鳴を上げている。ヒナタは、忍頭はどうなった。
何か嫌な予感がした、あれからどのくらいの時が経ったか分からないが、父さんは何処だ?
日向の修練所、そこには、当主ヒアシと日向の長老、三代目火影が、一堂に会していた。
「私は宗家を
「駄目だぁー!」
「死んじゃ駄目だ父さん!」
「…ヒカゲ」
身体を引きずりながら、父さんに詰め寄る。俺が頑張ったのは父さんを死なせない為なんだ。
「…ヒカゲこれはもう決まった事だ。ヒザシも納得済みだ。子供の出る幕ではない。…ヒナタを命懸けで守ったお前の言葉とは思えんな」
日向の長老が呆れた様に口を開く。
「うるせぇ!俺がヒナタを取り返そうとしたのは、父さんを死なせる為じゃない!…父さんを死なせたくないからだ。」
「お、お前はこうなると、分かっていたのか?」
父さんにやられてうずくまっているヒアシさんから言葉が漏れる。
「…別に分かってた訳じゃない。他里のしかも、好戦的な雲の忍が来たんだ、いくら平和の使者だとしても警戒して損はない。それをしてない宗家も火影も警戒心が無さすぎる。…その結果がヒナタの誘拐だ。その怠慢の責任を父さんにかぶってもらうのか!」
「…しかしのぉ、今また戦になれば雲だけでなく他の里からも干渉があるだろう。里を危険に晒すわけにはいかん」
三代目が苦しそうに、申し訳ないなさそうに言う。
「火影が相手してやるからかかってこいくらい言えないんですか!歳だから無理ですか?ならばなぜ火影に復帰した!日向も日向だ!いつも言ってる日向は木ノ葉にて最強はどうした!最強が臆しているのか!最強を証明して見せろよ!」
原作の日向の長老たち(三代目も)が嫌いなのは、肝心な時に最強じゃないことだ。原作でも最終的に、うちはに比べて影が薄い。俺からすれば全然最強じゃない。雲の日向当主の死体請求も、キッパリ断って文句があるなら木ノ葉にて最強が相手するくらい言えばいいんだ。
まぁ、そもそも里の外交が三代目は弱い。初代は他里が文句言えないくらい強いし、二代目はそれを補うくらい卑劣だ。三代目は平和な時には良い火影かもしれないが、ことが起こると決断が出来ない。周りに流され過ぎる印象を受ける。
「…生意気を言いおって!」
長老が日向の秘印を結ぼうとする。
その瞬間、父さんの柔拳が俺の意識を奪う。
「と、父さ…ん」
俺の意識はまた深い闇に沈む。