病院近くの木の上。遠くを見つめてるサスケ。
「オレは強くなっているのか?……このままじゃアイツを…」
その時ワイヤーで縛られるサスケ。カカシ先生登場!
「サスケ。復讐なんて止めとけ」
原作通りの言葉をサスケに告げる。サスケは何言ってんだコイツみたいな顔。憎しみは少なめ。
「…アンタはヒカゲ兄さんとは違うんだな…ヒカゲ兄さんは復讐を止めろとは言わない」
カカシ先生は、アイツなんて事をと。復讐は絶対に後悔するんだぞ!と告げるが…
「…ヒカゲ兄さんの言った通りだ。外野ほど復讐を止めろって言うんだ。オレはもう覚悟してるんだ。そもそも、抜け忍をヤルのに理由がいるのか?」
ウッ、と顔をしかめるカカシ先生。
「それがオレでも問題ないハズだ…アンタの言葉は矛盾してる。それに、オレを今以上に強く出来るのか?写輪眼の扱い方を!うちはでもないアンタが…」
言葉につまるカカシ先生。今のカカシ先生はヘタレなのでしょうがない。
「ともかく、めったな行動は起こすなよ。お前には仲間も兄弟もいるんだからな。皆が悲しむぞ!」
そう言って拘束を解いて消えるカカシ先生。
「ヒカゲ兄さん。いるんだろ?」
サスケの前に現れる俺。気付いてたかさすがサスケだ。
「よく気付いたなサスケ!…カカシ先生…元暗部だったハズなのに認識ズレてないかな?俺にも気付いてないしさあ」
兄さんもそう思うか…とサスケ。オレはどうしたら良いんだろうな。今のままじゃ兄さんにもネジやナルトにも置いていかれちまう。
「そんな事ないよと言うのは簡単だけど……可能性があるとすればだ。これは多分皆に恨まれるけど……サスケのそれな…」
俺は顎でサスケの首元を指す。サスケハッとして首元を触る。
「……サスケのチャクラはそれのお陰か、上がっている。ネジにも確認してもらったしな。なら、それを施した奴に使い方聞くのが一番だろう……そのためには里を出ないとならないけど……だから、提案しといて何だけどさオススメ出来ないんだ」
考え込むサスケ。俺は表向きはね。と言う。こちらを向くサスケ。
「俺はサスケのやりたいことを否定しない。やりたいならやればいい。その結果、俺やネジ、ナルトとぶつかる覚悟も出来てんだろ?最悪殺しあいになるのも…ね」
ああ、と答えるサスケ。
「まぁ、どんな結論を出しても俺はサスケを誇らしく思っているよ」
俺はそう言って去った。その夜サスケは帰って来なかった。行ったのかな…師匠が音隠れってのは三代目が周知してたしな。中忍試験の怪しい男に気をつけろと。警戒を怠るなと。カブト先輩の件でスパイの炙り出しとかやってたなあ。さすがに山中家にアタマの中は覗かれなかったけど、尋問部のちょうキツイ精神鑑定は受けたけどね。
よくバレなかったな俺…さすがに頭の中読まれたら詰むけどね。転生者(自称)になるところだった。
リュックに必要な物を詰め込んで、俺の家の勝手口に置いておく。両腕が駄目だから足で器用にね。ちゃんと清潔です。サスケなら気付くハズだ。多分行くだろうし、ネジ達には会いづらいだろうしね。
今字が書けないから、常に家の近くに潜ませてる百足ちゃんに伝言を頼む。カエルだって蛇だってしゃべる世界だ百足くらい喋りますよ。
真夜中の木ノ葉のサスケはリュックを背負って木ノ葉の出口まで歩いていた。
「さすがヒカゲ兄さんだな…お見通しか…」
ヒカゲの用意したリュックの肩紐を撫でながら呟く。
出口に近づいた時、呼び止められた。
「…サスケくん…」
「…サクラか。よく分かったな…確かにこの道を見張ればいいからな」
待ち伏せしてたであろうサクラに言う。
「夜も遅いから、早く家に帰れ」
「サスケくん!行かないで!サスケくんなら今のままでも強くなれるよ!ワタシも手伝うし、ヒカゲさんやナルトだって、ネジさんだって皆だっているんだから…」
「…それじゃあ遅いんだよ。直ぐにでも強くならないとアイツにイタチに追い付けない…アイツはヒカゲ兄さんよりも強い…ヒカゲ兄さんを越すくらいじゃ追い付けないんだ…やっぱりオレは復讐者なんだ」
涙声になりながらサクラが、
「なら、ワタシも連れていって!きっと役に立つから!復讐だって手伝う、から、ううっ…」
サクラを見つめて答えるサスケ。
「…お前じゃ足手まといだ。前にも言ったけどな。お前も、いのも、弱い。オレの隣に弱い奴を立たせるつもりはない。それにな、オレに付いてきて暗がりの道を歩くなんてしなくていいんだ。だからなサクラ。オレの事なんて忘れて幸せになれ!お前ならオレなんかよりもいい奴が見つかるさ」
「ヤダよ!…ワタシはサスケくんが大好きなの!誰にも負けないくらいに!ううっ…だからそんな事言わないで…」
フッと笑ったサスケがサクラの前から消える。
「ありがとう、サクラ」
一瞬でサクラの背後をとるサスケ。首に手刀を落とす。倒れるサクラを優しく抱き止めて近くのベンチに寝かす。サクラの髪を撫でながら
「オレには勿体ないよ、サクラ」
夜の闇に溶け込むようにサスケは木ノ葉を去っていった。