シカマルはナルト達を先に行かせて音忍の多由也と対峙していた。
コイツは頭の回るヤローだったな。ゴリ押しはねえだろうが、近寄りたくねえな…
「口寄せの術!」
手駒を増やすのが得策!そしてウチは近寄らない。
多由也に紋様が拡がる。
殺す必要はねえが、コイツがうちはサスケの後を追うのはよろしくねえ!
よく動くじゃねえか!良く三対一で手詰まりにならねえな…ならよ!これはどうだ?口寄せの怒鬼達の口から無数に口のついた魂のようなもを吐き出す。
シカマルに襲いかかる!左手の身体エネルギーを食いちぎる!
ヤベーの出してきやがったな…このままじゃ身体エネルギーを全部食われて動けなくなっちまう。
笛の音で操ってんのか…シカマルは思考する。この場の最適解を導き出す。
煙玉、手裏剣、クナイ、起爆札、光玉!怒鬼達をさそいこむ。
「影真似の術成功…」
多由也は驚いた。
「どうして、三匹の動きが分かった?ウチの笛はそんな簡単じゃない!」
「だろうな…オレには音楽はてんでダメだからよ。聞いたんじゃなくて見たんだよ!お前の指の動きを!」
形成逆転だな。シカマルは逆に怒鬼達を多由也にぶつける。
「退!!」
口寄せを解除する多由也。その場をから素早く離れる。
「なっ!…気付いてたのかよ…」
シカマルの影が伸びていたが、多由也は分かっていたとばかりに躱したのだ。
「ウチは中忍試験でお前の試合を見てるからな!これくらいはすると思ったんだよ!」
マジかよ…こっからどうすりゃ良い…
「不協和音!前奏曲!!」
音の刃がシカマルに迫る。チッ良い技持ってやがる…このままじゃ影真似で捉えられねえな…ってな!
ボフンッ!とシカマルが消える。単純な分身だ。
「影真似成功!基本の分身も使いようだ」
多由也の右側近くから声がする。いつの間に分身になってやがった……あの光玉の時?
しかたがねぇ…多由也の姿が異形に変わる。驚くシカマル。なんだありゃ…とにかくヤバイのは分かっけど…ここで決めるしかねえ!
「忍法・影首縛りの術!!」
影の手が多由也の身体を這う。敵の首を絞めんがために!
「なんちゅう術だよ!こんな、人の身体をまさぐりやがって!あの人にもこんな事されてないのに!バカヤロー!!」
いきなりキレはじめる多由也に困惑!しかも不名誉な術のレッテル!
いや、確かに身体を這わせるけど…別に嫌らしい意味はねえよ!
「…だが、この状態のウチにこの程度の力じゃ縛りきれねえぞ!」
多由也がムリクリ動こうとする。押し返されそうになるシカマル。くそっ決めきれねえ…
サスケを追うナルト達。もう少しで追い付く!
「…しつこい奴だ…おい!うちはサスケこのまま真っ直ぐ北に向かえば国境を抜けられる。ボクはここで彼らを食い止める。行ってくれ」
サスケは頷き彼から離れる。
「ナルトくん!サスケくんを追って下さい。ここはボクが受け持ちます!」
八門の後遺症で原作では遅れて参戦のロック・リーが奪還メンバーに既に居るのだ。しかし、相手はそう皆大好き君麻呂である。ヒカゲの原作知識と現代知識で君麻呂の病は快方に向かった結果だ。完治はしていないが…
「お前出来るな」
「そう言う貴方こそ…でもなんで、ナルトくんを見過ごしたのですか?貴方なら行かせないことも出来たでしょうに。最もボクが止めますが!」
「…その方がいい気がした…勘のようなものだ…(あの人の弟達だからと言えるわけがない)」
それより始めようと、君麻呂の肩が盛り上がる。腕の骨が引き抜かれる。
「ボクの能力は己の骨を自在に操ること…行くぞ!」
君麻呂の骨刀をリーが躱す。躱す!リーは思う。この人はボク以上の体術使いだと。
…骨を操るからには防御力は高いでしょうし…この人に表蓮華は通じるでしょうか…裏蓮華で勝てない場合は反動でボクが動けなくなります…
「木ノ葉旋風!!」
やはり余裕で躱しますか…
「お前の体術は直線的すぎるな…椿の舞!!」
骨刀の乱舞がリーに迫り来る!リーの脚捌きが変わる。よたよたと倒れそうで倒れない。ガイの酒を間違って飲んだ自分が酔拳の達人だと班の皆に教えられたが覚えていなかった。
「…酔拳か…これまた変則的な…」
リーは決して酔ってはいない。これまたヒカゲの助言!酔拳の記述に酒を飲めとは書いていないのだ!解釈しだいだが、つまるところ飲んでも飲まなくても酔拳なのだ。動きは鍛練で再現できるよ!と。まぁ、飲んだ方がリーは強いのだが…
不協和音 前奏曲→音遠
ロックなので…岩…ダメ?