ハイスクールD×D~HSSを持つ転生者~   作:あっくん

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第3話~悪魔とグレモリー眷属~

 

「お…!祐斗じゃねぇか」

「やあ、クリス」

 放課後、俺はイッセー達と喋っていたら祐斗がやって来た。

 ほらほら、イッセー。イケメンが嫌いだからって露骨にそんな顔するなよ。

 ちなみに…俺と祐斗は友達だ。こいつ、けっこうノリがいいんだ。

「…で、何のようだ」

「リアス・グレモリー先輩の使いできたんだけど」

「!」

 グレモリー先輩の使いは祐斗の事だったのか。

「俺はどうしたらいい?」

「僕に…ついてきてほしい。クリスも」

「わかった。断る理由もないしな」

 廊下に出ると、女子の黄色い歓声が聞こえる。

 何か…「木場君がエロくなる」とか「兵藤×木場くんなんていや!」とか

 「でも、クリスくん×木場君はいいわね」とか

 おい。最後のは一体なんだ俺も祐斗もそんな趣味は無いぞ。

 来たのは、旧校舎。どうやらここに先輩がいるらしい。

 入ると、外からはわからなかったが何かここ…どんよりしているな。

 外の空気より、数倍は重くなった気がする。

 来たのは、『オカルト研究部』

 と書かれてあった。オカルトを研究しても意味ないと思うが…

 人それぞれの趣味だよな。俺は興味わかないけどな。

「部長。つれて来ました」

「入って頂戴」

 リアス先輩の許可をもらったので入る事にした。

「何か…すげぇなここ」

 部室の中は、よくわからない文字が書かれていたり、魔方陣みたいなものもあるし

 ソファに誰か座っていない…?祐斗に聞いてみよう。

「なぁ祐斗。あの座っている子って誰?」

「あの子の名前は、塔城小猫だよ」

 小柄で…可愛い子だな。でも、無表情だ。

 それはいいとして…羊羹おいしそうだ。

 シャアァァァァ……

 ん…?シャワーの音が聞こえるな。イッセーも気づいたようだ。見てみると

「!!!」

 やばいやばい…体の凹凸ハンパないだろ。誰だよ…

 てか何で部室にシャワー室があるんだよ。けっこう豪華だなオイ。

 ヒステリア性の血流が…ここでヒスりたくないぞ…!抑えろ…!抑えるんだ…!

 キュッ…

「部長。これを」

「ありがとう。朱乃」

 出てきたのは、リアス先輩と黒髪ポニーテールの美人さんだった。

 イッセー、鼻の下が伸びているぞ。

「……いやらしい顔」

 ほら、搭城にもつっこまれた。

   

「あらあら はじめまして、姫島朱乃と申します。お見知りおきを」

「あ、あの!初めまして、俺 兵藤一誠です!よ…よろしくお願いします!」

「初めまして、神矢クリスといいます」

 朱乃先輩も、リアス先輩に負けず劣らずきれいだな。

 小猫は、『可愛い』だが先輩方は『きれい』という言葉が似合う。

「さて…これで全員集まったわね。私達オカルト研究部はあなた達を歓迎するわ。

 悪魔としてね」

 ……これは本当に非日常になっていきそうだ。

 

 

     

「粗茶です」

「「あ、ありがとうございます」」

 朱乃先輩がイッセーと俺にお茶を淹れてくれた。

「おいしいです」

「あらあら ありがとうございます」

 うふふ と微笑む先輩。いつもニコニコしているな。

「単刀直入に言うわ。私達、悪魔なの」

 というと、先輩達は背中からバサッと翼が出てきた。

 それに答えるかのように俺とイッセーの背中からも翼が出てきた。

「信じられないって顔をしているわね。昨日あなた達を襲ってきた黒い男がいたでしょ」

 昨日、俺達が追い払った奴か。

「あれは、堕天使。元々神に仕えていたんだけど。邪な感情を持っていた為、

 地獄に落とされた存在。私達の敵でもあるわ」

 だから狙われたのか。納得

    

 それから、悪魔と堕天使の戦いについて聞かされた。

 どうやら、悪魔と堕天使は昔から地獄の覇権をめぐって争っていた

 そして、途中から天使がやってきて三つ巴の戦いになった。

    

「―――――天野夕麻」

 イッセーと俺がピクッと反応した。

「あなたは、あの子に殺されたのよ。危険因子と判別されて」

「その話はしないでください。オカルトうんぬんで話されると困ります」

 やはり…夢と思っているんだな。

「イッセー。悪いがそれは現実に起こった事だ。現に俺は

 お前が殺されるところを見ていたしな」

「クリス…お前がそう言うなら多分…本当の事だよな」

 イッセーは俺を信頼している。昔訊いたことがあるが、

 親友だから、とその言葉を言われた。

「この子…いえ、これは堕天使。昨日の男と同質の奴よ」

 そうなのか…少し似ているなと思ったんだ…翼が。

「この子はある目的があってあなたに近づいた。その目的が果たされたから

 周囲の人達の記憶を消したの」

「目的…とは?」

 あれしかないだろ。

「あなたを殺す事よ」

 ほらな。思ったとおりだ

「彼女があなたに近づいたのはあなたに物騒なものがついていないか調べる為よ。

 最初は曖昧な反応だったけど、調べている内に確定したあなたが神器(セイクリッド・ギア)を宿すものと…」

「神器って何ですか?」

 祐斗が口を開いた。

「神器とは、規格外の力。例えば、歴史上に名を残す人の多くは、神器を宿している

 と言われている」

「現在でも神器を体に宿す人も多く存在しているのよ。世界的に活躍している人の多くも

 神器を宿しているのです」

 へぇ~そうなんだ。今のおれにはよくわからん。

「イッセー。手を上にかざしてみて」

「え?」

「いいから早く!」

 イッセーが戸惑っている。

「目を閉じて。あなたが一番強いと感じるものを想像してみて」

「一番強いもの……ドラグ・ソボールの空孫悟かな…」

 確かに…あれは最強だったな。

「ではそれを想像して…その人物が一番強く見える姿を思い浮かべてその姿を真似るの」

「「((……え?))」」

 ま…まさか、あのドラゴン波をやるのか!?

 羞恥プレイにもほどがある。もはや、ギャグの類だぞ!

「ドラゴン波ぁ!」

ほ…本当にやりやがった…!!

 ぷっ…! だ…だめだ。笑ったらいけない。マジでやっている人

 をわ…笑っては……いけな……い。

 羞恥プレイ(笑)をやったイッセーの左腕に赤色の籠手が出現していた。

 これが…神器かぁ。何かかっこいいぞ!

    

「イッセーはできたから…次はクリスよ」

 …ゑ?

「あ…あの先輩。俺にもあの羞恥プレイをやれといっているんですか?」

 イッセーがニヤニヤと見ている。顔がざまあみろって言っていやがる。

 一誠、後でしばく。

「あなたには、あなたの一番強いものをイメージすればいいのよ」

 …一番強いもの、か。

 脳内で銃を思い浮かべる。とりあえず、UZIでいいかな。

 目を瞑り、UZIを思い浮かべる。

 右手に重量感が現れ、目を開くとそこにはUZIが握られていた。

「クリスの神器は、飛び道具系統かもしれないわね」

 と、グレモリー先輩が呟く。

 ……銃、か。

 だが、俺の神器はそれだけではない気がする。

 今すぐ試したいが…自重しよう。危険な気がするしな。

「なぁクリス」

 近くに一誠が寄ってくる。

「ん? 何だ、一誠」  

「リアス先輩達にお世話になるんだから、お前の特異体質のことを

 教えていた方がいいんじゃねぇか?」

 と、一誠が耳元で囁く。

 だが、俺は首を横に振った。

「ダメだ。俺はあの秘密を親友であるお前だからこそ、教えたんだ。

 これからお世話になるからといって、先輩達や搭城、祐斗には

 教え切れないんだ。一誠には分かると思うが、あれは子孫繁栄の為

 だ。あれが女子に色目つかったら、お前の夢であるハーレムは完成

 できないぞ」 

「ならいい。教えなくていい。むしろ、今まで以上に秘密にしてくれ」

 一誠が詰め寄ってくる。わかっている、わかっているから

 これ以上近づくな…ッ!

 

「ねぇ、何こそこそ話をしているのかしら?」

 グレモリー先輩が興味深そうに尋ねる。

「な、なんでもないですよ。なぁ、一誠」

「お、おう。なんでもないですよ先輩」

 あははは、と笑いあう俺達。

「言ったら、お前の秘蔵コレクションすべて破棄するからなッ!」

「絶対に言わんッ! 約束しようッ!」

 と視線だけで会話する。

 そういや、これも中学生以来だな。一誠も今だに使えるのか。

「改めて紹介するわ、祐斗」

 グレモリー先輩に呼ばれ、いつものイケメンスマイルを俺達に向ける。

「僕は木場祐斗。クリスや兵藤一誠くんとは同じ学年です。一応、悪魔です。

 よろしく」

「…一年生。…搭城小猫です。よろしくお願いします。…悪魔です」

「三年生の姫島朱乃ですわ。一応、研究部の副部長も兼任しております。

 今後もよろしくお願いします。これでも悪魔ですわ。うふふ」

 礼儀よく深く頭を下げる、姫島先輩。

「いえいえ、こちらこそ」

 思わず、そう返してしまった。

「そして私が彼らの主であり、悪魔でもあるグレモリー家のリアス・グレモリーよ。

 家の爵位は公爵。よろしくね、イッセー、クリス」

 紅髪を揺らしながら堂々と言う、グレモリー先輩。

 

 なぁ一誠。

 俺達は、とんでもないことに足をつっこんでしまったようだな?

 頑張ろうぜ 親友。




HSSについては、オカ研の女性陣には教えないことにしました。
なんか、それの方が楽しめそうですし。
 今更気づいたのですが、一誠のキャラが原作と違うような気が…?
うん、きっと気のせいですよね。あはは…

一誠とクリスは、視線だけで会話できるという特技? をつけました。
きっと昔に二人は、やんちゃでもしていたのでしょう。
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