期末テストやなんやらで、用事があったもので。
では、第6話をご覧下さい。
「二度と教会にちかづいたら駄目よ」
イッセーが部長に怒られていた。
あのシスターさんを教会に連れて行ったのが原因らしい。
教会は天使の陣地で、悪魔にとっては敵陣に等しい。
もしかしたら、一誠は光の槍で貫かれてそのまま消滅してもおかしくないとのことだ。
……やはり、俺も一緒に送っていけばよかったかもしれないな。
部長の説教が終わった。俺も反省しないといけないな。
「あらあら。終わりましたか」
いつの間にか朱乃さんがイッセーの背後にいた。
朱乃さんはいつものニコニコ顔から真面目な表情になり、重要なことを言った。
「討伐の依頼が大公から届きました」
◇
はぐれ悪魔…主を裏切り、または主を殺したりしてはぐれになる。
そういえば、先生もいっていたな。主を殺し領地を焼き払った、今の俺は
ちなみに、堕天使に狙われたのははぐれと間違ったらしい。
一人で納得するからだ。けっこう馬鹿な野郎だ
はぐれ悪魔の中にも、何かを考えて行動した奴もいるだろうに…
悪魔のほかに、堕天使や天使なんかも見つけ次第
部長の説明を聴いている内に、目的地に着いた。
「(なんだ…? 人の血の臭いがする)」
小猫も気づいているようだ、制服で鼻を覆っている。イッセーは気づいていない。
鈍いぞ、お前。
「イッセーにクリス。いい機会だから、悪魔としての戦いを経験しなさい」
「ええ!?そんな、いきなり無理ッス。クリスならともかく…俺、戦力にならない
と思いますけど?」
「イッセー。言っておくが、俺も戦力外だと思うぞ」
HSSにならないと、足でまといになってしまう。
「そうね…。今回は戦いを見ていなさい。ついでに下僕の特性を説明してあげるわ」
下僕に特性なんてあるのか?
「特性?」
「主である悪魔は、下僕に特性を授けるの。そうね。悪魔の歴史を含めて、その辺を
教えてあげる」
部長は、悪魔の現況について語った。
大昔に天使に堕天使、悪魔を三つ巴の戦争をした。その結果、どの勢力も
ひどく疲弊し、勝利者もいないまま戦争は終結した。
…で、この戦争で悪魔側も大打撃をうけて爵位を持った悪魔も亡くなった。
純粋の悪魔も多く亡くなった。だが、戦争が終わった後もいがみ合い
隙を見せれば、危ういらしい。
そこで出てきたのが、『
の特性を下僕悪魔に取り入れた。
それが意外と好評らしく、それでできたのがレーティング・ゲーム
悪魔の中では、優秀な人間を集めるのが流行っているらしい。
俺はその話を聞いてふと、疑問が浮かんだ。
「部長。俺とイッセーの駒と特性は何ですか?」
「あなた達は…」
といいかけて、止めた。
「不味そうな臭いがするぞ?うまそうな臭いがするぞ?甘いのかな? 苦いのかな?」
老若男女が入り交ざった不気味な声がした。
「はぐれ悪魔バイザー。あなたを滅しにきたわ」
「ケタケタケタケタケタ」
駄目だ。笑い声だけで性的に受けつけない。
暗がりから出てきたのは、上半身裸の女性だった。だが、中に浮いていた。
ドクンッ!!
ヒステリア性の血流だ。……初心すぎるのも駄目だよな。
長くまばたきをして、見開くと眼つきが鋭くなった感じがした。
バイザーは、上半身が人で下半身が獣の化け物だった。HSSの俺でも、
あれは化け物にしか見えないな。
「主のもとを逃げ、おのれの欲求のために暴れまわるなんて万死に値するわ。
グレモリー公爵家の名において、あなたを滅してあげる」
「こざかしいぃぃ! その紅の髪のように、鮮血に染めてやるわぁぁぁぁあああ!!」
「雑魚ほど洒落たセリフを吐くのね。祐斗っ!」
「はい!」
バッ!
祐斗が、見えないほどの速さでかけた。速い…!
「祐斗の役割は『
祐斗は、どんどん速くなっていき今の俺には普通に見えるがイッセーには見えないらしい。
「そして、祐斗の最大の武器は剣」
いつの間に、出していた剣で、バイザーの両腕を斬り落とした。
「これが祐斗の力。目では捉えきれない速力と、達人級の剣さばき。
ふたつが合わさる事で、祐斗は最速のナイトになる」
…あの剣は神器か。突然現れたし、前に部長が言っていたことを
思い出すと、神器と推理できる。
バイザーの足元に小猫がいた。
何をしている…! 危険だッ!
思わず飛び出しそうになった俺を、部長は片手で制した。
「大丈夫よ。小猫の役割は『
バイザーが小猫を踏み潰した…が、踏み潰しきれなかったようだ。
力…強すぎるような気がするが。
「特性はシンプルよ。馬鹿げた力と屈強なまでの防御力。あれだけじゃ、小猫は潰せないわ」
小猫は、バイザーの腹を殴った。バイザーは吹っ飛び、倒れた。
一誠は目の前の光景にびっくりしていた。
小猫をあまり怒らせないようにしよう。きっと、あんな感じになってしまう予感がする。
「最後は朱乃ね」
「はい、部長。あらあら、どうしましょう」
そういいながら、バイザーのほうへ歩み寄る。
普段と変わらずのニコニコ顔だが、何故か普段とは違うような気がした。
「あらあら、まだ元気ですわね。なら、これならどうです?」
ガガッガッガガガッガッガッガガッッ!!
先輩が手を上にかざすと、雷が落ちてきた。バイザーが黒こげだ。
「あら。まだ、いけますわよね?」
二発目の雷が落ちてきた。
断末魔に近い声が聞こえた。それにもかかわらず、三発目の雷が落ちた。
せ…先輩。楽しんでいるよ…いつもよりいきいきしている。
「朱乃は『
『騎士』『
それに、彼女は究極のSよ」
さいですか…。普段とは違うと思ったのはあの微笑みはSの微笑みだからなのか。
先輩を怒らせても駄目だ。てか、女性陣を怒らせる事は絶対にしないこう。
朱乃先輩のドSショーは、長い間続いた。
◇
先輩が一息ついた後、部長が戦意喪失したバイザーの元へ歩み寄った。
「最後に言い残す言葉は?」
慈悲深いですね、部長。今の俺だったら多分、殺せない。HSSは女性を傷つけることは
できないからだ。
「殺せ」
「そう。なら、消し飛びなさい」
部長の手のひらに黒い魔力の塊がバイザーに向かって飛んでいった。
ドン!
バイザーは、跡形もなく消えていた。
まだ、HSSが続いていた俺はさっき聞きそびれていた事を聞いた。
「部長。俺達の駒の役割は何ですか?」
イッセーも聞きたかったのか、うんうんとうなずいていた。
「まだ言ってなかったわね。クリスとイッセーは『
俺達は一番下っ端の駒だった。
先生は、クリスにはぐれ悪魔のことを詳しく話していなかったので
この話でだしてみました。
クリスの駒消費は兵士三つ分です。転生するときに、サービスしてもらったのです。
一誠の駒消費は五つです。少し減らしました。
騎士や戦車でもよかったのですが、そうすれば原作破壊になってしまうので……。
後、先生以外にもオリキャラは登場しますので。
P.S パソコンが壊れたので、投稿がとても遅くなります。
読者の皆様、すみませんm(_)m