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「お前!何してんだよ!」
焼けつく火薬の匂い、焦げた鉄の匂い、あたり一面何もない砂。
「やっぱり…裏切ったんだな…!?」
何も感じるな。何も気づくな。
「絶対に…お前だけは許さない!」
ここも今日でおしまいかな。だいぶ気に入ってたのにな。
その瞬間彼女の持つ銃から光が見える。
妥当な末路だな………
どうか彼女の苦しみが少しでも私にむきますように
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「……アビドスに出張?」
「"そう、だからキサメにもついてきて貰おうかなって。"」
そう言うと彼女はなんだか苦虫を潰したような表情をしているような雰囲気が仮面の奥から漂ってきた。
「アビドスねぇ………まぁいいですけどあんまり役には立たないですよ?」
「"それは…、なんで?"」
「んー、確かに行ったことはあるんですけどあんまり長い間いなかってんですよ、多分顔出したところでこの人誰ってなると思いますし、何より知人も1人……くらいしか居ませんし…。」
「"別に私としてはただ一緒に行ってくれるだけでいいんだけどねコネとかはそんなに期待してないし。"」
実際彼女だけで問題を解決したとしてもシャーレとしてではなく彼女個人の能力でたまたま解決できるだけでこれからいくつもの依頼をこなしていく上で彼女に頼りきりは大変よろしくない。
…これ以上いいとこなくなると本当に立場がないと言うか…結構今も怪しいっちゃ怪しいのが否めない…
「わかりました。ではいつ出発しますか?」
「"え?今からだけど"」
「は???」
え?何その何言ってんだこの人みたいな呆れた雰囲気は。別に物資持って学校に行くだけだよね。何か気に触る言い方でもしてしまっただろうか…。
「えっとちなみにアビドスについて知っていること、とかはありますか?」
「"えっと砂漠地帯がある学区で、不良に脅かされてる学校であること、くらい?"」
「はぁ……。まぁ良かったですよ誘ってくれて。これで1人で行かせてたら遭難して死にかけてましたよ先生。」
そんな生死をわかる選択肢だったんだこれ。どのみち彼女が居ないと生活がほとんど破綻してるので連れて行かないって選択肢はなかったから実質一択だったけどね?
こんなだから自立できないのかな…
「"ごめん。そんな危ないとこだと知らずに…"」
「アビドスは学区の大きさはギヴォトス1って言ってもいいくらい広いですからね気をつけないと簡単に遭難してしまうんですよ。」
「と、言うわけでしっかりと水と軽食を持って向かいましょう。途中までは電車があるので案内しますね」
「"ありがとう。"」
そう言っている間に彼女は荷物をテキパキとまとめ上げている。本当のしごできってこう言う人なんだろうな。ちっちゃいのに背中が大きく見える。今回の出張の間にかっこいいところを見せて頼ってもらえるようにならないと!
「"あっっっついよぉーー"」
「大丈夫ですか?飲み物はこちらです。」
「"ありがとう…"」
やっぱり今回もダメだったよ…と言うかおんなじスーツなにのなんでキサメはこんな平気そうなの!?おかしいよ…これがギヴォトス人との人体の差というやつか…。普通に暑さもそうだけど結構歩いてるのに着く気配がないよぉどうなってるんですか?
「"結構歩いたけどまだ学校は見えないんだね"」
「先生。もし今言うことが本当でも驚かないで欲しいのです。」
急にかしこまってどうしたんだろうか、何か問題でも起こったのだろうか。
「実は……地図読むの下手くそなんですよね、だから私たちは今遭難中って言うことです。」
「"!?!?!?"」
そんなあんな自信まんまんに案内するって言っていたのに…でもなんだか人間味というかちょっと安心した自分もいた。
だが…それ以上に
「"……どうしようね"」
「大丈夫です。まだ食料も水もあります。あまりにも長い間連絡がなかったら誰か探してきてくれるでしょう…多分…」
そんな絶望の中、人影がこちらに近づいてくるのが見えた。人影は何か乗り物に乗っているようだ。現地人の人なら流石に学校の場所もわかるだろうと思い手を振って場所を知らせる。
そうしていると人影はこちらに近づいてきた。あれは…サイクリングバイク…?
「ん?貴方たちどうしたの?」
「実は私たちはアビドス高等学校に用があり来たのですが迷ってしまい途方に暮れていたところでして…」
「ん、私達の高校に用があるんだ…?」
「"君は、アビドス高等学校の生徒?"」
「そう、私はアビドス高等学校2年砂狼シロコ」
たまたまアビドスの生徒と会えたのは奇跡としか言いようがない展開である。藁にも縋る状態だった私たちにとってこんな嬉しいことはない。
「ところで貴方たちは私たちの学校に用があるんだよね一応誰なのか教えてくれる?」
シロコがそうやって尋ねてきたのでスーツに付けてあるシャーレのバッチを見せる。
「"私は連邦捜査部シャーレの先生だよ。アビドスの救援要請を見てここに物資を届けに来たんだ。"」
「!、そう貴方がシャーレの先生なんだ、じゃあ隣の小さい子は?」
「誰が小さい子ですか!!…私はシャーレ所属の…雑用担当…?の松草キサメです。一応これでも貴方やそこの先生よりも年上なんですからね!」
「ん、それはごめんなさい、でも見た目で言えば私たちのリーダーよりも幼く見えたからさ。」
「"とりあえず自己紹介も終わったんだし先に学校に向かおうか。"」
「そうですね。シロコさん申し訳ないんですけど先生のことおぶって連れてってくれませんか?もうへとへとらしく倒れられても困りますし。」
「まぁ、その方が確かにいいかもね、でもその…さっきまで運動してたしその汗とか匂いとか気になるというか…」
「"?そうすごいいい匂いするけど"」
「!?勝手に嗅がないで!」
「先生……それ同性でもセクハラですよ?」
なんか怒られてしまった。キサメの匂いも私は好きだけどな甘いというかミルクみたいな感じの匂い?
雑談をしていると砂漠の奥に学校の影が見えてきた。
「ん、ここが私たちの学校。アビドス高等学校」
「"ここがアビドス…"」
「それでいつまでおぶってもらっているんですか、先生?」
呆れたようにこっちを見るキサメ。どうしたん嫉妬かな?
校舎の中には所々砂が入っているがそれでも綺麗に保持されていた。歩き慣れているシロコのついていくと一つの教室に着いた。
「ん、おはようみんな」
「おはようございます。シロコ先輩。今日は少し遅かったですね?」
「ふん。どうせちょっと遠くまでサイクリングしてたとかでしょシロコ先輩は」
「ところで後ろの方々は誰ですか?シロコちゃん」
中には3人のメンバーがいた。
「ん、紹介するねこの人とたちはシャーレの先生とその部下」
「言い方なんかもうちょっと…」
「"まぁまぁ、初めまして私はシャーレからきた先生です。救援要請をもらってここに来ました。"」
「私は松草キサメです。部下です。」
若干不貞腐れて自己紹介をする。
「初めまして〜私は十六夜ノノミと言います。シロコちゃんと同じ2年生です。」
「黒見セリカよ、一応言うけど大人のことはあんまり信用してないから。」
「奥空アヤネです。救援要請を見て来てくださったのですね!」
「"貴方が手紙をくれたアヤネだね?シャーレを頼ってくれてありがとう"」
その時急に校舎に銃声が鳴り響く。
「またヘルメット団のやつら…」
「いつもならただの悩みの種でしたが今は先生もいますし、早めに撃退してしまいましょう!」
「そうね、ところでホシノ先輩は?」
「たしか〜別の教室でお昼寝してるのでしたっけ?」
「もう!大事な時に私は呼んでくるから先戦ってて!」
そう言ってセリカは急いで教室を出た。
「"じゃあ私たちは戦おうか、物資はここに置いとくね?"」
「ん、こんだけあればあんな奴ら余裕」
「そうですね、私はオペレーターを務めるのでキサメさんは戦えますか?」
「うん、まぁそこそこだけど戦力にはなると思うよ。」
「では先輩たちと戦場の方にお願いします。先生はこちらで指揮を。」
「"わかった、じゃあ行こうか!"」
外に出てみるとヘルメット団の子達が約30人くらいいた。こっちはキサメ含めてまともに前に出るのは5人しかいないのに数で言えば圧倒的に不利ではあるが大丈夫だろうか…
「ん、あいつら初犯じゃないよ」
「そうですねー確か前も追い払った気がしますね」
「"てことは前回は君たちだけで追い払えたの?"」
「そうだよ、でも物資がまともにあった時だったからどのみち2人はナイスタイミング」
「ただ前回とは違う装備を持ってきてるねあいつら」
遮蔽物からヘルメット団の装備をチラリと見てみると確かに最新式の戦車や武器など不良が持つにしてはだいぶいいものだとは感じる。様子をしばらく眺めているとキサメが立ち上がる。
「セリカちゃんともう1人待つのもいいけどなるべく早く終わらせた方が良さそうだね」
そう言うと何処かから身長よりも大きいマシンガンを取り出した。この前言ってた手袋の中にある武器の一個かな?とはいえ大きい上になんか妙に武器武器しい見た目だ身長とのギャップでいいな…
そんなくだらないことを言ってると1人で前に突っ込んでいってしまった。私たちも急いで参戦しよう。
「なんだ!あのチビあんなやつアビドスにいたか?いやどうでもいい向かってくる奴全員潰せ!」
「ふふ、さっきからイライラしてるから悪いけど八つ当たりさせてもらうよ…!」
彼女はその大きい銃身を振り回しながら大量の銃弾を浴びせていた。
私も彼女を怒らせないように気をつけよう…
実際彼女がほとんどを制圧しているので撃ち漏らしを狩るだけて終わりそうだった。
「ん、これだったらすぐに終わりそう。」
「キサメさんものすごく強いですねー」
「"ハンドガンを使ってる時しか見てなかったから知らなかったけどこんな戦い方もできるんだね"」
そんなことを喋っていると倒したと思ったところから1人立ち上がりキサメを後ろから撃とうとしていた。
「"キサメ危ない!!"」
そして放たれた弾丸は彼女を撃ち抜くその時何かが飛んできた。その飛来物が地面に叩きつけられ砂埃が舞う。その中から少し気の抜けるような声が聞こえる。
「いやぁ〜危なかったね〜」
そこには小柄なピンク色の髪をした子が大きな盾てキサメを守っていた。
「油断してました…ありがとうございます!ところで貴方は?」
「ちょっとホシノ先輩いきなり飛び出さないで!」
セリカが後ろの校舎から急いで出てくるのが見えた。先輩ってことは彼女かアビドスの生徒最後の1人の…
「うへ〜そういえばまだだったね、私は小鳥遊ホシノ。アビドス対策委員会の委員長だよ〜、いきなりの襲撃対応ありがとね」
「貴方が最後のアビドスの生徒さんでしたか、私たちの自己紹介もしたいところですけど今はあいつらを撃退しましょう!」
「そうだね〜じゃサクッとやっちゃいますか!」
そう言うと2人は駆け出しあっという間にヘルメット団を片付けてしまった本当に初めて会ったのかって連携だったけど、強い人同士だと合わせやすいとかなのかな?
「最後の1人の撃破を確認しました!これにてヘルメット団の撃退終了です。お疲れ様でした!」
アヤネの一言でみんな銃を下ろす。最初の戦いにしては快勝であった。まぁほとんどキサメとホシノがやってたけど…
「"みんなお疲れ様。じゃあまた校舎に戻って続きをしようか。"」
「いや〜なかなかいい戦い方だったねぇキサメちゃん?」
「そうですね流石!アビドスの委員長さんです!ところで戦いの前は何処に居たんですか?」
「ん〜?今日は天気が良かったからね〜屋上でお昼寝してたの」
なんだかマイペースって感じの子だ。でも時折こっちを見る時の目がなんだか値踏みされているようで少し気になっていたが初対面だしそんなもんだろう。
そんな雑談をしつつ部室の方に帰ってきて改めて自己紹介を始める。
「"それじゃ改めて私たちはシャーレからやってきた先生とこっちの大人の雰囲気漂う仮面の少女は同僚の松草キサメちゃんです!"」
「うへ〜よろしく〜先生。それとキサメちゃんも」
「よろしくお願いします。ちなみに私の方が先生よりも'''''年上'''''ですからね!」
「そうだったんだ…全然そうには見えないけど」
「こら、セリカちゃんそんなことを思ってても言ってはいけませんよ」
「ん、やっぱりちっちゃい人は強くて年上の傾向がある。」
「シロコちゃん?それ誰のこと言ってるのかな〜おじさんに教えて欲しいな?」
ホシノから圧を感じたのかサッとシロコは目を逸らした。キサメも若干真顔で見ていたけど流石に生徒に対してそんな怒らない…よね?
いろんなことがあったけどこれで全員との顔合わせも終わったしこれからどうしていくか考えないとね。このまま襲われ続ける限りジリ貧になっていくのは明確だしね。
「物資を届けてもらったのはいいですけどこのままだとまた同じ状況になってしまいますよね?」
「そうだね〜ここいらで私たちも一発行動しちゃいますかぁ〜」
「そうは言っても何をするのよこれ以上」
「ふっふっふー逆に考えるんだよ〜セリカちゃん。私たちからヘルメット団を襲撃してしまえばいいんだよ!」
戦闘描写ってどうやって書けばいいのか全くわかんない。世のブルアカ二次創作小説書いてる人たちはみんな文豪なんすね。本当にこの調子だと月に一話更新なっちまうよ……