まだこれももう一つ投稿してたやつも終わっていないのに新しい話を書きたいと思っていて自分に呆れております。タイミングをみてやります…
「……」スタスタスタスタ
「「「「……」」」」スタスタスタスタ
「走らないで急ぐぞ…!」
完ッッッ全にタイミングが駄々被りになってしまった。ダイナゼノンを操る5人組と、まったく一緒のスピードでプールサイドを並走している
「あれっ、さっきのお兄さんじゃないっすか」
「あ、はは……さっきはどうも…」
さすがに会ったばかりのため女子に気づかれる。迷子扱いされたのをいささか根に持っているのか、もの言いたげな目をこちらに向ける。
「なんすか、そんなに急いでどこに行くんすか」
「ちょーっとやることがあってね…ものすごく急用」
「ふーん…」
「こらちせ、困らせちゃダメだよ…」
保護者と思わしき男から嗜められ、渋々矛を収める、『ちせ』という名の少女。そういえば、ダイナゼノンの各ユニットは4体…ここにいるのは5人。……一人多い?
「(別にそんなの関係ないな。親しい人たちで遊びに来てるとか、そんな感じだな多分)」
「南さん、あの人…」
「うん、怪獣優生思想の女の人と一緒にいた…」
(…怪獣、ユウセイシソウ?)
ボリュームが落とされてはいるが、しっかり耳に入ってきた。
もし、『あの人』というのが自分のことを指して言っているのなら、女の人というのはムジナだと推測することができる。そしてその女の人は『怪獣優生思想』…。ムジナを含めた四人組の総称なのか。
「(今は考えなくてもいい…まずやらなきゃいけないことをするのが先だ)」
さまざまな情報を頭の中から一度追い出し、手の中にある3枚のメダルを握り締めて足を速く動かす。
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『着替えてる暇ないぞハルキ!今すぐ変身だ!』
「えっ…ちょっ、ちょっと」
『どうせもう一回戻ってくるんだから、手間が省けるんじゃございません?』
「…確かに」
ロッカーにしまっておいたライザーを手に取り、トリガーを押す。開かれたインナースペースに入ると、ムジナからもらったメダルを取り出す
「変幻自在、神秘の光…!」
「ティガ先輩!ダイナ先輩!ガイア先輩!」
【Tiga Dyna Gaia】
ご唱和ください、我の名を!
ウルトラマン…ゼェェット!
「ウルトラマン…ゼェェェェット!!!」
『テェァッ!』『ダァッ!』『デュアッ!』
【Ultraman Z…Gamma Future】
…
……
『ジュアッ!』
東京ビーチランドの上を赤いロボット達が通過していった少し後、巨大な青い人型の影が通過していった。
(追いつこうゼットさん!)
『これまでの怪獣のように、今回も何があるかわからないからな!急ぐぞ!』
怪獣がいる方へ急加速する。現場に近づいて見えてきたのは、いつもの合体したダイナゼノンに、タコのようなスライムのような謎の怪獣…そして
(あれは…)
まるでカニやエビなどの甲殻類のような茶色の骨格をした、右腕のハサミが肥大した怪獣が闊歩していた。その名は、宇宙怪獣レイキュバス。ウルトラマンダイナ第25、26話にて初登場し、ダイナを一度は戦闘不能に追い込んだ強豪怪獣。
『あの感じは……宇宙怪獣か!』
(えっ…わかるんですかそんなこと?)
『あぁ、宇宙怪獣には地球怪獣とは違う特殊な…力?パワー?なんていうか…感じ取れるものが違うんだ』
(なるほど…さすがウルトラマン)
…
……
『あ、青い人も来ましたよ!』
『ぃよし、これで2対2だ!いくぜぇー…!ダイナゼノン、バトルゴォー!!』
『ジェアッ!!』
ダイナゼノンとともに、怪獣達へ走り出す。しかし、レイキュバスの危険性を知っているかつ、ガンマフューチャーの強みを知っているため迂闊に近づくのは得策ではない。
(ゼットさん!行きますよ!新しいウルトラフュージョンの力、見せてやりましょう!)
『よし!なら……』
走りながら右手で指を鳴らし、ある言葉を口にする。
『ガンマイリュージョン!』
ゼットから分身のように出てきた光は、ゼットとは見た目がまるで違う。額にはクリスタル、胸筋が特徴で身体全体が真っ赤の配色。胸の角張ったカラータイマーが特徴のウルトラマン、『ウルトラマンダイナ ストロングタイプ』。
『えっ、なんか増えてません…?』
『おお、ほんとだ。真っ赤で筋肉すごいな…』
ダイナゼノンの中にいる一行も全員驚いている…もっともリアクションは少し変だが。驚きつつも、軟体動物のような怪獣へ攻撃を開始するダイナゼノン。
『デアッ!!』
ダイナはレイキュバスへ走り出すと、おもむろに肥大した右腕のハサミを掴み、そのまま自身の膝へ叩きつけると、ハサミを砕いた。
(すげー…さすがストロング…その名の通り強い…っと、こっちも!)
『ガンマエナジーボム!』
流石にパワフルすぎて感嘆せざるを得ない。痛みに悶えているレイキュバスにすかさず追撃を加える。触覚のようになっている目へ命中し、結構なダメージがあったのか目を赤と青に変わるがわる点滅させながらもがく。
『ダァッ!』
『━━━!━!』
レイキュバスを投げ飛ばしたダイナは、次にもう一体の怪獣の方へ歩き出す。タコ足のような部分を掴むと思いっきり振り回し、遠心力を使って地面へ叩きつける。
『おお…す、すげぇな…』
『いやいやいや…さすがにパワーありすぎません?』
足を離さずもう一度振り回し始めると、次はレイキュバスへ向けて放り投げた。レイキュバスは目やハサミを攻撃され、飛んでくる怪獣への対処ができるほどではなく、そのまま怪獣に押し潰された。
『今だ!決めるぞお前ら!』
『『『『『合体強竜…ダイナレックス!!』』』』』
(おおすげぇ…!変形してドラゴンになった…)
『俺たちも決めるぞハルキ!』
(押忍!)
『ガンマフリーザー!』
重なっている2体の怪獣の頭上へ光線を放つと、空中で炸裂し2体へ冷気が降り注ぎ完全に動きが止まる。その隙にゼットは頭部に両手を添えエネルギーを溜め、ダイナもエネルギーを溜める。
『必焼大火炎…!!』
『『『『『レックスロアー!!!』』』』』
『(ゼスティウムドライブ!!!)』『デアーッ!!』
ダイナレックスから放たれた火炎と、ゼットの両腕から放たれるムチ状のエネルギー、ダイナから放たれる赤い光弾『ガルネイトボンバー』が炸裂し、怪獣2体は跡形もなく爆散した。
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2体の怪獣との戦いを終え、再び東京ビーチランドに戻ってきた。本気なのかどうかは置いておき、ムジナとの約束のため待っている。
(いつもは実感しづらかったけど、ウルトラマンになると意外と体力使うな…今回は特に。ストロングタイプのダイナを出したりしたからか?)
「新しい姿だったね」
「うぉっ…ムジナさん」
考え事をしている最中、後ろから声をかけられて少々驚いた。後ろへ振り返るといつも通り…というか前に会った時と同じようなムジナが立っていた
「あの姿…あれ、私があげたやつが関係ある?」
「はい、あれのおかげで助かりました。ありがとうございます」
「そっか。別にお礼なんていいよ、さ、約束したし早くいこ!」
……本当に怪獣を操ってるのかと疑いたくなるほど先ほどのことを気にしていない。そもそも敵であるはずの人間に強くなる物を渡す時点でもうあれなのだが
「ムジナさんは…俺にメダルを渡して、どうも思わないんですか?それで怪獣が倒されても…」
「…私は他の人みたいにやる気とかそういうのあんまりないの。自分のこととかよくわかってないし。こうやって楽しそうなのとか、面白そうなのを体験すれば、なにかわかるかなって思ったりはしてるよ」
どうしても、少しシンパシーを感じてしまう。端的に言えば自分探しをしているところとか、そういうもので悩んでいるところ。所々自分と似通っていて、少し力になりたいとか助けたいとか思ってしまう自分がいる。
「…わかりました、じゃあ早速行きましょうか、行ってないところ。こういうので自分がわかるかも知らないって言うなら、手伝いますよ」
「…ん、今はそういうのなしにして、楽しむのに集中しようよ」
「はは…確かに、そういうのはまた今度考えればいいですかね。それじゃ行きましょう」
ちょっと断られているような気もするが、まぁ今はいい。今はそういうのをなしにして楽しむ時間にするとしよう。
とても遅くなりました、申し訳ないです。次から本編とかけ離れますのでご注意ください。
ちょこっと活動報告なるものをしたんですが、あれって消せないんですかね……眠気がやばいときに書いちゃったんでちょっと恥ずかしい気持ち…