先生の補佐は最強につき。   作:フルフル亜種

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 今回初投稿で、文章もグチャグチャだと思います。おかしなところや矛盾点を見つけたら、遠慮なく指摘してください。


プロローグ

キヴォトス某所・ビルの中

 

「多分、ここで合ってますよね?」

 

 一人の少女がビルの一室の前で立ち止まっていた。

部屋の扉には『NTF相談所出張縮小版』と書かれた看板が下がっている。

 少女はドアノブに手を掛け、部屋の中へ入っていく。

 

「こんにちは。家事代行から国家転覆まで、どんな御依頼でも気に入ったら解決、を掲げる『NTF相談所』に本日はどういった御要件で?」

 

 部屋に入った少女に対して、部屋の中のソファに腰掛けていた男から声がかかった。

 

「こんにちは〜。お久しぶりですね~。」

 

 少女は男に軽く挨拶をすると、男の座っているソファと対面するかたちで設置されたもう一つのソファに腰をかける。

 男は少女の方に視線を向けると、少し驚いたような顔をしてから口を開いた。

 

「いつもは電話か人を使ってこちらに依頼をしてくるはずの貴女がここにやってくるとは、珍しいこともあるものですね。連邦生徒会長殿。」

 

 そう言われた少女、「連邦生徒会長」は、顔に笑みを浮かべて話し出す。

 

「少し人には言いにくい、ごく、個人的な内容の依頼でして。」

 

「成程。どういった内容でしょうか?」

 

「まず、数週間後、私は失踪します。」

 

「はぁ?」

 

 連邦生徒会長の口から放たれたひと言に男は絶句する。ついに仕事のし過ぎで気が狂ったのかとさえ思ったが、それは口に出さないでおく。

 連邦生徒会長は話しを続ける。

 

「私が失踪するにあたり、連邦捜査部S.C.H.A.L.Eという組織を発足させていただきました。」

 

「そして、その顧問としてキヴォトスの外から、大人の【先生】をお呼びします。貴方には、その先生のアシストをしてもらいたいのです。」

 

「少し内容を整理させてください。」

 

 連邦生徒会長の言葉に待ったをかけて、男は依頼内容を整理し始める。

 

「数週間後、貴女は失踪する。」

 

「はい。」

 

「その後に起きる問題等を解決するためにS.C.H.A.L.Eという組織を発足した。」

 

「はい。」

 

「そして、その組織の顧問として、キヴォトスの外から先生を呼ぶ。」

 

「はい。」

 

「その先生の補佐に私になってもらいたい。」

 

「はい。」

 

「一応私、企業勤めなんですけど。」

 

「承知しています。依頼内容は詳細なデータを送らせてせていただきます。」

 

 一瞬男の表情が、「何言ってんだコイツ」みたいになったのを連邦生徒会長は無視し、続ける。

 

「この依頼、受けてもらえますか?」

 

 男は送られてきた詳細な依頼内容に目を通し、しばらく黙って考えた後に結論を出した。

 

「分かりました。その依頼、引き受けましょう。」

 

 男の言葉に少女は顔をほころばせる。

 

「いや~、この依頼受けてもらえてよかったで「ただし、依頼料は全額前払いでそれなりの額にさせていただきます。」ぇ゙?」

 

「あと、依頼料とは別にこちらからの要求も飲んでほしいのですが。」

 

 男の言葉に連邦生徒会長の表情が少し堅くなる。

 

「当たり前でしょう。まず、私、会社での立場的にあんまり暇じゃないんですよ。社長に言えば何とかなるかもしれませんが。

あと、貴女の失踪を本気で信じたわけではないですけど、もし本当に失踪した場合、キヴォトスの治安が大幅に悪化する可能性があります。そして私の会社にも損害が出るかもしれません。そして、依頼の具体的な期間が設けられてないので、私としても多めの依頼料を請求したいからですかね。会社からも、こういった時のために連邦生徒会に対してこうゆう要求をしてねみたいなこと言われてるんです。」

 

「ちなみに先程の依頼内容から出した報酬金額はこのくらいですね。」

 

 男が連邦生徒会長に対して持っていた端末で金額の見積もりを見せる。提示された金額は、それなりの組織ならいつでも払えるが、個人が払うのはかなり難しい額であった。

 

「連邦生徒会長殿なら多分払えると思うのですが。」

 

 連邦生徒会長が顔を青くする。

 

「も、もう少し依頼料低くできませんかぁ。今日、この金額払ったら、私明日からもやし生活になっちゃうんですけどぉ。」

 

「これでも、今までの恩とかその他諸々込みしてギリギリまで割引した結果なので無理です。なんなら元の見積もり見ますか?」

 

 そうまで言われてしまっては何も言えないため、連邦生徒会長は震える手でスマホを操作して依頼料を振り込んだ。

 少なくなった口座の残高を見なて、晩御飯は親友のリンちゃんに奢ってもらおう等とと考えながら職場に戻ろうとしていると、男から声がかかる。

 

「そういえば、お茶とか出すので、もう少し貴女の計画についてお聞かせ願いたいのですが。如何でしょうか?」

 

「いいですよ。私としてももう少し貴方に共犯者として働いて貰うつもりでしたから。」

 

 そんな誘いに連邦生徒会長はソファに座り直す。

 男は冷蔵庫からお茶やお菓子を出し、お茶を淹れつつ連邦生徒会長に話しかける。

 

「先ほど、依頼内容とは別に連邦捜査部S.C.H.A.L.Eの概要とかも送られてきて、いくつか気になる点があったのでいくつか質問をします。」

 

「S.C.H.A.L.Eの顧問になる先生とやらは、キヴォトスの外の人間なんですよね?」

 

「そうですよ。」

 

「でも、それってその先生は弾丸一発で致命傷になりかねませんよね?そのへんはどうやって対策するんですか?うちの製品の防弾アイテムとか持たせます?」

 

 流麗な所作で差し出された、目の前の机に麦茶の入ったマグカップと先ほど冷蔵庫から取り出されたお菓子を眺めつつ連邦生徒会長は口を開く。

 

「その必要はありませんよ。」

 

「何故?」

 

「先生には『シッテムの箱』というオーパーツをプレゼントします。そうすれば何とかできますから。」

 

 その回答に何か釈然としないような顔をしつつ、その他のことも聞いていく。

 

「SRTとかどうするんですか?あそこって会長直属の組織だから、多分貴女が居なくなったら、宙ぶらりんになっちゃうと思うんですけど。」

 

「…そ」

 

「そ?」

 

「そこまで考え回ってなかったです〜。」

 

「ハァ?」

 

 キヴォトスの治安に関するかなり重要な案件についてあの『超人』と呼ばれた彼女が考えを回していなかったことについて男は頭を抱えた。だが、男の頭の中である名案が閃いた。

 

「いっそのことシャーレ直属にしちゃいます?そうすれば私の護衛としての負担も減りますし、彼女たちの立場も守られます、あと、アビドス砂漠の引籠り共に対する手札は多いほうがいいですし。」

 

「それ、いいかもです!」

 

「マジかよ」

 

 咄嗟の思いつきが採用されたことに男は思わず素が出た。

 その後も男と連邦生徒会長の話は続いた。最後に、男は連邦生徒会長に対して最大の懸念点を伝えた。

 

「別に貴女が選んだ人だから、先生の人格面とかの心配はしていないのですが、これ、個人に持たせるには過ぎた権力じゃないですか?もし先生が誰かのせいで洗脳されたりしたら、本当にキヴォトスの危機になりかねませんよ?」

 

「万が一そうなった時のために補佐として貴方をつけるのですよ?」

 

「そういうことですか。あと、貴女への会社からの『お願い』の内容は後で電子データを送っておきます。別にそんなに難しいものではないですよ。」

 

 そんなことを話した後に、男と連邦生徒会長は立ち上がって握手を交わした。

 

「それでは、この依頼の完遂をお約束いたしましょう。」

 

「多分、顔を合わせるのはこれで最後になると思います。それでも、貴方と出会えて良かったと思います。『九ノ尾ホムラ』さん。これからのキヴォトスと、先生のことをよろしくお願いします。」

 

「承りました。それでは、本社共々、御贔屓にしてくださってありがとうございます。」

 

「あと、学校の先生の真似事をするみたいですが、宿題を出しておきます。失踪するまでに、ある程度の仕事の引き継ぎの用意と、貴女が主導している、エデン条約をどうにかする方法を考えておいてください。この調子だと、そこら辺のことあんまり考えてなかったと思いますから。」

 

「あ、あはは」

 

 痛いところを突かれた連邦生徒会長は、苦笑いするしかなかった。

 後日、モモトークに九ノ尾ホムラから、自分が先生の補佐をすることや、連邦生徒会に協力することを、他の連邦生徒会の人員に前もって知らせてほしい。連邦生徒会に行ったら問答無用で蜂の巣にされるのはゴメンだ。と言った旨のメッセージが送られてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、本来の流れから明らかに外れた先にある、もう一つの、少女たちの織り成す『青春の物語《Blue Archive》』そして、『あまねく奇跡の始発点』の始まりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設定:NTF相談所

 NTFコーポレーションが運営する、『家事代行から傭兵バイトまで。』をキャッチコピーに掲げる相互支援多機能生活支援アプリ。スマホさえあれば誰でも登録できる。

 会員費は月額2500円。

 NTFコーポレーション系列企業の商品を店頭よりも割安で購入することができたり、登録しておけば、登録者の適性に合わせた依頼を提示したりしてくれる。報酬は、一般のバイトよりも高額になっており、現在では、キヴォトスの住人の6割がこのサイトに登録している。

 また、いくつかの簡単な審査を通れば、プレミア会員になれ、プレミア会員は、他の会員よりも少し高い会員費を払うかわりに、通常よりもより質の高いサービスを受けることができ、希望すれば各自治区にあるNTFコーポレーションの運営する寮のような施設で衣食住を気にすることなく生活できる。

 なお、このアプリから提示された依頼をこなしている時や、寮内で問題を起こした場合は、プレミア会員の会員登録を消され、また一から出直すことになる。

 

ランク

 NTF相談所に自身を傭兵として登録した際に登録されるランク。E〜Sランクまであり、これは、現在の自身の実力を示したものである。

 ランクは難しい依頼を達成する。依頼の達成率が高い。依頼人や運営からの評価などの様々な要素から決まる。

 ランクを上げると、会員費の支払いが一部免除されたり、NTFコーポレーション系列企業での買い物をするときのクーポンがもらえたりする。

 また、トップランカーはお小遣い目的等で偶に依頼を受けていく各学園の最高戦力達となっている。

 

掲示板

 アプリに入っている機能の一つ。新参の傭兵やアルバイトなどの質問掲示板等の様々な種類のスレッドが常に立ち上げられている。

 

美食研の部屋

 NTF相談所の機能の一つかの有名な美食研究会が書き込みを行う、キヴォトスの食事処を紹介するための場所。運営が美食研にほかの人達にも美味しいご飯を食べてほしいという願いから立ち上げられた。質問箱に、このお店のレビューをしてほしいと書き込むと、そのお店のレビューなどが載せられるが、大半は爆破報告が載せられる。




 投稿頻度は不定期なので、あまり続きは期待しないでください。それでも、次回を全力で書いていきます。
 それではまた、お会いしましょう。
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