続・黒いガンダムの宇宙世紀   作:いずりょう

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第71話 月面戦線

 敵群は、そのまま一塊では来なかった。月面へ高度を落とす機体と、こちらへ向きを戻す機体に分かれ、後ろの艦艇も距離を保ったまま進路をずらしている。

 

『アーガマ正面、六機が再接近。さらに南寄りを三機が下降中』

「下降してる方はラーディッシュからも見えてるか?」

『共有済みだ。ヘンケン艦長も動きを追っている。アムロたちは正面を維持しろ。南へ引っ張られすぎるな』

「了解」

 

 ブライトの指示を聞きながら、アムロはデルタを少し上へ振った。目の前へ戻ってきたのはマラサイ二機とクゥエル系三機、それに可変機が一機。先ほどまでのように数で押し込むのではなく、横へ広がってアーガマ隊を南側へ向かせようとしている。

 

 カミーユのZが一機へ反応したが、アムロは先に声をかけた。

 

「カミーユ、右へ寄りすぎるな。そっちは見えてるだけで三機いる。俺たちはここを空けなければいい」

『分かってます。向こうが下がってくれないだけです』

「下げなくていい。前へ出さなければ同じだ」

 

 可変機が機首を下げ、Zの右側をかすめるように加速した。カミーユは追わず、人型のまま機体をひねって一射する。命中はしなかったが、敵はそのまま月面へ降りられず、いったん外へ逃れた。

 

 その間に左からクゥエルが二機入ってくる。アムロは一機へ撃ち返し、もう一機はエマのMk-IIが受けた。敵はそこで固まらず、後ろのマラサイと位置を入れ替える。射撃の間隔も短い。正面で足を止めさせている間に、別の三機を南へ回すつもりらしい。

 

『南側の三機、さらに下降。レイブン隊が一機を牽制、残りは月面沿いへ』

「ブライト、追わなくていいのか?」

『今見えている三機だけなら、レイブンとラーディッシュ側でも追える。こっちが崩れれば中央から追加を通される。お前たちはそのままだ』

 

 アムロも同じ判断だった。敵が見せた方向へ全部ついていけば、こちらの配置を相手に決められる。

 

 デルタへ向かってきたマラサイがライフルを連射する。アムロは減速して一発を前へ流し、二発目を機体の下へ抜いた。相手が射線を修正する前に距離を詰め、肩口へ一射する。装甲が弾け、マラサイが大きく姿勢を崩した。

 

 すぐ隣ではZが可変機を押し戻していた。カミーユは速度で張り合わず、相手がこちらへ向き直る瞬間だけを狙って撃つ。敵も正面からは入らず、もう一度距離を取った。

 

「そのままでいい。無理に落としに行くな」

『言われなくても分かってますよ』

「なら大丈夫だ」

 

 返した直後、共有表示の外周側で敵反応が増えた。

 

 南へ回っていた一群のうち、さらに数機がアルビオン側へ寄っている。先ほどまで外周を受けていたライラ隊の前へ、別の部隊が重なる形になった。

 

『アルビオン正面、敵増加。七機以上』

『こちらアルビオン。確認した。外周は維持する。アーガマは中央をそのまま頼む』

「了解した。こちらからは動かさない」

 

 シナプスとブライトのやり取りを聞きながら、アムロは外周の表示へ一瞬だけ目を向けた。ライラたちの四機は退いていない。アルビオンの前で間隔を広げ、新しく来た敵を受ける形へ変わっていた。

 

 こちらから援護へ行けば中央が薄くなる。アムロは視線を正面へ戻した。今は自分たちの場所を空けない方が、アルビオンの負担を増やさない。

 

 ◇

 

 敵が増えた時点で、ライラは四機をアルビオンへ寄せなかった。

 

 前へ出ていたユウのガルバルディβを少し外側へ振り、コウとキースのレゾルートを左右へ分ける。ライラ自身はその中央より前へ出た。四機をアルビオンの前へ固めず、敵が一方向へ火力を集めにくい間隔を取っている。

 

『七機。クゥエル三、マラサイ二、ハイザック二。後ろの三機は動きが揃ってる。先に前の四機を減らす』

『了解です』

『右のハイザックを取ります』

『左を見ます』

 

 ティターンズ側はマラサイ二機を先に出し、その後ろへハイザックが続いた。三機のクゥエルは少し距離を置いている。前の機体が射撃を始めても、すぐには加速してこない。

 

 コウは左側のマラサイへ照準を向けた。相手は真正面から撃ち合わず、一射しては軌道をずらす。その後ろから別のビームが来た。

 

 コウは機体を沈めた。さっきまで頭部のあった場所を光が抜ける。

 

『コウ、後ろのクゥエルまで見ろ。前だけに合わせるな』

「見えてます。二機目の射撃が早い」

『なら前を急いで落とそうとするな。キース、左へ寄れる?』

『行けます。コウ、そっちのマラサイを少し右へ振ってくれ』

「分かった」

 

 コウはマラサイへ距離を詰めると見せ、途中で推進を緩めた。相手が外へ逃げようとしたところへ一射する。避けた先にはキースがいる。

 

 キースの射撃がシールドへ当たり、マラサイの姿勢が崩れた。追い打ちはしない。キースはそのまま向きを変え、コウの上から入ろうとしていたハイザックへ二射した。二発目が胸部へ入り、機体が爆発する。

 

 右側ではユウが別のハイザックを相手にしていた。射撃をかわした直後に加速し、距離を詰める。敵がサーベルへ持ち替える前にライフルを持つ腕を撃ち抜き、続けて胴体へ一発を入れた。

 

『右、一機撃破。マラサイがこちらへ回ります』

『そのまま取って。私は中央を見る』

 

 ライラの前では、クゥエルの一機がようやく動き始めていた。先に出たマラサイの後ろへつくのではなく、外側から速度を上げ、迷いなく距離を詰めてくる。ライラは正面から受けず、横へ機体を流した。クゥエルの射撃が深緑の機体を追う。その間にマラサイがコウ側へ回ろうとしたため、ライラはクゥエルを追わず、マラサイへ一射した。

 

 敵もすぐに入れ替わる。クゥエルが引き、今度は後ろにいた二機目が前へ出る。三機とも改修型らしく、古いクゥエルの動きではない。それ以上に、互いの距離を崩さない。

 

「三機だけ別口ですね」

 

 コウが言うと、ライラも短く返した。

 

『見れば分かる。あれに引っ張られるな。前の四機を先に崩す』

 

 残ったマラサイがコウへ向かう。コウは一度射撃をかわし、追ってきたところで機体を反転させた。正面へ出るのではなく、相手の側面を通り過ぎる。振り向いたマラサイへキースの射撃が入り、背部の推進器が砕けた。

 

 それでも敵は止まらず、ライフルをこちらへ向けようとする。コウが胴体へ一射した。マラサイはそこで爆発した。

 

『ウラキ! てめえ、そこにいるのか!』

 

 突然、共通回線に男の声が割り込んだ。

 

 コウの手が一瞬だけ止まりかける。聞き違える声ではなかった。

 

「……モンシア?」

『キースもいるんだろ! こっちはベイトもアデルも一緒だ!』

 

 意図的に開かれた回線だった。前へ出ていたクゥエルが、こちらへ機首を向けたまま加速する。

 

『コウ、通信に付き合うな』

「すみません。もう大丈夫です」

 

 コウは照準を戻した。

 

 モンシア機らしいクゥエルが正面から詰めてくる。昔なら、その勢いを受けて一度下がっていたかもしれない。コウは下がらず、射撃をかわしながら横へずれ、すれ違う直前にライフルを撃った。モンシア機も反応し、シールドを上げる。ビームが表面を焼いたが、致命傷にはならない。そのまま互いに距離が開いた。

 

『ちっ……!』

 

 コウは返事をせず、照準を次の機体へ移した。その時、別のクゥエルが横へ入った。射撃が来るより先にキースが割り込み、レゾルートのシールドで受ける。衝撃で機体が流れたが、キースは姿勢を崩さず撃ち返した。

 

『三人とも来てるのかよ……』

「そうみたいだ」

 

 その間にユウが右側から戻ってきた。相手にしていたマラサイは片腕と推進器を失い、戦域から離れている。ユウ自身には目立った損傷がない。

 

『右の一機、離脱しました。そちらへ戻ります』

『了解。コウとキースは正面。ユウは右、私は左。三機をばらけさせる。単独で追うな』

 

 残っていたハイザックが、その配置が整う前にライラへ射撃した。ライラはかわし、撃ち返さずに加速する。ハイザックが追って機首を向けた瞬間、右からユウのビームが胴体を抜いた。

 

 爆発の向こうで、三機のクゥエルが間隔を取り直す。マラサイもハイザックも、戦線に残っていない。モンシア、ベイト、アデルの三機だけが、アルビオン隊の四機と向き合っていた。

 

 三機になっても、クゥエルはばらばらには動かなかった。

 

 中央のモンシア機がコウへ出ると、残る二機は少し遅れて左右へ開いた。モンシアだけを追えば横から撃たれ、左右を先に見れば中央が詰めてくる。前に出る一機を残る二機が支える形は、コウにもキースにも見覚えがある。

 

 ただ、それだけで今の動きまで読めるわけではない。機体も違えば、四年も経っている。

 

『コウ、モンシアに付き合いすぎるな。キースは左、ユウは右を広く見て。私は中央を動く』

「了解です」

『任せてください』

 

 モンシア機が先に撃った。コウはレゾルートを横へ振ったが、その回避先へ別のクゥエルから射撃が重なる。機体をさらに沈めてかわしたところへモンシアが距離を詰め、三射目が右前腕の装甲をかすめた。

 

 警告は出たが、腕もライフルも動く。

 

 コウは下がらず、逆にモンシアの横を抜けた。振り向きざまに一射するが、相手もすぐシールドを上げる。ビームが表面を焼いただけで、クゥエルはそのまま向きを変えた。

 

『やるようになったじゃねえか、ウラキ!』

 

 モンシアは先ほどから開いたままの回線で叫んだが、コウは返さなかった。

 

 別のクゥエルがこちらへ寄ろうとしたところへキースが入り、射撃を一発受ける。シールドの端が弾けたものの、キースはその場に留まらず、敵の外側へ回りながら撃ち返した。クゥエルも避け、その動きでモンシアとの距離がわずかに開く。

 

 そこへライラが入った。モンシアではなく、後ろへ残っていた三機目へ一射する。敵が回避した先には、すでにユウが外から回り込んでいた。

 

 濃紺のガルバルディβが一度だけ撃つ。クゥエルは直撃を避けたが、さらに外へ逃げたため、残る二機から離れた。

 

『ユウ、そのまま追わなくていい。戻るところを見て』

『了解』

 

 三機を完全に分断するほどの距離ではない。それでも、モンシアたちは互いを援護するため、少しずつ動く範囲を狭められていた。コウの前へモンシアがもう一度出る。その脇を別の一機が抜け、キースへ向かう。キースは射撃を二発かわしたものの、三発目がすでに損傷していたシールドへ入り、外周部が大きく砕けた。

 

『盾がもたない! でも機体は平気だ!』

『捨てて。コウの左へ戻って』

 

 ライラの指示を受け、キースはシールドを切り離した。その間にも相手は詰めてくるが、今度はコウがモンシアを追わずに向きを変え、キースへ向かったクゥエルへ射撃した。

 

 敵はキースへの攻撃を続けられず、一度横へ逃れる。

 

 入れ替わるようにモンシアがコウへ来た。コウは正面から受けずに加速した。互いにすれ違い、モンシアが振り向くより先に大きく角度を変える。相手もすぐ追従したが、コウはそこで撃たなかった。

 

 モンシアがこちらへ照準を合わせるため、わずかに機体を止める。

 

 その横からライラの射撃が来た。モンシア機はシールドで受けたものの、一発では済まない。コウも続けて撃ち、二射目がシールドの端を吹き飛ばした。モンシアは前へ出続けず、残る二機の側へ戻る。

 

 その動きを見て、今度はユウが加速した。

 

 外へ開いていたクゥエルがモンシアを援護しようと向きを変える。その瞬間にユウが側面へ入り、一射目をかわされた後も距離だけを保った。敵がユウへ機首を向ければ、今度はキースの射線に入る。

 

 クゥエルがどちらを取るか迷った時間は短かった。それでも十分だった。キースの一射が背部へ入り、片側の推進器が弾けた。姿勢を立て直したところへユウがもう一発を当て、脚部側の推進器も止まる。機体そのものはまだ動くが、それまでの加速はもうできない。

 

『一機、機動低下』

『それ以上は追わなくていい。残りを見る』

 

 ライラは損傷機へ向かわず、モンシアともう一機の間へ位置を変えた。三機はまだ戦う形を保とうとしていた。機動力を落とした一機を後ろへ回し、モンシアともう一機が前へ出る。モンシアがコウへ向かう一方、もう一機はライラへ射撃を集中させ、その隙に損傷機を離そうとしている。

 

 ライラは二発をかわしたが、三発目が腰部装甲を削った。姿勢がわずかに流れる。それを見た敵が距離を詰めたものの、ライラは無理に立て直そうとせず、そのまま流れながら撃ち返した。

 

 敵が避ける。そこへコウが一射した。ビームがライフルを持つ腕の付け根へ入り、右腕が武器ごと離れる。クゥエルは残った腕で姿勢を保ちながら後退したが、肩と胸部にも破片が食い込み、動きが目に見えて鈍った。

 

 その間も、モンシアはコウから離れなかった。傷んだシールドを捨てると、射撃を切らさないままさらに距離を詰めてくる。コウは二射をかわしたものの、三発目が肩の装甲を削り、レゾルートがわずかに流された。

 

 以前なら、その一瞬で立て直しを優先していただろう。だがコウは機体を止めず、流された勢いをそのまま横方向への移動に変えた。モンシアもすぐ追従したが、正面へ戻ろうとしたところへキースが入る。コウを追えばキースに側面を取られ、キースへ向けばコウが自由になる。モンシアは強引に二機の間を抜けようと加速した。

 

 そこへライラが斜めから一射を入れた。

 

 直撃を避けるためモンシア機が姿勢を変える。コウはその動きを見てから照準を修正し、左脚部へ撃ち込んだ。ビームは装甲を深く抉り、内部の推進器まで巻き込んで破裂する。クゥエルが大きく傾いたが、コウが距離を詰める前に、片腕を失っていたもう一機が間へ割って入った。残った武装で牽制を続け、その間にモンシアは姿勢を立て直す。

 

 三機とも、まだ戦えるだけの余力は残していた。しかし最初の一機は背部と脚部の推進器を傷め、もう一機は片腕を失ったうえ上半身にも損傷を抱えている。モンシア機もシールドを失い、左脚から噴射が不規則に漏れていた。先ほどまでと同じ速度で攻め続けられる状態ではない。

 

 それでも三機はそこで崩れなかった。機動力を落とした機体を後ろへ置き、残る二機が左右へずれて射線を確保する。前へ出る代わりに互いの退路を守る配置へ変わり、少しずつアルビオン隊との距離を広げ始めた。

 

 コウはライフルを向けたまま、その動きを追った。

 

「ライラ大尉、追いますか?」

 

『いや。あそこまで下げれば十分だ。私たちの仕事はあの三機を落とすことじゃない。アルビオンの前へ戻るよ』

 

 ライラが先に機体を返し、ユウも外側から合流する。ユウの機体には目立った損傷はなく、キースはシールドを失って左肩に浅い被弾、コウも右前腕と肩の装甲を削られている程度だった。ライラ自身も腰部に損傷表示が残っているが、四機とも戦闘を続けられる。

 

 コウが最後にもう一度振り返った時、三機のクゥエルは損傷機を置き去りにすることなく、交互にこちらへ機体を向けながら後方へ離れていた。

 

 コウもそこで照準を外し、アルビオンへ機首を戻した。

 

 ◇

 

 アルビオン艦橋では、先ほどの共通回線の記録がそのまま残っていた。

 

 シナプスは外周の戦況表示を確認しながら、戻ってくる四機の状態を順に見ていく。横にいたバニングも、敵側へ離れていく三機からしばらく目を外さなかった。

 

「……間違いなく、あいつらです。モンシアにベイト、アデル。声まで聞けば見間違えようがありません」

「そうか。三機とも後退に入った。こちらの四機も継戦可能だな」

「はい。キースのシールドと、コウとライラに軽い損傷。ユウはほぼ無傷です」

 

 バニングはそこまで報告してから、もう一度だけ三機の航跡を見た。何か言いたげに口を閉じたが、シナプスは急かさなかった。

 

「外周にはまだ敵が残っている。ライラには今のまま実戦指揮を任せる。こちらは艦の位置を少し月面側へ寄せるぞ。次の動きがあるなら、今の正面だけとは限らん」

「了解です。残敵と推進剤の状況もまとめます」

 

 バニングは表示を切り替えた。モンシアたちへ通信を送ることも、ライラへ追加の指示を出すこともしなかった。

 

 ◇

 

 アムロが正面のクゥエルへ一射すると、敵は反撃せずに距離を取った。その向こうでもマラサイ二機が後退を始めている。カミーユのZは可変機を追わず、エマたちもアーガマから離れすぎない位置へ戻っていた。

 

『アルビオン外周、敵部隊を押し返した。MS隊は全機継戦可能』

『ラーディッシュ側も正面は維持している。こちらへ食い込んだ部隊は後退中だ』

 

 共有回線へ続けて報告が入り、アムロは正面表示を縮小した。

 

 アーガマの前も崩れていない。アルビオン側も持った。月面寄りではレイブン隊が残る敵を押さえ、ラーディッシュ側でも前線は保たれている。

 

 そこで新しい警告が表示の外側に出た。

 

『フォン・ブラウン方面に敵反応。複数機が外縁へ接近しています』

 

 ブライトがすぐに確認を返す。

 

『こちらの戦線を抜けた機体か?』

『違います。現在交戦中の帯より月面側です。こちらで捕捉する前から別経路を進んでいた可能性があります。すでにフォン・ブラウン外縁まで近い』

 

 アムロは航跡を拡大した。

 

 自分たちが相手にしていた機体が抜けた形ではない。表示された線は交戦区域の外を大きく回り、月面へ沿ってフォン・ブラウンへ向かっている。

 

「最初から、こっちとは別に回してたのか」

 

 断定できるのは、それが今まで正面にいた部隊ではないことだけだった。

 

『アーガマ隊、目の前の敵を深追いするな。中央を残したままフォン・ブラウン側へ寄る。ラーディッシュとアルビオンには情報を共有済みだ。各艦も残敵を見ながら配置を変える』

「了解。カミーユ、まだ行けるか?」

『行けます。Zも問題ありません』

『Mk-IIも継戦可能です。アポリーとレコアもついてきています』

 

 アムロはデルタを月面へ向けた。

 

 少し離れた表示では、レイブンも独自に進路を変え始めている。アルビオンは外周へ残した敵との距離を確認しながら月面側へ寄り、ラーディッシュもフォン・ブラウン方面の索敵範囲を広げていた。

 

 高度を落とすにつれて、月面の地形が正面モニターへ大きく映る。

 

 フォン・ブラウン外縁へ近づいた敵機は、もう高い軌道にはいなかった。施設群の上を低く走る推進光がいくつも見え、その手前でビームが交差する。

 

 アムロはデルタをさらに降ろし、こちらへ向きを変えた一機を照準へ入れた。




あの三人がいました。アルビオンみて話しかけてきた感じですね、大ベテランですがこちらにはかないません。ライラとユウちゅよい

次回更新後少しの間おやすみをいただきます。
理由としてはちょっと詰まってるので原作見直しとストックを貯めたいからです。申し訳ありません
そこまで長いお休みにはならないと思います。大筋は決まってるのですが間の展開をやりなおしまくってて止まってました。
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